nana624.png

2010年09月07日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#003

ラストクリスマス DVD-BOX


「行きたくない、行きたくない、ゴメンね、行ってきます!」

(「ラストクリスマス」2004年)


今回は、片瀬那奈ちゃんの出演作品でも個人的には評価が低い「ラストクリスマス」から選んでみました。此のセリフは第10話で、ニューヨークへ旅立つ事にした片瀬クン演じる藤澤律子が、色々あったもののくっついた日垣(玉木宏さん)と横断歩道越しに交わした会話です。片瀬クンのセリフだけ取り上げると「何じゃコリャ?」ですけど、実際には、日垣「律子!」律子「行きたくない」日垣「行くな!」律子「行きたくない!」日垣「行くなぁっ!!」律子「ゴメンね」日垣「行くなよ、、、」律子「行ってきます!」ってやり取りです。

「行きたくない」×2と「ゴメンね」、そして「行ってきます!」の短いセリフで、後ろ髪をひかれ捲り乍らも旅立つ切ない情感を表現するクライマックスでした。ま、その後に空港へ向かう律子は一端引き返して日垣に逢い「今度は、あたしが片思いする!」と駄目押ししてハグするんですけど、一寸蛇足だったんじゃまいか。折角の切ない場面が台無しです。

「ラストクリスマス」は、確かに其れまで片瀬那奈ちゃんが演じた事のないシリアスな恋愛ドラマでして、何と申しましても歌手活動に専念した後に満を持して「女優回帰」した記念すべき作品です。普通に「きれいなおねえさん」も難なく演じられるのだナァ、とは思いましたが、あたくしは幻滅しました。確かに普通に上手いんです。でも、ツマンナイのよさ。但し、現在の片瀬那奈が藤澤律子を演じたなら、全く評価は別になると思います。片瀬クンが「美少女H2 最後のデート」を忘れない様に、あたくしは「藤澤律子」を忘れません。「片瀬那奈は、こんなもんじゃないんだ!」と、忸怩たる思いで観ていたのです。其の大いなる危機感から、あたくしは此処を立ち上げたのですからね。

さて、本日(9/7)は、プリテンダーズのクリッシー・ハインドのお誕生日です。御目出度う御座居ます。バディ・ホリーのお誕生日ですので、キース・ムーンの命日でもあります。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 00:33| ERENA | 更新情報をチェックする

「『ぷっ』すま」で、料理翻訳バトル!

「高田延彦」のカタチ―高田延彦22年間とは?1981‐2002


テレビ朝日 23:15〜24:15

「世界の料理翻訳バトル!このメニューを頼みまショー」外国語で書かれたメニューを解読してお題料理を注文しろ!残暑吹っ飛ぶタイカレー&ドイツ肉料理〜正解するまで終わらない!満腹地獄!草なぎ絶叫!タイ式罰ゲーム etc.【出演者】草なぎ剛、ユースケ・サンタマリア、高田延彦、片瀬那奈、大熊英司(テレビ朝日アナウンサー)


久しぶりに片瀬那奈ちゃんが「『ぷっ』すま」に登場です。此れまでは、アンガールズ、劇団ひとりサン(2回)、金子昇さんとコムビを組んで参りましたが、今回は、なな、なんと「青春のエスペランサ」で「我侭な膝小僧」の高田延彦(あたくしは、基本的にプロレスラーは敬愛を込めて呼び捨てします)じゃまいか。高田は、映画「きみにしか聞こえない」に役者として出ているんですよ。まぁ、片瀬クンとの絡みは無いんですけどね。其れからですね、エロ男爵がドラマで高田の役を演じた事もありましてですね、何となく縁があったわけです。

「女優・片瀬那奈が大悶絶!」と扇情的な煽りで始まりましたよっ。片瀬クンはパープル基調の縦ストライプ柄ミニワンピ姿で、34度の猛暑にも負けず可愛いです。そして、お得意の「食いしん坊」ネタだっ。まずはタイ料理で、初っ端から片瀬クンがガッチリと食いまくります。4品目で片瀬クン&高田チームの勝ち!2回戦はナギスケの勝利で、罰ゲームで片瀬クンが二連荘で悶絶!「色っぽい」から好いや、と納得しちゃうのが、更に「色っぽい」です。

お次はドイツ料理で、3回戦は片瀬クン&高田チームの勝ちでした。罰ゲームにはお約束で勝ったチームからも一名加わりますが、「やりたい!こーゆーの好き」と云う那奈ちゃんではなく、高田が強制参加で男三人がザリガニと格闘。爆笑しまくる那奈ちゃんが好いですねぇ。結局、合計8品位を食べたんでしょうけど、かつて「壱日9食!」だった片瀬クンにとってはお茶の子サイサイだったんじゃまいか。最後には何故かアドリブで「ソーセージの歌」を踊りながら歌う那奈ちゃんのコントも観れまして、楽しい番組で御座居ました。


【過去の出演】

 壱回目:2006年6月27日
 貳回目:2007年4月24日
 参回目:2008年3月18日
 肆回目:2008年6月24日


(小島藺子/姫川未亜)



「『ぷっ』すま」テレビ朝日公式サイト

posted by 栗 at 23:57| TV | 更新情報をチェックする

2010年09月08日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#004

できちゃった結婚


「ブラボー!(パチパチ、はあ、はあ)感動しましたっ、小松原先生!あたし、先生のファンになりました。先生は純愛の王様、キング・オブ・純愛です!!」

(「できちゃった結婚」2001年)


ドラマ「できちゃった結婚」で片瀬那奈ちゃんが演じた「有森みさと」は、狙った男は必ず落とす「魔性の女」との設定で、初回から狙った「巧クン(妻夫木聡くん)」に積極果敢に迫りまくります。しかし、九州男児の巧クンはおじいちゃんの遺言を守って「純愛」を貫こうと拒否しまくりましてですね、みさとちゃんは感化されて純愛に目覚めてしまうのです。其れと反比例して巧クンはムッシュムラムラして参りまして、後半になると逆に巧クンが迫るって展開になります。ラブホテルでみさとちゃんに押し倒されても拒んでいたのに(なんて勿体無い事をするのだ!)、乙女ちゃんになったみさとちゃんにいきなりキスしやがりましてですね、アンテツの「いつか殴る手帳」に「ツマブキサトシ」の名がしっかりと記されたのでした。

エロ男爵演じる小松原先生は、妊娠した主人公・チヨ(広末涼子さん)の主治医で、チヨの姉である亜紀(石田ゆり子さん)にひと目惚れし何度かデートをしますが、何故かみさと&巧は毎回その場に居合わせます。今回選んだセリフは、第7話でまたしても偶然に同じ店に居たみさとちゃんが小松原先生の亜紀への求愛を聞いて、花びらを巻き散らし拍手喝采し歩み寄り跪いて小松原先生の手を握り発したモノです。

異常に興奮し「はあ、はあ」と吐息を漏らしつつ大仰に語る姿は完全に常軌を逸しておりまして、「ファンになりました」のセリフ回しも「ふあんになりました」と過剰です。実際、片瀬クンはエロ男爵のファンですから、公私混同の演技を超えた場面だったと云えるでしょう。此の場面は、前に巧クンがみさとちゃんに手を出さない理由を語った時に、偶然に居合わせた小松原先生が巧クンを絶賛する展開と対になっています。第一期女優時代の片瀬那奈ちゃんも、あたくしは大好きです。いえ、元々は此の頃の「アイドル女優・片瀬那奈ちゃん」を好きになったのです。ナンダカンダ云って「美少女H2」から「プリティガール」までの作品は、結構頻繁に見返しております。

ところで、本日(9/8)は、ダウンタウンの松本人志さんと、片瀬クンとサッカー番組で共演されている中西哲生さんのお誕生日です。それから、あたくしの愛用ノートパソコンの名前に頂いたおともだちのお誕生日でもあります。皆さん、御目出度う御座居ます。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 01:04| ERENA | 更新情報をチェックする

2010年09月09日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#005

SOUND of DEATH NOTE the Last name


「試してみればぁ?」

(「デスノート the Last name」2006年)


片瀬那奈ちゃんの銀幕デビュー作は2001年の「冷静と情熱のあいだ」ですが、出演場面はほんの数十秒でして一時期は「黒歴史」化されておりました。ゆえに本格的な映画出演となりますと、2006年の「デスノート the Last name」と云えるでしょう。

金子監督は完結篇の「女神」と紹介し、片瀬那奈ちゃん演じる高田清美を原作よりもかなり重要な役どころに改変しました。映画版での高田清美は「第3のキラ」として物語で重要な役割となっています。クランクインもクランクアップも高田清美の出演場面でありましてですね、原作に合わせて「髪を切りましょうか?」との片瀬クンの申し出も却下し、「其の侭の長い髪の片瀬那奈で演じて下さい!」と要求したのでした。ガメラ金子よ、おまいはブライアン・ウイルソンか。

第3のキラである事が判明し罠に嵌められて目隠し&両手足を拘束された状態で、高田清美は夜神月(藤原竜也くん)によってデスノートで殺害されます。其のクライマックスで月の父親である夜神総一郎(鹿賀丈史さん)が「ノートに名前を書いてから、どうするんだ?」と設問し、高田は「書くだけよ」と嘯きます。「だから書いた後、どうするんだっ!!」と迫られて、高田が放ったのが今回取り上げたセリフです。

セリフとしては「試してみれば?」だけなんですけど、片瀬クンは「ふっ(不敵に笑い)試してみればぁ?うあっはっはっはっは!(爆笑)」と演じております。魅力のひとつである目を隠された状態での表現でかなり制約があるのですが、見事に悪女を演じ切った名場面となりました。その後の悶絶絶命シーンも見どころですが、開き直った往生際が悪過ぎる場面が最高でした。片瀬クンは、やっぱり悪役が似合うんだよナァ。

さて、本日(9/9)は、SILVAさん(片瀬クンと「真夜中の王国03」で共演)、酒井若菜ちゃん(噂では「ホーム&アウエイ」で若菜ちゃんが演じた「秋葉原りる」は、片瀬クンが演じる可能性があったらしい)、そして「天才!」大塚愛ちんちんのお誕生日です。皆さん、御目出度う御座居ます。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 00:03| ERENA | 更新情報をチェックする

「テレビでスペイン語」#21 再放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 09月号 [雑誌]


NHK教育 6:00〜6:25

「時期を尋ねる」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


本放送:2010年9月3日


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト


posted by 栗 at 06:27| TV | 更新情報をチェックする

2010年09月10日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#006

Led Zeppelin 4: Zoso


「コロッケ、汁につけんなって?最初に言えっつーの。小銭出す時に言えっつーの。コロッケ作る前に言えっつーの」

(「アベレイジ2 立ち食い蕎麦屋の女」2008年)


オムニバス・ドラマ「アベレイジ」は2008年にフジテレビ系で2作放映されましたが、片瀬那奈ちゃんは両方に連投しております。一作目では黒子がひとつの焼肉店店員を演じ、二作目では黒子がふたつに増えて立ち食い蕎麦屋の店員と彼女の分身?の二役を演じています。

今回取り上げたのは二作目の「アベレイジ2」で、無口な「立ち食い蕎麦屋の女」が昼食で回転寿司屋に行った時に居合わせた「瓜二つなのにファッショナブルで饒舌な女」が、「立ち食い蕎麦屋の女」の心の声を代弁するかの様に捲し立てるセリフの後半部分です。分身は言葉だけではなく、気に入らない客に生卵をぶつけ憂さを晴らします。お話もシュールですが、二役のどちらも奇妙な役柄で「女優・片瀬那奈」の真骨頂が観れるドラマでした。

最初にタクシーに生卵をぶつけられ餌食になるタクシー運転手は忍成修吾くんが演じていますが、彼は古くは2000年の「FLY 航空学園グラフィティ」に始まり、「新宿暴走救急隊(2000年)」「ショコラ(2008年)」「リセット(2009年)」と、片瀬クンとの共演が多いです。「アベレイジ」でも二作共に片瀬クン主演作に登板しておりました。

「めんどくさい客」である彼が矢継ぎ早に「今日はソバとうどん、どっちが出た?」とか「今度、休みいつ?」等と誘いを掛ける場面で、ずっと無視していた「立ち食い蕎麦屋の女」が、「映画とか好きなの?」と畳み掛けられてひとこと「キライ(ぼそっ)」と云うのも好きなんですけど、「キライ」だけじゃ名セリフとして弱いかと思いましてこっちにしました。此処でポイントが高いのは「コロッケ作る前に言えっつーの」ですね。アノですね、コロッケは出来てますからっ。作る前には言えねーつーの。(【注】コレって、実は「コロッケつける前に言えっつーの」と云っています。つまり「完全なる聞き間違い」をネタにしております。)

一作目では「いらっしゃいませ〜」ってセリフが最高なんですけど、此れも文字だけでは独特のイントネーションが伝えられません。選んだセリフも「言えっつーの」を三連発する部分の言い回しが素晴らしいので、あくまでも此の連載は紹介テキストにして頂いてですね、是非とも実際に作品を堪能して下されば幸いです。

さて、本日(9/10)は、ミルコ・クロコップと松田翔太くんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。力道山と昭和巌流島対戦で色々あって敗れたものの、実は「元祖・グレーシー・キラー」だった木村政彦七段も此の日に生まれました。猪木の異種格闘技戦が柔道家のルスカだったのは、意味があったんですよね。木村とルスカが負けた理由も、おんなじだったりするのですよ。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:00| ERENA | 更新情報をチェックする

「テレビでスペイン語」#22 本放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 09月号 [雑誌]


NHK教育 0:00〜0:25

「産地・出身を言う」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


コモ エスタ ウステ ☆

片瀬那奈ちゃんは毎度の事ですけど、うっかり奇抜なファッションですね。復習もバッチリで、今宵もアデランテ〜!です。マルタはいつも呑んだり食べたりしていますね。片瀬クンはタメグチ全開でリラックスしております。食い気マンマンな片瀬クンはオアズケを食らってしまいます。片瀬クンは、やっぱり「犬」なのでありましょうか。

貫井せんせいが登場して練習問題になりますが、三問目で間違えてしまいました。でも優しいマリアはお食事を与えまして、片瀬クンはハムを食べられてご満悦。続きまして、メイン・コーナーの姫様です。「妾は甘いものは苦手でのぉ〜」って、素じゃん。最後は流行りの「謎掛け」で整った姫様は「チョコ」と「島倉千代子」って、ダジャレかよ。和気あいあいとしていて好いですね。

そんな楽しいスペイン語のお勉強も、残り二回になってしまいました。皆さん、もうスペイン語はバッチリと習得されましたか?あたくしは姫様コーナーが好きなので「スペインの美術と文化」には詳しくなった気がします。それでは、また来週。アスタレーゴ〜 ☆


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト

posted by 栗 at 00:27| TV | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#007

フジテレビ系・月9ドラマ「不機嫌なジーン」オリジナル・サウンドトラック


「私、、、花くれた人を放っとく人なんかより、私の方が白石くんに合ってると思う」

(「不機嫌なジーン」2005年)


2004年10月期の月9ドラマ「ラストクリスマス」で女優回帰した片瀬那奈ちゃんは、つづく2005年1月期の月9ドラマ「不機嫌なジーン」にもゲスト出演ながら連投するという破格の復活劇を果たしました。天下の「月9」に2クール連続出演って記録だけだと素晴らしいのですけど、個人的には其の「ラスクリ」から「ジーン」の流れで「片瀬那奈は終った!」とすら思った程に期待外れな展開となったのです。

今でこそ敢えて「ラスクリ」や「ジーン」からのセリフを取り上げたりしていますが、リアルタイムでは悪夢の様な時期でした。元々、あたくしは女優の片瀬那奈ちゃんを好きになってですね、応援していたら歌手に転向されまして「ふざくんな!」と思いつつも実演に通っていたらハマりまして「よーし、それなら歌手の那奈ちゃんを応援しちゃうぞっ」と思ったら、女優に戻っちゃったわけですよ。

いえね、那奈ちゃんが女優回帰するのは大歓迎だったのよさ。問題はだ、そこで演じた藤澤律子と岡元めぐみってのが「何じゃこりゃ?」だった事なのです。何度でも云いますけど、こんな役は誰が演じても好いじゃん。片瀬那奈ちゃんが、そーゆー「大根女優道」へ進むって全くの想定外だったので、呆れ返ってしまいました。其れは決して片瀬クンの責任ではなくってですね、そーゆー没個性な単なる美人女優路線を敷いたスタッフの愚挙でしょう。

「不機嫌なジーン」には第4話から第7話までのゲスト出演で、主人公ジーン(竹内結子さん)の恋人である白石健一(黄川田将也さん)の幼馴染みで偶然に再会した花屋の店員さん「岡元めぐみ」という役どころでした。物語にアクセントをつける為の「捨て役」で、いきなりだナァで再会し、偶然にもすぐにまた逢って、何となくデートもして取り上げたセリフでめぐみちゃんから告白って事になるものの、次のデートでジーンが居合わせて、白石くんはジーンを追い、無惨にも「めぐみちゃんは置き去り」で出番終了!なのです。おいおい、それはないでしょ。

完全なる「ジョブ」を演じたのですが、流石は片瀬クンです。それなりに見せ場は作っておりました。告白場面の前に白石くんとジーンが携帯で会話する時に、白石くんと一緒にいるめぐみは「彼女?」と「あたし、女だよ!」とのセリフを無音で表現しております。そして、「ラスクリ」よりも救われたと感じたのは、バスに偶然に乗り合わせた時にめぐみちゃんが白石くんに「よっ!」と挨拶する場面です。此れが実に好い。「嗚呼、那奈ちゃんだ」って納得できる場面でした。マジで其の「よっ!」を選ぼうと思ったのですけど、またしても文字だけでは伝わらないんですよ。片瀬那奈ちゃんは、そんな「一音」での表現も素晴らしいんです。西豪寺エレナ様の「あっ。」とか最高ですからね。「片瀬那奈のあいうえお」とか企画して、単音だけでの演技をやらかす映像作品でも充分に成立すると思います。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 02:35| ERENA | 更新情報をチェックする

2010年09月11日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#008

「鉄板少女アカネ!!」オリジナル・サウンドトラック


「はじめまして。わたくし、このビルのオーナー、西豪寺エレナと申します。よろしくね、ミクロちゃん」

(「鉄板少女アカネ !!」2006年)


今回は、片瀬那奈ちゃんの当たり役「西豪寺エレナ様」が、堀北真希ちゃん演じる「神楽アカネ」と初めて逢った場面で発せられたセリフです。エレナ様には名セリフが多いので、今後も何度か取り上げると思います。

エレナ様は、初対面でエスカレーターを降りてくるアカネを高見から見下ろして仁王立ちになりまして、礼儀正しく自己紹介をします。問題は其の後でありまして、何故か勝手にアカネを「ミクロちゃん」と命名してしまうのです。以後、ずっとエレナ様はアカネを「ミクロちゃん」と呼びつづけますが、劇中で其の呼称を使っているのは当然乍らエレナ様だけでした。例外的に北村が「ミクロ!」と呼び捨てにする場面がありますが、定着はしません。初期設定では北村がエレナ様の寝首をかく野望を抱いていたらしく其の名残なのでしょうけど、エレナ様の暴走が凄過ぎて北村の野望はどっかへ消えてしまいました。

堀北真希ちゃんは公称160cmで、そんなに小さくはありません。共演している「ゆず・みかん」役の双子の「奈津子(公称161cm)、亜希子(公称160cm)」と並んでも、若干ミクロちゃんの方が背が高く見えます。確かに片瀬クンは公称172cmでミクロちゃんよりも背が高いのですけど、親友でミクロちゃんの先輩である内山理名ちゃんは公称157cmとミクロちゃんよりも更に小さいのです。何ゆえ、エレナ様は「ミクロちゃん」と命名してしまったのでありましょうか。ミクロちゃんも、いきなりだナァで呼ばれて「ミクロちゃん?」と怪訝そうです。

此れはですね、西豪寺グループの社長であるエレナ様にとって、門前月町で鉄板焼き屋を営むアカネなど「取るに足らない小さな存在」だと云う事を表現しているのでしょう。単に身長差の問題ではなく「わたくしはビッグなのよ、うわっはっはっは」と、トシちゃん風に驕っておられるのですよ。兎も角、此の「ミクロちゃん」と云う呼称はインパクトがありましてですね、我々「カタセ・メイニア」の間では、以後「ミクロちゃん」が堀北真希ちゃんの呼び名として定着しました。

原作での「西豪寺エレナ様」は、1エピソードに登場するだけの端役です。勿論、アカネを「ミクロちゃん」などと呼んだりもしません。原作にも登場する人物ですが、共通するのは名前くらいでほとんどオリジナル・キャラクターと云って差し支えない存在です。片瀬クンは其れを自由奔放に演じ、見事に魅力的な役柄にしました。回を追うごとに暴走度が増してゆく様は、正に「水を得た魚」です。此の役を演じなければ、その後の「女優・片瀬那奈」は全く違っていたと思われます。「鉄板少女アカネ !!」と云う作品は、もしかしたら存在しなかったかもしれない「危うい経緯」で成立しておりますので、千載一遇のチャンスを片瀬クンは掴んだと云えるでしょう。

さて、本日(9/11)は、片瀬クンと「はねるのトびら」の「オシャレ魔女アブandチェンジ」(2009年5月13日放送)で対決した北陽の虻川美穂子さんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。片瀬クンが演じた事がある夏目雅子さんの命日でもあります。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 00:02| ERENA | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#009

鉄板少女アカネ!! DVD-BOX


「そうなれば、瀬戸内海は、わたしのモノよ!」

(「鉄板少女アカネ !!」2006年)


引き続き、西豪寺エレナ様のセリフです。第2話で明石へ向かったミクロちゃんの前にヘリコプターに乗って現れたエレナ様は、鯛バトルを開催すると宣言するのです。勝利を確信しているエレナ様ですが、其の鯛バトルで優勝して、西豪寺チェーンの店舗が拡大ってトコまでは何となく理解出来るものの、何ゆえ「瀬戸内海を征服」って野望へと飛んでしまうのかは理解不能です。

おそらく、エレナ様の脳内では緻密な計画があってですね、此の「明石・鯛バトル」の帰着点が「瀬戸内海制圧」って絵図が出来ていたのでありましょう。若くして西豪寺グループのトップに君臨するエレナ様は、非常に頭脳明晰で先の先まで読んでおられるのです。それで、うっかりこんなトンデモ発言を発してしまうのですよ。

其れにしてもですね、エレナ様は瀬戸内海を手に入れて何がしたかったのでしょう?普通ですね「関西制覇」とか「四国制覇」とか、陸地を云いますよね。何故に「海」なのよさ。エレナ様は、どっか狂っているんですよ。ま、そこが可愛いんですけどね。

エレナ様は、全国行脚するミクロちゃんが行く処に必ず現れます。其れはミクロちゃんの父親である「神楽鉄馬」を探さなければいけないからなのでしょうけど、意識的にミクロちゃんを追うのではなく偶然に出逢う展開になっております。必ず各地でエレナ様が主催する料理対決が行われるわけでして、エレナ様が誘っている様にも感じられますが、実はエレナ様もミクロちゃん同様に「事の真相」を全く知らずに踊らされているのでした。

此のドラマは、ミクロちゃんとエレナ様のライバル・ストーリーとして展開しますが、驚愕的な「オチ」を二人とも知らずにガチンコでぶつかり合うからこそ美しい。二人とも純粋に真剣勝負をしたからこそ、奇跡のタッグ結成へと向かうのです。今年(2010年)に放映された「プロゴルファー花」は、厳しく云えば、題材を変えた焼き直しとも云えます。「ミクロちゃん vs エレナ様」と「花 vs リコちゃん」は、とっても類似点がありました。ゆえに、片瀬クンが演じた作品で最高のライバルは「ミクロちゃん」との評価は、未だ変わりません。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 03:49| ERENA | 更新情報をチェックする

「虹を渡ってきた男」

ガチョーン伝説


“ガチョ〜ン”の谷啓さんが死去、78歳(デイリー 9/11)

谷啓さんがお亡くなりになりました。悲しいです。御冥福をお祈り致します。


(小島藺子/姫川未亜/鳴海ルナ)



【追記】9/12

クレイジーキャッツとは幼少時代に「シャボン玉ホリデー」で出逢いましたが、レコードを買える様になった頃には音源が廃盤になっていて、大瀧師匠が「Go!Go!ナイアガラ」で何度も特集を組み其れをエアチェックして楽曲を聴いておりました。そんな時に大瀧師匠の発案で復刻シングルが発売されまして、2セット10枚で六千円は当時としては高額な買い物だったものの即買いし、鬼の様に聴きまくり仲間内にもカセットに編集して配りまくって極地的な大クレイジー・ブームが巻き起こったものです。

谷さんはキーが高いので、合唱する曲だと1オクターブ高い声で歌っているのが、只それだけで面白いんですよ。ソロの「愛してタムレ」とか「あんた誰?」なども愉快痛快で、「ガチョン侍」の様なホラ話や、「正しいガチョンのやり方」なんて企画も大好きです。植木屋の「スーダラ節」が「分っちゃいるけどやめられない」と物事の摂理を説いていますが、谷さんの「ガチョン」も万物をつかみ取ると云う哲学的なギャグでありまして、勿論、トロンボーン奏者としての音楽的な実力も兼ね備えた素晴らしい喜劇人です。

クレイジーの音楽は、あたくしにとっては「THE BEATLES」と同等の影響を受けた聖典と云えます。植木屋が逝った時もショックでしたけど、谷さんも植木屋と同じく「死なない人」だと思っておりましたので、突然の訃報には驚きました。改めて、慎んで御冥福をお祈り致します。「ビロ〜ン!」や「ムヒョ〜!」も忘れません。


(小島藺子)


posted by 栗 at 17:05| ONDO | 更新情報をチェックする

2010年09月12日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#010

EVERY


「ぅぁ、それだけは、おねげぇしますぅ〜!」

(「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」2005年)


本日(9/12)は、片瀬那奈ちゃんと「天国のKiss(1999年)」「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜(2005年)」「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010年)」で共演されている戸田恵子さんのお誕生日です。御目出度う御座居ます。戸田さんと云えば「ガンダム」でマチルダさんの声を担当していますが、片瀬クンも大好きな「ガンダム」キャラでは、セイラのお誕生日が本日の設定みたいです。

さて、なんとなく節目に戸田さんとの共演がある片瀬クンですけど、今回は2005年の「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」第6話からのセリフを取り上げてみました。片瀬那奈ちゃんは2004年の10月期に月9ドラマ「ラストクリスマス」で女優回帰しまして、つづく2005年1月期の月9ドラマ「不機嫌なジーン」にもゲスト出演ながら連投しました。ただ、当時流れていた「AUBE」のCMと同じ様なクールビューティー路線での女優活動再開は、古くからの片瀬那奈ちゃんファンにとっては手放しで喜べない状況だったと思います。

3クール連続でフジテレビ系の連続ドラマへの登板となった「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」で片瀬クンが演じた緒方亜紀は、そんな古参ファンも納得の「第一期女優時代」で魅せた「おもしろいきれいなおねえさん」路線へ軌道修正された役柄です。戸田さんが演じる「つや子さん」と片瀬クン演じる「亜紀ちゃん」は、人気ドラマ「離婚弁護士」にパート2から新加入したキャラクターで、二人の漫才コムビの様なやり取りも見どころでした。

第6話は「オチ」が亜紀ちゃんなので出番は最も少ない回なのですが、其の「オチ」で間宮法律事務所の停電騒ぎの原因が、亜紀ちゃんが合コン仕様の髪型にする為にシャワートイレの電源をドライヤーに代えていた事だったと発覚します。其処で、つや子さんが「今後10年、合コン禁止!」と云い放ちまして、それを受けた亜紀ちゃんが嘆願する時のセリフが今回ピックアップしたものです。

「お願いします」と云う部分を「おねげぇしますぅ〜」と言い回しているのが、当時としてはポイントが高く、「やっぱ、那奈ちゃんはこーじゃなくっちゃ」と「ラスクリ」&「ジーン」の悪夢を払拭するのには充分な役どころとなりました。那奈ちゃんファンの間では「2005年流行語大賞」と認定される程に流行ったものです。「リコベン2」は初回のゲストが意外にも初共演となった内山理名ちゃんで、主題歌を星村麻衣ちゃんが担当しました。「女優・片瀬那奈」の眞の復活劇を親友とマブダチがサポートする図式に、那奈ヲタのハートは萌えまくったもので御座居ます。ちなみに、片瀬クンは尊敬する女優さんとして、此のドラマの主役を演じた「あまみん」こと天海祐希さんを挙げております。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 00:02| ERENA | 更新情報をチェックする

「都のかほり」予告!

那奈理名.jpg


テレビ朝日 2:40〜3:10

土曜深夜(正確には日曜)のお楽しみは「ワールドプロレスリング」です。本日はG1から贔屓の「小島vs永田サン」と「太陽の天才児」が無様にジュニアのプリンスに負ける試合、更に「小鉄追悼」第二弾と濃い内容だったのですが、それらをぶっ飛ばす特別なボーナスが待っていました。

何故か、プロレス中継で二回も那奈理名が降臨!

そうです、今週末に放送される「都のかほりスペシャル 彩りの古都をゆく」の予告篇が二回も流れたのです。予告用に撮った部分も在りまして、大変貴重な予告篇となっております。特番なので一体いつ流れるのか分らなかったのですけど、まさか「ワールドプロレスリング」でゲット出来るとは、嗚呼、プロレス者で好かった。

あたくしにとっては、予告を観ただけで完全ノックアウトの「神番組」です。

那奈理名共演!ワクワクするね☆


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 12:30| TV | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#011

Joyful


「ゲロゲロ!」

(「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」2005年)


引き続きまして緒方亜紀ちゃんのセリフを選んだのはですね、昨日(9/12)にマブダチである星村麻衣ちゃんがツイッターで「片瀬那奈ちゃんと合流して出雲大社なぅ。那奈ちゃん初島根〜!」とつぶやいたからです。(うっぴー☆、情報ありがとう!)片瀬クンは、プライベイト旅行を満喫されているのでありましょうか。折角なので理名ちゃんとの奈良に対抗して、麻衣ちゃんと島根紀行って番組を撮って頂ければ嬉しいんですけどね。

前述の通り「離婚弁護士II〜ハンサムウーマン〜」の主題歌「EVERY」は、星村麻衣ちゃんの名曲です。当時、片瀬那奈ちゃんは「笑っていいとも!」の「テレフォンショッキング」に初出演(2005年5月23日)しましたが、お友達として麻衣ちゃんに繋ぎました。お付き合いは2003年の歌手時代に遡りましてですね、「SHiNY Girls」ってユニットを結成していたのですよ。それで「歌手・片瀬那奈」の最後のステージも麻衣ちゃんの実演へのゲスト出演だったのです。また、麻衣ちゃんもうっかり「ビバ!山田バーバラ(2006年)」に友情出演していたりしまして、公私共に「マブダチ」であります。

今回のセリフは「リコベン2」の第8話からで、此の回では瀬戸朝香さん演じる佐伯先生が、離婚して離れ離れになっている娘がガチャポンで動物のフィギュアを集めていまして「パンダがなかなかでないからほしい」と云うわけですよ。それで、間宮法律事務所のメムバーは密かにガチャポンをやってパンダを当てようとするのです。ところが、何故か自分に似て居る動物しか当たらなくってですね、片瀬那奈ちゃん演じる亜紀ちゃんは「カエル」ばっか出てくるのでした。

其れで「うり坊」ばっか出ちゃう「つや子さん」に、「(カエルに)似てんのよ、アンタ」と振られてアップになった亜紀ちゃんが、いきなりだナァで「ゲロゲロ!」とカエルのマネをするのです。ゲロゲロでゲロマブ!なのだ。那奈ちゃんはカエルに似てないこともないけど、そこまでやるか?「リコベン2」で演じた緒方亜紀ちゃんは、女優回帰後の「ラストクリスマス」と「不機嫌なジーン」、更には当時大量オンエアされ女性ファッション誌も席巻した「AUBE」でイメージされた片瀬クンの「美人女優路線」を、根底から覆す等身大の今時の女のコでした。初回から大欠伸をするわ、吠えるわで、那奈ちゃんの持ち味である豊かな表情が堪能できる作品となっております。

但し、当時は女優回帰後の二作である「ラスクリ」と「ジーン」に幻滅したのですけど、年月を経ますと「藤澤律子」と「岡元めぐみ」をアノ時に演じたのは大きな意義があったとも思えます。現在でも、あたくしは片瀬クンが本領を発揮するのは「動」の演技だと思いますが、所謂ひとつのクールビューティーな「静」の演技もしっかりと演じられるのです。

「第一期女優時代」との違いは、押さえた演技をもこなせる様になった点でして、復帰作で「緒方亜紀」を演じていたなら其の後の振幅の広い演技は望めなかったかもしれません。確かに「藤澤律子」と「岡元めぐみ」を演じる片瀬クンは、どこかぎこちない感じがするのですけど、其れは大いなる試練だったのでしょう。観て居るファンが忸怩たる思いだったのですから、片瀬那奈ちゃん本人はもっと「もどかしい気持ち」だったと思います。

とは云え、かつての路線に戻ってくれた「緒方亜紀」は手放しで歓迎する他はない役柄でした。ま、それだけあたくしは片瀬那奈を「過小評価」していたのですよ。まさか、一年後には「西豪寺エレナ様」まで行ってしまうとは予想もしておりませんでした。ハッキリ云いますけど、あたくしは「2005年で片瀬那奈ちゃんは引退する」と思って此処を立ち上げたのですよ。こんなに長く続ける気は、全くありませんでした。

さて、本日(9/13)は、ステラ・マッカートニーのお誕生日です。それから「エヴァ」の渚カヲルくんも本日がお誕生日の設定です。御目出度う御座居ます。片瀬クンは「ガンダム派」ですけど、あたくしは「エヴァ派」です。「カヲルくんとアスカが好きです。(←どーでもいい情報)」


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 00:02| ERENA | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈ちゃん名セリフ集」#012

鉄人28号 1 (潮漫画文庫)


「ビルの街に、ガオーッ!!」

(「20世紀少年 第1章」2008年)


片瀬那奈ちゃんは、原作のマンガ「20世紀少年」の愛読者でありまして、「ollie girls」2004年9月号で「気になっている7つの事柄...」に「20世紀少年」を挙げています。「週刊ビッグコミックスピリッツ」2005年11月14日号でも応援メッセージを寄せておりましてですね、満を持しての本篇出演となったのです。片瀬クンは「太陽の塔でもいいから出たい!」と熱望して、結果的にはカメオ出演となったのでした。

全3部作で、片瀬那奈ちゃんが演じた「敷島ミカ」のセリフがあったのは「第1章」だけです。公開当時は、まさかその後の展開で原作と違って「敷島ミカ」が埋没されてしまう等とは思っていなかったので、一目でも那奈ちゃんを拝みたいと、エキストラ出演を繰り返したもので御座居ます。御蔭で映画「20世紀少年」では、肝心の那奈ちゃんよりもあたくしの出番の方が多いって事になってしまいました。ま、ナンダカンダ云っても那奈ちゃんと同じ映画に出れたってのは「那奈ヲタ冥利に尽きる」事なんですけどね。

其れで、那奈ちゃんがマトモに演じた場面がある「第1章」なんですけど、主役の「ケンヂ」が唐沢さんなので「小早川伸木の恋」を思い出しちゃうんですよ。イメクラの風俗嬢になった「敷島ミカ」って設定で、とってもセクシーなんですけど、那奈ヲタ的には「おいおい、伸木がうっかり風俗に行ったら妙子がナースのコスプレで居ましたって事かよ?」と思ってしまいました。

「ケ〜ンヂくん、遊びましょ!」ってセリフが、予告篇などでも観れて大いに期待感を高まらせて下さったし、「早く仲間を集めなきゃ」とか、とっても重要なコトノハを残しているのに、何ゆえ消えてしまったのでありましょうか。今回選んだセリフも、物語に大きく関わる発言でした。「第1章」のクライマックスで現れる「巨大ロボット」をミカは予言しているのです。其れは、作ったのが父親だからなんですけどね。

此処でポイントなのは、片瀬那奈ちゃんのセリフ回しなんですよ。「ビルの街にガオー!」はアニメの「鉄人28号」の主題歌の冒頭部分です。那奈ちゃんは「ビルの街に」のトコまではオリジナル通りに歌い、「ガオーッ!」の部分は絶叫とアレンジしています。此れはですね、オリジナルに馴れ親しんだ者にとっては、衝撃的だったのですよ。僕らの「ガオーッ」とは全く違う「ガオーッ!」によって、僕らのイノセントを破壊されてしまったんです。アノですね、此れって、トンデモない事ですよ。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 03:12| ERENA | 更新情報をチェックする