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2010年06月10日

「プロゴルファー花」#10

恐怖の頭脳改革


読売テレビ、日本テレビ系 23:58〜24:38

「第2章開幕!プロの恐怖賞金0円の現実」

花はプロテストに合格し、借金返済に向け意気込む。だが、トーナメントの本選に出場するためのマンデー予選を通過できない日々が続き、賞金を得ることができない。醍醐は、2週間後に行われるトーナメントの主催者推薦をもらってきたことを花に伝える。トーナメントには本選から出場できるが、開催コースは多額の交通費が掛かる熊本だった。花はこのトーナメントに出場する資金を稼ぐため、アルバイトに明け暮れる。そんな中、リコは今出川に、両親から結婚の段取りを決めるようせかされていることを明かす。しかし、今出川はリコに結婚する気がないことを伝え、花が好きだと告白する。

■ キャスト

 加藤ローサ :野宮 花

 片瀬 那奈:高瀬リコ様

 高梨 臨 :戸田あゆみ
 上野なつひ :福島百合子
 高橋真唯 :尾口ミチル
 ムロツヨシ :鶴田三郎
 佐藤二朗 :野木毅
 石野真子 :野宮加奈子
 井上正大 :今出川 順
 石黒 賢 :醍醐一馬
 、ほか

■ スタッフ
 脚本:福田雄一
 演出:岡本浩一
 音楽:瀬川英史
 主題歌: ステレオポニー「OVER DRIVE」(gr8! records/Sony Music Records)
 挿入歌:May J.「Believe」(rhythm zone)
 チーフプロデューサー:堀口良則(ytv)
 プロデューサー:尼子大介(ytv)、森谷 雄(アットムービー)
 制作協力:アットムービー
 制作著作:読売テレビ



楽しく愉快な「高瀬リコ様劇場」も、残すところ四回と終盤に近づいて参りました。物語は第2章となり、花ちゃんは遂にプロゴルファーになったのです。「プロゴルファー花」と云う題名なのに、第10話にしてようやくプロになったわけですが、其れは「スポ根」の定石です。例えば「巨人の星」では、飛雄馬が巨人軍に入団するまでどれほどのストーリーが描かれたでしょう。現在も連載されている「ドカベン」では、主人公の山田太郎が野球をする前に柔道で活躍する姿が延々と描かれたのです。

其れにしたって、いきなりぶっ飛ばして「リコ様と花ちゃんがプロになりました」って部分を簡潔に説明してしまった強引な脚本はお見事ですね。プロになったものの予選落ちを続け賞金が稼げない花を尻目に、リコ様は「カンラカラカラ、カンラカラカラ」とボディケアに勤しんで居りますが、相変わらずただでは終りません。しっかり笑いを取ってしまうのです。リコちゃんが登場すると、全部持ってっちゃうのよさ。強いナァ、やっぱり。

追い続けた今出川に残酷にも「僕は花ちゃんが好きなんだ。リコくんと結婚する気はないっ(キリッ!)」と云い放たれたリコ様は、復讐に燃えます。基本的なストーリーは主人公である花を中心として家族愛や友情を描くのですが、遂に花に宣戦布告したリコ様の本気モードが強く印象に残ります。其のガチンコで対峙する姿は「天国のKiss」での名場面を彷彿とさせ、うっかり「土下座するんじゃねーか?」とまで思わされる程にシリアスです。上手いナァ、やっぱり。

高瀬リコを演じる片瀬クンは、盤石です。絶賛する以外の術は在りません。此れ程までに自らハードルを上げてしまった片瀬クンの今後は、一体どうなってしまうのでしょう。本編の結末よりも、片瀬那奈の今後を刮目せずにはおれません。確かに、現時点では「高瀬リコ」が最高傑作です。されど、確実に片瀬那奈は其の上を目指し超えるのでしょう。ハッキリ云いますけど、10余年前にあたくしは片瀬クンに其処まで過大な期待を抱いておりませんでした。「参りました、御本尊様」と素直に云わせて頂きます。片瀬クン、君は素晴らしいよ。


(小島藺子)



※次週はお休みです。


「プロゴルファー花」読売テレビ公式サイト
「prohana」on Twitter

posted by 栗 at 23:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「テレビでスペイン語」#09 再放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 06月号 [雑誌]


NHK教育 6:00〜6:25

「注文をする」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


ケタラミーゴス ☆

スペインでは壱日に五回食事を取ると聞いて、片瀬クンは「五回は多すぎないですか」と云ってますけど、片瀬クンはかつて壱日に六食とか食べまくっていたわけです。

もっと多いじゃん!

闘牛士がイケメンだと云って牛になってしまう姫様は、相変わらずへんてこりんです。闘牛の映像でアップになった牛の目が怯えていて可哀想でした。

食べ物の話題なので、片瀬クンの目の輝きが違いますね。


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト
posted by 栗 at 06:27| TV | 更新情報をチェックする

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 045「園田香織」

リセット スペシャル ディレクターズカット [DVD]


 出演作:『リセット(恋のゆくえ)』(読売テレビ系)
 放映日:2009年1月15日(木曜日 21:00〜22:48)視聴率 9.6%

 映像作品:DVD「リセット スペシャル ディレクターズカット」
      (吉本 YRBN-90055)2009年4月1日発売


女優生活10周年となる2009年の片瀬那奈は「リセット」で始まりました。此の作品は現在「プロゴルファー花」が放映されている「木曜ナイトドラマ」枠で同日に始まった連続ドラマの前篇として制作された三話オムニバス形式のスペシャル・ドラマです。片瀬クンは第三話「恋のゆくえ」に主演しました。ちなみに、此れも原作はマンガです。

「未来遊園地」以来のドラマ共演となった連ドラ版の主役「アンリ」を演じるココリコ田中さんが、如何にして「アンリ」になったのかとの謎も描いたのが「恋のゆくえ」です。片瀬クン演じる「園田香織」は、田中さんが演じる「アンリ」になる前の「園田照彦」と見合い結婚した妻ですが、元カレで映画監督になった「岸本信生(忍成修吾くん:片瀬クンとの共演率が高い俳優さん)」の映画を観て「此れはあたしに捧げた作品だわ」と思ってしまいまして「前任のアンリ(津川雅彦さん)」の力で人生をリセットし、岸本についてゆく道を選び直します。

やり直した人生での岸本はうだつが上がらず映画も撮れそうにないので、香織はホステスになって生活を支えますが、ヒモになった岸本は女癖も悪く、香織はどんどん堕ちてゆくのです。そんな時に勤めるお店で園田と再会し「一緒に田舎に帰って結婚しよう」と告白され、心が揺れます。二人の仲を邪推した岸本は、園田を刺殺してしまいます。園田の妻だった「元の人生」に戻れば彼の命は救われるのですが、香織は無情にも岸本との「リセットした波瀾万丈な人生」を選択します。そして、とばっちりを受けて死んだ園田は「他人の人生をリセットさせる天使:アンリ」になるのです。

片瀬クンは、主人公の成り立ちを明かすエピソードで重要な役柄ですが、あくまでもスペシャル版のひとつにゲスト主演しただけです。なのに此の放送があった2009年1月15日に、片瀬クンは田中さんと一緒に番宣に勤しみました。お昼の「ミヤネ屋」から夕方の「リアルタイム」まで、日テレちゃんに出ずっぱりだったのです。しかも、同日の午前中にはテレ朝で「歌のおにいさん」制作発表に登場し「パピプペポン体操」を歌い踊ったのでした。余りにも天晴れな「番宣隊長」ぶりだっ。一体、何が其処まで片瀬クンを番宣へと駆り立てるのでありましょうか。

園田香織は「平凡な主婦」や「女学生」そして「生活に疲れたホステス」と、様々な姿をシリアスに演じる役どころです。此処には、二つの違った人生での正反対な生き方を見事に演じ分ける「名優:片瀬那奈」が居ます。特に「セクスィ〜部長」や「小児救命」に続いて演じたホステス役は好いですね。片瀬クンがホステスだったら、人生を捨てて通い詰めますよっ。いや、マジで。

2009年も順調なスタートを切ったと思われた片瀬那奈ですが、翌日(2009年1月16日)に始まった「歌のおにいさん」での「美月うらら姫」の登場で、いきなりだナァとレッドゾーンを超えてしまいます。「西豪寺エレナ様こそが頂点」と信じて疑わなかった「爆裂怪優路線」の高見を軽やかに超えた。僕たちは「怪優・片瀬那奈に、天辺は無し!」とまざまざと思い知らされる事となります。


(小島藺子)


posted by 栗 at 00:07| ERENA | 更新情報をチェックする