「一文無しより、百億持ってる方が幸せに決まってるじゃない!」(「ハンマーセッション!」2010年)
今回は、片瀬那奈ちゃんの最新作ドラマ「ハンマーセッション!」第8話ゲスト出演からのセリフです。此の作品は、事務所の後輩である速水もこみちクンと志田未来ちゃんが主演で、片瀬那奈ちゃん演じる悪女「理恵」の相手役も研音の若手である竜星涼クンですので、正に後輩に胸を貸すと云った堂々とした演技が観れました。
片瀬クンは、純真な高校生を手玉に取る年上の性悪女を見事に演じ切りましたが、番組公式サイトによりますと現場では大いに場の雰囲気を明るくし、竜星クンは「片瀬さんのおかげで、楽しく広瀬を演じさせていただく事が出来たと思います。」と感謝しております。色々とアドリブをかまして、新人の緊張感を和らげておられた様です。
此の「ハンマーセッション!」と云うドラマを、あたくしはエロ男爵がゲスト出演した第7話と、片瀬クンがゲスト出演した第8話しかマトモに観ていないのですけど、どちらとも悪役が最後まで全く改心しないのが面白かったです。片瀬クン演じる「理恵」も、志田ちゃんに墨汁入りの水風船をぶつけられ純白のウエディングドレスばかりか綺麗なお顔や歯まで黒く塗られ、もこみちクンには説教されるんですけど、全然反省しません。
其れどころか、今回取り上げたセリフを云った後に逆切れしてテーブルをひっくり返すご乱心ぶりなのでございます。此れは、リアリティがありますね。生活力の無い高校生よりもお金持ちを選んで結婚するって理由が、理恵にはあるわけですよ。ホスト遊びで借金を抱えて、勤務先にまで強面な借金取りが来ているんですから「愛より金」に決まってます。反省するどころか、何ゆえ計画がオジャンになったのかが理解不能なのです。コロリと改心するより、あくまでも悪役って方が好いですよ。
片瀬クンは、悪役が好きなんでしょうね。確かに、ベビーフェイスよりもヒールの方が演じ甲斐があります。個人的にも「敵役」により目が行ってしまうので、片瀬クンを好きになったんでしょう。連ドラ初出演だった「天国のKiss」から、片瀬クンは「敵役」や「悪役」が似合います。映画「20世紀少年」では果たせなかった「極悪人」も、いつか演じて下さるでしょう。
さて、本日(9/15)は、竹下景子さん(片瀬那奈ちゃんと「朝食亭」で共演、但し絡みなし)と、ARATAさん(片瀬那奈ちゃんと「20世紀少年」三部作で共演、但し絡みなし)のお誕生日です。御目出度う御座居ます。
(小島藺子/姫川未亜)