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2010年05月01日

「GWもフル稼働!TVで那奈ちゃん☆」

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル コレクターズ・エディション [DVD]


☆片瀬那奈ちゃん☆TV出演予定☆最新版☆


■ 5月2日(日) 日本テレビ 14:30〜17:20

 「日テレ系人気番組大集合!世界一受けたい授業!春の最強先生来襲スペシャル」再放送


■ 5月6日(木) NHK教育 6:00〜6:25

 「テレビでスペイン語」#05 再放送
 「知らないものを尋ねる」
 (ナビゲーター出演)


■ 5月6日(木) 読売テレビ、日本テレビ 23:58〜24:38

 「プロゴルファー花」#05
 (高瀬リコ 役)


■ 5月7日(金) NHK教育 0:00〜0:25

 「テレビでスペイン語」#05 再々放送
 「知らないものを尋ねる」
 (ナビゲーター出演)


■ 5月13日(木) NHK教育 6:00〜6:25

 「テレビでスペイン語」#05 再々再放送
 「知らないものを尋ねる」
 (ナビゲーター出演)


何やら「TRICK」関係の特番も色々と在る様ですが、片瀬クンが出るかどうかは定かでは在りませんので、気になる片は一通りチェックしてみて下さいね。


(小島藺子)


posted by 栗 at 00:07| TV | 更新情報をチェックする

2010年05月02日

「祝!トリック大感謝祭 幻のTRICK劇場版2.5を追え!」

いつの間にやらまるっと10周年! トリック大感謝祭オフィシャルBOOK (TJ MOOK)


テレビ朝日 0:30〜1:25

「TRICK」関連の番組を懲りずに追い続けて来ましたが、ようやく片瀬那奈ちゃんがしっかりと登場する番組が放送されました。

番組自体は悪ノリし捲りのフザケまくった内容でしたが、「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」からの初登場映像も随所に流れ、片瀬クンのインタビューも公開されたのです。杉尾園子サマが如何なる役柄なのか?が初めて分りました。完全に狂ってます。「出落ち」です。リコ様も好いけど、杉尾園子サマも無茶苦茶です。

片瀬那奈ちゃんって、、、

「凄いナァ、やっぱり」(小鉄声で)


(小島藺子/姫川未亜)


posted by 栗 at 01:27| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「日テレ系人気番組大集合!世界一受けたい授業!春の最強先生来襲スペシャル」再放送

アンパンマンをさがせ!ミニ〈2〉


日本テレビ 14:30〜17:20


なな、なんとこっちが再放送、、、

嗚呼「大仏開眼」を観れば好かったっ!


本放送:2010年4月10日


(姫川未亜)


posted by 栗 at 17:27| TV | 更新情報をチェックする

2010年05月03日

「月刊・未亜 アゲン #100503」2010年5月号

あしたのジョー(4) (講談社漫画文庫)


未亜:お久しぶりですねっ、姐御、那奈ちゃんが大活躍してるってのに、サボってませんか?

イコ:あのな、未亜たん、此れは月刊なのよさ。週刊ペースどころか日刊か?えっ、マジっすか?ってな勢いで暴走してたのが「へんちくりん」だったの。全くもう、カタセ莫迦な未亜たんは放っとくとすぐ調子に乗るもんね。

未亜:ええぇーっ!(ミクロちゃん声で)そんにゃ、好い気になって対談ネタを連発してたのは姐御じゃないですかっ。

イコ:責任転嫁しないっ!おまいの数字ネタはもう飽きられたのよさ。「プロ花」は所謂ひとつの「通好み」で、余りにも低い数字なんかでは語れないのです。例え世の中の99%が見逃しても、高瀬リコは最強だし本物だ。そもそも眞の芸術ってのはさ、一般受けしないわけよ。「本物がわかるのは、いつも少数派だ」と云うじゃまいか。マニアックだからこそ、価値も高まるわけさ。つまりだ、あたくしたち「カタセ・メイニア」は、本物を知って居るってなわけだ。言わば「プロ花」は「聖地」で在って、其処で凌ぎを削る片瀬クンを生暖かく見つめる我らは、選ばれし観客なのだよ。ヤジる輩は帰れっ!お前は「月9」でも観てろっ!!なのよさ。

未亜:アンタは「旧UWF信者」かよ、、、てか「4.6%」と盛り返したんですけど、、、

イコ:どっちにしろ消費税割れじゃん。もう片瀬クンが二度目の助演女優賞を獲得するのは確定だろ?高瀬リコが穫らずに誰が穫る?最早、西豪寺エレナも美月うららも完全無欠に超えまくってるじゃまいか。片瀬クン、サイコーっ!!

未亜:姐御が那奈ちゃんを絶賛して下さるのは嬉しいんですけど、其処まで手放しに褒め捲られると気持ち悪いですし、何となくイヤな予感がしますよ、、、

イコ:ん?ならローサや石黒の話でもするか?他の連中もみんな面白くなって来たから、あたくしはとってもシアワセだぞ。でもさ、例えば毎回ある解説の物真似ネタとか、花とコーチの対話とかって、面白いんだけど「一過性」なのよさ。其の点、片瀬クンのリコは何回観ても爆笑しちゃうんだよな。やっぱ、お笑いなら年季が違うと云わざるえないな。片瀬クンなら、吉本新喜劇でも充分にやってゆけそうだな。

未亜:ホラ来た。だからぁ、那奈ちゃんは女優なんですってばさ。

イコ:そんな事、知ってるわよ。女優さんだからこそ、面白くって好いってゆってんじゃん。

未亜:えっ。そー来たか、、、

イコ:あたくしがノーガードで片瀬クンを褒めると、未亜たんは何も云えなくなっちゃうだろ?まるで力石に対峙した丈になっちゃうでしょ。後はアッパー食らって沈むしかないじゃん。

未亜:アノですね、いきなりだナァ、、、

イコ:ネタ書いてるのがあたくしなんだからさ、おまいの出番を作んなきゃなんないのよさ。もう、大変なんすから。あっ。此れやったら笑って下さい。

未亜:姐御、、、ボキらは漫才コムビじゃないんですから、、、てか、三平かよっ。

イコ:兎も角、高瀬リコで在る今の片瀬クンには非の打ち所がないのよさ。あたくしの役目ってのは片瀬クンへのダメ出しなわけで、こんなにも満点な演技をやらかされちゃうと出番がなくなっちゃうのよさ。未亜たんと一緒になって「那奈ちゃんサイくぉーっ!」とか云ってたら面白くも何ともないでしょ。

未亜:いえ、ボキは大いに面白いし其れが好いですよ。やっと姐御も那奈ちゃんの魅力に落ちてメロメロになったんでしょ?遂に観念しましたねっ。「那奈ちゃん、サイコーっ!」ホラ、姐御も一緒にっ。

イコ:おいおい、じゃあさ、此れから此処は毎日ひたすらに「片瀬クン万歳!」とか書くのか?其れじゃドラマになんないっつーの。みんなが初めから花ちゃんを応援したら、其れでお終いめでたしめでたしだろ。何ゆえリコが存在するのかが分んなくなっちゃうだろ。其れはつまり、片瀬クンのアンデンティティを否定するって事じゃまいか。未亜たん、おまいって奴は、片瀬クンを抹殺する気なのですか?

未亜:えっと、姐御が何を云ってんのか全く理解不能なんですけど、、、

イコ:おぬしも悪よのぉ〜、片瀬クンの大ファンを装って、実は「暗殺計画」を企んで居たわけだ。黒幕は矢張り内山先輩か?

未亜:だからぁ、理名ちゃん落ちはもういいってばさ、、、何だか分んないけど落ち着いて下さいよ。ホラ、音楽でも聴きましょう。やっぱ、姐御はロックですよね。

イコ:ん?まぁな、ロックは好いぞ。って、何であたくしがロック聴いとんじゃっ!!V1アームロック!チキンウイングフェイスロック!スコーピオンデスロック!永田サンロック!!那奈色の関節技導入だっ。

未亜:ぐげっ、ギブギブ、、、姐御、そっちのロックじゃないです、、、ケホケホ、、、リコ様の真似っこはヤメて下さい、、、

イコ:スペース・トルネード・小川こと「STO」!!ハッスル!ハッスル!(死語)

未亜:がっ!!(血へど吐きつつ)だからって無関係なプロレス技も禁止ですってばさ、、、

イコ:てばさ?テバサキ?スピニング・クリオネ〜っ!!

未亜:どりーふぁんくっ!!


【お詫び】またしても未亜たん失神ノックアウトの為、此の対談は中止されました。


(小島藺子/姫川未亜)


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2010年05月04日

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 003「柏木礼奈」

天国のKiss〈1〉 (角川ティーンズルビー文庫) 天国のKiss〈2〉 (角川ティーンズルビー文庫)


 出演作:『天国のKiss』全10話(テレビ朝日系)
 放映日:1999年7月12日〜9月13日(毎週月曜日 20:00〜20:54)平均視聴率7.8%

 映像作品:ヴィデオ「天国のKiss」1〜5
      (テレビ朝日 PCVE-31020〜31024)1999年11月17日、12月1日発売


女優デビューから三作目で、いよいよ片瀬那奈ちゃんは連続ドラマに進出しました。役どころは、主人公(明日美:奥菜恵サン)と恋人(櫂:藤原竜也クン)を巡って敵対する「桂木礼奈」です。「16才の現役高校生で人気モデル」と云う設定は、当時の片瀬那奈ちゃんとリンクしますが、其の内面は明らかに違う「典型的な敵役」でした。最初期の役柄では、此の「桂木礼奈」と次作「氷の世界」での「迫田七海」が甲乙付け難く好きです。でも、どちらかを選べと云われたなら「桂木礼奈」と答えます。其の理由は、連ドラ初出演で既に片瀬那奈ちゃんは其の後の「怪優路線」の大いなる発芽を魅せているからです。

片瀬那奈ちゃんが演じる「敵役」は、代表作となった「西豪寺エレナ様(2006年)」や「美月うらら姫(2009年)」そして現在(2010年)爆走中の「高瀬リコ様」などに顕著な様に「憎み切れない愛らしさ」を備えて居ます。そして、何ゆえ「憎めない」のかと云えば、ズバリ云って片瀬那奈ちゃんが演じる「敵役」は「変な人」だからなのです。いや、失敬、云い直します。

片瀬那奈ちゃんが演じる「敵役」は「物凄く変な人」なのだ。

其の所謂ひとつの「怪優・片瀬那奈」が開眼したのは、一般的には2006年の「西豪寺エレナ様」と云われています。其の説は、確かに間違ってはいません。然し乍ら、其の前に演じた「小早川妙子」と「山田バーバラ」の存在も重要です。何れにせよ、2006年が怪優開眼の時で在ったのは歴史的事実でしょう。されど「ローマは壱日にして成らず」なのです。元々、片瀬那奈ちゃんには「怪優」へ進むべき資質が確かに在りました。其れを証明するのが此の1999年の「桂木礼奈」です。

此の役柄には、現在に至るまでの「怪優・片瀬那奈」の本質が面白い様に詰め込まれています。櫂を奪われそうだと直感した礼奈は、あらゆる手段で明日美を虐めます。手下を使って陰湿にイビリ捲り、手のひらを返して涙の謝罪をし味方に付いたと見せかけて罠に嵌め、堂々と宣戦布告し自ら櫂にキスをして高らかに勝利宣言します。其れがゴーストである明日美の力を最大限に覚醒させる事になってしまい、櫂の気持ちもドンドンと明日美へ傾いてゆくのですが、、、。其の過程で、礼奈は徹底的に「イヤな女」なはずなのですが、ひたすらに恋人を振り向かせようとする姿はいじらしく可愛いのです。そもそも、いくら幼なじみだったからといって既に恋人関係だった礼奈と櫂の前に突然現れた明日美の存在こそがエイリアンなのです。礼奈の立場なら、彼を繋ぎ止めたいと考えるのは当然ですし、其の行動が過剰になればなる程に物語は盛り上がります。そして、片瀬那奈ちゃんは見事に悪役に徹しました。然して、其の余りにも健気で一本気な敵役振りが観る者の心を揺さぶったのです。

終盤で、礼奈は最終手段に出ます。アノ手コノ手で明日美を追い詰めたものの、意に反して櫂の気持ちは益々離れてゆく。切羽詰まった礼奈が取った最終手段は「いきなりだナァ!の土下座」でした。しかも、朝っぱらから屋外の橋の上で「あたしに櫂を頂戴!お願いします!!」とやらかすのです。挙げ句に、形振り構わずに真摯に対峙した礼奈に圧倒された明日美がビビりやがって逃げ出す後を追い、在ろう事か身代わりに車に轢かれて死んでしまうのでした。

「片瀬那奈17才、無惨にも血だるまで絶命ですよっ」

其の余りにも衝撃的なクライマックスでの熱演は、何度観ても爆笑せずにはおれません。同時に、まるで怪物を見てしまったが如く大仰に「イヤぁーっ!」と叫ぶしかない明日美の無力さに憤りを感じますし、礼奈が何でこんな目に逢わなきゃいけないのだ?一体此処まで酷い結末を迎える程に礼奈は悪い事をして来たのか?と思わざるえないのです。

明日美と櫂の呼び掛けで礼奈は蘇り改心してしまうのですが、どー考えても明日美の方が自分勝手なトラブルメーカーで全く感情移入出来ません。保てる力を出し切って壮絶に散った桂木礼奈こそが心に響くのです。土下座までしたのに血みどろで死んじゃうんですから、天晴れとしか云えません。「敗北の美学」をマザマザと見せつけた其の姿が「在りし日のアントニオ猪木」や「後の小川戦での橋本真也」をも想起させるのは、長年「ワールドプロレスリング」を中継する「テレ朝イズム」ゆえでありましょうかっ。

当時の片瀬那奈ちゃんは、水着キャンギャルで在り、「ヤンサン」で活躍する紛れも無いグラビア・アイドルでした。グリコのトマトプリッツのCMにも出ていました。そんなアイドルが、正に体当たり演技を何の迷いもなくやっちまったのですから注目せずにはおれません。最終回で魅せた改心後の屈託の無い笑顔には「うん、あそこまで全身全霊を賭けて闘ったのだから、敗れても悔い無し!だな。よくやった、礼奈ちゃん」と拍手を送りました。クライマックスでの「土下座〜流血の壮絶死」と云う展開は、其の破天荒な脚本の面白さもありますが、何よりも驚嘆すべきなのは其れを演じ切った「若干17才の片瀬那奈」です。当時のインタビューで「納得出来たなら、ペンキでも被るし、何でも演じます」と云い切ったのは、本気でした。

此の作品は共演者にも後の「カタセカイ」を構成する布陣が多く、大いに楽しめます。恋人役だった竜也クンとは「デスノート(2006年)」で再共演しますし、明日美の両親を演じるのが高田純次サマと戸田恵子サンってのも見どころなのですが、櫂と共にバスケ部に所属する連中の中に坊主頭の輩が居るのが気に掛かります。後に「残り夏(2005年)」で再共演する其の人は「荒川良々クン」です。当時の彼は25才くらいだったと思いますが、10代の若手に混じって普通に高校生を演じております。全く今と風貌が変わりません。其の年齢不詳振りは、当時から不変です。

さて、「土下座すりゃ偉いのか?」って声が聞こえます。そんなわけないじゃん。後に「西豪寺エレナ様」が土下座をした時に、あたくしは「掟破りの逆土下座」と絶賛しました。其れは、ミクロちゃんが初回で「決死のダイビング土下座」をやらかした事への返答でも在ったのですが、礼奈とミクロちゃんを比較しちゃったからなのです。ミクロちゃんの土下座は、心を打ってはくれませんでした。其れはダイビングがスタントだったからでは在りません。単純に「可愛いミクロちゃんが土下座なんかやらされて可哀想だナァ」としか思えなかったのです。決してミクロちゃんの責任では在りません。普通の10代の女の子ならアレで充分だし、寧ろミクロちゃんは果敢に挑んでいたと思います。其れでも満足出来なかったのは「10代の片瀬那奈」を観てしまっていたからでしょう。片瀬那奈は、其の登場から既に振り切れていました。「桂木礼奈の土下座」は、今後も永遠に超えられないと思います。其れはまっすぐに「西豪寺エレナ様の逆土下座」へと繋がっていました。

「土下座して、其の後に血だらけで死ぬって展開なんだけど、宜しく」とスタッフに云われた時、間違いなく「17才の片瀬那奈は、心の底から歓喜した」とあたくしは思います。そうでなければ、こんなにも心に残る土下座なんか出来っこありません。


(小島藺子/姫川未亜)



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「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 004「迫田七海」

フジテレビ系ドラマ「氷の世界」オリジナル・サウンドトラック


 出演作:『氷の世界』全11話(フジテレビ系)
 放映日:1999年10月11日〜12月20日(毎週月曜日 21:00〜21:54、最終回 21:00〜22:09)
     平均視聴率 19.0%

 映像作品:ヴィデオ「氷の世界」1〜4
      (フジテレビ PCVC-30964〜30967)2000年3月17日発売
      DVD「氷の世界 DVD BOX」
      (ポニーキャニオン)2010年10月20日発売予定


片瀬那奈ちゃんが女優デビューした「美少女H2」とは「未来の月9女優養成所」とのコンセプトで立ち上げられた番組です。スペシャル・ドラマのヒロインから連ドラ初出演と順調に進んだ片瀬那奈ちゃんは、当然の流れで「月9」へのレギュラー出演が決まりました。

平均20%近くを記録した月9ドラマへの出演は、世間に大きく片瀬那奈の存在を喧伝します。豪華絢爛なキャストに囲まれる片瀬クンが演じた「迫田七海」は、単なる端役などではなく物語に大きく関わる重要な役どころでした。「GTO」に続いて二度目の共演となった「貳代目」こと松嶋菜々子サンとの所謂ひとつの「きれいなおねえさん共演作」でも在りますが、御存知の通り此の時点では「貳代目」が現役で、よもや那奈ちゃんが将来「三代目」を襲名するとは夢想だにしておりません。

前作での敵役とは違って、迫田七海はアニキ(金子賢クン)思いの可愛い素直な妹です。年齢的にも第一期女優時代の那奈ちゃんは「妹」を演じる機会が多かったのですが、此の作品と「2001年のおとこ運」での柚木さくらが「妹」役での代表作でしょう。気が強いけど可愛い妹を演じさせたなら、当時の那奈ちゃんは天下一品でした。

物語はミステリーで、迫田七海も途中では犯人か?と疑われます。実のアニキに疑われてしまうわけで、其の後の展開を知ると涙を誘います。其のアニキの想像で、七海が憧れる久松先輩(ミッチー)を殺害する場面も描かれます。空想上とは云え、片瀬那奈ちゃんが初めて演じた殺人場面です。其の動機として、久松を追ってスペインまで行った展開も在り、其処で前作に続いて二度目の「キス・シーン」が在ります。今回も自ら迫り強引にキスするって積極果敢な演技で在りまして、アンテツあにい伝説の「いつか殴る手帳」にしっかりと「藤原竜也」と並んで「及川光博」の名が記されました。

貳代目が演じるヒロインの江木塔子が連続保険金殺人事件の犯人ではないか?と思わせて進むストーリーは、最終回での大どんでん返しで真犯人が明かされます。初回の冒頭から散々流された主人公・廣川英器(竹野内豊サン)の溺死場面までもが、まさかまさかの生還!となるオチは、真犯人の設定も含めて「おいおい、そりゃないでしょ」と云いたくもなります。最終回が近づいて、無理矢理に真犯人を捏ち上げた様な印象が拭えません。

そんな事よりも、問題は片瀬那奈ちゃんが演じる迫田七海がまたしても無惨に殺害されてしまう事です。前作の「天国のKiss」では、壱度は幽体離脱したものの蘇生しましたが、今回は本当に殺害されて荼毘に付され海に散骨されちゃうのです。第8幕で殺されて、最終幕の犯人自供回想場面ではより克明に再び殺されます。

「片瀬那奈18才は、二度死ぬ!」

主役二人はめでたしめでたしだし、犯人すらも何だかシアワセをぶっこいてしまう中で、迫田七海は犬死にですよっ。殺人ミステリー作品ですので結構沢山の人が殺されるドラマなのですが、七海ちゃんが殺されるのが最も理不尽で許し難い展開です。ま、ドラマにそんなに熱くなっても仕方無いのですけど、其れ程までに迫田七海は可愛らしいのです。アニキが殺害された七海を抱きしめて号泣する場面では、何度観ても思わずもらい泣きしてしまいます。

僕は、此の作品での那奈ちゃんの台詞回しが凄く好きなんです。あんまり好きなので、ほとんど暗記しちゃってる程です。真剣なんだけど稚拙なんですよ。此れぞアイドル女優の在るべき姿です。元々、アイドルが演じる時には「一所懸命なのに出来上がって無い」って危うい魅力があります。アイドル好きな連中は、完璧を求めてはいないのです。もう二度と「迫田七海」を演じた那奈ちゃんの演技は観れません。那奈ちゃん本人にも再現する事は出来ないのです。正に、此の時限りの素晴らしい演技です。

兎も角、片瀬那奈ちゃんは初めての「月9」でも大いに其の存在感を魅せ付けてくれました。女優壱年目の片瀬那奈ちゃんは、正に順風満帆でした。そして二年目の2000年がやって来ます。いよいよ、片瀬那奈ちゃんは実質上の初主演作に挑むのでした。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 10:34| ERENA | 更新情報をチェックする

「怪優・片瀬那奈・進化論」
中入りの壱:「1998-1999」

first time―片瀬那奈写真集


片瀬那奈ちゃんが女優としてデビューしたのは1999年ですが、御存知の通り彼女が「片瀬那奈になった」のは1998年です。始まりは、旭化成「'99水着キャンペーンモデル(第24代)」でした。其れ以前にも彼女にはモデル活動やTV出演等のメディア露出が確かに在りますが、片瀬那奈と云う名のもとに活動を開始したのは「ナピュア'99」でしょう。そして、片瀬那奈の名を一躍有名にしたのが1998年10月5日の水着ショーでのハプニングで在ったのも衆知の事実です。

1999年度の水着キャンギャルは、伝説的な豊作の時だったと記憶されています。当時、各社のキャンギャルは、挙って誌面を飾ったり、TVに出演したり、勢揃いの夢の様な水着ショーを行ったり、日替わりでラジオ番組(「VENUS ISLAND」)を担当したりしていました。此の年は、井川遥サン、菊川怜サン、滝沢沙織クン、そして我らの片瀬那奈クンと錚々たるメムバーが揃っていました。ま、其れは歳月を経ても、多くの方々が第一線で活躍しているからこそ云える評価です。

水着キャンギャルとして全国行脚し乍ら、一方で片瀬クンは「ヤング・サンデー」誌を中心としたグラビア・アイドルとして僕たちの心を鷲掴みにしつつも、有名女性ファッション誌「JJ」のモデルとしても活躍します。デビュー当時の片瀬那奈ちゃんが目標として「女の子にも男の子にも好かれるひとになりたい」と望んだ「全方位戦略」の元で、大いに席巻するのでした。1999年には初の写真集「first time(片瀬クン命名)」も出版されますし、CMも「伝説のプレ歌手デビュー作」でもある「トマトプリッツ」や、其の後も長くシリーズ化された「Ban」等の大手有名企業商品に起用されます。当時の片瀬那奈ちゃんは、初々しく可愛いアイドルそのものです。そんな「アイドル・那奈ちゃん」を求めて、僕たちは女優としての姿も見つめていました。

其の類い稀なる抜群のプロポーションと堂々とした立ち居振る舞いから、正に「大型新人」として出現した片瀬那奈ちゃんですが、当時の映像を観て頂ければお分かりの様に始まりは「普通の16才の女の子」です。女優デビュー作となった「最後のデート」からは、後の恐るべき怪優路線は伺い知れません。前述の通り「最後のデート」での片瀬那奈ちゃんは「17才のグラビア・アイドル」としてなら十二分に及第点を与えられる魅力に溢れています。おそらく、僕を含めた多くの「グラビア・アイドル:片瀬那奈」に興味を持って視聴した方々は、大いに満足したでしょう。只、片瀬那奈ちゃん本人が全く納得しなかった事で話は大きく変わってしまいました。

つづく「GTO ドラマスペシャル」「天国のKiss」そして「氷の世界」と、「女優・片瀬那奈」は僅か壱年弱で目紛しい成長を遂げます。其の三作での片瀬那奈ちゃんは、バイクで海に飛び込んだり、土下座して血だるまで死んでから生き返ったり、無惨にも惨殺されたりしたのです。女優デビューの1999年に、アイドルらしく「普通の女の子」を演じたのは「最後のデート」だけでした。別に変わった役を演じたのが重要なのではありません。17才の片瀬那奈が、其れをどう演じたかが問題なのです。

「最後のデート」で片瀬那奈は、等身大の片瀬那奈を普通に演じました。其れで好かったんです。次の「GTO」だって、おんなじ様に普通に演じてもらって結構だったのです。ハッキリ云って、少なくとも僕は当時の那奈ちゃんに過大な期待なんかしていませんでした。可愛い大好きなアイドルがドラマにも出てるってだけで満足でした。でも、片瀬那奈ちゃんはそんな僕たちの甘い気持ちを観る度に破壊しました。「何だ?こいつ、変じゃん」と思わずにおれない存在感を、若干17才の女の子は放っていたのです。


(小島藺子/姫川未亜)



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2010年05月05日

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 005「清水茜」

大きな翼


 出演作:『FLY 航空学園グラフィティ』全10話(NHK)
 放映日:2000年5月9日〜7月11日(毎週火曜日 23:00〜)※NHK総合での放送日


数多い片瀬那奈ちゃん出演ドラマの中には、誠に残念乍ら映像作品化されていないモノもあります。単発ドラマなどは、片瀬クンに限らず放送時に出逢えなければ奇跡的な再放送でも無い限りは「一期一会」です。片瀬クン出演作でも、ザッとみて「遠い夏(2000年)」「いい男はマーケティングで見つかる(2005年)」「香港バタフライ(2005年)」「ビバ!山田バーバラ(2006年)」「再会(2006年)」「信長の棺(2006年)」「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助(2007年)」「ミラクルボイス(2007年、2008年)」「いのちのいろえんぴつ(2008年)」「未来遊園地(2008年)」等の珠玉の名作が「知る人ぞ知る」ことになっています。舞台「フラガール(2008年)」も映像作品化はされませんでした。

此の様な理不尽な所業に全く納得がいかないものの、せめて連続ドラマくらいは全作品が映像化されて然るべきでしょう。ところが、連ドラでも遺されていない作品があるのです。其れは「2001年のおとこ運(2001年)」と「熟年離婚(2005年)」そして、此の「FLY 航空学園グラフィティ(2000年)」です。

「片瀬那奈ちゃんの出演作なら何でも揃ってますよっ」と云いたいのは山々のあたくしですが、「片瀬の館」ライブラリーでも三作品ほど欠けています。其れは、超度級レアな「遠い夏」と、ネット限定視聴しか出来なかった「香港バタフライ」と、此の「FLY 航空学園グラフィティ」なのだよ。他の二つは兎も角、此の実質的には那奈ちゃんが主演だったドラマが、しかも天下無敵の日本放送協会が制作した作品が、何ゆえレアになってんのよさ?此れって、BSでも先行放映されたのですよ。当然、ヴィデオ化されると思ってましたよ。(当時はDVDではなく、ヴィデオが主流でした。)

と云うのも、地デジになる前までウチはNHKがほとんどマトモに映らなかったからなのです。アナログだと何故か12チャンネルが最も綺麗に観れて、カウントダウンするごとに画像が酷くなってですね、マトモに観れるのは6チャンネルまでだったんですよっ。だから、日テレちゃんとNHKちゃんは砂の嵐みたいな映像になっちゃって、特にNHKは白黒でしか映んなかったりもしたのよさ。

其れでも録画してたんだけど、1998年〜2001年のドラマ録画ヴィデオは、ほとんど全てを「夜勤しててリアルタイムで観れない可哀想なガールフレンド」に貸していたのです。勿論、片瀬クンのドラマ以外も録画出来る限りのドラマを全部を詰め込んだヴィデオを定期的に渡してたのよさ。ところが、其の莫迦娘がすぐ返さなくってですね、気付いたら「100本くらい溜まっちゃったんだけど、どーしよー?」とかぬかしやがったから「もう、まんどくさいなら返さなくっていいわよ」って云ったら、ホントに全部捨てやがったのです、、、そんでもって「悪いから新しいヴィデオあげます」って、新品の空テープを一本くれました。イコちゃん、ぽか〜ん。(実話です、、、)

劣悪な画面で観た記憶を頼りにしてしか「清水茜」を語れないってのは、あんまりですよ。もうアンテツに下駄を預けるしか無いね。別にもう「待てど暮らせどのDVDに焼いてくれ」とは云わないわよ。アンテツが書いて投稿して頂戴☆

「あにい、ハードル爆上げですよっ」


(小島藺子)



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「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 006「内山知恵」

花村大介(3) [VHS]


 出演作:『花村大介』第7話「弁護士さん私が犯人です」(関西テレビ、フジテレビ系)
 放映日:2000年8月15日(火曜日 22:00〜22:54)視聴率 13.5%

 映像作品:ヴィデオ「花村大介」3
      (関西テレビ PCVE-31283)2000年12月20日発売


「FLY 航空学園グラフィティ」での大役を無事完走した2000年の片瀬那奈ちゃんは、次の連続ドラマ「新宿暴走救急隊」までの間に二つの作品へ登場します。ひとつ目は、ユースケ・サンタマリアさん主演の連続ドラマ「花村大介」のゲスト出演でした。

内容はサブタイトル「弁護士さん私が犯人です」で堂々とネタバレしている通り、那奈ちゃんが演じる知恵が父親(西田健さん)をゴルフクラブで背後から殴り、其の罪を知恵の異父兄である小島俊介(橋龍吾さん=橋幸夫さんの息子です)が被るものの、、、って展開で、真犯人役です。父親の言いなりに弁護士を目指す空虚な高校生活を送る日々の中で、ロックバンドで活動する自由な兄と出逢い感化され、其れでも厳格な父に逆らえず、思い余って犯行に及ぶのでした。

後の初舞台「僕たちの好きだった革命(2007年)」で奇跡的に復活するまでは、此の作品が片瀬那奈ちゃんが最後に演じた高校生役でした。演技はシリアスそのもので、後のコメディエンヌ振りは伺い知れません。但し、2000年と云えば「那奈理名運命の邂逅」が在った年と記憶されますので、役名が「内山」ってのがヲタ心を揺さぶりますし、異父兄が「小島」ってのも「偶然じゃないだろ?」と勘ぐってしまいます。そんな穿った見方で考えると、凶器がゴルフクラブって事も気になってしまいました。何せ、演出が塚本連平さんですからね。「プロゴルファー花」じゃん。

ま、そんな2010年的なこじつけは「それはそれとして」、此れはリアルタイムで等身大の女子高生を演じた18才の初々しい片瀬那奈ちゃんの真剣な演技を観れる貴重な作品です。ユースケさんの初主演ドラマでも在る作品ですが、彼とは其の後も映画やバラエティ番組で何度も共演する事になります。


(姫川未亜)



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2010年05月06日

「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 007「柴田広子」

ほんとにあった怖い話


 出演作:『ほんとにあった怖い話』スペシャル2「遠い夏」(フジテレビ系)
 放映日:2000年8月25日(金曜日 21:00〜22:52)


数多在る片瀬那奈ちゃん出演ドラマ及び映画作品の中でも、最上級ウルトラ・レアな物件が「遠い夏」です。片瀬那奈ちゃんは三姉妹の末娘を演じていますが、既に結婚している24才と云う設定です。当時の実年齢より6才も上の既婚者を初めて演じた興味深い作品です。但し、ドラマは三姉妹での場面でのみ展開し、那奈ちゃんは末っ子役なので、とても「24才の既婚者」には見えませんけどね。元々が単発オムニバス特番ドラマで在り、映像作品化もされませんでした。夏の風物詩でもある「怪談モノ」ゆえに再放送の期待(実際に、2001年9月に再放送されています)も僅かにあったのですが、2009年の夏に「止ん事無き事情」でほぼ永遠に「遠い夏」になってしまった不幸な作品です。

此処での柴田広子も、普通にシリアスな演技をしています。2000年夏の時点で、片瀬那奈ちゃんは「十代のアイドル」です。「この役が、片瀬那奈でなければならない必然性」は、未だありません。確かに「天国のKiss」も「氷の世界」も「FLY 航空学園グラフィティ」も、ファンにとっては忘れられない作品です。でも、スタッフ側からすれば、別の若手女優に演じてもらっても一向に構わなかったでしょう。たまたま片瀬那奈ちゃんにオファーが在り、其れ等をうっかり観た者の中に後の「那奈ヲタ」連中がいただけです。僕たちは「ヤンサン」や「アイキューピッド」のグラビアで弾ける笑顔を魅せる那奈ちゃんが、TVで動いて話すだけで充分だった。ハッキリ云って、演技など「二の次」でした。2000年の片瀬那奈ちゃんは、其れ程までに「圧倒的なアイドル」でした。


(姫川未亜)



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「怪優・片瀬那奈・進化論」
act 008「村井ひろみ」

新宿暴走救急隊


 出演作:『新宿暴走救急隊』(日本テレビ、フジテレビ系)
 放映日:2000年10月14日〜12月16日(毎週土曜日 21:00〜21:54)平均視聴率 14.3%

 映像作品:ヴィデオ「新宿暴走救急隊」1〜4
      (バップ VPVX-66843〜66846)2001年7月21日発売


20世紀最後を飾った「新宿暴走救急隊」は、ロンドンブーツ1号2号初主演連続ドラマで、片瀬那奈ちゃんにとって初めてのコメディ風味の作品でした。作品自体は、主演のロンブーが吉本の意向で無理矢理に嫌々やらされていたのが大いに伝わる出来映えで、主題歌もロンブーが担当した典型的な「お笑いアイドル・ドラマ」です。

片瀬那奈ちゃんが演じる「村井ひろみ」は、主役二人と同じ新宿西消防救急隊員で、轟五郎(ロンブー敦さん)と郷秀樹(ロンブー亮さん)が出動する際に乗る救急車の運転手も務める役どころで、群像劇に於いてエンドロールの最初に堂々と名前が出る立場での抜擢でした。ひろみは、運転中に五郎のセクハラ発言に激高し大声で叱責する余り運転をミスってガードレール等にあわや激突か?となりアップで絶叫したりもしますが、向上心と正義感に溢れる真面目な救急隊員です。

其れまでの基本的にはシリアス路線でも片瀬那奈ちゃんの表情の豊かさは垣間見れたのですが、此処ではコメディタッチな展開ゆえに其の大仰でマンガチックな顔芸の発芽が大いに感じられます。二つに結わえた髪型がとっても可愛らしく、第八話ではお見合いして真っ赤な振り袖姿を披露したり(肝心のお見合いは、相手が下着マニアの変質者と判明し頓挫します)、第九話では設定上で得意技とする空手で悪漢どもを蹴散らしたりもしますが、基本的には「いつも救急車を豪快に運転し絶叫している印象」が強く残ります。主役であるロンブーのベタベタな演技ゆえなのか、相手をする後輩なのにエラソー(先輩を「ゴロー!」と呼び捨て)な「村井ひろみ」がとても頼もしく映るのです。壱話完結のストーリーでのサブキャラですので出番は其れ程多くはありませんが、元気溌剌な那奈ちゃんが楽しめる作品です。

ヒロインが上原多香子ちゃん、挿入歌を歌うのがhiroちゃん、第那奈話のゲストが今井絵里子ちゃんと、絵に書いた様な「SPEED 疑似再結成」など、如何にも「日テレ土曜ドラマ」らしいお気楽な演出も楽しめます。レギュラーの看護婦チームには、梨花さん、後藤理沙ちゃん、矢沢心ちゃん等の綺麗どころも揃っております。毎回のゲストも無駄に豪華なのですが、何故か小川直也が三回もノコノコと出て来やがります。しかも、小川直也本人役です。ロンブーなんか比べものにならない程に、演技がスットコドッコイです。本人役なんだから普通にしてれば好いだけなのに、無理に演技しようとして空転しまくっています。そんなこんなで、矢鱈と「那奈ちゃん、随分と演技が上手くなったナァ」と錯覚したドラマでした。


(姫川未亜)



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「テレビでスペイン語」#05 再放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 05月号 [雑誌]


NHK教育 6:00〜6:25

「知らないものを尋ねる」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


ケタラミゴス☆

「テレビでスペイン語」は、今回から新しいテキストに変わりました。先月は部屋を探して決めたので、今月は市場で買い物をしたり劇場へ行ったりするみたいです。

メインはそうしたスキットですが、僕らのお目当てはナビゲーターの片瀬クンです。相変わらずお洒落なスタイリングで見目麗しいですね。が。貫井せんせいがノースリーブ姿じゃまいかっ。矢張り、片瀬クンに対抗しているのでしょうか。

お姫様コーナーで紹介した絵が「ドンキホーテ」だったり、スキットでマルタが矢鱈と値切ってたりして、何やら全体が「カタセ色」に染まって来た気がします。「スペインに行ったら値切りまくるぞっ」と片瀬クンの顔に書いてありました。


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト

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「プロゴルファー花」#05

魔太郎がくる!!―うらみはらさでおくべきか!! (1) (少年チャンピオン・コミックス)


読売テレビ、日本テレビ系 23:58〜24:38

「ジェラシー!恋の恨みはゴルフで晴らす」

けがを押して第3ラウンドに臨んだ花はミスショットを連発する。その原因にはけがの痛みよりも、心の傷が大きく影響していた。花はそれを醍醐から指摘されるが、認めない。そんな中、今出川は花を訪ね、リコとキスはしていないし、婚約もしてないと、必死に誤解を解こうとする。花はリコと婚約した方がいいと強がってみせるが、今出川は花に追いすがり、素直な思いを告白する。それを陰から見ていたリコは鬼の形相になり、花を懲らしめようとたくらむ。

■ キャスト

 加藤ローサ :野宮 花

 片瀬 那奈:高瀬リコ様

 高梨 臨 :戸田あゆみ
 上野なつひ :福島百合子
 高橋真唯 :尾口ミチル
 井上正大 :今出川 順
 石黒 賢 :醍醐一馬
 、ほか

■ スタッフ
 脚本:福田雄一
 演出:岡本浩一
 音楽:瀬川英史
 主題歌: ステレオポニー「OVER DRIVE」(gr8! records/Sony Music Records)
 挿入歌:May J.「Believe」(rhythm zone)
 チーフプロデューサー:堀口良則(ytv)
 プロデューサー:尼子大介(ytv)、森谷 雄(アットムービー)
 制作協力:アットムービー
 制作著作:読売テレビ



僕は、自他共に認める片瀬那奈ちゃんの熱狂的なファンです。那奈ちゃんの輝かしい足跡を遺す為に「日々是カタセ」な此処を書き続けて早五年以上が経ちました。リアルタイム更新を始めた2004年の終わり以前のデータもコツコツと書き足しておりますが、歌手篇や女優篇の連載などで「片瀬那奈歴」をより深く考察してみようとも試みています。

最近、いきなりだナァで女優篇「怪優・片瀬那奈・進化論」怒涛の更新を開始したのは、歌手篇である「片瀬那奈がきこえる」が「第一期歌手時代の終わり」までようやく到達したからでもありますが、何よりも大いに筆を進めさせてくれているのは「高瀬リコ様」の存在ありきなのです。最新作が最高傑作!なんて素敵じゃないか。現在の片瀬那奈ちゃんが素晴らしいがゆえに、過去の歴史も時には辛辣に論じられるのです。そして片瀬那奈ちゃんの凄さは、例え在る時点で失敗作だと思われた作品すらも其の後の糧とし続けた事実でしょう。「怪優・片瀬那奈・進化論」は、今後も「ダメなもんはダメなのだ!」と大ファンだからこそハッキリと書いてゆきます。当時の記憶だけに頼っているのでは無く、当たり前田の「星野サン、いっていいんすか?」ですが、全ての作品を観直して書いてますよっ。ぜいはあ、、、今夜もリコ様、最高ですよっ。CMを抜く時に、うっかり「ジョージア信長篇」までカットしないでね。


(姫川未亜)



てな感じで、未亜たんを大いにやる気マンマンにさせやがった「高瀬リコ」が今宵も爆裂しております。もう、あたくしもお手上げです。こんなに面白いんじゃ貶し様がないのよさ。片瀬クン、凄いっす。参った、参った。

いきなり物陰で「ナン」を齧って「何だとぉ〜っ」って、アンタ、何やってんのよさ。何もかもが狂ってる。常にレッドゾーンじゃまいか。最早、片瀬クンにはマトモなシリアスな役柄はオファーされないんじゃまいか。あたくしは冗談半分で「片瀬クンはお笑い芸人」とか云い続けて参りましたが、マジっすか?

早くも物語も中盤に近づき、前回まで定番だった物真似ネタ等を封印した演出は好かったです。しっかりと花ちゃんのサクセス・ストーリーも描いてくれなくては、只のコントになっちゃいますからね。雨の中でのゴルフ場面も多々あり過酷なロケを感じさせますが、そんな「片瀬那奈マネ日記」みたいな裏話は「それはそれとして」、全身全霊を賭ける片瀬クンの熱演には感動するしか術なしで御座居ます。

真面目に語れば、決して爆笑を誘う「変なおねえさん」振りだけでは無く、今出川クンを一途に想う健気な乙女心もしっかりと演じ切っております。多彩な表情や派手な大技も見事ですが、細やかな仕草なども実に上手い。面白くって、可愛らしくって、綺麗で、グラマラスで、もう云う事ないっす。キャスティングされた時点で高瀬リコが2010年の代表作になると預言はしておりましたが、よもや此れ程までに期待を上回ってしまうとは、、、もう、莫迦負けです。片瀬クン、凄過ぎ。

昨年末頃から「ふくよかになられた」と思っておりましたが、見事な役作りだったのですね。実に身が詰まっている佇まいが、パワフルなゴルファーらしくて魅力的です。「リコちゃんウェーヴ」の躍動感は何だ?全身がブルンブルンしてますですよ。本当に強そうだナァ。ジャイアント・バーナードあたりでも、余裕で片手で倒せそうじゃん。こんなん魅せられ捲っちゃ、やっぱ、どうしたって云いたくなりますよ。

「片瀬くん、プロレスラーになってはくれないかっ」

冗談抜きで、片瀬クンなら低迷するプロレス界の絶対エースになれます。人間相手じゃ負けそうにないから、牛とか熊とか虎とかと対戦してみてはどうでしょうか。根拠は在りませんし何の責任も持てませんけど、何だか勝てそうじゃん。片瀬クンが、無敵に見えて来ましたよ。ゴッドハンドを超えろ!君なら出来るっ。いや、マジで。


(小島藺子)



「プロゴルファー花」読売テレビ公式サイト
「prohana」on Twitter

posted by 栗 at 23:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

2010年05月07日

「テレビでスペイン語」#05 再々放送

NHK テレビでスペイン語 2010年 05月号 [雑誌]


NHK教育 0:00〜0:25

「知らないものを尋ねる」

 講師:貫井一美
 ナビゲーター:片瀬那奈
 パートナー:フリオ・ビジョリア・アパリシオ、マリア・ゴメス・ペドヤ
 リポーター:マルタ・マルティン・モリーナ


今週はお休みで、五回目の再々放送です。

普通なら「休んでんじゃねーよっ」と文句も云いたいところですが、高瀬リコが凄過ぎなので

「スペイン語?どーだってええや!」(猪木声で)

になっちゃってますです。姫様、どーも、すいません。


(小島藺子)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト

posted by 栗 at 00:27| TV | 更新情報をチェックする

「怪優・片瀬那奈・進化論」
中入りの貳:「2000」

片瀬那奈写真集 「ナナノナツ」



2000年の片瀬那奈ちゃんを思い返す時、僕らは彼女を「アイドル」と呼びます。当時の那奈ちゃんは、正真正銘、本物のアイドルでした。初めてのカレンダーも発売され、グラビアでも席巻し、ダイドードリンコの「MIU」や「葉の茶」のCMも始まりました。「スポコン!」への出演もあり、二冊目の写真集「ナナノナツ」も発売されます。ドラマ出演も前述の通り、年間に半分の2クールはレギュラー出演するローテーションが確立されました。ファンは圧倒的に男子が多かったと記憶しております。犯罪的な程に、那奈ちゃんは可愛いアイドルでした。

翌2001年には、いよいよ「三代目きれいなおねえさん襲名」が控えていたのですが、其の前夜であった此の時代こそが「アイドル・片瀬那奈」の全盛期でした。「きれいなおねえさん」になってからの那奈ちゃんは、明らかに変わった。其れは、一躍メジャーになった事によって感じるヲタの習性でも在ったのでしょう。でも、其れだけではなく、確かに「那奈ちゃんは変わった」と感じました。僕らは、其の目紛しい変化に置いてけぼりにされない様に追い続ける事になります。

でも、2000年の那奈ちゃんは、すぐそばにいました。壱度も逢ったことなんか無かったけど、いつもそばにいてくれたと思います。僕にとっては、後に本人と逢ってからよりも此の頃の方が、那奈ちゃんは近くにいる様な気がしていました。其れはきっと、完全に偶像として捉えていたからでしょう。「ナナノナツ」で天真爛漫な笑顔を魅せる天使の様な那奈ちゃんを、僕たちは、うっかり愛してしまったのです。繰り返しますが、2000年の那奈ちゃんは「底抜けに可愛い」のです。惚れてまうに決まってるのですよっ。だから、僕らは彼女をアイドルと認識したのです。那奈ちゃんは、僕のアイドルでした。今でも最高のアイドルだけど、意味が違う。未だ、神様じゃなかった。当時の那奈ちゃんは、愛くるしい天使だったのです。

其の後の怒涛の展開など、20世紀には全く予測不能でした。21世紀が始まり、僕たちはようやく気付くのです。「那奈ちゃんって、ヤバイかも、、、」と。


(姫川未亜)



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