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2010年09月13日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#012

鉄人28号 1 (潮漫画文庫)


「ビルの街に、ガオーッ!!」

(「20世紀少年 第1章」2008年)


片瀬那奈ちゃんは、原作のマンガ「20世紀少年」の愛読者でありまして、「ollie girls」2004年9月号で「気になっている7つの事柄...」に「20世紀少年」を挙げています。「週刊ビッグコミックスピリッツ」2005年11月14日号でも応援メッセージを寄せておりましてですね、満を持しての本篇出演となったのです。片瀬クンは「太陽の塔でもいいから出たい!」と熱望して、結果的にはカメオ出演となったのでした。

全3部作で、片瀬那奈ちゃんが演じた「敷島ミカ」のセリフがあったのは「第1章」だけです。公開当時は、まさかその後の展開で原作と違って「敷島ミカ」が埋没されてしまう等とは思っていなかったので、一目でも那奈ちゃんを拝みたいと、エキストラ出演を繰り返したもので御座居ます。御蔭で映画「20世紀少年」では、肝心の那奈ちゃんよりもあたくしの出番の方が多いって事になってしまいました。ま、ナンダカンダ云っても那奈ちゃんと同じ映画に出れたってのは「那奈ヲタ冥利に尽きる」事なんですけどね。

其れで、那奈ちゃんがマトモに演じた場面がある「第1章」なんですけど、主役の「ケンヂ」が唐沢さんなので「小早川伸木の恋」を思い出しちゃうんですよ。イメクラの風俗嬢になった「敷島ミカ」って設定で、とってもセクシーなんですけど、那奈ヲタ的には「おいおい、伸木がうっかり風俗に行ったら妙子がナースのコスプレで居ましたって事かよ?」と思ってしまいました。

「ケ〜ンヂくん、遊びましょ!」ってセリフが、予告篇などでも観れて大いに期待感を高まらせて下さったし、「早く仲間を集めなきゃ」とか、とっても重要なコトノハを残しているのに、何ゆえ消えてしまったのでありましょうか。今回選んだセリフも、物語に大きく関わる発言でした。「第1章」のクライマックスで現れる「巨大ロボット」をミカは予言しているのです。其れは、作ったのが父親だからなんですけどね。

此処でポイントなのは、片瀬那奈ちゃんのセリフ回しなんですよ。「ビルの街にガオー!」はアニメの「鉄人28号」の主題歌の冒頭部分です。那奈ちゃんは「ビルの街に」のトコまではオリジナル通りに歌い、「ガオーッ!」の部分は絶叫とアレンジしています。此れはですね、オリジナルに馴れ親しんだ者にとっては、衝撃的だったのですよ。僕らの「ガオーッ」とは全く違う「ガオーッ!」によって、僕らのイノセントを破壊されてしまったんです。アノですね、此れって、トンデモない事ですよ。


(小島藺子/姫川未亜)


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「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#011

Joyful


「ゲロゲロ!」

(「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」2005年)


引き続きまして緒方亜紀ちゃんのセリフを選んだのはですね、昨日(9/12)にマブダチである星村麻衣ちゃんがツイッターで「片瀬那奈ちゃんと合流して出雲大社なぅ。那奈ちゃん初島根〜!」とつぶやいたからです。(うっぴー☆、情報ありがとう!)片瀬クンは、プライベイト旅行を満喫されているのでありましょうか。折角なので理名ちゃんとの奈良に対抗して、麻衣ちゃんと島根紀行って番組を撮って頂ければ嬉しいんですけどね。

前述の通り「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」の主題歌「EVERY」は、星村麻衣ちゃんの名曲です。当時、片瀬那奈ちゃんは「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」に初出演(2005年5月23日)しましたが、お友達として麻衣ちゃんに繋ぎました。お付き合いは2003年の歌手時代に遡りましてですね、「SHiNY Girls」ってユニットを結成していたのですよ。それで「歌手・片瀬那奈」の最後のステージも麻衣ちゃんの実演へのゲスト出演だったのです。また、麻衣ちゃんもうっかり「ビバ!山田バーバラ(2006年)」に友情出演していたりしまして、公私共に「マブダチ」であります。

今回のセリフは「リコベン2」の第8話からで、此の回では瀬戸朝香さん演じる佐伯先生が、離婚して離れ離れになっている娘がガチャポンで動物のフィギュアを集めていまして「パンダがなかなかでないからほしい」と云うわけですよ。それで、間宮法律事務所のメムバーは密かにガチャポンをやってパンダを当てようとするのです。ところが、何故か自分に似て居る動物しか当たらなくってですね、片瀬那奈ちゃん演じる亜紀ちゃんは「カエル」ばっか出てくるのでした。

其れで「うり坊」ばっか出ちゃう「つや子さん」に、「(カエルに)似てんのよ、アンタ」と振られてアップになった亜紀ちゃんが、いきなりだナァで「ゲロゲロ!」とカエルのマネをするのです。ゲロゲロでゲロマブ!なのだ。那奈ちゃんはカエルに似てないこともないけど、そこまでやるか?「リコベン2」で演じた緒方亜紀ちゃんは、女優回帰後の「ラストクリスマス」と「不機嫌なジーン」、更には当時大量オンエアされ女性ファッション誌も席巻した「AUBE」でイメージされた片瀬クンの「美人女優路線」を、根底から覆す等身大の今時の女のコでした。初回から大欠伸をするわ、吠えるわで、那奈ちゃんの持ち味である豊かな表情が堪能できる作品となっております。

但し、当時は女優回帰後の二作である「ラスクリ」と「ジーン」に幻滅したのですけど、年月を経ますと「藤澤律子」と「岡元めぐみ」をアノ時に演じたのは大きな意義があったとも思えます。現在でも、あたくしは片瀬クンが本領を発揮するのは「動」の演技だと思いますが、所謂ひとつのクールビューティーな「静」の演技もしっかりと演じられるのです。

「第一期女優時代」との違いは、押さえた演技をもこなせる様になった点でして、復帰作で「緒方亜紀」を演じていたなら其の後の振幅の広い演技は望めなかったかもしれません。確かに「藤澤律子」と「岡元めぐみ」を演じる片瀬クンは、どこかぎこちない感じがするのですけど、其れは大いなる試練だったのでしょう。観て居るファンが忸怩たる思いだったのですから、片瀬那奈ちゃん本人はもっと「もどかしい気持ち」だったと思います。

とは云え、かつての路線に戻ってくれた「緒方亜紀」は手放しで歓迎する他はない役柄でした。ま、それだけあたくしは片瀬那奈を「過小評価」していたのですよ。まさか、一年後には「西豪寺エレナ様」まで行ってしまうとは予想もしておりませんでした。ハッキリ云いますけど、あたくしは「2005年で片瀬那奈ちゃんは引退する」と思って此処を立ち上げたのですよ。こんなに長く続ける気は、全くありませんでした。

さて、本日(9/13)は、ステラ・マッカートニーのお誕生日です。それから「エヴァ」の渚カヲルくんも本日がお誕生日の設定です。御目出度う御座居ます。片瀬クンは「ガンダム派」ですけど、あたくしは「エヴァ派」です。「カヲルくんとアスカが好きです。(←どーでもいい情報)」


(小島藺子/姫川未亜)


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