読売テレビ、日本テレビ系 23:58〜24:38
「プロ殺しの甘いワナ ガケっぷちの女」
花の短いパットが突然、全くカップに入らなくなった。花はその原因が分からず苦悩する。そんな中、花は醍醐の命令で、見知らぬ男性2人組とラウンドすることになる。実はそれは賭けゴルフで、花が二人のうちどちらか一人に負ければ100万円を払い、勝てば花に100万円が転がり込むという。花は醍醐に中止を求めるが、醍醐は受け入れない。
■ キャスト
加藤ローサ :野宮 花
片瀬 那奈:高瀬リコ様
高梨 臨 :戸田あゆみ
上野なつひ :福島百合子
高橋真唯 :尾口ミチル
井上正大 :今出川 順
石黒 賢 :醍醐一馬
、ほか
■ スタッフ
脚本:福田雄一
演出:久保田博紀
音楽:瀬川英史
主題歌: ステレオポニー「OVER DRIVE」(gr8! records/Sony Music Records)
挿入歌:May J.「Believe」(rhythm zone)
チーフプロデューサー:堀口良則(ytv)
プロデューサー:尼子大介(ytv)、森谷 雄(アットムービー)
制作協力:アットムービー
制作著作:読売テレビ
後半戦に入った「プロ花」ですが、高瀬リコ様は調子にノリまくっておりますね。此の手の役柄を演じる時に登場時からして「おいおい、レッドゾーン超えてんじゃねーの?」と思わせる怪演振りを発揮し乍らも、回が進むごとに益々ぶっ壊れてゆくのが片瀬クンの十八番です。毎回「此処までやったらテッペンざんしょ」と振り切れるのですが、次週には軽やかに超えてしまうのだよ。
余りにも「過激な怪演」だっ。
リコ様には「リコちゃん印の必殺技」や「二面性丸出しの百面相」や「乙女ちっくな可愛い仕草」など一撃必殺の大技も多いのですが、例えば「変顔」なども毎回披露せずに温存する余裕があります。コースを廻る時のモンロー・ウォークがダンダンダンと過剰になっていたりして、オーソドックスな繋ぎ技も大切に使っております。正にオールラウンドプレイヤー、此れだけ緩急交えるスタイルをこなせるのですから「全盛期のアントニオ猪木」並と云えるでしょう。かと云って猪木の様に時には勝手に突っ走るわけでも無く(まぁ、猪木は自分本位にやらかすからこそ面白いわけだが)、相手役の技の受け方も素晴らしいですね。いよいよ「受け身の天才」と称された三沢の領域にも入って来ましたよ。
かつて三沢が「エメラルド・フロウジョン」を開発した時に彼には既に多くの必殺技がありましたが、三沢は「プロレスには完全無欠の必殺技はない。一時期無傷を誇っても、いつしかそれを打ち破る防御法が生まれるものだ。必ずしも必殺技の寿命は長くない。だからこそ、プロレスラーは自分を進化させ、つねに新しいフィニッシュ・ホールドの開発にいそしまなければならないのだ。」(三沢光晴「理想主義者」より)と語りました。三沢の遺志を継ぐのは、ノアではなく片瀬クンではないのかっ。
今回も「アイーン」や「アンドレも戦意喪失しそうなリコちゃんローキック」と新たな技も魅せましたが、何と申しましても物陰から覗く時の「にゃんにゃんポーズ」がゲロマブでしたね。やっぱ、那奈ちゃんは可愛いです。何をやっても可愛らしさが隠せないのですから、高瀬リコ様が稀有な敵役になるのは必然なのです。
(小島藺子/姫川未亜)
「プロゴルファー花」読売テレビ公式サイト
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