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2010年05月27日

「プロゴルファー花」#08

蒼ざめたハイウェイ


読売テレビ、日本テレビ系 23:58〜24:38

「プロ殺しの甘いワナ ガケっぷちの女」

花の短いパットが突然、全くカップに入らなくなった。花はその原因が分からず苦悩する。そんな中、花は醍醐の命令で、見知らぬ男性2人組とラウンドすることになる。実はそれは賭けゴルフで、花が二人のうちどちらか一人に負ければ100万円を払い、勝てば花に100万円が転がり込むという。花は醍醐に中止を求めるが、醍醐は受け入れない。

■ キャスト

 加藤ローサ :野宮 花

 片瀬 那奈:高瀬リコ様

 高梨 臨 :戸田あゆみ
 上野なつひ :福島百合子
 高橋真唯 :尾口ミチル
 井上正大 :今出川 順
 石黒 賢 :醍醐一馬
 、ほか

■ スタッフ
 脚本:福田雄一
 演出:久保田博紀
 音楽:瀬川英史
 主題歌: ステレオポニー「OVER DRIVE」(gr8! records/Sony Music Records)
 挿入歌:May J.「Believe」(rhythm zone)
 チーフプロデューサー:堀口良則(ytv)
 プロデューサー:尼子大介(ytv)、森谷 雄(アットムービー)
 制作協力:アットムービー
 制作著作:読売テレビ



後半戦に入った「プロ花」ですが、高瀬リコ様は調子にノリまくっておりますね。此の手の役柄を演じる時に登場時からして「おいおい、レッドゾーン超えてんじゃねーの?」と思わせる怪演振りを発揮し乍らも、回が進むごとに益々ぶっ壊れてゆくのが片瀬クンの十八番です。毎回「此処までやったらテッペンざんしょ」と振り切れるのですが、次週には軽やかに超えてしまうのだよ。

余りにも「過激な怪演」だっ。

リコ様には「リコちゃん印の必殺技」や「二面性丸出しの百面相」や「乙女ちっくな可愛い仕草」など一撃必殺の大技も多いのですが、例えば「変顔」なども毎回披露せずに温存する余裕があります。コースを廻る時のモンロー・ウォークがダンダンダンと過剰になっていたりして、オーソドックスな繋ぎ技も大切に使っております。正にオールラウンドプレイヤー、此れだけ緩急交えるスタイルをこなせるのですから「全盛期のアントニオ猪木」並と云えるでしょう。かと云って猪木の様に時には勝手に突っ走るわけでも無く(まぁ、猪木は自分本位にやらかすからこそ面白いわけだが)、相手役の技の受け方も素晴らしいですね。いよいよ「受け身の天才」と称された三沢の領域にも入って来ましたよ。

かつて三沢が「エメラルド・フロウジョン」を開発した時に彼には既に多くの必殺技がありましたが、三沢は「プロレスには完全無欠の必殺技はない。一時期無傷を誇っても、いつしかそれを打ち破る防御法が生まれるものだ。必ずしも必殺技の寿命は長くない。だからこそ、プロレスラーは自分を進化させ、つねに新しいフィニッシュ・ホールドの開発にいそしまなければならないのだ。」(三沢光晴「理想主義者」より)と語りました。三沢の遺志を継ぐのは、ノアではなく片瀬クンではないのかっ。

今回も「アイーン」や「アンドレも戦意喪失しそうなリコちゃんローキック」と新たな技も魅せましたが、何と申しましても物陰から覗く時の「にゃんにゃんポーズ」がゲロマブでしたね。やっぱ、那奈ちゃんは可愛いです。何をやっても可愛らしさが隠せないのですから、高瀬リコ様が稀有な敵役になるのは必然なのです。


(小島藺子/姫川未亜)



「プロゴルファー花」読売テレビ公式サイト
「prohana」on Twitter

 
posted by 栗 at 23:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「テレビでスペイン語」#07 再放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 05月号 [雑誌]


NHK教育 6:00〜6:25

「場所を尋ねる」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


コーモ エスター ウステー ☆

今回の片瀬クンは「数字覚えるのは難しいね〜」といきなりだナァでタメグチです。「サッカー観に行った事ある?」とか訊くから、フリオも普通にタメグチで返してるじゃまいか。マリアはスペイン語しか話さないのだけど、其れを片瀬クンが理解してるのも考えてみれば不思議です。

スキットでマルタがサルスエラ劇場の場所を尋ねたおねえさん二人が「分らないけど、もう少し先の標識に向こうにあると書いてあったわ」と応えたのは笑いました。知ってるやないか。サッカー場でマルタが異常に興奮してるのも微笑ましいですね。あっ。貫井せんせいは盤石に面白いですよっ。もう「出落ち」の域に達してます。「出落ち女王」の座でも、片瀬クンに対抗心を燃やしているのでありましょうか。

那奈回目にして初めてフリオを褒めた姫様は「アニマル浜口」みたいに笑って上機嫌でした。矢張り、サッカーの話題だからなのでしょう。思えば「テレビでスペイン語」への起用は「片瀬クンがサッカー好きだから」と云う何だかよく分らない理由からでしたね。

サッカーと云えば、片瀬クンはフジテレビのW杯中継番組スペシャルサポーターズに、ツッチーとの「サッカーおっさんコムビ」で就任されたそうですね。相変わらず姫様に於かれましては「遊んで儲ける好い女」振りで御座居ます。


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト

posted by 栗 at 06:27| TV | 更新情報をチェックする

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 039「松沢明美」

ホカベン DVD-BOX


 出演作:『ホカベン』第7話「決意の凶悪犯弁護…大きな試練」(日本テレビ系)
 放映日:2008年5月28日(水曜日 22:00〜22:54)視聴率 8.4%

 映像作品:DVD「ホカベン DVD BOX」(VPBX-13941)
       2008年11月21日発売


「キミハン」に続いて、片瀬那奈ちゃんが2008年4月期連ドラ二本目のゲスト出演に挑んだのが「ホカベン」です。「暴れん坊ママ」で共演したウエッティが新人弁護士役で主演した作品で、半年振りの再会となったわけですが、其処で片瀬クンが演じた「松沢明美」は「強姦致傷事件の被害者」と云う衝撃的過ぎる役柄でした。

銀行員の明美は、通勤に使っているスクーターがパンクしていて困っているところにタイミング良く現れた予備校生の犯人に修理してもらい、つい気を許してカラオケボックスに二人で行き暴行されます。当然、パンクさせたのも犯人の罠だったのです。主人公の「堂本灯(上戸彩ちゃん)」が犯人の弁護を担当する事になり、同じ女性として最悪犯罪の被害者である明美を追い詰めなければならなくなるのでした。片瀬クンは、レイプされ裁判でも被害者なのに責められる悲惨な役どころです。

当然乍ら、此処には徹底的なシリアス演技で挑む片瀬那奈が居ます。正直に云いまして、ファンとしては直視するのが躊躇われる程の残酷な展開です。あたくしは、観ていて悲しくなってしまいました。裁判は犯人が実刑を免れない決着をみますが、そんなのは当然なわけで、犯された挙げ句に裁判でも散々心を傷つけられ捲った明美ちゃんが余りにも不憫だった。其れだけ片瀬クンが迫真の演技をしているのでしょう。

でも、やっぱこーゆーのって苦手だナァ。殺される役よりも観るのが辛いです。何でも演じるって云ったって、此れはよく受けたと思いましたよ。松葉杖姿も真に迫って痛々しく、法廷で灯の弁護に激怒して隠された場から飛び出しうっかり犯人を観てしまってガクブルになる場面もリアリズムに満ちているのですが、上手いからこそ正視に耐えません。あたくしは片瀬クンにこんな役柄は望んでいないのだよ。ドラマとはいえ、大好きな女優さんがこんな目に合うのはイヤです。「片瀬那奈は女優として果敢に演じたのだから、ガキみたいな事云ってんじゃねーよ」と詰られても構いません。イヤなもんはイヤなのだ。

あっ。未見の片が此れを読んで「妙な期待をして」DVDを観ようとか思っちゃったらアレなので云いますけど、カラオケボックスからボロボロになった姿で明美ちゃん逃げ出す事で鬼畜野郎の犯行を十二分に表現しておりますので、彼女が暴行される具体的な描写場面は、一切在りません。ちなみに、未亜たんは此の作品を正視する事が出来なかった(当日のレビューで「正視しました!」と書いているのはウソです)ので、あたくしが解説いたしました。


「ホカベン」INDEX


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| ERENA | 更新情報をチェックする