深夜に放送されて居る「ワールドプロレスリング」を、あたくしは健気に今でも毎週録画して居ます。大抵は壱回観て消してしまうのだけど、今回は大好きな真壁が主役扱いだったので、残そうかナァなんて思って観てたわけですが、結局は真壁が準優勝で終っちゃうお話だったので消しました。
其れと云うのも、矢張り「アントニオ猪木」って稀代のスーパースターを、リアルタイムで観てしまったからなのでしょう。敵わないんですよ、猪木には。猪木が凄いのは、長嶋が凄いのとおんなじですからね。(何度か書きましたが、猪木と長嶋の誕生日は同じです)
先程、ナイナイの特番をやってて、ノムさんが長嶋を語るって辺りで「録画しときゃ好かった」と思ったのですが、「そー云えば、片瀬クン絡み(「TRICK」)でテレ朝をチェックしてたら、猪木を観た気がするナァ」と思い出して途中から録画したのです。
果たして「落ち」は猪木でした。岡村サンと猪木が「伝説のアリ戦」を実況解説ってスペシャルな企画でして、素晴らしかったです。だってさ、猪木は「出落ち」なんだもん。出て来ただけで笑えるんですよ。凄いパワーです。片瀬クンとおんなじですよっ。
猪木が面白過ぎる(アマゾン川に、いきなり飛び込むって早くも伝説化している映像も出ました)ので、弟子たちは大変ですよね。真壁が「監獄固め」を決めた場面には、大いに感動したあたくしですが、本家で元祖が健在なんだもの、、、
しかし「アリ戦」の評価が、こうして一般社会的にも認められる時代が来るなんて、1976年のあたくし(当時15才)は想像出来ませんでした。ハッキリ云いますけど、あたくしが観て来た格闘技戦(当然、最近の総合やK-1とかも含めて)で
「おいおい、此れってガチじゃん!」と心底思ったのは「猪木 vs アリ」だけです。過去の自分に対して「イノキ、もっと突っ込めよ」と云ってのけた「2010年のアントニオ猪木」を観て、只只、呆れ返るしか在りませんでした。
「凄いナァ、やっぱり」(小鉄声で)
(小島藺子)