「(神楽鉄馬の墓を見て)これは、、、何かの冗談ですよね?(嵐山、無情にも真実だと首を振る)じゃあ、じゃあ、今までのあたしは何だったの?(北村に掴み掛かり)北村ぁーっ!うぉおおーっ!おとうさぁーんっ!!」(「鉄板少女アカネ!!」2006年)
本日(9/29)は、TAJIRI、真壁刀義、そしてビビる大木さんのお誕生日です。皆さん御目出度う御座居ます。「最高食材シリーズ」復活して欲しいナァ。
さて、今回選んだのはまたしても「西豪寺エレナ様」の名セリフです。もうね、エレナ様は全部が名セリフですから。此れは最終話からでして、打ち切りって残念な結果になったから改変されたのかもしれませんけど、此の物語は「ミクロちゃんvsエレナ様」の料理対決で引っぱって来たわけですよ。其れがですね、いきなりだナァで最終話でミクロちゃんの父親「神楽鉄馬」が既に亡くなっていたとの衝撃の事実が明かされます。
娘であるミクロちゃんは当然乍ら茫然自失ですが、エレナ様も嵐山の命令で鉄馬を探し求めていたわけです。正に、エレナ様の自我が崩壊する場面でした。挙げ句に、実は嵐山は鉄馬の実の父親で、つまりミクロちゃんの祖父だったのでありましたっ。何じゃ、そりゃ?他の主要人物も全員「嵐山の弟子」で、結局は踊らされたエレナ様が最大の被害者だったのでした。
其れでもメゲないエレナ様は、土下座で情に訴えて「宿敵・ミクロちゃん」とまさかのタッグ結成、大会もプロデュースして大勝利!フードパークも大成功!!と経営手腕を見せ付けます。素晴らしいっ。
メインのキャラがほとんど土下座するドラマでしたが、エレナ様は部下も引き連れての大勢での「掟破りの逆土下座」を決めましたので、最も強烈なインパクトを残します。ま、片瀬那奈ちゃんは「土下座」が必殺技のひとつですから、年季も違うのですよ。其れにしてもですね、どー考えても嵐山が壱番の極悪人なのに、土下座しやがらねーんだよね。
演じるのは竜雷太さんですけど、実は、彼はあたくしが生まれて初めてサインしてもらった俳優サンです。小学生の時に、田舎のデパートで「ピカソ展」をやっていて観に行ったのです。そしたら、当時「太陽にほえろ!」でゴリさん役だった竜さんが同じデパートでサイン会をしていたのでした。「あっ、ゴリさんだ」ってんで、一緒に行った友達全員でサイン会に参加しちゃったのよさ。ドーランを塗っていたので、吃驚しました。男の人が化粧している顔を初めて観たのは、グラムロックではなく、竜雷太だったのよさ。
(小島藺子/姫川未亜)