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2011年01月16日

「やっぱり、お前かっ!」

C (宝島SUGOI文庫 A み 3-1)


片瀬那奈ちゃんを語るサイトで「プロレス」ネタ連発ってのも如何なものか?なのですが、もう少しお付き合い下さい。

あたくしはプロレスを年間50興行くらい生観戦していた時代(1992年〜1998年)に「おいおい、こんなもん観てらんねーよ」と中座した事が壱度だけあります。其れはパンクラスの後楽園ホール興行でして、お目当てはメインの「鈴木みのる」だったのです。当時の彼は現在の「マヨネーズ和えチキン好き」なお腹がポッコリした体型ではなく、正に「猪木の後継者は、みのるだ」と思わせる「ハイブリット・レスラー(死語)」でした。

其の全盛期のみのるがメインで出る後楽園となれば、其の前に行われた今は亡き「無我」の興行(@恵比寿)との昼夜ダブルヘッダーも厭わず駆けつけたわけです。「無我」の興行も満足がゆくものでしたけど、其の日のメインは「鈴木みのる」でした。

ところが、休息時間に松葉杖をついた痛々しい姿のみのるが登場し、怪我による欠場の挨拶をしたのだ。メインが吹っ飛んじゃったわけで、あたくしと友人は「ふざくんな!」とばかりに中座し会場を後にしたのです。でもですね、其れは不慮の事故だったから致し方ない事なんです。

あたくしが観たプロレス興行で最も不満なのは、以前も書いた通り「1985年12月12日の宮城県スポーツセンターに於ける新日」なのだ。其の日は「IWGPタッグ・リーグ優勝決定戦」が行われたのです。ブロディ&スヌーカ組が首位で、猪木&坂口組と藤波&木村組が同点二位って星取りで、猪木組と藤波組が決勝進出戦を演じた後でブロディ組と決勝戦って流れになっていたのです。

でも、仙台にブロディは来なかった。其の内幕は、主に「ミスター高橋」によって暴露されて来ました。曰く「元々、藤波組の優勝とのブックに最後まで納得しなかったブロディが切れた」とか「折角、オレ様が坂口の脚をダメにして欠場ってアングルを無視して坂口が出るって云ってんのは何なんだ?とブロディが切れた」とか、よーするにブロディが悪いって話になってるんですよ。

だけど、そーゆーのを上手くまとめるのがピーターの役目だったんじゃねーの?ピーターはプロレス本を書き続ける事でしか生計を立てられないのでドドンガドン!と沢山本を出しています。そーするとですね、より詳細な記述に走らざるをえなくなりますね。一昨年(2009年)に上梓された『新日本プロレス伝説「完全解明」』(宝島社)あたりになりますと、件のブロディ「ボイコット」事件に関してもより詳しく書かれています。

其処で問題となるのは「偶然、猪木さんがひとつ遅れた外人レスラーと同じ新幹線に乗り合わせていたので、私は藤波のドラゴン・スープレックスで寝てくださいと打診した」なんてゆー「ファンタジー」や「メルヘン」が入ったピーターの自惚れ全開節ではないのだ。ピーターは、ブロディに新幹線が発車する前に「坂口は出ます」って云っちゃったと書いているのよさ。

何だ、そりゃ?そんなことを云ったら、ブロディが怒り狂うって分かってるじゃん。よーするに、高橋のボケが余計なことを云わずに仙台までブロディを連れてくれば好かったってだけじゃん。どー考えたって、外人担当のピーターが痛恨のミスを犯しましたって話を、自分でカミングアウトしてるわけじゃん。其れなのに、エラソーに「藤波が猪木さんをフォールする演出を提言したのは自分なのだ」なんて続けるんだから、笑止千万だぞ。

そーか、そーだったのか、あたくしがブロディに逢えなかったのは、おまいのせいだったんだな。何が「ファンからの不満は出なかった」だよ。アノ日、会場に居たあたくしは忘れないぞ。会場のファンは殺気立っていたよ。「地方だからって、なめんな!」「ブロディを出せ!金返せ!」って暴動寸前だったぞ。ピーター、いい加減な事ばっか書いてんじゃねーよ。


(小島藺子)


posted by 栗 at 17:40| KINASAI | 更新情報をチェックする

「タイガーマスクはプロレスラーなんだよ」

子殺し 猪木と新日本プロレスの10年戦争


本日(1/16)に放送された「ワールドプロレスリング」は、「1・4東京ドーム」からだったのですけど、何故かまたしても「永田さんvsみのる」ではなく「真壁vs田中」と「内藤vsジェフ・ハーディー」でした。「永田さんvsみのる」は、ようやく次週(1/23)に放映されるみたいです。

本当なら来週は、前日(1/22)の後楽園ホール大会を流して欲しいトコなのだ。でもですね、現在の新日はオフでして、1/26からシリーズが始まる(1/22と23の後楽園ホールはジュニアの大会)って流れなわけで、其処でのビッグマッチは1/30の「小島vs真壁」なのです。必然的に放送出来るのは翌週(2/6)になってしまいますので、1/30分のストックが必要なわけだ。

でもですね、折角土曜日の深夜(正確には日曜日)に地上波唯一の放送枠を持っているのですから、土曜日の試合を撮って出し位はしなきゃイカンでしょう。プロレスは試合結果が全てではありませんが、矢張り結果を知らずに観た方が面白いに決まっています。放送が一週間も二週間も先では、知りたくなくとも結果は分かってしまうのですよ。

ところで、最近は毎日「お相撲さん」に遭遇する日々を送っているのですが、本当に両国も「ニギニギ」しなくなっちゃったのですね。初場所が行われているってのに、全然盛り上がってません。三日目のテケツが五千枚も売れ残った(両国国技館のキャパから考えて、半分は空席)って話はマジですよ。毎日目の当たりにするお相撲さん達は、デカくて強そうなのですけど、だからって人気には繋がらないのです。

プロレスやお相撲が衰退したのは、所謂ひとつの「ガチ」を売りにした総合格闘技でプロレスラーや元・お相撲さんが惨敗し続けたって事にも原因があったのでしょう。然し乍ら、今や其の総合格闘技とかK-1とかも堕ちてしまった。日本のプロレスの源流は、お相撲です。プロレスが成功したのは、決して「親殺し」をしなかったからなのだ。「ガチ」を謳った総合やK-1は、平気で其の源流を蔑ろにしてのし上がろうとしました。

かつてアントニオ猪木は云った。「プロレスで一番大切な事は、対戦相手との信頼関係だ」と。どんな暴露本よりも、猪木の此の発言は重い。完全にカミングアウトしてんじゃん。其れなのに、僕らは猪木に熱狂したのです。アントニオ猪木は、本物のプロレスラーでした。佐山は「嫌々、虎の仮面をつけて飛んだり跳ねたりしてた」と云ったけど、格好良かったんだよ。もう、あたくしはアノ頃の様な感動をプロレスから受ける事はないのでしょうか。プロレスの世界には、もう伊達直人は現れないのでありましょうか。そんなことは、断じて無い!


(小島藺子)


posted by 栗 at 14:28| KINASAI | 更新情報をチェックする