nana624.png

2011年01月26日

「ラッキープールが聴こえる」のつづきのつづき

The Great Escape


ようやく、昨日(1/25)の夜遅くに研音公式で片瀬那奈ちゃんのTV出演情報が更新されました。今週末から来週に掛けて、具体的には「1/27(木)」から「2/3(木)」まで、片瀬那奈ちゃん出演番組が目白押しです。其の後も、既に三月までの予定が、あくまでも一部ですが既に明かされております。

注目すべき点は多々在りますが、あたくしとしましては来週に出演される「ネプリーグ」と「VS嵐」が、どちらも「ジーン・ワルツ」チームでの御出演ってのが興味深いですね。現在、片瀬那奈ちゃんはフジテレビ系では連続ドラマ「外交官・黒田康作」にレギュラー出演されているのですが、どうやら其の番宣番組は「諸般の事情」で収録が困難なのかもしれません。

其れで、タコちゃんねるが何ゆえ、映画「ジーン・ワルツ」の宣伝に力を入れるのか?ってのも何となく気になるのですけど、兎も角、来週の片瀬那奈ちゃんは「ジーン・ワルツ」を中心に動くと推察されるのは確かな事でしょう。日曜日の特別試写会に始まり、土曜日の初日まで、既に収録済みの「ネプリーグ」と「VS嵐」以外にも、うっかり「宣伝隊長」ぶりを発揮されないとも限りません。

ハッキリ云いますけど、日曜(1/30)と土曜(2/5)の「舞台挨拶」は、あたくし的には「確定」と思って居ります。(えっと、あくまでもあたくしの判断ですので、鵜呑みにはしないでね。)ならば、其の間に「録画収録番組」だけで片瀬クンは納まるのか?と考えるとですね、「否、片瀬クンは、他にも企んでおられる」と思うしかないのだ。


(小島藺子)



「ジーン・ワルツ」公式サイト

posted by 栗 at 02:23| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「コピコン・リマスターズ」#07(2004年12月)

Get Back - The Beatles' Let It Be Disaster


アルバム「LET IT BE」にまとめられる「THE GET BACK SESSIONS」が始まったのは「レコーディング・セッション」によると1969年1月22日である。つまり正式に録音されたのは其れからで、30日の伝説のルーフトップをハイライトに翌日のポール中心のスタジオまでの十日間になる。となるとそれほど酷いセッションではないし、アルバム「GET BACK」もお蔵入りするほど悪くは聴こえない。

だが「THE GET BACK SESSIONS」は「1月2日から始まった」ことになって居る。トゥイッケナムでのリハーサルや21日のアップル・スタジオはレコーディングされていないから「レコーディング・セッション」には記載されない。なのに其のすべてが音源として残された為、とんでもないことになった。何故リハーサルばかりか会話までもが残って居るかと云うと、撮影されて居たからで、ブートで出回って居るのはほとんどが此の映画撮影用の音源だ。

通称「ゲバロール」(いや命名イコだけど)はAロールとBロールがあって、ルーフトップではCロールとDロールにBロールのサブがふたつの計6ロールもある。まぁ当然ルーフトップは8トラックで正式にレコーディングもされているけど、其の侭のカタチでは公式に発表されていない。よーするに沢山の音源が残っていて、例えばAロールだけでもCDで70枚以上もある。残っているなら全部聴いてみたくなるのだけど、実際に聴くと「ぐったり」してしまうんだな。

でも「THIRTY DAYS」と云う編集盤がある。此れを聴けばええ。まとまった演奏を中心に曲単位でトラック分けされているのも便利だ。でもでもCDで17枚もある。ビートルズの公式盤よりも多い。でもでもでも、例えば一枚モンの「LOVE ME DO」じゃ物足りないし、ゲバロール全部聴き返すのは老後の楽しみでもええ。贅沢な悩みだなぁ、嗚呼、楽しいな。

映画「LET IT BE」は、何故か商品化されていない。海外でレーザーディスクが発売されたことが在るけれど、当然廃盤だ。てかレーザーディスクって何だか知らないひとも多いだろう。かつては名画座でよく上映されたし、フィルム・コンサート(死語)や「ビートルズ祭」でも定番だったし、70年代にはかまやつひろしのナレーション入りでテレビ放映もされ、80年代には字幕ノーカットでも放映された。余談だけど「HELP!」は吹き替えで放映されたこともあった。

観ようと思えば観れる時代なので、あたしは何故か字幕入り(粗悪なブートだね)とレーザーディスク落としの鮮明なヴィデオ(ALL GREENのモノです。モノクロ映像のアウトテイクも満載のヤツね)二本と、DVDを持っている。但しDVDは「LET IT BE...NAKED」仕様のモノで2003年のプロモはともかく、CD音声を映画のシーンにかぶせた編集は面白いのか御苦労さまなのか、よく分らないね。(【注】其の後も延々と公式発売されていない「LET IT BE」は、2011年の現在では、鮮明な本編や労作過ぎる未公開映像集なども多くブートDVDで観る事が出来ます。)

此の映画や膨大なゲバロールが面白いのは、ビートルズがどうやって曲を作っていたのかを観たり聴いたり出来る点に尽きる。映画は暗いと云われるけれど、最後のルーフトップの素晴らしさですべて帳消しになる。とにかく屋上の映像だけでも正式に発売しなければイカンだろう。

「THE GET BACK SESSIONS」と呼ばれ、当初はアルバムも「GET BACK」だったのに、リハーサルが始まった時点で「GET BACK」と云う曲は存在していない。ゲバロール音源を聴き進めると、此の曲の誕生の瞬間に立ち会うことが出来る。他の楽曲もすべて変貌していくし、映画でも見られるポールとジョージの口論も生々しい。簡単に云うとポールがジョージのギターに駄目出しをして、切れたジョージが「分ったよ云う通りに弾くし、弾くなって云うなら俺はやめる」とトンズラこく。ジョンは「ええよ、代わりにクラプトン呼ぶべ」とぬかす。挙げ句に酒をしこたま呑んだジョン、ポール、リンゴは三人で滅茶苦茶な演奏を展開する。

さて、だらだらと「THE GET BACK SESSIONS」について書いておりますが、此れはハマると抜け出せません。良い子はおとなしく「LET IT BE」と「LET IT BE...NAKED」だけを聴いて、あとは「ANTHOLOGY3」のDISC2-1〜12、21(一応22もか)とシングル「GET BACK / DON'T LET ME DOWN」「LET IT BE」を聴いて、そのうち発売される映画「LET IT BE」DVDを待つことですね。

それで満足出来ない方は、もう諦めて「THIRTY DAYS」を聴きましょう。17枚組ですけど、現在では一万円位で新品が買えます。ほとんどが70分前後目一杯詰め込んであります。DISC14と DISC16とDISC17だけ収録時間が短いのは、ルーフトップ完全版のこだわり編集(DISC14)と、31日の完全版をDISC15と16に収録したのと、最後はアルバム「GET BACK」第一版の復刻盤だからでして、いやとにかく全部聴くのに20時間近くは掛かりますな。そんなに聴いてられませんよね。でもゲバロールを全部聴いたら軽く100時間は超えるので、くれぐれも「DAY BY DAY」とか「B ROLLS」なんてモノには手を出さないのが賢明です。

同じ様にBBC音源もオフィシャルの二枚組で充分ですよ。ウチには何故か10枚組の箱がありますけど、いらないいらない。いつ誰が聴くんだよ。ジョンの「LOST LENNON TAPES」なんかも、おとなしくヨーコ様が編集して下さった4枚組のBOXとか、今年(2004年)に出たCCCD「アコースティック」とかで満足しましょう。あれだけ全部聴くのだって偉い時間が掛かりますからね。「CHILD OF NATURE」が入ってないぞ!とか云って「LOST LENNON TAPES」を延々30枚以上聴くなんてことは止めましょう。

ビートルズの未発表音源なら「ANTHOLOGY」で充分です。6枚も在るしDVDは10時間も在るんですからね。まあ「ANTHOLOGY」だと1枚目の22曲目にはデビュー曲の「LOVE ME DO」に到達しますけど「THE BEATLES COMPLETE」ってのだと3枚目の22曲目ですね。つまり58曲目になりますけど、気にしないことです。36曲の差は何なんだ?とか絶対に考えてはいけませんよ。ほら「THE CAPITOL ALBUMS VOL.1」も出たじゃないですか。みんなで仲良くCCCDの日本盤を聴きましょう。ブートは違法ですよ。輸入盤も違法になりますよ。ぐぐってダウソしたりしないでね。

「ゲバ音源」で初めて手に入れたのは「SWEET APPLE TRAX VOL.3」だったと思う。「ブラックアルバム」も欲しかったのだけど、とんでもなく高価で、当時は「海賊盤辞典」すら発売されていなかったから曲名でなんとなく判断するしかなくて、もう博打だったんだ。ぼくが入手した「SWEET APPLE TRAX VOL.3」は2枚組で、音が悪くて、其れでも何回も聴いて居た。当時は分らなかったけれど、きっと他のアレとかナニとかがフェイク音源満載だったけど「ゲバロール」だけは本物だったからなんだろうな。

CD 時代になって驚愕の音源が沢山聴ける様になり、狂った様に買い漁ったけれど、一番大きな買い物は「THE GET BACK JOURNALS」だった。内容はもう充分理解していて、そんなものに三万円も払うのはどーかして居た。CDで8枚組で、全部聴くのに9時間以上掛かった。其れで、もう此の音源を聴くのはやめようと決意した。

だけど「THE ULTIMATE COLLECTIONS」が出た時は、三箱(CD12枚ですね)を一気に買ってしまい、たまたま一緒に居た全くビートルズに興味がない友人に「あんたは莫迦か?」と真顔で云われた。「DAY BY DAY 」を買って居た頃には、よりによって店員さんに「本気で全部集めるつもりなんですかぁ?こんなもん聴いて面白いんですかぁ?」と云われたけど、随分と親切なひとだったなぁ。そーいえば、彼を最近見かけなくなったけど、どーしちゃったのかなぁ。

確かに「THIRTY DAYS」を聴くと、もう此れでいいじゃないか、と思える。そうだ、あの時店員さんにも「いえ、もうホントは『THIRTY DAYS』で充分なんですけどね」と答えたのだ。こんなに良い音で聴ける様になるなんて思ってなかったよ。ルーフトップを聴かせた若いコは「素晴らしいけれど、音が悪い」と云ったけどさ、そりゃ分らないよな。何だか「戦後の食料が無い時代」を知らないからどーのこーのって云ってた人の気持ちが分った気になるよ。

「THE GET BACK SESSIONS に熱を入れているファンでなければ、これだけ持っていれば事足りるのではないかと思われる」とまで書かれた名作「THIRTY DAYS」を聴きながら、僕は思う。

「もっともっと、ビートルズを!」


(小島藺子)



初出「COPY CONTROL」
 「LOVE ME DO」(2004-12-9)
 「NO PAKISTANS」(2004-12-10)
 「SWEET APPLE TRAX」(2004-12-11)
 「VEGEMITE」(2004-12-12)


posted by 栗 at 00:10| FAB4 | 更新情報をチェックする