「かたちん雑誌補完計画」の第二弾は「ollie girls」(三栄書房)です。過去ログを見たら、最も記録に不備が在った主要掲載誌が「ollie girls」でした。此の雑誌は筆者が「月刊那奈ちゃん」と呼称した最初のもので、掲載当時の公式BBSで大いに喧伝したと記憶しておりますが、丁度其の期間のログ(2004年2月下旬〜9月下旬)が消失してしまいました。「ゼンキロ」を開始した時期とも微妙にズレていましたので、ほとんど今回が初出の記述になります。
00.「Ollie」2003年11月号表紙、「COVER interview(カラー3頁、P161〜163)」に登場。
所謂ひとつの本誌に初登場。ダウンジャケットやサテンキュロット姿で川沿いでの撮影です。インタビューではアウトドア・スポーツとファッションに加え、当時の新曲「Necessary / EVERY***」もしっかりと宣伝。単発の登場かと思えましたが、大いなる伏線でした。
(撮影:森崎恵美子、スタイリスト:梶 雄太、ヘアメイク:面下伸一)
01.「ollie girls」2004年2月号表紙、「interview with COVER GIRL(カラー1頁、P89)」、他にプレゼント頁(カラー1頁、P204)に登場。
「ollie girls」に初登場。表紙では、ピンクのワッフルジャケット姿で不機嫌そうに睨んでいます。インタビューでもデニムジャケットで「何よ?」と胡座をかいております。読者プレゼントは、表紙で那奈ちゃんが着た衣装(ま、同一商品って意味でしょうけど)で、此の企画は最後まで継続されました。
(撮影:JFKK、スタイリスト:曽山絵里、ヘアメイク:OSSAMU)
02.「ollie girls」2004年4月号「片瀬那奈が着こなすプチセクシースタイル(カラー6頁、P18〜P23)」に登場。
ミニやデニムを着こなすフェミニンな那奈ちゃんを、巻頭特集のメインで堪能出来る破格の扱いに期待感が高まりました。
(撮影:刈谷 愛、スタイリスト:曽山絵里、ヘアメイク:OSSAMU)
03.「ollie girls」2004年5月号表紙、「Nana's Room vol.1(カラー1頁、P99)」「読者プレゼント(カラー1頁、P160)」に登場。
遂に表紙&連載と雑誌の顔に昇格。此の時点で「ollie girls」は、片瀬那奈に命運を預けましたね。表紙は、グリーンのフリルトップスに白いレースベストで、髪をアップにしていて、とっても可愛いです。新連載の「Nana's Room」は、正に「月刊那奈ちゃん」と呼ぶべき充実した写真日記で、此のスタイルは其の後も掲載雑誌を変えて継続されてゆきます。
(撮影:長澤正幸、スタイリスト:曽山絵里、ヘアメイク:OSSAMU)
04.「ollie girls」2004年6月号表紙、「片瀬那奈が着る この夏注目のアイテムを使ったトレンドスタイル(カラー4頁、P18〜P21)」「Nana's Room vol.2(カラー1頁、P99)」「読者プレゼント(カラー1頁、P160)」に登場。
青いシルクシフォントップスを纏う表紙に始まり、巻頭で笑顔満開の特集、連載写真日記と、コストパフォーマンスが高くなって参りました。此の「ハッキリ云って、カタセ贔屓だっ」としか思えない誌面構成によって、歌手専念時代に於いて「那奈ヲタ絶対買い!雑誌」の首位に「ollie girls」が挙げられる事となったのです。
(撮影:舞山秀一、スタイリスト:曽山絵里、ヘアメイク:OSSAMU)
05.「ollie girls」2004年7月号表紙、「片瀬那奈が着る この夏の本命スタイルはリゾートMIXで決まり!(カラー4頁、P18〜P21)」「Nana's Room vol.3(カラー1頁、P97)」「読者プレゼント(カラー1頁、P172)」に登場。
もうどうにもとまらない「ollie girls」の「那奈ちゃんゾッコン☆LOVE」路線が続きます。白いタンクトップにピンクのシフォンキャミソールを重ねた表紙から、前号に続いて巻頭特集も占拠。海岸で麗しいスタイルを魅せまくる片瀬クンに酔いしれ、連載の「Nana's Room」では星村麻衣ちゃんとの対談!と贅沢な時が楽しめます。ちなみに、貼付画像は此の号の表紙です。
(撮影:舞山秀一、スタイリスト:曽山絵里、ヘアメイク:面下伸一)
06.「ollie girls」2004年8月号表紙、「片瀬那奈が着る 今すぐ着たい注目アイテムでつくるサマースタイル4(カラー4頁、P18〜P21)」「Nana's Room vol.4(カラー1頁、P97)」「読者プレゼント(カラー1頁、P172)」に登場。
「表紙+巻頭+連載」と云う「片瀬那奈ちゃんと一蓮托生」路線が、本物だとしか思えない怒涛の暴走編集です。表紙は白いノースリーブレースブラウスで微笑む那奈ちゃん、巻頭は同じロケーションで四つのスタイリングを魅せる那奈ちゃん、連載では「テバサキ5」のオフショットや「20の質問」で那奈ちゃん祭りだ、わしょーいっ。最早「ollie girls」は、「絶対安全カタセ本」として、正に独走態勢となりました。
(撮影:北島 明、スタイリスト:大沼こずえ、ヘアメイク:OSSAMU)
07.「ollie girls」2004年9月号表紙、「片瀬那奈が着る この秋はちょっと“レディラック”が気分!(カラー4頁、P16〜P19)」「Nana's Room vol.5(カラー1頁、P97)」「読者プレゼント(カラー1頁、P172)」に登場。
表紙はピンクストライプキャミに白いカーディガンを合わせた秋スタイル。巻頭では「那奈ちゃんスマイル」の波状攻撃!連載では「気になっている7つの事柄...」に「20世紀少年」を挙げています。「人に歴史あり」なのだ。
(撮影:鳥巣佑有子、スタイリスト:大沼こずえ、ヘアメイク:OSSAMU)
08.「ollie girls」2004年10月号表紙、「片瀬那奈が着る 本命ボトムスで作る最新スタイル(カラー4頁、P18〜P21)」「Nana's Room vol.6(カラー1頁、P97)」「読者プレゼント(カラー1頁、P173)」に登場。
半年間、6号連続で片瀬那奈ちゃんが表紙!前人未到の記録を達成しました。此の記録は2010年に「テレビでスペイン語」によって並ばれますが、「ollie girls」は連続6号の前後に2004年2月号と2004年12月号でも片瀬クンを表紙に起用しました。月刊誌壱年間で8回!こんな酔狂な雑誌は他に在りませんよっ。
表紙はニットカーディガン姿で、巻頭では秋モードのボトムスで愛らしく、御馴染みの「月刊那奈ちゃん」が展開しますが、連載で過去の表紙やコーデを総括する企画があって些か不安に感じます。此の号が発売されたのは2004年9月の頭で、女優復帰が公表されていました。
(撮影:藤岡由紀子、スタイリスト:大沼こずえ、ヘアメイク:佐々木 篤)
09.「ollie girls」2004年11月号「Nana's Room vol.7(カラー4頁、P112〜P115)」に登場。
半年連投した表紙を降板したものの、其の分連載が拡大版になりました。女優回帰となった「ラストクリスマス」の撮影も始まり、何となく凛々しい那奈ちゃんが居ます。
(撮影:増田勝行、スタイリスト:大沼こずえ、ヘアメイク:MAKOTO)
10.「ollie girls」2004年12月号表紙、「Nana's Room vol.8(カラー2頁、P112〜P113)」「読者プレゼント(カラー1頁、P157)」に登場。
ふたたび、表紙に那奈ちゃんが降臨!ジップアップブルゾン姿ですが、チラリと腰を魅せております。連載も見開きの拡大版で、ゲロマブ決め顔の那奈ちゃんをドカン!とフューチャーし、日記ではうっかり星村クンも再登場しております。此の時のチーフマネって青うにょ師匠だったんだよナァ、、、と遠い目。
(撮影:増田勝行、スタイリスト:大沼こずえ、ヘアメイク:OSSAMU)
11.「ollie girls」2005年1月号(休刊号)「Nana's Room 最終回スペシャル(カラー7頁、P89〜P95)」に登場。
突然の最終回は那奈頁に渡るスペシャル版!2005年1月号ですが、発売は2004年12月始めだったので、2004年を振り返り2005年の抱負を語る様な内容です。インタビューの最後に「那奈さんにとってのオーリーガールズとは?」って質問が在って、那奈ちゃんは「月に一度の楽しみです。」と応えて、読者へのお別れの挨拶をしています。「ollie girls」は、此の号で休刊しました。編集部と片瀬クンの相互に愛情溢れる最終回です。
(撮影:増田勝行、スタイリスト:大沼こずえ、ヘアメイク:OSSAMU)
2004年過度期の片瀬那奈ちゃんを全面に推し出した「ollie girls」は、那奈ヲタ的には「天晴れ!」としか云い様が在りません。年間8回も表紙に起用し、連載も持たせ巻頭も何度も飾らせた「カタセ莫迦ファッション誌」なんて、他に無いですよ。眞に「月刊那奈ちゃん」と呼べるのは、未だに「ollie girls」だけだナァ、と改めて思いました。ありがとう。
(小島藺子/姫川未亜)