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2010年07月17日

「テレビでスペイン語」2010年8月号

スペイン8.jpg


発行/日本放送出版協会

表紙ですよっ。

 AD:岡本一宣
 デザイン:尾崎行欧、溝口実穂(O.I.G.D.C.)
 撮影:みなもと 忠之
 モデル:片瀬那奈
 ヘア&メイク:青山理恵
 スタイリング:大沼こずえ
 衣装提供:モスキート・チープ&シック. マグリット


今回は「キリリッ!」とした片瀬クンのモデル・ポージングが麗しい表紙です。ま、普通に

「三冊買い、上等!」

でしょう。目次を見たら、8月も壱回お休みが在るみたいです。其れで、片瀬クンも少しはのんびり出来るのなら好いのですけどね。


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト

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2010年07月18日

「イケタク直前SP」

ご当地 コスチュームキューピー 完全カタログ700


フジテレビ 13:30〜14:00


7/20に放送される「イケタクSP」の番宣で、昨年に片瀬クンがキューピー・ヲタ振りを晒した勇姿が再び流れた模様です。う〜ん、ふ〜ん、ま、既出映像ですけどね、、、でもさ、こんな番組が放送されるなんて、

「ちっとも知らなかった」


本放送:2009年9月17日


(小島藺子)


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「迷わず行ける迷宮」

アントニオ猪木全記録


ナンダカンダ云っても週に壱度の「ワールドプロレスリング」を録画視聴しているわけですが、今週はゴルフ中継で飛んじゃいました。あたくしが録画しているのは、片瀬クン関連番組以外では「ベストヒットUSA」と「ワールドプロレスリング」だけなのに、両方共ゴルフが録画されていて「しょぼ〜ん」ですよ。

其れで、DVDで大昔のプロレスを観ました。何度も観た試合ばかりなのですけど、此れが面白いのですよ。片瀬クンが推すからサッカー番組を沢山観ましたけど、日本戦のゴール・シーンとか「何度観ても好いですね」なんて云われても「もう、飽きた」としか思えませんでした。リアルタイムで観た時には「どっちが勝つのかしらん」と其れ也に興奮したのですけど、結果が分っている再放送とかダイジェストでは燃えられません。

プロレスってのは、予め結末が決まっているらしいのです。あたくしも子供の頃からマッチメイクを見て「あ、此れはこっちが勝つな」と予想して、十中八九的中します。かつて未だ全日時代に小橋と秋山がシングルで闘った試合を生観戦した時に、ま、当時は誰が考えても「小橋が勝つ」って消化試合みたいなもんだったのですけど、秋山ファンの男の子が大声で応援していて、始めは「アキヤマ!勝てるぞっ!!」とか威勢が良かったのですけど、30分一本勝負だったので20分過ぎたあたりで彼は「アキヤマ!あと10分、せめて引き分けっ!!」と絶叫して場内に失笑が起きたのです。試合は当然乍ら小橋が勝ちましたけど、あたくしは其の青年のピュアなハートは好きだな。

猪木と谷津がシングルで闘った試合を観たら、序盤から猪木は谷津を相手にせず反則パンチで場外に叩き落として置き乍ら、今度はなかなかリングに入らない谷津に怒り出したりと勝手気ままです。アリ戦の様に寝転んで挑発したり、谷津のスープレックスを受けまくったり、ほとんど一人で試合を作っています。中盤で谷津がアマレス仕込みのグラウンドで猪木をコントロールして、見栄えは悪いのですけど変型の卍固めの様な体勢で猪木を攻め込む場面があるのです。猪木はわざと耐えているのか、本当に外せないのか分りませんが、其の直後に所謂ひとつの猪木の「風車の理論」で、いきなりだナァと喧嘩殺法に転じた猪木が殴る蹴るの暴行で谷津をリング下に叩き落とします。

谷津はバッチリとカメラに映るトコで自分で額を切って、エプロンに上がると猪木は容赦なく谷津の額を鉄柱に打ち付けます。そこで解説の桜井サンが、おっとりとした口調で「谷津の額が切れたみたいですねぇ」と云うわけですよ。別に谷津は反則なんか全くやってなかったのですけど、猪木は額めがけて拳固で殴りまくります。実況のフルタチは「猪木の鉄拳制裁だっ!」と大興奮で、長州が乱入しようとするのも軽く受け流して「延髄斬り」を谷津に炸裂させるのですけど、右足で延髄、左足で額を蹴ると云うエグイ蹴りです。リング下で見守る当時の付き人「後藤達俊」の冷めた目線も好いですね。

此の試合は「正規軍vs維新軍 4対4 綱引きマッチ」って聞いただけではよく分んないカードでの出来事で、よーするにリング上にグチャグチャにされて隠された四本の綱を引いて対戦相手が決まるって試合です。ま、全部マッチメイクは決まってたんでしょう。「長州vs前田」と云うビッグマッチもあるのですけど、時は1983年ですのでアキラは健闘虚しく長州に負けちゃいます。でも、此れも何度観ても面白い試合なんですよ。試合序盤で桜井サンは「長州はね、勝って当たり前ですからね」と素晴らしい解説をぶちかまします。終盤で前田に少しだけ花を持たせた後は、バックドロップ→サソリ固め、自ら解いて、リキラリアット→サソリ固め、と長州がやりたい放題です。此の1983年に猪木も前田とIWGPリーグ戦でシングルを闘いましたけど、終盤で前田がラッシュするのを、猪木は長州よりもかなり多く受けて攻め込まれて魅せましたね。

さらに此の時は「ドラちゃんvsキラー・カーン」って美味しい試合もありました。全盛期の藤波の試合を観ると「相手を光らせるのが上手いナァ」と感心しますが、そんな藤波でも猪木との試合では逆に光らされてしまいました。ま、猪木は別格ですね。其れにしても「アルバトロス殺法」を仕掛ける為にトップロープに登ったキラー・カーンを「雪崩れ式ブレーンバスター」で逆に投げる時に、思いっきり藤波の背中を両手で支えているミスター高橋はヘボだナァ。

ピーターの大根役者振りは枚挙暇が無いのですけど、例の「長州顔面狙撃事件」もピーターが裁いているのよさ。前田が長州の顔面を背後から蹴った時に、ピーターは何をしていたのでしょう。久しぶりに観たら、長州が木戸にサソリ固めを掛けたのって自軍コーナーのすぐそばなのですよ。前田は、のんびりと反対側のコーナーから歩いて来るんです。普通ならレフェリーのピーターが止めますよね。ところが、何故かピーターは長州の顔を覗き込んでいて、全く前田が背後に来た事に気付いていません。そして前田が蹴った時に、ミスター高橋は顔を手で覆って逃げたのでした。完全なる職務怠慢です。


(小島藺子)


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2010年07月19日

「解き明かせない解説」

ジャイアント馬場―王道十六文 (人間の記録)


DVDで観る「僕たちの好きだった革命」は、鴻上さんも語る様に実際の舞台の「20%」位しか伝えられません。然し乍ら、副音声での片瀬クンの解説が面白いので全く別の作品として楽しめます。片瀬クンは歌手時代にもほぼ全曲解説を自ら語っていて、そちらも自分を客観視した冷めた目線が優れものだと思います。

さて、此処から羽織を脱いでまたプロレスの話題に行くのですけど、ま、お好きな片だけ読んで頂戴。プロレスの解説は、プロレスマスコミ関係者が担当するのが通例で現在でも脈々と引き継がれています。そんな中で元レスラーの遠藤幸吉に滅茶苦茶な解説をやらせた猪木は、自分には絶対服従の鬼軍曹・山本小鉄を無理矢理引退させて解説者にしました。「もしも海外遠征で猪木さんがピストルで撃たれたなら、僕が盾になって守りますよ。当たり前の事です」とまで真顔で語る小鉄は、現役に未練を残し乍らも猪木の命令に従い引退し、レモンちゃんの通信教育で語りを学んで解説者になりました。

小鉄以降はレスラーや元レスラーが解説するのが受けて、現在でも山ちゃんが活躍しています。其れで、小鉄と山ちゃんの間に新日の解説を担当していたのがマサ斎藤です。レスラーは当然乍らプロレスの裏事情を知っていますので、如何に其れを隠し乍らレスラーならではの視点から語るのが魅力なのです。でも、米国生活が長かったからなのかマサさんにはそんなお約束は通用しません。

グレート・ムタを武藤、パワー・ウォリアーを健介と呼ぶのなんて序の口で、正体不明のマスクマンの「中のひと」も平気で明かしていました。ま、ライガーとかサムライとか日本人はみんな中身を知ってますけど、海外のマスクマンまで普通にバラします。例えば辻がブラックタイガーを褒めると、平然と「エディ(ゲレロ)はプロレス一家だからね」なんぞと云うわけですよ。猪木の事を「アントン」と呼び、死闘を演じた巌流島に関して雑誌の対談で武藤に「アレは大変だったでしょ?」と訊かれたら「全然、大変じゃないよ。武藤、お前もプロレスラーなんだから分るだろ」と云い放ったりしました。まさに「当たって砕けろ!ゴーフォーブロック」です。

そんなお茶目なマサ斎藤ですらシャッポを脱ぐのが「東洋の巨人・ジャイアント馬場」です。愛弟子ジャンボ鶴田が余裕ぶっこいて「オーッ!」と試合中に手を挙げると、すかさず「ジャンボは、此処で客に問おている場合じゃないんですよ」と苦言を呈するガチ解説が御馴染みですが、あたくしが好きなのは「長州vsキラー・カーン」での解説です。全日に上がった長州軍団が仲間割れしての大将戦みたいなアングルで、其れは全日で長州と手が合うのが天龍しかいなかったから生まれたストーリーだったと思います。

試合は「裏切り者のカーンを長州が制裁する」って筋書きですので、何故かペイントして登場したカーンは反則の限りを尽くして長州を追い込まなくてはいけません。小沢さんは「いいひと」でアンドレの足を折って有名になったのも、アンドレが前夜に呑み過ぎて自爆骨折したのを咄嗟の判断でアルバトロスで折った様に見せ掛けてアンドレのプライドを守ったなんて話もあります。それで、長州が優勢になりかけたら、場外から上がったカーンは紐で長州の首を締めるわけですよ。アナウンサーが「場外で拾ったのか?汚い事をしますね〜!」と絶叫すると、馬場さんが冷静に「用意してたんでしょ。あんなもんが都合よくリング下に落ちているわけがないんですよ」と解説したのです。ガチだワァ。

真偽不明ですが、多団体ではニワトリの血を仕込んだ血袋で流血ギミックをしていた悪役レスラーを呼びつけて、馬場さんが「困るナァ、ウチではそんなインチキはヤメてくれよ。此れからは自分で額を切ってくれ」と云った話も好きです。長州とタッグで対戦し、馬場がサソリ固めを掛けられまいと踏ん張った時の実況アナの「馬場の顔が、いつもの顔じゃないっ!」ってのもナイスでした。だったら、いつもどんな顔で闘ってるのよさ。


(小島藺子)


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2010年07月20日

「mina」2010年9月号

mina (ミーナ) 2010年 09月号 [雑誌]


発行/主婦の友社

「あの人になりたい!」憧れ INTERVIEW VOL.18
「女のコの女神たち 片瀬那奈」

に登場。カラー3頁(P167〜P169)

 撮影/今城純(D-CORD)
 スタイリング/大沼こずえ(kind)
 ヘア&メイク/村端ジン(ヌーデ)
 取材・文/釣谷高子


内容は、今年で29才のアラサーおねえさん片瀬クンが若い「mina世代」にアドバイスするって感じです。デビュウ当時から始まり、20代をも総括する様な話し振りにザワザワして読み進めると、「30才・成人説」とか「スタンバイOKですよ」とか、未だ未だやる気まんまん!な御様子です。

特に印象的なのは、

>この仕事を始める前から「ナナちゃんだからできるんだよ」ってことがしたかったから。

ですね。高瀬リコ役に関するインタビューでも「この役は私しかできないと言い聞かせながら頑張ってきました。」と語っておりました。確固たる自信が、片瀬クンには在る様です。そして、其れは過去の積み重ねによって得られたのですから「本物」でしょう。

ファンにとっては、来るべき新作に対する大いなる期待感を煽られる読み応え充分な発言集と云えます。スタッフも久しぶりに「こずえ&ジン子」ですから、写真も外しません。此れは、買いましょう。


(小島藺子)



「mina」公式サイト



「HAGU」の此れも、もう壱度、貼って置きますね。

夏の“男女カンケイ”
INTERVIEW WITH NANA KATASE x UTAMARU (RHYMESTER)


※とりあえず、↑に飛ぶとP10の対談が読めて、横の写真をクリックするとP11へ進みます。P12を読むにはトップへ行って小さい方の「かたうた画像」をポチッとすれば行けます。其処にはP13の画像も在ります。まんどくさい片はトップの「vol.2」ってのからpdfを落として下さい。

posted by 栗 at 07:07| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「カタセカイ列伝」# 017「成海璃子」

12歳/成海璃子ファースト写真集


成海璃子は、1992年8月18日生まれの女優です。1997年に子役劇団に入団し、本名での少女モデル活動を経て、2000年にドラマ「TRICK」で女優デビューします。2004年に研音に移籍と同時に芸名「成海璃子」としての活動を開始し、其の後は多くの映画やドラマで主役として活躍しています。

片瀬那奈ちゃんとは、映画「きみにしか聞こえない(2007年)」で共演しています。とは云え、実際に撮影での共演は無く、初日舞台挨拶で初めて顔を合わせると云う奇妙な共演となりました。確かに、二人の役柄から考えても相対する場面は有り得ない設定です。

「りこりこ」と片瀬クンの所属事務所は同じ研音で11才の歳の差がありますが、芸歴は5才から始まった「りこりこ」の方が先輩です。同じ「セントラル子供劇団」から研音に移籍した志田未来ちゃんは一歳下ですが、志田ちゃんは「成海さん」と呼び「りこりこ」は「未来ちゃん」と呼ぶ様に、上下関係がハッキリしています。

椎名林檎ちゃんのファンである事も有名で、カラオケでは一人でアルバム曲順に全曲歌い続ける程にお好きらしいのですが、特に好きなのが「無罪モラトリアム」って、、、えっと、1999年に「りこりこ」は那奈才ですよ。七つで「無罪」っすか、、、。それでニルヴァーナ好きってのは兎も角、INU、村八分、猛毒とかも好きみたいです。ピアノ、ギター、三線を弾きこなすし、手強いナ。ま、「きみにしか聞こえない」の舞台挨拶でお目に掛かった時の印象は「育ち盛りの明るい普通の女のコ」でしたけどね。

さて、「りこりこ」と「きみにしか聞こえない」で共演したのが、(つづく)


(小島藺子)


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2010年07月21日

「流浪のかたちん」

タモリ2


第三水曜日なので、早朝にコンビニに行って「駅」を買いました。あたくしはTV情報誌は「駅」に決めているのですけど、其れは単純明快に「かたちん」こと片瀬那奈ちゃんの番組スケジュールが載っているからです。

スペースが狭かったので「テレビでスペイン語」しか無いのかしらん、と思ったものの、「タモリ倶楽部」の文字列が目に飛び込んで来ました。どうやら、8月6日深夜、つまりは8月7日の午前0時20分から放送される「タモリ倶楽部」に「かたちん」がゲスト出演するみたいです。

見どころを紹介する頁にはロケの写真も載っていて、確かに「かたちん」も写っています。ん?写真が掲載されているって事はだ、撮りはとっくに終っているわけじゃまいか。全くもう「かたちん」のマネジャーは何をサボりまくっているのでありましょうか。

他に気になる番組は、うっぴー☆が指摘してくれた様に「バラエティ番組の未公開映像蔵出し」ですね。「ダウンタウンDX」の7月29日分には「永久保存版の未公開シーンが満載」と御丁寧に書かれていました。こないだ出たからもうない、とは限りませんね。

其れにしても、片瀬クンの新作はどーなってんのよさ。あたくしは女優の場合は「片瀬クン」で、バラエティとかは「かたちん」と呼ぶ事にします。出よ!片瀬クン。


(小島藺子)


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「乾かぬ舌の根」

激白〜長州力の30年 [DVD]


片瀬那奈ちゃんが出演している「マイティア」のCMはCG合成で、片瀬クンはブルーバックで宙吊りになって撮影しています。ネットで配信されているメイキング映像では、吊られておどけた動きをする可愛い「かたちん」の姿が観れますが、其処で「吊られた事はありますか?」と質問されると、片瀬クンは「釣りはした事がありますけど、吊られた事はあまりないですね」とオッサン乗りで応えております。

でも、ジョージアの「未来からの使者」篇で「銀色案山子星人」を演じた時も思いっきり吊られていましたので、スポンサーに気を使ったリップサービスなのでしょう。「いえ、こないだもジョージアのCMで吊られましたよ」なんて云ったらマズいですよ。かつて「クリオス」のCMをやっていた時にラジオ公録でファンから差し入れされたのに食べなかったのでナビゲーターに「片瀬サンも召し上がって下さいよ」と振られたら、莫迦正直に「あたし、甘いモノはあまり好きじゃないから」と生放送で発言した大失態を教訓としているのかもしれません。

さて片瀬クンは発言にブレが無いのも魅力で、その場しのぎのテキトーな発言はほとんど在りません。相手に気を使った曖昧な表現はありますが、信念は曲げません。まぁ、此処までが枕で本題はプロレス・ネタに突入します。過激な仕掛人・新間は「プロレスは還暦過ぎてもやれるんですよっ」と素晴らしい発言をぶちかましましたが、確かに鉄人・ルー・テーズは70才を過ぎてもリングに上がっていました。テリー・ファンクとか大仁田なんかは何度も引退して復帰しています。

レスラーの発言もかなり好い加減で、猪木が「こんなプロレスを続けていたら10年持つ選手生命が1年で終わってしまうかもしれない(キリッ」と云い放ったのは1974年ですが、引退したのは1998年です。四半世紀も持ってしまったじゃまいか。よくプロレスには筋書きがあると云われますけど、映画やドラマみたいにしっかりしたシナリオが在るとは到底思えません。あるレスラーが「試合にシナリオ?おいおい、そんなもんを俺たちが覚えられると思うか」と云ったのは真実でしょう。おそらく、勝ち負けは決まっていて、プロセスはアドリブだと思います。

初対決の相手とは事前にリハーサルをやる事もあるとピーター本にも書かれていましたけど、あたくしが観た試合で最もカラクリが剥き出しだったのは「北斗vs神取」の第一戦です。1993年に女子プロレスのオールスター戦で行われた名勝負で、三万円もする特リンで生観戦した時には感動しました。其れで高価なヴィデオを購入して再び観たら、北斗が場外で大流血する時に「マリン・ウルフ」のパートナーである「みなみ鈴香」が思いっきり北斗の額を切ってるじゃないのよさ。

いえ、流血ギミックは珍しい事じゃないので其れは好いとして、初対決でリハもしていなかったと思われる北斗は試合中に何度も神取に指示を出しているのです。例えば「掟破りの逆ノーザン」を神取が放つのは名場面ですが、其の直前に北斗は神取に「ノーザン行け」と耳打ちしています。他の展開も全て北斗が決めていて、リングサイドのマイクが其のやり取りを全部拾っているのです。ま、其れで幻滅したかと云えばそうではなくて、其の後も北斗と神取の試合はほとんど生観戦したんですけどね。

プロレスラーの発言が如何に好い加減なのかを思い知らされたのは、長州力のインタビューでした。確かデビュー20周年記念の総集編ヴィデオ「パワーホール」って箱モノだったと思います。デビューからの名勝負を収録して、間にインタビューが入ってるって作りで、寡黙な長州が結構上機嫌で語りまくるのです。新日と云えばカール・ゴッチの元へ修行に出されるのが通例でしたが「長州は一週間で逃げ出した」なんて噂がありました。其の真相を訊くわけですよ。

するとですね、長州は「逃げた?違うよ。俺にはゴッチさんのトコにいる意味が分らなかった。何も学ぶべきものがなかったんだよ。うん、俺はさ、ゴッチさんからは何ひとつ学んでないぞ」と云い放つんです。なるほど、アマレスで五輪に出た長州ですから、ゴッチイズムには染まらなかったと説得力もあります。ところが、続けてデビュー戦の話になります。長州の代名詞とも云うべき「サソリ固め」をデビュー戦で初披露して勝った試合です。インタビュアーが「此のサソリ固めはどうやって編み出したんですか?」と訊きます。長州は笑顔満開で「ん?アレはゴッチさんだよ。ゴッチさんに教わった」と平然と応えたのでした。おいおい、思いっきりゴッチから学んでるじゃまいかっ。


(小島藺子)


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2010年07月22日

「テレビでスペイン語」#15 再放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 07月号 [雑誌]


NHK教育 6:00〜6:25

「存在を尋ねる」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


本放送:2010年7月16日


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト


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「ジャミング」

ブルーザー・ブロディ 私の、知的反逆児


「1985.4.18」と云えば「猪木vsブロディ 運命の対決」です。当時の新日は、前年の「UWF旗揚げ」と「ジャパン・プロレス離脱」で人材がスッカラカンになっておりました。それで起死回生で全日常連のトップ外人レスラーだったブルーザー・ブロディを引き抜いたのです。

ブロディは移籍直前のタッグマッチで対戦した長州に何もさせずに一方的に叩きのめして、挙げ句に試合放棄すると云う暴挙に出ます。そして、ベートーベンの「運命」に乗せてスーツ姿で猪木の前に現れたのでした。此処までの展開は、煽りとしては最高級です。

初対決を迎え、TV中継では入場前にブロディが猪木の控え室に乱入し左腕を殴打する場面が流れました。会場に詰めかけた観客は知らなかったでしょうけど、入場時に「イノキ・ボンバイエ」がフルコーラス流れる中でガウンも着ないで左腕に包帯を巻きまくった猪木が登場し、異変に気付くのです。ワクワクするね☆

片腕が使えない猪木は一方的に攻め込まれますが、所謂ひとつの「魔性の力」で必死に応戦します。ブロディは、必殺の卍固めを後方に倒れ込んで外してしまったり、延髄斬りも何発もくらわないと倒れなかったりと「最強外人レスラー」を大いにアピールしますが、猪木がブロディの右脚に攻撃し始めて変な事になります。プロレス者には御馴染みの「ブロディのカミソリ事件」です。タイツに隠し持っていたカミソリをブロディが何度も使って、在ろう事か自分の脚を切って居るのです。

額を切る流血ギミックには慣れていましたけど、自分で脚を切りまくるなんて初めて観ましたよ。試合は流血したブロディの脚を泣き乍ら蹴りまくる猪木が俄然優勢に転じますが、へっぽこミスター高橋は失神しちゃって、小鉄が放送席から飛び出して、両者場外乱戦となり、しっかりブロディは最後にパイルドライバーを猪木に炸裂させるものの、両者リングアウトになります。猪木はすぐに立ち上がってブロディの脚を蹴りまくり、逃げ惑い乍らブロディは退場するのでした。此の落ちは、決まっていたんでしょうね。

さて、此の試合をあたくしは200回位は観ていると思うのですけど、どこまでが決まっていた事なのかは分りません。試合前に猪木が襲われるのは、TVカメラが追いかけているので決まっていたのでしょう。其れに対してブロディが脚から流血ってのも、お約束だったのでしょう。解せないのは、終盤で猪木が泣き乍らブロディの脚を蹴りまくる場面です。完全にイッているとしか思えないのですよ。特に号泣し乍ら蹴ってロープ際まで追い詰めた時に、猪木が両腕を広げて咆哮するのが名場面なのですけど、演技を超えています。

頭が良くてプライドも高いブロディは、例えば猪木のバックドロップを受ける時にも自ら「さあ、投げてみなさいよ」とばかりにクルリと背を向けたりします。徹底的に猪木は小馬鹿にされていたのかもしれません。猪木とブロディは其の後も何度か闘いますが、完全決着はありませんでした。誰とでも其れ也の名勝負を展開出来る猪木でも、ブロディとは手が合わなかったと思えます。てか、ブロディって全盛期の馬場にそっくりなんだよね。


(小島藺子)


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2010年07月23日

「テレビでスペイン語」#16 本放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 07月号 [雑誌]


NHK教育 0:00〜0:25

「義務を伝える」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


アセ カロール ☆

W杯が終了後に行方知れずの片瀬クンですが、スペイン語のお勉強はしっかりと継続しております。フリオも「ナナは耳が好いから発音とかすぐに覚えるよ。ちゃんと勉強してるね」と褒めていました。ええ、片瀬クンはサッカーも独自のスコアブックを記していて、ゴールの時間とかも記録していました。だから、どーした?って話にもなりますけど、其の偏執狂的なこだわりは、那奈ヲタにとっては「流石、那奈ちゃんだぜ」と賞賛される魅力のひとつです。サッカー関連で色々と云われてますけど、片瀬那奈ちゃんを愛する者としては「那奈ちゃんは真摯だ」と再確認出来た見事なスペシャルサポーター振りでした。

それで、来ましたね、此の髪型と衣装!此れってさ「プレマップ」とおんなじです。つまりですね、「プレマップ」が最初にオンエアされたのは6月5日ですから、5月下旬から6月上旬に撮られたわけですよ。此の収録があった日に「W杯は未だ開幕していなかった」のだよ。あたくしは、いつ此のスタイリングで登場するのか待っていたのです。

此処では、当然乍ら作品として発表された期日で記録するのが本筋なのですが、其れがいつ制作されたのか?を探究するのも重要です。例えば、姫様のコーナーは在る程度まとめて収録されていると思われます。下手すれば、全部撮り終わっているのかもしれません。

其れにしても、今回の那奈ちゃんは「伝説健在!」を遺憾なく発揮する素晴らしいスタイリングで御座居ました。「マルタのウインク」も可愛らしかったのですけど、主役は那奈ちゃんですね。やっぱ、那奈ちゃんは好いですよ。出て来るだけで、ウキウキワクワクさせてくれます。早く還って来て下さいね。


(小島藺子/姫川未亜)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト

posted by 栗 at 00:27| TV | 更新情報をチェックする

「未亜たん夢日記」其の壱

つげ義春全集 (6)


友人たちと連れ立って大きな会場に来た。ドーム型なのだけど、入場するとアリーナは広い楕円形で、観客はスタンドにしか入れない。陸上競技が始まりそうな雰囲気なのだけど、トラックにいるのはプロレスラーや総合格闘技の猛者ばかりだ。其の中に紅一点で片瀬那奈ちゃんがいる。

片瀬那奈ちゃんは悠然とストレッチをしていて、全員が一列になってトラックを歩いたところで「此処で20分間の休憩になりま〜す」と場内アナウンスが流れた。場内には何故か売店がないので、一旦外に出て屋台でビールを呑んで焼き鳥を食べた。そろそろ戻らなければと思い会場方面に向かうと、前方から片瀬那奈ちゃんが沢山のモデルを引き連れて歩いて来たので、何か話さなければと焦ったのだけどドキドキして言葉が出ない。

会場に戻ると友人たちは反対方向のスタンド最前列に陣取っていて、遠くてよく見えないのだけど、たぶんまややが「未亜ちゃ〜ん!こっち、こっち!!」と叫んでいる。もう競技が始まりそうなので、スタンド中段の席に座ると椅子が電動式でマジックハンドみたいに動きだした。どうやら反対側の最前列まで連れて行ってくれるみたいだ。此の辺で「おいおい、此れって夢だろ」と事態が呑み込めて来ている。

椅子がアリーナを縦断しようとすると、前方から片瀬那奈ちゃんを先頭にした美女軍団が入場して来て、片瀬那奈ちゃんの真っ正面で一旦停止した。今度こそ何か云おうと思ったら、片瀬那奈ちゃんが握った右手を差し出して開いて「これ、あげるよ」と云った。食玩のゴジラだった。それで、それをもらって友人たちのいるスタンド最前列に到着して、競技が始まるのを待っている。一体、何が始まるのか、全く分らないでいる。


(姫川未亜)


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「未亜たん夢日記」其の貳

つげ義春コレクション ねじ式/夜が掴む (ちくま文庫)


昔住んでいた八木山のアパートにいる。お腹が空いたので、セブンイレブンに買い物に行く事にした。普通の道だと高校の広いグラウンドをぐるりとまわり道しなければいけないのだけど、けもの道を知っているので崖を登って近道をする。確か、炊飯器に冷や飯が残っていたと思い出したので、烏賊の塩辛を買ってお茶漬けにしようと決めた。

セブンイレブンの隣はガソリンスタンドで、店員さんから「またガソリンを買って行ったんですけど、気味が悪いですね」と云われる。其のよくガソリンを買って行く客が前方を歩いて、さっき登って来た秘密のけもの道を降りていったので、スタンドの店員だったはずの今は友人Sになった男と後をつけた。

ガソリンをタンクに詰めた奴は、僕のアパートに入って行った。山の中なので鍵を締めずに出て来てしまったのだ。友人Sは「未亜さんっ、放火魔ですよ」と興奮している。ジープを運転して後輩のCも駆けつけた。大勢がアパートを取り囲んで踏み込もうとしている。

僕は部屋にひとりでガソリンを呑んでいて「五月蝿いナァ」と思ったら、ドアが開いて「いた、いた。今晩、泊めてくれよ」と知らない人が二人組で入って来たので、煙草に火をつけた。真っ赤になった部屋で三人でガソリンを呑んで楽しく笑っている。赤と黒の二色しか見えない。そう云えば、あの塩辛はどうしたんだっけナァと思っている。


(姫川未亜)


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2010年07月24日

「怪優・片瀬那奈・進化論」番外篇-1
「カンゴロンゴ」

片瀬那奈 2007年 カレンダー


片瀬那奈ちゃんの2009年までの時系列順の女優歴に関しては既に書き終わりまして、2010年以降は現在進行形ですのでもう少し時が経ってから書くべきでしょう。そこで、個別の項を設けた役柄以外の演技について、補足してゆきます。

「世直しバラエティー カンゴロンゴ」は2007年9月30日にNHK総合で放映された番組です。放送時間は「0:30〜1:00」ですので、告知などでは2007年9月29日放送となっていました。

内容は実際に起こった事件を解決すべく人生相談おじさん「カンゴロンゴ(平 幹二朗さん)」が奮闘するドラマとパネラーの討論が交差する番組でした。片瀬クンは再現ドラマ部分の主人公である小学校の教師を演じています。生徒の親からのクレームに悩み、ストレスから自分もクレーマー化してゆき「カンゴロンゴ」に相談に来ます。

片瀬クンは2008年に「浜田警察緊急出動スペシャル!〜本当にあった男と女のサスペンス劇場〜」や「ショコラ」で、2009年にも「スマスマ」の「ちょっとイイ話」(但し、撮影は2008年)で所謂ひとつの再現ドラマに出演していますが、2007年の此の作品は見落とされている様です。

ストレートの髪を後ろに結んで地味なスーツ姿の「A教師」は、役柄的には「デスノート」での第3のキラに変貌する前の高田清美の様な印象です。大人しく真面目な先生なのですが、クレームに耐えかねて故障したコピー機を修理に来た業者に対して爆発する場面が見せ場ですね。

片瀬クンの突然の暴発演技はコメディ路線では「西豪寺エレナ様」や「美月うらら姫」そして「高瀬リコちゃん」などで御馴染みで定評がありますが、此処では「小早川妙子」とも違う真に迫ったシリアスなぶち切れ方が観れます。再現ドラマならではのリアリティがある名演です。


2007年9月30日:「世直しバラエティー カンゴロンゴ」


(小島藺子)



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「浜田警察緊急出動スペシャル!〜本当にあった男と女のサスペンス劇場〜」は、2008年4月17日(21:00〜22:48)に読売テレビ制作で日本テレビ系で放送されたバラエティ番組です。実際にあった事件の再現ドラマを著名な俳優陣が演じる企画で、片瀬那奈ちゃんは「アパートの壁の穴を使い過ぎる女!」に犯人役で主演しています。被害者役は田中要次さんが演じ、撮影は2008年3月25日に行われました。

田中さんの隣人で片瀬クンが演じる「キシモト」が壁に穴を開けて侵入し、食材、トイレットペーパーに始まり電化製品なども盗みまくっていたと云う事件です。浜田警察の二人が事件解決で登場する以外は、田中さんとの二人芝居で進行します。片瀬クンは、ジョギング・ウェアや部屋着を短い再現ドラマの中でも場面ごとに着替えていて、演技も真剣そのものです。

関東地区では当日の「1:14〜1:44」にメイキングも放送されました。浜ちゃんとは、其の「浜ちゃんと!」を始めとして多くのバラエティ番組で共演し可愛がられている片瀬クンですが、ドラマ撮影でも楽しく演じられた御様子でした。


2008年4月17日:「浜田警察緊急出動スペシャル!〜本当にあった男と女のサスペンス劇場〜」


(小島藺子)



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