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2009年12月05日

「出没!アド街ック天国」〜砂町銀座〜

六代目三遊亭圓楽襲名記念 三遊亭楽太郎十八番集(ボックス) [DVD]


テレビ東京 21:00〜21:54

激安、特売は当たり前、街中お買い得の嵐、江東区東部砂町銀座に出没します。毎日お祭りさながらの活気がある砂町銀座ですが、さらに盛り上がる商店街の一大イベント「バカ値市」が12月10日に行われます。さあ砂町銀座に買い物三昧へと出かけましょう。

出演者
【司会者】愛川欽也、大江麻理子(テレビ東京アナウンサー)
【レギュラー出演者】峰竜太、薬丸裕英、山田五郎
【ゲスト】片瀬那奈、三遊亭楽太郎、にしおかすみこ


「アド街」本編には二度目の登場です。前回は2008年2月の「門前仲町」篇でして、片瀬クンは「地元です!」と宣ってました。「え?近いけど地元じゃないんじゃまいか?」と思ったものです。ちなみに一緒に出てて「門仲は店もあるし、地元ですよっ」と豪語していた石倉三郎サンは、よく近所で見掛けるので本当は門仲じゃないんだよね。

で、今回は正真正銘のホントです。出ました。

「砂町出身!」

待ってました、地元のヒーロー・片瀬那奈。いやあ、僕もね、まさか那奈ちゃんが地元出身だなんて随分と長い間知らなかったんですよ。全然知らなくってファンになってですね、色々とインタビューとか読んでたら、どうも実家関連の話が既視感のある場所ばかりなので「あれれ?那奈ちゃんってもしかしてボキの近所出身なんじゃまいか?」と思う様になったわけです。ま、そんな偶然ってのは在るわけで、本当にそうだったのでした。ええ、那奈ちゃんの実家はウチと目と鼻の先に在りました。別に探したわけでは無く、近所の友人たちが紹介してくれたのです。流石に驚きましたよ。「運命」と云うコトノハを初めて信じる気持ちになったものです。

てなわけで「砂町銀座」は徒歩圏のあたくしは「おいおい、知ってる人ばっか映ってるよ」って番組でした。これぞ「ローカル放送」です。流石はテレビ東京だ。あたくし、絶対にデビュー以前にも那奈ちゃんに逢ってると思います。だって下町ですから、ホントに近隣の方々で知らない人なんて居ないんですよ。個人的には「那奈ちゃんの地元でデビュー前から生活して居た」と知った時点で「那奈ヲタ道」を極めたと思いました。「何故、僕が片瀬那奈を好きになったのか?」を理屈抜きで思い知らされたのです。僕が片瀬那奈を好きになって彼女を記録するのは、決まっていた事です。人が何かを成すべくして生まれ死んでゆくのなら、僕は其れを実行出来て居て幸せなのでしょう。

さて、10日は混むから他の日に普通に行って、メンチカツでも買い食いしますです。それで、アノ、気になってたんですけど、やっぱり、

「那奈ちゃん、顔が丸くなりましたね」

いえ、昔に戻ったみたいで可愛いです。若返ったよ。何か好い事あったのかしら?


(小島藺子/姫川未亜)



「出没!アド街ック天国」テレビ東京公式サイト


posted by 栗 at 21:57| TV | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#085:「Rock'n Rouge」

EXTENDED(初回)(CCCD)(DVD付) EXTENDED (CCCD) Rock’n Rouge(CCCD)


 作詞:松本 隆
 作曲:呉田軽穂
 編曲:Nao Tanaka

 オリジナル:松田聖子(1984年、オリコン1位)

 品番:AVCD-17426/B、AVCD-17427(ミニアルバム「Extended」04)

 発売日:2004年4月21日(オリコン最高24位)


アルバム中盤で「Extended」の世界観は一転し明るくなります。丁度真ん中の四曲目に松田聖子のカヴァー「Rock'n Rouge」が登場し、前半の明菜的な負のオーラを一瞬にして消してしまうのです。1980年代の女性アイドル、いや日本の歌手を一人選ぶなら、其れは「松田聖子」です。「1980年代の松田聖子」とは彼女自身だけを指すのではなく、其のプロダクションの総称でした。作詞の松本隆も作曲の大瀧、細野、ユーミン等も、そして創られた楽曲をも含めて僕らは「松田聖子」と認識しました。

「松田聖子」がオリコン連続首位記録を続けて居た時代の楽曲は、パワーが段違いです。後に彼女の記録は破られましたが、彼女が塗り替えた「ピンク・レディー」と彼女の楽曲は別格です。其れは「オリコン首位」=「誰もが知っている歌」と云う時代の出来事だったからです。

兎に角、元の楽曲がしっかりとしていますので、此の片瀬那奈によるカヴァーも楽曲に引っぱられる様に好い作品になりました。個人的には、ようやく四曲目にして明るい歌を片瀬が歌っている事に救われました。アレンジも「ブラス・ロック風の派手な感じで典型的な80年代前半のアイドル歌謡だった原曲」とは違う「片瀬式なモノ」に変わっていて、片瀬の歌唱も丁寧で溌剌としています。矢張り、片瀬にはポジティブな歌が似合います。

編曲を担当した「田中 直」サンは「BOA」との仕事で有名ですが、片瀬と同い年(1981年生まれ)で当時は新鋭でした。彼は「ミ・アモーレ」等の「Extended」の半数以上をアレンジした「平田祥一郎」サンや、「Shine」や「Necessary」の編曲で御馴染みの「土肥真生」サンと同じ「SUPALOVE」に所属するサウンド・クリエーターです。「土肥さん→平田さん→田中さん」の流れでの抜擢だったのでしょう。片瀬は同世代の新鋭とも多くの仕事を遺しました。私生活でもクラブ・シーンで現役バリバリだった(ま、現在でも普通に遊んでますが)片瀬の鋭い嗅覚が、新たな才能を発掘する事に繋がっていたのです。其れは、自らもDJとして活動する片瀬ならではの感覚です。片瀬が尊敬する「MADONNA」の様に「スーパーDJアーティスト」の領域に片瀬は居たのです。

マドンナの凄さとは、昨今「DJ、サウンド・クリエーター、プロデューサー」等が主導権を握る音楽界で、自分を貫いて居る事です。例えば「SASHA」がリミックスしたら、現在では其れは「SASHAの作品」と認識されるのですが、マドンナは其れを許さないのです。アーティストを料理するDJすらも、更に手のひらに乗せてしまうのがマドンナです。片瀬がマドンナを敬愛するのは、其の絶対女王的な生き方への憧憬ゆえなのです。片瀬那奈の本質は、実は「女王気質」なのだと、あたくしは確信しています。


(小島藺子)



posted by 栗 at 04:01| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする