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2010年04月01日

「ヴォイス・ハンサム」

French Kiss Three Hearts


え〜とですね、やっぱ、「タマンねぇ!」(及川クン声で)

ロバート・ウェルチ様の声は最高です。1970年代後期に、日本でも彼はブレイクしました。来日公演も在ったはずです。でも、パリス時代から彼を日本で押しまくって居た、敢えて名は伏せますが「某・ロケノン社長:渋谷陽一」サンが「逢ってみたら、僕のイメージと違った」とか云っちゃってですね、挙げ句に「最早、彼の音楽は時代に乗り遅れてる」とか書いちゃってですね、ボロ雑巾の様に捨てたのですよっ。確かに世界的には無名だった「PARIS」を日本で極地的にメジャーにしたのは渋谷サンの功績でしたけど、其れって単に「ツェッペリンに似てる」って理由だったんじゃまいか?だって、本人も明かして居るけど、マック時代のウェルチ様の事なんか「洋楽評論家」で「洋楽雑誌の代表」なのに知らなかったんだもの。

ま、そんな大昔の事はええのよさ。でもね、兎に角、日本で「ボブ」と云えば「ディラン」では無く「ウェルチ」って時が確かに在ったの。そして、其の頃のあたくしは10代だったのだよ。彼のブレイク後に所謂ひとつの「J-POP」ってのが生まれてしまうのです。其れは我が師匠である大瀧サマがやらかした「A LONG VACATION」を基点にすると思われます。当時に流行して居た「AOR」の日本語翻訳と捉えられそうな「ロンバケ」ですが、コアな「ナイアガラー」なら師匠の積み重ねたオールディーズや歌謡曲、そして何より「ROCK」魂を感じるでしょう。だってさ、「ロンバケ」って構成が THE BEATLES の「サージェント・ペパーズ〜」と同じなんだもん。しかも、根底に流れるメロディーは「キャロル・キング」姐御の「其のまんま」ですからね。

でもさ、あたくしは思うんだよ。アノ頃、寺尾サンと大瀧師匠の「鼻唄」に包まれて居た頃をね。アレって「ボブ・ウェルチ」のマネだったんじゃまいか?とさ。確かに「1981年の寺尾サンも大瀧師匠もAOR」だ。でも、特に大瀧師匠に云えるのは根底に在る音楽なのよさ。

ま、今ではみんな揃って「百円コーナー」に並んで居るのだから、好いのよね。凄いナァ。アノ頃に、昼飯を我慢したりして買ったレコが「百円」って、、、嗚呼、もう有難いのか悔しいのか分りませんです。

で、ウェルチ様の声を「ヴォイス・ハンサム」と名付けたのは漫画家の森脇真末味サンです。代表作の「おんなのこ物語」で事実上の主役だった敵役の仲尾クンがバンドで歌う場面が在るのです。「やあ」って云っていきなり歌い出すんだけど、其の「やあ」って前振りがカッコいいのよさ。で「アノ声は誰かモデルが居るのですか?」って問い合わせが殺到して、森脇サンが「アレは声はボブ・ウェルチです。ヴォイス・ハンサムだから」って云ったのよさ。でさ、あたくしは其の「やあ」ってフレーズを頂いたんです。

そんな素敵な音楽が、壱枚「百円」になっちゃったよ〜ん!嗚呼、、、


(小島藺子)



posted by 栗 at 19:59| ONDO | 更新情報をチェックする

「素晴らしき百円レコ」

Penguin


「下町レコード」に行って「百円レコ」を買うのは、僕の楽しみのひとつです。

安いレコードは、大概のお店なら所謂ひとつの「エサ箱」に入って居るので、探すのは結構ナンギなのよさ。其の点、下町レコは「屑レコ」もキチンと棚に入れてくれて居るので、とっても快適に選べるのです。

本日は、愛しのロバート・ウェルチが間違ってブレイクしちゃった「フレンチ・キッス」と其の二番煎じの「スリー・ハーツ」が、無惨にも百円コーナーに並んで居りました。好いレコードなんだけどナァ。其れで、彼がマックに居た頃の「ペンギン」も安値で在ったので一緒に買いましたよっ。

実は、あたくしはリアルタイムでは「PARIS」でロバート・ウェルチさんを知ったのです。其れで、彼の初ソロ・アルバムだった「フレンチ・キッス」を聴いて完全にメロメロになっちゃたんだけど、其処にマック(当時「噂」が全米で莫迦売れしてて、あたくしもスティーヴィー・ニックス様に惚れてファンになって居たのです)のメムバアが多数参加してる事に「?」となりまして、結局は「バッキンガム・ニックス」参加の直前まで彼が実質的なバンマスだったと知ったのです。時は1970年代後半、探し求めてもロバート・ウェルチ時代のマックのレコなんか無かった。

そんな「ウェルチ好き」な僕が初めて発見して即買いしたのが「ペンギン」でした。確か、1980年前後の事です。カッコいいジャケットに興奮して針を落としたものの、何だか面白くないレコだと思いました。ハッキリ云って「失敗した!」と思いました。当時、10代の僕にとって、輸入盤(当時は日本盤よりも高価だった)を買うなんて「大冒険」だったのです。其れ以来「ペンギン」は駄目レコだと決めつけてしまいました。

ところが、本日「ペンギン」をたぶん30年振りにマトモに聴いたら、此れが好いのよさ。もうね、聴き乍ら「あたくしったら、なんでアノ頃は此の素晴らしさを理解出来なかったのかしら?全く、もう」と過去の自分を叱責しまくりでした。

流石に「ペンギン」は百円コーナーには無いけど、今聴いて居る「フレンチ・キッス」なら在るのよさ。「KISS」なんか一杯在ったけど「百円でも、今日はイラネ」とスル〜しちゃったのよさ。トム・ジョーンズもカーペンターズも全部「百円」なのよさ。お宝じゃん!CDなんか買ったり借りたりするよりも、音源をダウソするよりも、全然安くレコードは買える時代なのよさ。勿体無いじゃん。百円ですよっ。壱曲幾らなのよさ?

と、そんなトコを入り口にして「THE LONG AND WINDING ROAD」が待ち構えても居ます。でもね、百円でヤメてもええのよさ。さぁ、いらっしゃいませ☆ケケケ


「此れじゃ宣伝になってないかしら、、、」(小島藺子)


posted by 栗 at 18:32| NO IMAGE | 更新情報をチェックする

「テレビでスペイン語」#01 先行放送

スペイン.jpg


NHK教育 6:00〜6:25


起きて観ましたよっ!

テキストにも先行放送するって書いて在りましたからね。いやぁ、那奈ちゃん、期待以上です。素晴らしい!大満足ですよ。

公式で告知がなかった先行放送ですので、今宵の本放送までは詳しい内容は伏せます。でもね、那奈ちゃんファンのみんな、絶対に観なきゃダメですよっ。最高ですから。

こうなると、来週からのバッティングが本当に悔しいナァ。


(姫川未亜)



「テレビでスペイン語」NHK公式サイト

posted by 栗 at 06:30| TV | 更新情報をチェックする