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2010年09月10日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#007

フジテレビ系・月9ドラマ「不機嫌なジーン」オリジナル・サウンドトラック


「私、、、花くれた人を放っとく人なんかより、私の方が白石くんに合ってると思う」

(「不機嫌なジーン」2005年)


2004年10月期の月9ドラマ「ラストクリスマス」で女優回帰した片瀬那奈ちゃんは、つづく2005年1月期の月9ドラマ「不機嫌なジーン」にもゲスト出演ながら連投するという破格の復活劇を果たしました。天下の「月9」に2クール連続出演って記録だけだと素晴らしいのですけど、個人的には其の「ラスクリ」から「ジーン」の流れで「片瀬那奈は終った!」とすら思った程に期待外れな展開となったのです。

今でこそ敢えて「ラスクリ」や「ジーン」からのセリフを取り上げたりしていますが、リアルタイムでは悪夢の様な時期でした。元々、あたくしは女優の片瀬那奈ちゃんを好きになってですね、応援していたら歌手に転向されまして「ふざくんな!」と思いつつも実演に通っていたらハマりまして「よーし、それなら歌手の那奈ちゃんを応援しちゃうぞっ」と思ったら、女優に戻っちゃったわけですよ。

いえね、那奈ちゃんが女優回帰するのは大歓迎だったのよさ。問題はだ、そこで演じた藤澤律子と岡元めぐみってのが「何じゃこりゃ?」だった事なのです。何度でも云いますけど、こんな役は誰が演じても好いじゃん。片瀬那奈ちゃんが、そーゆー「大根女優道」へ進むって全くの想定外だったので、呆れ返ってしまいました。其れは決して片瀬クンの責任ではなくってですね、そーゆー没個性な単なる美人女優路線を敷いたスタッフの愚挙でしょう。

「不機嫌なジーン」には第4話から第7話までのゲスト出演で、主人公ジーン(竹内結子さん)の恋人である白石健一(黄川田将也さん)の幼馴染みで偶然に再会した花屋の店員さん「岡元めぐみ」という役どころでした。物語にアクセントをつける為の「捨て役」で、いきなりだナァで再会し、偶然にもすぐにまた逢って、何となくデートもして取り上げたセリフでめぐみちゃんから告白って事になるものの、次のデートでジーンが居合わせて、白石くんはジーンを追い、無惨にも「めぐみちゃんは置き去り」で出番終了!なのです。おいおい、それはないでしょ。

完全なる「ジョブ」を演じたのですが、流石は片瀬クンです。それなりに見せ場は作っておりました。告白場面の前に白石くんとジーンが携帯で会話する時に、白石くんと一緒にいるめぐみは「彼女?」と「あたし、女だよ!」とのセリフを無音で表現しております。そして、「ラスクリ」よりも救われたと感じたのは、バスに偶然に乗り合わせた時にめぐみちゃんが白石くんに「よっ!」と挨拶する場面です。此れが実に好い。「嗚呼、那奈ちゃんだ」って納得できる場面でした。マジで其の「よっ!」を選ぼうと思ったのですけど、またしても文字だけでは伝わらないんですよ。片瀬那奈ちゃんは、そんな「一音」での表現も素晴らしいんです。西豪寺エレナ様の「あっ。」とか最高ですからね。「片瀬那奈のあいうえお」とか企画して、単音だけでの演技をやらかす映像作品でも充分に成立すると思います。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 02:35| ERENA | 更新情報をチェックする

「テレビでスペイン語」#22 本放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 09月号 [雑誌]


NHK教育 0:00〜0:25

「産地・出身を言う」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


コモ エスタ ウステ ☆

片瀬那奈ちゃんは毎度の事ですけど、うっかり奇抜なファッションですね。復習もバッチリで、今宵もアデランテ〜!です。マルタはいつも呑んだり食べたりしていますね。片瀬クンはタメグチ全開でリラックスしております。食い気マンマンな片瀬クンはオアズケを食らってしまいます。片瀬クンは、やっぱり「犬」なのでありましょうか。

貫井せんせいが登場して練習問題になりますが、三問目で間違えてしまいました。でも優しいマリアはお食事を与えまして、片瀬クンはハムを食べられてご満悦。続きまして、メイン・コーナーの姫様です。「妾は甘いものは苦手でのぉ〜」って、素じゃん。最後は流行りの「謎掛け」で整った姫様は「チョコ」と「島倉千代子」って、ダジャレかよ。和気あいあいとしていて好いですね。

そんな楽しいスペイン語のお勉強も、残り二回になってしまいました。皆さん、もうスペイン語はバッチリと習得されましたか?あたくしは姫様コーナーが好きなので「スペインの美術と文化」には詳しくなった気がします。それでは、また来週。アスタレーゴ〜 ☆


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト

posted by 栗 at 00:27| TV | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#006

Led Zeppelin 4: Zoso


「コロッケ、汁につけんなって?最初に言えっつーの。小銭出す時に言えっつーの。コロッケ作る前に言えっつーの」

(「アベレイジ2 立ち食い蕎麦屋の女」2008年)


オムニバス・ドラマ「アベレイジ」は2008年にフジテレビ系で2作放映されましたが、片瀬那奈ちゃんは両方に連投しております。一作目では黒子がひとつの焼肉店店員を演じ、二作目では黒子がふたつに増えて立ち食い蕎麦屋の店員と彼女の分身?の二役を演じています。

今回取り上げたのは二作目の「アベレイジ2」で、無口な「立ち食い蕎麦屋の女」が昼食で回転寿司屋に行った時に居合わせた「瓜二つなのにファッショナブルで饒舌な女」が、「立ち食い蕎麦屋の女」の心の声を代弁するかの様に捲し立てるセリフの後半部分です。分身は言葉だけではなく、気に入らない客に生卵をぶつけ憂さを晴らします。お話もシュールですが、二役のどちらも奇妙な役柄で「女優・片瀬那奈」の真骨頂が観れるドラマでした。

最初にタクシーに生卵をぶつけられ餌食になるタクシー運転手は忍成修吾くんが演じていますが、彼は古くは2000年の「FLY 航空学園グラフィティ」に始まり、「新宿暴走救急隊(2000年)」「ショコラ(2008年)」「リセット(2009年)」と、片瀬クンとの共演が多いです。「アベレイジ」でも二作共に片瀬クン主演作に登板しておりました。

「めんどくさい客」である彼が矢継ぎ早に「今日はソバとうどん、どっちが出た?」とか「今度、休みいつ?」等と誘いを掛ける場面で、ずっと無視していた「立ち食い蕎麦屋の女」が、「映画とか好きなの?」と畳み掛けられてひとこと「キライ(ぼそっ)」と云うのも好きなんですけど、「キライ」だけじゃ名セリフとして弱いかと思いましてこっちにしました。此処でポイントが高いのは「コロッケ作る前に言えっつーの」ですね。アノですね、コロッケは出来てますからっ。作る前には言えねーつーの。(【注】コレって、実は「コロッケつける前に言えっつーの」と云っています。つまり「完全なる聞き間違い」をネタにしております。)

一作目では「いらっしゃいませ〜」ってセリフが最高なんですけど、此れも文字だけでは独特のイントネーションが伝えられません。選んだセリフも「言えっつーの」を三連発する部分の言い回しが素晴らしいので、あくまでも此の連載は紹介テキストにして頂いてですね、是非とも実際に作品を堪能して下されば幸いです。

さて、本日(9/10)は、ミルコ・クロコップと松田翔太くんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。力道山と昭和巌流島対戦で色々あって敗れたものの、実は「元祖・グレーシー・キラー」だった木村政彦七段も此の日に生まれました。猪木の異種格闘技戦が柔道家のルスカだったのは、意味があったんですよね。木村とルスカが負けた理由も、おんなじだったりするのですよ。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:00| ERENA | 更新情報をチェックする