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2010年05月13日

「プロゴルファー花」#06

ARIGATO!


読売テレビ、日本テレビ系 23:58〜24:38

「私本気出しちゃうぞ コーチに買収疑惑?」

リコに200打差を付けられた花だが、家族のためという決意を胸に巻き返しを図る。一方、リコは余裕の表れかラウンドを欠席し、今出川の迷惑を顧みずにかいがいしく彼に尽くす。そんな時、醍醐はリコが休んでいる間、彼女のスコアを108にすると発表する。リコ不在の中、花は連日アンダーパーをマークし、ラストラウンドを残してリコの合計スコアに追い付く。ミチルもトップまで5打差に迫り、花と二人で健闘を誓い合う。

■ キャスト

 加藤ローサ :野宮 花

 片瀬 那奈:高瀬リコ様

 高梨 臨 :戸田あゆみ
 上野なつひ :福島百合子
 高橋真唯 :尾口ミチル
 井上正大 :今出川 順
 石黒 賢 :醍醐一馬
 、ほか

■ スタッフ
 脚本:福田雄一
 演出:岡本浩一
 音楽:瀬川英史
 主題歌: ステレオポニー「OVER DRIVE」(gr8! records/Sony Music Records)
 挿入歌:May J.「Believe」(rhythm zone)
 チーフプロデューサー:堀口良則(ytv)
 プロデューサー:尼子大介(ytv)、森谷 雄(アットムービー)
 制作協力:アットムービー
 制作著作:読売テレビ



いきなりだナァと魅惑のモンロー・ウォークで闘いのリングから立ち去り、今出川クンへの一途な想いに賭けてメイド姿での甲斐甲斐しい乙女ちゃん振りを魅せた今宵の高瀬リコ様ですが、うっかり休んでいる間に花ちゃんに並ばれ、今出川クンからも何となく叱咤激励され、再び闘いの舞台に還って参りましたっ。其れにしても、醍醐コーチの「リコだったら、いいのっ」は、蓋し名言でしたね。

そうです。リコ様なら何をやらかしても許されるのです。中盤を迎え、リコ様と花ちゃんのガチンコ対決も盛り上がって参りました。されど、どんなに花ちゃんの兄弟愛やミチルとの友情が描かれても、高瀬リコ様の出現で全てを完食してしまうのです。今回は、トリッキーな数々の必殺技を封印しシリアス・モードに変貌し「初めて本気出しちゃうわよ」と宣言しました。其の凛々しい姿の、何と麗しい事かっ。

予選落ちし荒れる今出川クンに戸惑い乍らも「いいよ、そんな順クンも受け止めるから」と健気に向き合う場面の可愛らしさは何なのよさ。直後にジャガー・チェンジして再び決戦に向かう時に魅せる「正に怪獣王ゴジラの如く咆哮した表情」は、直後に流れた「怪物くん予告でのおーちゃんがミニラに見えてしまう」程の、ど迫力でした。其の緩急を使い分ける完璧な演技には、全く以て何の文句も付ける余地無しです。花ちゃん、ミチル、あゆみ、百合子も、みんな好い味を出しているのですが、贔屓目抜きに「リコ様は、ラベルが違う!」と云わざるを得ません。

今後も更に魅惑の展開が待っている様です。2010年の代表作どころか、片瀬クンの歴史上で現時点での最高傑作と呼んで差し支えないでしょう。「ダメ出し担当」のあたくしと致しましては、此処まで絶賛しちゃったら立場が無いのですけど、高瀬リコ様の前には屈服するしか在りません。潔くハンセンのラリアットを喰らった坂口の様に、云わせて頂きます。

「御本尊様、参りましたぁ!ぐわっ」(吐血)

ゲホゲホ、、、豊原みどりちゃんが上手く使いこなせず妊娠しちゃった道具は、こんな使い方も在るのですよ。こうなったら是非とも、遂にIWGPを戴冠した真壁と対戦して下さい。「掟破りの逆キングコング・ニードロップ」を炸裂させて、苦労人の真壁からあっさりとベルトを強奪しちゃってはくれないか。ミニスカート姿で露になるアノ逞しい太腿なら大丈夫だ。いや、今の片瀬クンなら、アフリカ象にだって勝てますよっ。ハネムーンで南アフリカに再び行かれた際には、是非ともチャレンジして頂戴。


(小島藺子)



「プロゴルファー花」読売テレビ公式サイト
「prohana」on Twitter

posted by 栗 at 23:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「Sports Graphic Number PLUS」June 2010

Armed Forces


発行/(株)文藝春秋

「W杯が待ちきれない “輪”の雰囲気が大好き!」に登場。

カラー1頁(P55)

 Photo:Tamon Matsuzono
 Styling:Kozue Onuma(kind)
 Hair&Make-up:Rie Aoyama(nude.)


W杯に向けての特集本で各界著名人が展望を語る中で、俳優代表として片瀬那奈ちゃんが「サッカー莫迦おっさん」振りを発揮し語り倒しています。

もうすっかりこうしたサッカー関連本や番組へお呼びが掛かるのは、片瀬クンの定番業務となりました。他にもガンダム、ゲーム、家電、キューピー、等の趣味をネタに小金も稼ぎまくっておりまして「遊んでウハウハ」な姿勢はお見事ですね。

加えて、最近は「プロ花」絡みでゴルフ関連の雑誌への登場も目立ちます。高瀬リコを演じるまで片瀬クンはゴルフをやった事がなかったのですが、役作りで始めたら初心者を武器にインタビュウに応じたり、可愛いファッションから入ってゲームで特訓などと相変わらずの「カタセ流」で会得してゆきます。矢張り、御本尊様は常人では在りません。


(小島藺子)



「Sports Graphic Number PLUS」

posted by 栗 at 19:07| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「テレビでスペイン語」#05 再々再放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 05月号 [雑誌]


NHK教育 6:00〜6:25

「知らないものを尋ねる」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト


posted by 栗 at 06:27| TV | 更新情報をチェックする

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 020「小早川妙子」

小早川伸木の恋 DVD-BOX


 出演作:『小早川伸木の恋』全9話(フジテレビ系)
 放映日:2006年1月12日〜3月23日(毎週木曜日 22:00〜22:54、初回15分拡大版)
     平均視聴率 11.5%

 映像作品:「小早川伸木の恋 DVD BOX」(ポニーキャニオン PCBC-60980)
       2006年6月21日発売


運命の2006年が始まりました。24才になった片瀬那奈が年頭に挑んだ「小早川妙子」は、研音の大先輩である主演の唐沢寿明さん演じる医者・伸木の妻でヒロインです。お台場ちゃんは、名作「白い巨塔」での財前役と同じ医者役乍ら其の性格は真逆とのギャップを狙ったのでしょうが、「白い巨塔」で財前のエゴで誤診され死んでしまう弁当屋を演じたキチホンさんこと田山涼成さん(何気に片瀬クンと数多く共演しています)が今度は伸木を罠に嵌める越智助教授役で出演する等のツッコミどころが目立ち、ナナムジカによる大仰な主題歌「くるりくるり」と共に「世紀の怪作」として記憶されるドラマとなりました。(ちなみにナナムジカは翌年に同じく奇妙奇天烈なドラマ「女帝」の主題歌も担当します。)其の奇怪な作品での片瀬クンは、ハッキリ云って「小早川妙子の変」と名付けても構わない程の変しい変しい怪演をやらかします。

容姿端麗な妻で愛娘みーちゃん(神の子:北村一葉ちゃん)の優しいママである妙子は、反面、幼少時代のトラウマに起因するヒステリックで情緒不安定な「狂ったダイヤモンド」でもありました。自分以外の女性が例え仕事上でも伸木と関わる度に過剰に嫉妬し、包丁を振り回して暴れたり部屋を滅茶苦茶にする程に錯乱したり勝手に自宅マンションの鍵を変えて伸木を閉め出し伸木の友人で弁護士の仁志(藤木直人さん)に「伸木と離婚したい」と相談したりします。但し原作漫画と同じ性格設定乍らも余りにも身勝手な原作版とは違い、片瀬版の妙子には愛らしさがありました。

家庭での安らぎを得られない伸木はうっかり盆栽教室で知り合った作田カナ(紺野まひるさん)と関係を持ち、其れに勘付いた妙子もうっかり大学生の潤クン(山口翔悟クン:アンテツは此の時「もうリューケンドーは見ない!」と断言しました)と一夜を共にします。伸木「妙子と寝たのか?」潤「(こっくりうなずく)」とか、妙子「カナさんと、寝たんれしょ?」伸木「ああ、寝たよ!」などと身も蓋もない応酬の果てに、物語は離婚裁判へと発展するのでした。ちなみに、リューケンドーを「いつか殴る手帳」にしっかりと記したアンテツに「キス・シーンやベッド・シーンまで演じた唐沢さんは、どーなのよさ?」と訊いたら「唐沢さんは別にいいんですよ、ショッカー戦闘員でライダーマンですからね」と仮面ライダーマニアらしい回答が得られました。

DVDではバッサリとカットされた初回冒頭での大立ち回りから始まり、全篇に渡っての妙子の発狂演技が凄まじく、世間に「片瀬那奈って、一体、、、」と大いにイメージを覆させる事となりました。まるでジョーズが出現するかの如くタイミング良く伸木が他の女と一緒の現場に妙子が現れる演出は、爆笑を誘います。当時、片瀬クンが桂由美せんせいの「ブライダル・ファッション・ショー」で晴れ姿を披露した際にも、客席の奥様方が「アラ、コノコ観た事あるわね」「妙子よ、ホラ、小早川の」「ああ、アノ基地外嫁ね、普通にしてればベッピンさんじゃない」などと語っておりました。

上様(谷原章介さん)などの共演陣もモジャ公を除けば豪華で、キッちゃん(吉瀬美智子さん)が看護婦役でチラリと出てたりもしますが、またしても小川直也さんがプロレスラー役でゲスト出演しているのが注目に値します。「新宿暴走救急隊」での不甲斐なさに奮起したのか、小川は2005年末の吉田戦で本当に怪我をしてまで怪我人役に臨みました。ガチでリアルな姿勢は天晴れですが、役作りってそーゆーもんじゃないんじゃまいか?ハッスル!ハッスル!(死語)

然し乍ら、此の作品の眞の主役は「神の子みーちゃん」です。愛らしい風貌に似合わないドスの効いた単調すぎる台詞回しのギャップが生む破壊力はメガトン級で、怪演する片瀬クンをも食いまくっております。黙っていれば天使の様に可愛いのに、話した途端に物語を根底から覆すのですよ。ストーリー展開上でも、結局はみーちゃんが最後まで鍵を握っておりました。近年、大人も顔負けな上手い演技をしやがる子役が多い中で、こんなにも子供な姿を晒したみーちゃんは素晴らしいですよっ。片瀬クンの初めての御子を演じるに相応しい「史上最強の子役」です。

原作では「伸木はカナと再婚し、妙子は在ろう事か仁志を誘惑しできちゃった再婚し、更に成長したみーちゃんは潤クンと偶然に再会して惹かれ合い親子丼へ、、、」とトンデモすぎる結末を迎えますが(ま、単に原作者フーミンがポール・サイモン好きゆえに映画「卒業」みたいにしたかっただけなのだろうけどさ、、、そーいえばナナムジカの「くるりくるり」も「コンドルが飛んでいく」にアレンジがそっくりじゃん、、、)流石にドラマは其処まで無茶な展開にはなりません。そもそも仁志は原作では冴えない風貌の中年男で、藤木さんの様な綺麗な人が演じる役柄ではありません。ドラマでは最終回で離婚した妙子の引っ越しを手伝わされた仁志に、妙子が「あたし、仁志さんみたいな人となら上手くいったのかナァ」と唐突に告白じみた事を云いますが、仁志は「勘弁してよ、、、」と切り返すのでした。カナもあっさりと身を引き、伸木は独り身になります。可愛いみーちゃんがリューケンドーの魔の手に堕ちる心配もなさそうです。離婚してから逆に関係が修復している様に思える伸木と妙子が屋外で食事する場面でドラマは終りますが、其の最終場面のロケが天候不順で最終回直前まで延期されたなんてウラ話もありました。

予告の段階ではBGMにロネッツの「BE MY BABY」が流れていてワクワクしたのですが、本編では偏屈なフィル・スペクターからの使用許可が降りなかったのか無かった事になりました。挿入歌としてジェイムス・ブライトの「YOU'RE BEAUTIFUL」が使われ、特に妙子が苦悩する場面で頻繁に流れたので「小早川妙子のテーマ」として記憶される事となります。

私生活までもが妙子モードに染まる程に、片瀬那奈は此の役柄に賭けました。大いなる息吹が感じられる怪演に、あたくしも珍しく「妙子がんばれ!」とガチで全面支援を繰り返したものです。確かに、片瀬那奈は新たなるステージに上がったと思えました。箍を外した片瀬クンの暴走が始まったのです。


(小島藺子)


posted by 栗 at 02:07| ERENA | 更新情報をチェックする

「怪優・片瀬那奈・進化論」
中入りの那奈:「2005」

RELOADED〜Perfect Visual〜 [DVD]


2005年に、片瀬那奈は「テレビの国」に帰って来ました。前年の秋に女優回帰してからの片瀬は、3クール続けて連ドラに出演し、AUBEのCMにも出演し連動して女性ファション誌でも席巻します。夏からはバラエティ番組やアフリカ紀行特番へも出演し、二作で主演し、年末には「熟年離婚」にレギュラー出演です。一年間を通して、一般人もTVや雑誌で那奈ちゃんを観ない日は無いと云える日々が戻って来たのです。海外ロケも多い多忙な日々の中でも、トークショー等でファンと直接交流する機会も用意してくれました。立派ですよっ、御本尊様。

此の年には既に此処をリアルタイムで更新していたので、那奈ちゃんの八面六臂な活躍に度肝を抜かれました。正直に云えば、此処を立ち上げた2004年の終わりに、僕は「もう那奈ちゃんの先は長くない」と思っていました。だからこそ、其れまでの記録を遺さなければいけないと考えたのです。其の後の展開は、大いなる嬉しい誤算の連続となります。

来るべき2006年に、遂に片瀬那奈は其の眞の才能を開花させます。目くるめく怒涛の快進撃が始まろうとしていました。ゆえに2005年は正に「革命前夜」と呼ぶべき時です。様々な役柄を演じ乍ら、着実に片瀬那奈は逞しくなっていました。バラエティ番組でも其の特異な才能は発揮されつつあり、女優履歴に記しても然るべき「残り夏」(30minutes鬼、2005年9月24日放映)での摩訶不思議な演技は「ホラね、片瀬クンは単なる美人女優じゃないのよさ、えっへん!」と大いに古参ファンの溜飲を下げてくれました。

16才で衝撃のモデル・デビュウをし、17才から20才までの第一期女優時代を経て、21才で歌手に転身し、22才での女優回帰、其の歴史の全てが今、正に沸点に達しようとしていました。翌2006年、予想だにしなかった怪優が誕生します。其れが突然の出来事では無かった事は、此処までの歴史を紐解けばお分かりでしょう。さあ、皆様お待たせ致しました。

次回より、いよいよ「怪優・片瀬那奈」の降臨です。


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 01:07| ERENA | 更新情報をチェックする

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 019「豊原みどり」

芸能生活40周年記念


 出演作:『熟年離婚』全9話(テレビ朝日系)
 放映日:2005年10月13日〜12月8日(毎週木曜日 21:00〜21:54、初回15分拡大版)
     平均視聴率 19.2%


ネット配信映画とスペシャル・ドラマでの二つの主演作を経て、2005年10月期の連続ドラマにも片瀬クンはレギュラー出演します。此の「熟年離婚」は主演が渡哲也さんで、其の他の配役をみても完全なる「石原軍団ドラマ」でした。高視聴率を絶対待望されるドラマです。片瀬クンが演じた「豊原みどり」は渡さん演じる「豊原幸太郎」の次女ですから、天下の渡哲也とガチで共演しなければならない役どころでした。いやぁ〜、ワクワクしますねっ。

末娘のみどりは父親のコネで入社した会社で働くOLですが、恋人のバンドマンにゾッコンで、彼のバンド活動を金銭面も含めて全面支援しています。定年退職した夜に突然に妻・洋子(松坂慶子さん)から離婚を切り出された父親の幸太郎は、家を出る洋子の代わりに家事にトライし、うっかりみどりの部屋を掃除して恋人の存在を知り、更に帰宅したみどりのバッグからコンドームを発見し激怒します。みどりは当然乍ら「娘にだってプライバシーはあるのよっ、お父さん、最低!」と強く反発します。挙げ句に、みどりは妊娠していたのです。すぐさま幸太郎が家族を前にして、いきなり「みどりが妊娠したっ」と云い放つのは如何なものか?なんて思ったら此のドラマには付き合えません。幸太郎は、みどりの恋人・敦也(石原軍団の舎弟、渡邉邦門クン)を全く信用出来ないものの娘の為に何とかしようとするのですが、見事に空転しまくるのでした。

長女の律子(高島礼子さん)や長男の俊介(21世紀の裕次郎:徳重聡クン)もそれぞれ大きな問題を抱えていて、幸太郎お父さんは自分の離婚問題や子供達の難題などで悩みまくり孤軍奮闘します。様々なトラブルが「これでもかぁ〜、これでもかっ」と起こり捲る中で、みどりは煮え切らない敦也に見切りを付け、彼とは別れて生まれてくる子供は自分一人で育てる決心をするのでした。「お父さん、好きな人と別れるって、辛いことだね、、、」と泣き崩れる愛娘みどりを見た幸太郎はプライドをかなぐり捨て、敦也に頭を下げて「此の通りだっ、みどりと生まれてくる子供の事も考えてはくれないか」と嘆願するのですが、其の場に駆けつけたみどりは「お父さん、もういいよ」と敦也に別れを告げ、帰り道で倒れてしまうのでした、、、。

てな感じで終盤まで救い様の無い展開がつづくのですが、入院したみどりを見舞いに来た敦也は唐突に「俺はみどりを愛してるっ(キリッ!)」と変貌し、メジャー・デビューの話を反故にしてまで愛するみどりを選び、挙げ句の果てに「君の才能は捨て難いから結婚して子供が出来てもいいよ、契約しましょ」と手のひらを返されてプロへの道も開かれ「みどりさんも子供も俺に任せて下さいっ、団長!」と宣言し、団長もニンマリって大団円になってしまうのです。他の問題も全部すっかり解決しちゃって、めでたしめでたしってトンデモな最終回を迎えます。みどりちゃんは妊婦になっちゃってまして、おなかが大きな片瀬クンなんて初めて観ましたので「ファンには衝撃映像でしたよっ」てか、なんちゅー話なのよさ?ってツッコミどころが満載なので、DVD化されていないのが残念です。未亜たん入魂の「片瀬クンだけヴァージョン編集版DVD」で観直しただけでも、怪作だと断言出来ます。何もかもが「こんなの、あるわけないじゃん!」なのよさ。

関東では何度も20%超えを記録し平均でも19.2%と高視聴率でしたが、関西での人気が更に物凄く平均20%超えどころか最終回は30%を叩き出しました。制作者側はシリアスな作品のつもりだったのでしょうけど、個人的には爆笑しながら観ていたドラマです。片瀬クンの演技に関しては平均点以上をクリアしているものの、代表作と呼べる程ではなかったと思います。とは云え、研音主導作品ではない場に単身乗り込んで、並みいる豪華キャストの中でも存在感を遺したのですから、大いに評価出来るでしょう。確実に片瀬クンは、益々デカくなっていました。

てか、敦也の歌が物凄いっすね。「いい曲だねぇ〜、このまま、デビュー・シングルでイケルよ」とかオーデションで云われてる場面で、呑んでた酒を吹きましたよ。悪い事は云わないから、みどりちゃん、別れた方が好いよ。

敦也クンには、音楽的才能は欠片もないです。(キッパリ)


(小島藺子)


posted by 栗 at 00:07| ERENA | 更新情報をチェックする