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2010年05月31日

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 043「ドンマルク王国から来た女性」

Room Of King DVD-BOX


 出演作:『Room Of King』第8話〜第9話(フジテレビ系)
 放映日:2008年11月22日、29日(土曜日 23:40〜24:25、23:10〜23:55)
      平均視聴率 7.2%

 映像作品:DVD「Room Of King DVD BOX」(Aniplex ANSB-5511)
       2009年7月22日発売


宝生小百合が壮絶に自害し「ブラマン」での出番が無くなった片瀬クンは、愛弟子「カブト:水嶋ヒロくん」主演の連ドラ「Room Of King」の終盤にゲスト出演しました。

役柄は「ドンマルク王国から来た女性」で、名前も定かでは在りません。カブト演じる「森次郎」がルームシェアする面々の一人で部屋に籠って絵を描いている「高草木空(大倉考二さん)」の作品を屋外で売ろうと二人で出店したところ、いきなりだナァと現れて「此れ、全て下さい、すべて」と流暢な日本語で語ります。彼女には高草木を王国へ招聘する任務が在る様なのですが、高草木に其れを伝える時も普通に日本語ペラペラです。ま、よーするに何だかよく分らない端役なのよさ。

かつて女優回帰した頃に華々しく出演した「ラストクリスマス」や「不機嫌なジーン」を観た時に、あたくしは「何故、こんな端役を片瀬那奈が演じるのだっ」と落胆しました。でも、其れから四年を経て「ドンマルク王国から来た女性」なんて固有名詞すら無い端役を演じる片瀬那奈を観た時には「片瀬那奈がこんな端役を演じるから面白い!」と絶賛していました。此処に居るのは、正に「特別出演」として華を添える「名女優:片瀬那奈」です。誰が演じても構わない端役をも、片瀬那奈の色に染めてしまう領域に至っています。

あっ。でも、あくまでも端役ですからね。ドラマ好きな片は兎も角として、片瀬クンがお目当てならば、「片瀬クンが出てるドラマなら全部みたい!」ってコアな片にしかオススメはしません。


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(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| ERENA | 更新情報をチェックする