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2010年09月25日

「無惨な夢ちゃん」

Rumours


総合格闘技「DREAM 16」をTBSで放送したので観ました。三時間の特番ですけど、何故か前半の1時間半は前座の拳闘試合でして、此れがもうしょっぱい試合なんですよ。亀2号の頭突きが決め手の判定勝ちってのもアレだけど、坂田も嫁サンと娘を連れて来るってTBS的なホームドラマ展開は好い加減にして欲しいですね。此れって、マジで世界戦だったんですかぁ?

さて、20時半を過ぎてようやくメインの「DREAM 16」に切り替わりまして、こっちは録画を撮って出しでしょう。ハンセンが所にガチで勝った最初の試合は好かったんですけど、其の後はグダグダでした。壱番の売りだった「石井vsミノワマン」の「しょっぱさ」は何なんだ?本当に、石井は使えません。コーナーに詰めて倒して横四方の繰り返しで、小さいミノワマンの返し技が怖くて其処から何にも出来ないんですよ。よくもまぁ、猪木のテーマで入場出来たもんです。東スポによれば、勝ったら「1、2、3、ダァー!」もやるって事だったのに、判定で勝ってマイクを渡されてもオドオドしちゃってお話になりません。マジで、向いてないと思うので、未だ若いんだから転職した方が好いと思います。試合前のレポートで青木ゆうこりんが「相変わらず、何を考えてるのか分らない表情の石井選手です」って云ったのが最大の見せ場でしたね。

サクの試合も、最早「サクが出てますよ」って客引きでしかなくなりまして、付加価値として「サクが初めて!」って場面を魅せるって事になってます。もう誰もサクが勝つなんて思ってないよね?41才だから「バカボンのパパ」って時点で、もうネタ全開ですけど、今回は総合で初めてサクがタップするって歴史的な試合を演出しました。もうさ、サクで商売するのは、本当にヤメて欲しいです。とっくにサクの総合での限界は過ぎているわけで、完全なる噛ませ犬って役どころになっています。確かに「アノ桜庭を倒す」ってのは総合ファイターにとって勲章でしょうけど、もう本当にいいじゃないか、サク、、、。

あとですね、試合中にササキキちゃんに振ったアナは鬼ですね。ササキキちゃんに何が云えるってゆーのよさ?幸いにも試合が動いてコメント回避したものの、落ち着いたらふたたび「のぞみちゃん如何ですか?」って、苛めじゃん。ササキキちゃんは喧嘩は強そうだけど、総合格闘技の事なんか何にも知らないと思えますよ。もう此の辺まで観て、画面から目を逸らしました。本当に総合格闘技もツマンナイもんになっちゃったんですね。まぁ、TBSの演出にも大いに問題があるのですけど、こんなもんをゴールデンタイムで流す位なら、プロレスを中継した方がマシですよ。其れにしても、石井は酷いな。亀2号の方が、未だマシに見えた程です。猪木も何考えてんだか。ま、何も考えてないんでしょうけどね。てか、亀2号は世界戦の後でもリング上で歌うんかい。おいおい、全日本女子プロレスじゃないんだからさぁ。(実際には、リング上ではなく「会場内特設ステージ」で弾き語りを披露した模様です。ま、そっちの方がもっとトンデモなんですけどね。)


(小島藺子)


posted by 栗 at 22:20| KINASAI | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#026

世界が明日も続くなら


「時代に裏切られたんだったらさ、今度は逆に、時代を裏切っちゃおうか?こんな時代、裏切りたいじゃない」

(「僕たちの好きだった革命」2007年、2009年)


片瀬那奈ちゃんの「奇跡の初舞台!」作品であります「僕たちの好きだった革命」は、2007年に初演され、2009年に再演されました。初演初日を観劇した時の感動は、生涯忘れないでしょう。其処には「僕たちが好きだった片瀬那奈ちゃん」の全てが在りました。目の前で演じる那奈ちゃんを観たのは、其の時が初めてでした。グラビア時代も、アイドル女優時代も、歌手時代のステージも、女優回帰してからの怪優路線も、何もかも全てを内包した「舞台女優・片瀬那奈」が躍動していたのです。

此の作品は、全てが名セリフと云えまして、其れは片瀬クン演じる小野未来だけでなく、物語全体が心に刺さるコトノハの連打なのです。舞台で観た時の感動には遠く及びませんが、小説やシナリオも出ていますし、DVD化もされています。其れ等に触れる時、確かに生の舞台での感動を呼び起こす手助けにはなります。されど、やはり舞台は「一期一会のガチンコ勝負」です。

今回選んだセリフは、主人公の山崎クン(中村雅俊さん)と兵藤教頭(大高洋夫さん)が激しく口論する現場をうっかり居合わせて陰で聞いてしまった未来ちゃんが、兵藤が去った後に山崎クンと二人になって、兵藤の「お前は時代に裏切られたんだ!」を受けて山崎クンに語る場面のものです。30年前からタイムスリップした様な「カラダは47才だけど、中味は17才」と云う山崎クンの影響を受けて、未来ちゃんは1999年の世界で学生運動にのめり込んでゆきます。兵藤の説得で弱気になりかけた山崎クンの背中を押してしまう、重要なセリフでした。

でもですね、数在る「僕たちの好きだった革命」の未来ちゃんの名セリフで、あたくしが最も「グッと来ちゃった」のは、山崎クンが音楽の教科書にビートルズが載っている事に驚愕した時に放った「イエスタデイでしょ?あたし好きだな」なのです。再演のある公演で、其れにつづけて那奈ちゃん、じゃない未来ちゃんが「♪イエスタデ〜♪」とアドリブで歌った時には、感激して泣いてしまいましたよ。其れでも、僕が此の舞台で感情移入したのは、ハリケンレッド演じる日比野クンです。未来ちゃんと日比野クンの関係は、そのまんま、片瀬那奈ちゃんと僕たち那奈ちゃんファンの其れと重なるのです。此れは、名作です。

さて、本日(9/25)は、北村総一朗さんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。片瀬那奈ちゃんは、北村さんとは「GTOドラマスペシャル」で共演し、絡みは無かったものの映画「20世紀少年」では敷島親子役を演じております。今年もサッカー番組でうっかり「スリー・アミーゴス」で共演して「(各国の美人サポーターよりも)片瀬の方が可愛いよ」と発言されていました。流石、わかってらっしゃる!


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 00:07| ERENA | 更新情報をチェックする