片瀬那奈ちゃんが「御当地キューピー」のコレクターだと云う事実は、今やファンだけでは無く一般的にも有名になりました。那奈ちゃんは元々「蒐集」がお好きで、他にも食玩とかスニーカーとか色々と集めて居ますが、基本的に「自分で集めたいんだから、プレゼントとかイラネ、放っといてくれっ!」って姿勢に「おいおい、片瀬クンって、ガチだぜっ」と多くの那奈ヲタは萌えるのでした。
あたくしも、幼少時代から数多くの蒐集を繰り返して来ました。コレクターってのは、端から見れば「只の莫迦」なわけでして、例えばどんなにビートルズのブッチャー・カバー盤が貴重でも、そんなたかが発禁になったレコードに何十万も出すなんて「阿呆」です。レコードが音楽を再生する為に存在するのならば、アンナ米国編集盤でしかも疑似ステレオとかも混じってる音盤はクズです。でも、ビートルズのコレクターともなれば「ブッチャー位は持ってないとね」ってなわけで、と云うよりも「ビートルズを集めるぞ」なんて考えた輩は必然的に「ブッチャー」を買わなければいられなくなるのです。
色んなモノを集めては手放したあたくしが行き着いたのは「片瀬那奈ちゃん」でした。どんなコレクションにも始めは在ります。2010年の現在、あたくしの部屋は膨大な「片瀬那奈ちゃん」で包まれて居りますが、12年前には当然乍ら何も無かったのです。あたくしは自分の部屋の写真を何年かおきに撮って居ますが、確かに1997年の部屋には「片瀬那奈」の欠片も存在しません。最初は、たった壱冊の写真集でした。其れを買った時には、まさか将来、其の女の子が部屋の全てになってしまうなんて想像出来ませんでした。
愛好家ってのは、基本的に対象の全てをコレクションしたいわけです。片瀬那奈ちゃんに限定しても、其の数は膨大です。在る程度の線引きをしないと、確実に破滅します。あたくしの場合は此処を書いて居るとの立場上かなり命懸けでも在るわけですが、基本的にはせめて公的に発表された作品に関しては追っかけようと心がけて居ます。簡単に云えば、ドラマ等のTV出演は全部録画保存し、映画に出たら観に行って、其れ等がDVD化されたら購入し、歌手活動の音源はコンプリして、掲載雑誌は全て購入し、舞台出演やイベントが在れば出来得る限り参戦する、って位な事しかやっていません。此処で記録して居る事が追っかけ活動の全てなのですよ。甘いナ。
其れにですね、昨日発売された「Sportiva」を観たらさ、「おいおい、写真は宣材じゃん!其れでたったの半頁で600円って、ボッタクリじゃん!」と一瞬だけ思ってしまったりもするわけだ、、、
「未だ未だ、修行が足りませんよっ」
(小島藺子/姫川未亜)