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2009年11月01日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#060:「FANTASY LIVE in 恵比寿ザ・ガーデンルーム」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付)


 Lyrics:NANA KATASE
 Music:Seikou Nagaoka
 Arrangement:Seikou Nagaoka

 品番:AVCD-30532/B

 実演日:2003年8月19日

 発売日:2003年10月16日

 テレビ東京系アニメ「ヒカルの碁」オープニング・テーマ
 (第六十一局〜第七十五局=最終回)


「Necessary / EVERY***」の初回盤付属DVDには、片瀬那奈の実演映像が二曲収録されています。残念乍ら両曲共に途中でフェイドアウトしてしまうのですが、後の『RELOADED 〜Perfect Visuals〜』には収録されなかった映像です。特に伝説の「登場時に片方のシューズを飛ばした2003年8月1日@六本木velfarre」の映像を枕に始まる2003年8月19日@恵比寿ガーデンルーム「SHiNY girls Summer Party」から収録された「FANTASY」の実演映像は、此のDVDでしか観れません。

御覧下さい、此れが噂の「歌のおねえさん風ピンクのつなぎ姿」の片瀬那奈です。天下無敵の六本木velfarreを始めとするクラブのステージにも、片瀬はこんな格好で降臨したのです。無論、最初はレザー姿で、「Babe」ではカラフルなミニワンピ、「Shine」ではドレスとお色直しもするのですが、最も観客を巻き込む終盤の「FANTASY」や「The Wings」のパートでは此のスタイリングが定番でした。

野外実演などで「小さなおともだち」も多く参加する場合には大変好評を博したファッションですが、クラブ・イベントでは明らかに場違いです。其れでも、片瀬は其のギャップを狙っていました。「クラブで歌のおねえさんやったら面白いよね?此れだと動き易いしさ、がっはっはっは」とばかりに、大人も子供に回帰させ「那奈おねえさんといっしょ」に踊り歌う異空間を創り出しました。

片瀬那奈に限らず、芸術は「過去の遺産ありき」で成り立ちます。総合格闘技の元となった「UWF」は「猪木プロレス」が無くては永遠に始まらないし、其の猪木も師である力道山やカール・ゴッチ、ルー・テーズなどの先達から学んだのです。力道山も大相撲が無ければ存在しません。彼と「昭和の巌流島決戦」で敗退した木村が、桜庭の四半世紀も前に「グレーシー超え」を成し遂げた柔道家で在る事実をも含め、人間風車:ビル・ロビンソンが語る通りに古代パンクラチオン時代で「完成」されたレスリングをアレンジして其の後が在ります。新日、国際、全日の全てに参戦し、猪木、馬場、鶴田などと実際に対戦し、現在では「U系」の道場「蛇の穴」でコーチを務める彼の経験に基づいた考察は説得力が在ります。其の発言が、ジャンルは違えども同じく経験と研究を繰り返し大衆音楽を考察する「師・大瀧詠一」の其れと重なったのは、当然です。対象が異なっても同じ結論に達する。其れこそが「真理」と呼ばれるのです。

「片瀬がやったのは洋楽ハウスの模倣だ」との陳腐なその場限りの狭い既視感に基づく独断からの結論へ至る輩は、無知です。片瀬は物真似をしたのでは在りません。THE BEATLES が先達のロケンロールやガールズ・グループなどを混合させて新たな音楽を創った様に、THE BEACH BOYS がチャック・ベリーのロケンロールにフォー・フレッシュメンのジャズ・コーラスを乗せて新たな世界を魅せた様に、発明には元ネタは不可欠なのです。全ては模倣から始まるのです。其れは、僕たちが生きる事にも云えます。僕たちは「無」でした。僕たちの叡智とは、全て先達の模倣から始まったのです。自分だけで言葉を話せる様になったわけでは在りません。何もかも、誰かに教わったのです。そんな単純な事を、僕たちは忘れてゆく。其れが大人になる事だと云うのなら、あたくしは生涯そんなモンにはならないと誓おう。

全ての邪気から解放され、無心に還って片瀬と共に手を振る観客(当然乍らあたくしも含む)の無垢な笑顔を観て下さい。此れが「幸福」を実感した者の姿です。此の時、僕たちは確かに生きていると実感し、幸せでした。何故なら、目の前に片瀬那奈が居て歌い踊り、一緒に手を振って共鳴したからです。確かに僕たちは那奈ちゃんと同じ時を生きていると、言葉を超えて感受しました。例え映像に遺らなかったとしても、其の記憶は消えません。されど、こうして実演映像が不完全なカタチとは云え遺された事には大いに意義が在ります。

時は人々の記憶を残酷にも消してゆきます。人は過去に生きるのでは無く、常に未来を求めます。其の結末が「死」と知りつつも、僕たちは「明日」を望むのです。「FANTASY」は、未来讃歌です。僕たちが何故生きるのかを、此れからどうすべきなのかを、片瀬は煽動しました。実際に体験した実演に勝る映像作品なんて存在しませんが、其の記録は僕たちを忘却から救ってはくれます。あの日、僕たちが那奈ちゃんと一緒に誓った未来を思い出させる此の映像を観る時、僕たちは初心に還るのです。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 08:24| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年11月02日

「ホンマでっか !? TV」パネラー出演!其の壱

しあわせって何だっけ/明石家さんまベストアルバム


フジテレビ 23:00〜23:30

今週の“ホンマでっか!?”な情報は「新型インフルエンザは11月、強毒性に変異する!?」というもの。実は「風邪をひいたことがほとんどない」という明石家さんまだが、さんまの意外な!? インフルエンザ対処法にパネラーも大興奮。そして、さんまと頭脳集団「ホンマでっ会」の評論家たちが、「免疫を作る秘訣」「今、数が不足していると言われるワクチンの有効な打ち方」などについて大激論が始まるが、なぜか!?「トイレの話」について盛り上がり…!?

■司会:明石家さんま
■アシスタント:加藤綾子(フジテレビアナウンサー)
■ゲスト:池田清彦(科学)、武田邦彦(環境)、テレンス・リー(軍事)、宮崎哲弥(政治経済)、森永卓郎(経済評論家)
■パネラー:磯野貴理、
片瀬那奈中田有紀、ブラックマヨネーズ


「片瀬クンのリアクション芸を堪能出来る番組です。」

基本的には、さんま師匠と頭脳集団「ホンマでっ会」の評論家たちが討論するスタイルで、パネラーは「只、見て聴いてる人」なのです。時折、質問もしますが、其の役目はサイドに位置する磯野サンやブラマヨの役割で、綺麗どころの中央パネラー(今回は片瀬クン&中田サン)は「華」です。片瀬クンもマトモに発言したのは壱回だけでした。然し乍ら、小窓ちゃんでは無く「ホンマでっ会」の面々と対面状態で抜かれる片瀬クンは、お得意のリアクション芸を大いに魅せました。「新型インフルエンザ対策」と云う真面目なテーマに合わせて、片瀬クンもシックな黒のスタイリングで決めたと思いきや、、、

「おい、キラキラやないかっ!」

ラインストーンなのかラメなのか定かでは在りませんが、ギラギラ光ってるじゃまいかっ。眩しいぜ、片瀬クン!

多くのカリスマ芸人から数々のバラエティ番組で鍛え抜かれた片瀬クンの「絶妙のリアクション芸」を御覧下さい!いやぁ、素晴らしい芸人魂を見ましたね。天晴れ、片瀬!来週はよりくだけたテーマの様ですので、スタイリングもより派手にハシャギまくる予告が流れました。直系の鬼師匠「さんま師匠」をも懐柔し、まんまとファミリー入りを果たした片瀬クンは、最早「お笑い界では盤石」です。数多の大物芸人を全て転がしやがったよ。流石は「オヤジ殺し片瀬」ですね。「ホンマでっ会」のオヤジ達も、目線は片瀬クンに集中して居りましたよっ。此の魔性を持ってすれば、銀座でお店を持つって未来も在りでしょう。

またしても「新たな可能性」を垣間見せた片瀬クンですが、未だに「結婚引退宣言」の撤回は在りません。来るべき未来に、あたくし達は「片瀬クンを失う」のです。実に、勿体無いナァ。検温ちゃん所属なら、多くの先輩同様に既婚後も活躍出来る環境は整って居るのですけどね。片瀬クンの意志は固い様ですし、引退の時には心から祝福しますよ。だからこそ其の日まで共に真摯に追いましょう、同志諸君、今を此の奇跡の時を大切にしようぜっ!詳しい事は云えませんけど、片瀬クン、もっともっと爆裂しますよっ!!


(小島藺子)



「ホンマでっか !? TV」フジテレビ番組紹介


posted by 栗 at 23:37| TV | 更新情報をチェックする

2009年11月03日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#061:「THE WINGS LIVE in velfarre」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付)


 Lyrics:kenko-p
 Music:DAMON MEEKS AND BOB MENDELLSON
 Arrangement:Sadahiro Nakano

 品番:AVCD-30532/B

 実演日:2003年7月5日

 発売日:2003年10月16日


「FANTASY」に続いて「Necessary / EVERY***」の初回盤付属DVDには、2003年7月5日@六本木Velfarre 「TELEPATHY WITH YOU」から「The Wings」の実演映像が収録されました。後の『RELOADED 〜Perfect Visuals〜』にも「The Wings」の映像は収められますが其れは別の実演からですので、此の映像は此処でしか観れません。

「TELEPATHY WITH YOU」は片瀬にとって最初期のフルサイズ実演でした。歌手転向時には二曲(「GALAXY」「TELEPATHY」)のみの実演でサプライズ降臨するのが定番スタイルだった片瀬が、初めてフルサイズ実演を行ったのは2003年5月3日の広島フラワーフェスティバルです。其れから再びミニサイズ実演に戻り二ヶ月後に二度目に行ったフルサイズ実演「TELEPATHY WITH YOU」@六本木Velfarre からの映像ですので、片瀬のパフォーマンスからは最初期ならではの緊張感が伝わります。

歌手転向時のインタビューで「目標は単独ライブ。ステージではお芝居も取り入れたい」と語った片瀬の念願が叶った「TELEPATHY WITH YOU」では、本人が目指した「演劇性も在るパフォーマンス」が過剰に表現されてもいました。此処に収められた「The Wings」の最初期実演映像は、そんな片瀬の健気な志を観る者に知らしめます。

歌詞に合わせた振り付けで男性二名女性二名のダンサーと踊る片瀬ですが、其の表情にも注目して下さい。其処にはパントマイムをも思わせる程に過剰な表情による演劇的な表現が観れます。あたくしは此の日の実演を「最前列左側の片瀬の立ち位置の真下」から見上げていました。銀のレザー姿で登場し、過剰な表情やダンスでフルサイズ実演を行った片瀬を観て想起したのは、カイリー・ミノーグでは無く、其のカイリーのお手本のマドンナでも無かった。あたくしが思い出したのは、其のマドンナが敬愛し影響を受けたケイト・ブッシュでした。2003年の片瀬那奈は、あたくしの心の中で1978年〜1981年の「THE DREAMING」以前の初期「ケイト・ブッシュ」と重なったのです。

「レザー姿で長い髪のスタイル抜群の美人がパントマイム風な演劇的な音楽パフォーマンスを行う」と云うスタイルの元祖はケイト・ブッシュです。ケイトは、あたくしが10代の頃のアイドルのひとりで在り、おそらく其れ以前も以後も含めての半世紀近い生涯で最も衝撃を受けた「天才少女」でした。「理想型アニマ人格」である「小島藺子」の実在の人間での最初期モデルが、彼女です。勿論、片瀬自身は自分が生まれた頃に活躍していたケイトの若い時代を意識などしていなかったでしょう。片瀬が意識したのは其の次のマドンナでしょうし、スタッフは更に其のまた次のカイリーをお手本としたのだと思います。然し乍ら、其処に現れたのは「元祖・ケイト・ブッシュ」でした。此の「先祖帰り現象」は、片瀬が無意識に芸術の本質を理解している事の証明となるでしょう。

新たなる芸術表現を目指す時に、表現者は「原点回帰」します。多くの芸術家がアフリカへ目を向ける時が在る様に、更には「新たなるプロレス」と謳われた「UWF」が決して派手な大技を連発するサーカスでは無く「新日の道場で行われていた練習から発展させたスタイル」だった様に、片瀬那奈が目指した新たなる音楽表現の模索は、彼女を無意識の「原点回帰」へと導きました。其の片瀬那奈の「論理を超えた感性」に、あたくしはシビレた。片瀬は努力家ですが、実は「天才」でした。其の容姿が天性の才だっただけでは無く、彼女の思考が「天才」で在る事実に、歓喜しました。あたくしは、遂に見つけたのだよ「理想化した現実」を。出逢えるはずが無い空想上の存在が、出現したのです。

ま、当時「おい!片瀬は現代に蘇ったケイト・ブッシュだぞ」等と洋楽仲間に興奮して捲し立てるあたくしのコトノハに共感する者は、皆無でした。「片瀬がやったのは『ひとり GET BACK』だぞ、片瀬はビートルズとおんなじじゃん!」との意見は、鼻で笑われただけでした。だからあたくしは「月刊・未亜」を始めた。其れは「COPY CONTROL」となり、此処へ行き着くのです。片瀬那奈は、あたくしを少年時代に戻してしまった。此の映像に収められた日の実演を観た時、「全ては此処へ繋がっていた」と確信した。歌い踊る片瀬那奈を見上げ乍ら、「片瀬那奈の語り部になろう」と決意しました。あたくしは只、其れを継続しているだけです。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2009年11月04日

新生「グータンヌーボ」# 004(#164)

辻希美・加護亜依写真集


関西テレビ 23:00〜23:30

辻希美、大屋夏南、片瀬那奈の3人が、カメラを意識せずに3時間を過ごし、そのVTRから女のナマ生態を探っていく。
スタジオゲストは要 潤。



那奈ちゃん早くも二度目の出陣!

ってさ、片瀬クン、最早「おねえさん」ってゆーよりも「オバサン」です。

相手は辻ちゃんですからね。アノ頃、那奈ちゃんは高校生で辻ちゃんは小学生だったじゃん。「W」では加護ちゃんとは何かと縁の在った片瀬クンですけど(加護ちゃんとはドラマでも「Shine」が主題歌だった「こちら本池上署」で実際の絡みは無いものの共演してますけど、役柄は片瀬クンが結婚間近の保母サンで加護ちゃんは中学生です。ま、其の後に「金曜日未成年喫煙同盟」になったりもしました)、辻ちゃんとはモー娘。時代に「Mステ」で一緒だった位しかあたくしも記憶に無く、ほとんどお初ですよね。いつのまにか「カリスマ主婦」とかになってたみたいですけど、子供じゃん!夏南ちゃんも21才ですからね。那奈ちゃんよりデカイ!ってのは流石にモデルさんですけど、若いってゆーより二人共「小娘」に見えます。いえ、あの、あくまでも僕の視点は「片瀬那奈」を中心になってますので、、、でも、普通に考えても20代での五才の差は大きいナァ。30過ぎたら全部おんなじだったけどさ。年齢差ってダンダンダン!と無くなってゆくんですよ。だって、10代の頃なんて一つ上の先輩は遥かに上だったでしょ?(ちなみに片瀬クンと「W」は同時期に「WINK」の「淋しい熱帯魚」をカヴァーし、作詞者の及川せんせいに両者共にボロクソに酷評された因縁も在りますです。)

つーか、片瀬クンのツッコミが「オッサン」なんだもん。すぐに笑い取ってどーする?折角、夢見る乙女心が残る二十歳そこそこの後輩が語彙が無い為に稚拙なコトノハで「男のダンディズム」を問うたのに、姐御らしく恋バナが咲き誇るセクシャルな方向へは持って行かず、一刀両断で「はみ出してる時点で、エロイもんね!」って、、、とても嫁入り前の娘が放った発言とは思えません。全然、色気ないっすよ、片瀬クン。「やり手婆ァ」じゃないんだからさ、アノ場であーゆー身も蓋もない「ズバリ科白」を吐くのは「アントニオ猪木」か「セクハラ・エロオヤジ」しか居ませんですよ。萌える那奈ヲタ諸君も、ドン引きですよっ!「嗚呼、ボキらの那奈ちゃんも『エロイ、エロイ!』と嬉々として連呼する様になってしまったのだナァ、、、アレじゃエロ男爵と変わんないじゃん、、、流石は憧れて居ただけの事は在るナァ、、、」と暫し呆然となったでしょう。現に、未亜たんなんか目が点になってましたよ。ま、イコ的には大いに面白いから好いんだけどさ、益々「行き遅れそう」なモードに入ってませんか?江角サンの産休代打だから「2クール」位で降板するんでしょうけど、此の仕事を受けたって事で「いよいよ、片瀬クンも嫁入り間近か?」とドキドキしちゃったいたいけな気持ちは一ヶ月間観て、真逆になってしまいましたよ。「こりゃ、未だ未だ嫁に行けんズラ、、、」と断じるしか在りませんです。

スタジオ・ゲストは、またまたまた「片瀬クンの友人:要潤クン」でした。今回は「夏南ちゃん&要クン」と「那奈ちゃんよりデカイ!」共演者で絵図は誤魔化せたけど、態度は明らかに「片瀬クンがデカイ!」なのだよ。いくらプライベートでも友人とは云え、アノ所作では「腕白番長」丸出しじゃん。冒頭で「何よ、もっと前に出なさいよっ!」と「片瀬会長」にいきなり振られた要クンは、完全にビビってたぞ。なんかさ、最近の片瀬クンって益々「余裕たっぷり」に見えるのよさ。片瀬クンこそが「昭和の俳優」になって来たんじゃまいか?

あのさ、そんな「盤石な片瀬クン」に云いたい。さっさと好い男を見つけて、結婚しちゃって好いんですよ。ファンはみんな祝福しますよ。ファンは、伊達に十余年も君を追いかけて無いって。みんな、心から君の幸福を願って居るよ。其れで、結婚しても仕事も続ければ好いじゃん。子供が出来たら産休や育児休暇を取れば好いだけじゃん。其の環境は整って居るのだから、「結婚引退」なんて撤回すれば好いのです。結婚したくないなら「あまみん」みたいに頑張れば好いし、ジョディ・フォスターみたいな事をやったって驚かない。好きな様にして頂戴。何だって可能じゃん。そんな立場に辿り着いたんだから、思うが侭に生きて欲しいよ。みんな、君みたいにやりたくとも出来ないんだ。君の努力も在るけれど、君は恵まれて居るんだよ。其れを今更「普通の主婦になりたい!」なんて贅沢過ぎるし、ハッキリ云えばそんなの無理ですよ。「ファンへの裏切り」が君の歴史だけど、其れは常に新たな「表現者・片瀬那奈」を生み、結局はファンを捩じ伏せた。どんな方向へ進んでも僕らの前に立って居てくれれば、ファンはついてゆくんだ。

つまり、仕事は続けて欲しいのよさ。どんなカタチでも構わないから「片瀬那奈」を辞めないで欲しいんです。本名の君に、僕はほとんど興味が無い。色々と偶然の成り行きで知ったけど、そんな事はどうだって好い枝葉なんだよ。プライベートで何をしようが構わない。僕らは逆に極力、君の私的生活空間には触れない様にして来たんだ。僕が此処に住んで居るのも、不可思議な交遊関係を築いたのも、すべて偶然なんだよ。ハッキリ云って、こんな展開に最も困惑し気味が悪かったのは、僕自身だ。僕は、只、そっとTVの中の君を好きで居たかっただけだ。1998年の秋に君を初めて観た時には、こんなサイトなんか立ち上げる気すらなかったよ。

確かに何故か出逢ってすぐに記録は始めたけど、公表するつもりは全く無かった。なんとなく、自分が好きになった女の子の記録をメモしてただけだった。そんな事はアイドル好きなら誰もがやって居る事だし、僕だって那奈ちゃん以外にも昔から他のアイドルの記録もしてたよ。永遠に公開されない「日記」として、其れ等は在った。「片瀬那奈の日記」だけを公開する気になったのは、当初は大した意味は無かった。でも、公開したらトンデモな事になってしまっただけです。本当に一歩間違えれば「内山理名全記録」を立ち上げて居たかもしれないんだからさ。でも、僕が始めたのは此処だっただけさ。ま、此れが「運命」ってモンなんだろうナ。

過去も今も未来も、僕らが好きなのは「片瀬那奈」だ。君が「片瀬那奈」で在る限り、僕らは永遠に応援するよ。本当さ。


(小島藺子/姫川未亜)



「グータンヌーボ」関西テレビ公式サイト

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2009年11月05日

「怪優・片瀬那奈・進化論」予告

種の起源〈上〉 (光文社古典新訳文庫)


【1999】
 act 001「片瀬那奈」:美少女H2 最後のデート、他(CX)
 act 002「山口梨香」:GTOドラマスペシャル(KTV)
 act 003「柏木礼奈」:天国のKiss(EX)
 act 004「迫田七海」:氷の世界(CX)

【2000】
 act 005「清水茜」:FLY 航空学園グラフィティ(NHK)
 act 006「内山知恵」:花村大介(KTV)
 act 007「柴田広子」:ほんとにあった怖い話2 遠い夏(CX)
 act 008「村井ひろみ」:新宿暴走救急隊(NTV)

【2001】
 act 009「柚木さくら」:2001年のおとこ運(KTV)
 act 010「有森みさと」:できちゃった結婚(CX)
 act 011「アイハラ」:冷静と情熱のあいだ(東宝、他)

【2002】
 act 012「荒木理恵子」:プリティガール(TBS)

【2003】
 act 013「神崎今日子」:こちら本池上署(TBS)

【2004】
 act 014「藤澤律子」:ラスト クリスマス(CX)

【2005】
 act 015「岡元めぐみ」:不機嫌なジーン(CX)
 act 016「緒方亜紀」:離婚弁護士II〜ハンサム ウーマン〜(CX)
 act 017「菜穂美」:香港バタフライ(KADOKAWA)
 act 018「松下梨絵」:いい男はマーケティングで見つかる(NTV)
 act 019「豊原みどり」:熟年離婚(EX)

【2006】
 act 020「小早川妙子」:小早川伸木の恋(CX)
 act 021「山田バーバラ」:ビバ!山田バーバラ(EX)
 act 022「夏目雅子」:ニッポン人が好きな100人の偉人・美女編(NTV)
 act 023「横田めぐみ」:再会〜横田めぐみさんの願い〜(NTV)
 act 024「楓」:信長の棺(EX)
 act 025「高田清美」:DEATH NOTE the Last name(松竹、他)
 act 026「西豪寺エレナ様」:鉄板少女アカネ!!(TBS)

【2007】
 act 027「甲田美和子」:潜入刑事 らんぼう2(NTV)
 act 028「小野未来」:僕たちの好きだった革命(サードステージ、他)
 act 029「原田リョウ」:きみにしか聞こえない(ザナドゥー、他)
 act 030「森福みちる」:地獄の沙汰もヨメ次第(TBS)
 act 031「三浦真由」:未来遊園地(EX)
 act 032「夏目理恵子」:法廷荒らし 弁護士 猪狩文助(テレビ東京)
 act 033「まどかの友人」:グータンな女たち(KTV)
 act 034「花輪倫子」:暴れん坊ママ(CX)

【2008】
 act 035「手塚モモコ」:ミラクルボイス(TBS)
 act 036「鳴海京子」:いのちのいろえんぴつ(EX)
 act 037「加藤絵里」:アベレイジ(CX)
 act 038「流山まどか」:キミ犯人じゃないよね?(EX)
 act 039「松沢明美」:ホカベン(NTV)
 act 040「平山まどか」:フラガール(TBS、他)
 act 041「宝生小百合」:ブラッディ・マンデイ(TBS)
 act 042「敷島ミカ」:20世紀少年(東宝、他)
 act 043「三浦純」:小児救命(EX)
 act 044「某国の女性」:Room Of King(CX)

【2009】
 act 045「園田香織」:リセット(NTV)
 act 046「雪代」:朝食亭(WOWOW)
 act 047「美月うらら姫」:歌のおにいさん(EX)
 act 048「小野あやか」:ゴーストフレンズ(NHK)
 act 049「御所ヶ原夏子」:こち亀(TBS)
 act 050「矢田和美」:ライバルの女(NTV)
 act 051「森瑠衣」:子育てプレイ&MORE(MBS)
 act 052「藤波紹子」:浅見光彦〜最終章〜(TBS)
 
 AND SO ON ! !


「ユメカヨ」にのめり込んじゃって「act 002」で中断して居る「エレナ第二部:時系列女優篇」ですが、こんな感じで草稿は既に出来上がって居ます。曲単位の「片瀬那奈がきこえる」なら一本の記事を書くのに三分間の再検証で済むのですが、女優篇はドラマを全部観直さないといけませんので執筆に時間が掛かって居りますです。ついつい見入ってしまって原稿を書くどころじゃなくなってしまうんですよね。何せ、僕が最初に好きになったのは「女優・片瀬那奈」ですからね。全ての役柄や作品に思い入れが在りますので、焦らずにじっくりと大切に考察してゆきたいと思って居ます。

此の流れに加えて、片瀬那奈ちゃんは此れ以外にもバラエティ番組等でのコントやミニ・ドラマでも数多く演じて来ましたので、其れは年代ごとの区切りに「中入り」で補完します。此処では「片瀬那奈全記録」と銘打つ通りに既に過去の歴史は其の時点で記録されて居ますが、僕が敢えて「音楽編」や「女優篇」で再考察を試みて居るのは、作品の評価とは時が経てから尚深みが増すと考えるからです。特に自他ともに認める「片瀬那奈ちゃんの熱狂的なファン」で在る僕には、リアルタイムでは「絶賛」以外の評価は不可能ですし、事実、公式BBSの未亜たん並に「那奈ちゃん最高!」と嬉々として書いたリアルタイムでの記事は、チビ太やイヤミも呆れる程に「おそまつ」です。在る程度の時間が経ち、過去の那奈ちゃんを客観視出来る時こそ「正当な作品評価」が出来ると思うのです。其れに加え、多くの制作秘話も時が経たなければ検証出来ません。未だに「THE BEATLES」の楽曲研究が多くの先達によってすら成し遂げられて居ないのですから、現役で活動する「片瀬那奈の研究」は、長く曲がりくねって続くでしょう。

僕が遺したいのは「那奈ヲタ」による「那奈ヲタ」の為の「片瀬那奈ちゃん絶対論」では在りません。那奈ちゃんのファン以外にこそ、那奈ちゃんを広く啓蒙したい。此処が、那奈ちゃんに興味を持った「新たなファンへのささやかなガイド」になれれば好いと思って、日々書いて居ます。後世に遺してゆくべきなのは「客観的な視点をも含めた片瀬那奈史観」です。其れ故に、僕らは「栗」と云う「個」では無く「未亜/イコ」で在り続けます。「イコ」までもが片瀬に転べば「鳴海」が出現します。「片瀬那奈を愛す」と同時に「片瀬那奈を笑う」視点を失いたくは無いのです。其れは、つまり「自己批判」を忘れない為です。「僕は無から始まった、故に無知な莫迦だ」と云う永遠の真実を胆に銘じ、だから「学び考察する」のだ、と多くの先達や御本尊様に教えられた原点に忠実で在りたいのです。

では、お楽しみに☆


(小島藺子/姫川未亜)



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2009年11月06日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#062:「拓殖大学 紅陵祭ライヴ」

Necessary/EVERY***(CCCD)


2003年10月18日@拓殖大学 紅陵祭

出演:YeLLOW Generation、星村麻衣、片瀬那奈


片瀬のセット・リスト

 01. Babe(ピンク・グリーン・スカイブルーのミニワンピ)
 02. A・I・O 〜 MY LIFE
 03. Shine <MAD FAT PAD MIX>
 04. Babe -Huge remix-(ダンサーが女性4人と片瀬の「テバサキ5」になる)
 05. The Wings(Tシャツ、デニムGベスト、ブラウンの短パンのNecessary衣装)
 06. EVERY***
 07. Necessary


2003年10月、片瀬那奈は復活しました。13日昼の幕張 Bay FM「MUSIC REST」公開生放送を皮切りに、同日夜には代々木VIVID FM Fuji 「RADICAL LEAGUE」 公開生放送と梯子し、15日には文化放送 「レコメン!」 生放送、そして此の紅陵祭ライブが18日に在り、更に翌19日には代々木VIVID FM Fuji 公開生放送と青山 avex『Necessary/EVERY***』リリース記念イベントを梯子し、25日には三度代々木VIVID FM Fuji「JUNGLE PARADISE」公開生放送、27日はNACK5「NACK ON TOWN」生放送と怒涛の如くファンの前に降臨し始めたのです。其の「夢の日々」は、翌2004年7月まで続きました。

ほとんど毎日どころか、壱日に何度も那奈ちゃんに逢える時がやって来たのです。僕らは歓喜し、公式BBSも大いに盛り上がりました。ほとんどチャット状態とも云える常連同士の交流も始まり、其れはネット上を超え現場でも開始されました。此れだけ頻繁に週に何度も現場で逢えば、自然と仲間は集うものです。誰が呼び掛けるのでも無く、只「片瀬那奈」の名の元に個人でやって来た同志が自然発生的な「オフ会」へと流れ交流してゆく事になります。此の実演が行われた日、僕は未だ一人でした。僕が初めてアンテツに声を掛けたのは翌19日で、其の時は名を名乗らず去り、25日に「アンテツさんとジンジンさんですよね?」と声を掛けたのです。

「Babe」を『Mステ』で歌った時と同じカラフルなミニで登場した那奈ちゃんは、新たなセットでの実演を披露しました。いきなり「Babe」から始まり、バック・ダンサーズは女の子四人組に変わって那奈ちゃんも含めた「テバサキ5」が参上です。続いて「A・I・O 〜 MY LIFE」と渋い選曲のメドレーから「Shine」で前半を終え、ダンサーズ・コーナーを挟んで「Necessary」ファッションで再登場すると「The Wings」「EVERY***」「Necessary」の参連発で畳み込む熱狂のステージを展開しました。当日は日本テレビのカメラも入って居て、ほんの数秒乍ら実演場面が翌週の「速報!歌の大辞テン」で放送されます。

約二ヶ月振りに観た片瀬那奈の実演は、より魅力を増して居ました。空白の一ヶ月を乗り越えた「新生・片瀬」は、前述の通りに此の後10ヶ月間、常にファンの前に立ち続けます。当然乍ら、僕は其のほとんど全ての現場を追いました。正に「夢の様な日々」でした。生涯、二度とこんなに那奈ちゃんと一緒に過ごせる時は無いだろうと思い、取り憑かれた様に追いかけました。ま、其の後2008年の「フラガールのナツ」には、もっとトンデモな日々(本当に毎日、那奈ちゃんと逢える日々で在った「フラガール」赤坂23公演完全制覇)が待って居たのだけど、当時は「今しかないのだ!」と必死だったのです。其れは僕だけじゃなかった。多くの仲間が居ました。何処に行っても、何の打ち合わせもしないのに、アンテツやうっぴー等の顔見知りが居た。那奈ちゃんが歌手になってくれて、僕らの前に立ち続けてくれなかったなら、僕らは生涯出逢う事も無かったでしょう。

此の日は、生憎の雨でした。「晴れおんな」として有名な那奈ちゃんの実演日で雨が降るのは大変珍しいのですが、幸いにも屋内でしたので助かりました。雨になってしまったのは共演した「雨おんな」☆クンのパワーでしょう。事実、星村クンの出番には外は暴風雨になったのですが、落ちで登場した那奈ちゃんは「雨?もう止んだよ」と云い放ったのです。那奈ちゃんで終演し外に出ると、山の上にあって空が近い拓大キャンパスから見上げた夜空には満天の星が輝いて居ました。本当に那奈ちゃんの出番には晴れてしまったのです。「晴れおんな VS 雨おんな」の世紀の対決は、正に「運命の対決!猪木 VS ブロディ」の如く痛み分けのドローだったのでした。


(姫川未亜)



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2009年11月07日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#063:「Babe」club mix

アルメニアン・ハウス・プレゼンツ セレブ・スタイル(CCCD)


 Lyrics:kenko-p
 Music:Kazuhiro Hara
 Arrangement:Kazuhiro Hara

 Mix:DJ#KAYA

 Programming:Kazuhiro Hara
 Chorus:Junko Hirotani

 品番:AVCD-17305

 発売日:2003年10月22日
 (「アルメニアン・ハウス・プレゼンツ セレブ・スタイル」5)

 2003 vodafone W杯モーグル テーマソング


当時『JJ』のモデルだった奥田順子さんがプロデュースを担当しDJ#KAYAがミックスしたダンス・コンピ盤に、片瀬那奈の「Babe」も選曲され収められました。

マスターから起こしたのでは無く市販盤をCDJ等を使用してミックスしたのだと思われますが、確かに重低音を強調した此の「Babe」は明らかに通常盤とは違って聴こえます。市販音源を解体し再構築するリミックスは、クラブ等では日常的に行われて居る事ですし、一般人でも簡単に出来る時代になりました。然し乍ら、公式に市販された「クラブ・ミックス」仕様の片瀬音源は此れのみだと思われますので、白盤でアナログ化がなされて居ても不思議では在りません。アナログまでは存在しなくとも、確実に「CDR」の白盤は存在すると期待出来ます。

音源が在るのにアナログ盤やCDR盤を探してしまうのは、此のコンピ盤も「COPY CONTROL」仕様でしか市販されなかったからです。但し、市販盤も含めて片瀬音源に限らず「リミックス」とは元はオリジナル音源と変わりません。特にマスター起こしでは無い此の音源には「片瀬那奈の声」に関しては新たな差異は全く在りませんので、余程のコアな「片瀬音源コレクター」以外には積極的にはオススメ出来ない商品です。


(小島藺子)


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那奈理名生誕28年記念!!
「月刊・未亜 アゲン #117」2009年11月号

那奈理名.jpg


未亜:えっと、姐御、、、最早ナンバリングの意味無いじゃん。何でいきなり「117」まで飛ぶの?

イコ:今月は「117」しかないだろ?数字にはさ、其れに相応しい意味が在るのよさ。「1」の次が「5」かもしれないわけよ。其れが「幾何学」をも超えた「藺子学」です。

未亜:はあ?何云ってんのか分んないけど「117」の意味は分りますよ。「那奈理名生誕日」=「国民の祝日」だよね。何で日本国は正式に祝日化しないのかナァ。今年は土曜日で休みだから安心だけどさ、ボキなんか毎年どーやって有給を取ろうかって悩んじゃうんだよね。

イコ:おいおい、いつから「片瀬&内山の妖しい百合族疑惑タッグ」はエンペラーになったんだ?此の国じゃ4月8日も12月25日も祝日じゃないんだぞ。此の国でお誕生日が祝日になるって云ったら「現人神」様って決まってんだよ。片瀬は「神」かぁ?そんな不遜な発言をすると黒い車が来るぞ。

未亜:「ブッダやジーザスなんか信じない」ってジョンも大昔に歌ったじゃん。ライトな片たちだって那奈ちゃんの味方だよ。なんたって、那奈ちゃんはかつて自衛隊基地でも実演してんだぞ。何故か公式記録には遺って無いけどさ、2003年9月27日に御国の為に熱唱してんだよ。アレから早6年、当時の青年自衛官も今じゃ立派な幹部候補に成長したよ。厳しい訓練の日々の「心の恋人」が那奈ちゃんだった彼等が、今や此の国を守って居るんだよ。素敵じゃまいか。云ってみれば、那奈ちゃんはライトな方々の女神になったんだよ。

イコ:未亜たん、一寸黙れよ。ヤバイって。

未亜:姐御はアングラでアナーキーなレフト寄りなんでしょうけどね、ボキは寅サン映画を愛する国粋主義者だから平気だよ。

イコ:あのさ、車寅次郎ってかなりアナーキーな奴だぞ。テキヤだけど組には所属して無い「一匹狼のフーテン」じゃん。慕う舎弟は何人か居るけど、全部カタギになれって諭してさ、伯父さんに憧れる満男にだって「おい、満男、俺みたいになりたい?莫迦な事を云うんじゃないよ。伯父さんの顔をよ〜く観ろ。此れが一生就職も出来なかった男の成れの果てだ。真面目に勉強して、カタギの世界で親父の博みたいに手に汗して働け!」と説教するだろ?悟ってんだよ、寅サンは。冒頭で観る夢はみんな世界を救う理想の寅サンだろ?自分は愚かな莫迦だと知ってるわけよ。なのに、物事の真理を知って居るのが寅サンなんだよね。最近、毎週二三作借りて観直してるけどさ、こないだ TSUTAYA のおねえさんが「此の巻数で間違いないですか?」なんて親切にも訊くから「あっ。どれだって好いんですよ。だって48作全部おんなじじゃないですか?大体、もう何度も全部観たんで、寅サンならどれでも好いの」って返したら爆笑されて「ええ、確かに全部おんなじですよね」とか云われちゃったわよ。でもね、全部ビミョーに違うし何度観ても新たな感動が在るのよさ。てか、後藤久美子って改めて観ても美少女だよな?他のマドンナが霞むぞ。山田が入れ込んで、永年掛けて築いた「最多マドンナ記録」をあっさりとリリーとおんなじにしちゃう程に連投したのも頷けるわよ。寅サンも「泉ちゃん!」ってメロメロだもんな。おい、どっか其の辺に「テレビの国のアリス」のヴィデオが在るだろ?久しぶりに観ようぜ。

未亜:えっと、あの、その、もう寅サン噺はいいでつ。姐御はすぐにそーやって話を枝葉方面に膨らましちゃうから、メイン・テーマがボケるんですよ。那奈ちゃんの話をしましょーっ!かつての「月刊・未亜」と新生「月刊・未亜」の違いは、那奈ちゃんの話題を中心に大いに語れるってのが大きいですからね。もうね、昔は他人様のサイトで間借りしてたって事も在ったから、如何にして那奈ちゃんの話題へ持ってゆくかってので苦労しましたからねぇ。しみじみみあみあ。

イコ:片瀬サンの話?そんなの毎日更新してるんだから充分じゃないですか?折角の「月刊・未亜」なんだから、もっとグローバルな話をしなきゃダメっしょ。例えばプロレスとかが好いっすよ、姫川サン!

未亜:ん?口調が姐御じゃない。お、おまいは鳴海だな?

イコ:ケケケ、俺は鳴海じゃねーよ。

未亜:姐御、デジャブしてますよ。鳴海ちゃんは企画倒れなんだから、もう忘れて下さい。

イコ:うんにゃ、鳴海みたいな奴は、また出て来るズラ。ケケケ、、、

未亜:銭ゲバかよ。松ケン、次は「デロリンマン」をやってはくれないか?似合うぞ、きっと。「いつか殺してやる」の名台詞を吐くガキ役は「漫画ドラマの恒例」で女の子に変更して、大橋のぞみちゃんで行きましょう。アノコ、可愛いけど目が笑って無いから適役ですよっ。

イコ:おまいこそ話を捩じ曲げてんじゃん。はいはい、片瀬の話ね。でさ、最近の片瀬ってどーなのよ?バラエティのMCとかパネラーばっかやってんじゃん。もうアレだ、「結婚引退受胎出産子育てから復帰」って将来を見据えての根回しか?しっかりと「さんまファミリー」にも居座ったし、芸人路線は盤石だな。歌手も女優もデザイナーもモデルも休止して、本格的に芸人道へと進む覚悟を決めたんだろ?此処の謳い文句もそろそろ「当サイトは、芸人・片瀬那奈クンを応援する」って書き直すか?

未亜:あのさ、那奈ちゃんは女優だよっ!最近だって沢山演じたじゃん。

イコ:ん?ああ、笑わせる役ばっかだったナ。吉本新喜劇にでも行けば好いんじゃないの?「浅見光彦」なんて何度観ても爆笑モンだわよ。結構、細かいギャグも飛ばしてるからね。いやぁ、もう芸人・片瀬は盤石だよ。「R-1」とか出ないのか?

未亜:出ないよっ!那奈ちゃんは女優なんだってばさ。今後もね、、、

イコ:黙ってろって。おまいはミサミサかよ?

未亜:姐御、もう検温ちゃんに気を使うのヤメません?ドドンガドンドン!と未来予報を書き飛ばしちゃいましょうよっ!!姐御の売りは「週刊ファイト」イズムじゃん!以前は、故・井上編集長みたいに妄想で未来記事を書き飛ばして的中させてたじゃん!!最近、随分と大人しいから逆に不気味だよ。

イコ:ま、もう少し待ちなさい。お楽しみは此れからなのよさ。ケケケ


(小島藺子/姫川未亜)



PS.
HAPPY BIRTHDAY !
那奈ちゃん&理名ちゃん☆



てなわけで、今年は此の記事でお誕生日コメントを受け付けます。例年通り、11/7 限定ですので、何卒宜しく☆(イコ)


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2009年11月08日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#064:「KATASE NaNa LIVE 2003」

Necessary/EVERY***(CCCD)


2003年11月01日

「KATASE NaNa LIVE 2003」 @ 日本工業大学(埼玉)

セット・リスト

 01. Change this World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. GALAXY
 04. Shine <MAD FAT PAD MIX>(ダンサー抜きソロ)
 05. A・I・O 〜 MY LIFE (早着替え、グリーン、ピンク、ブルーのミニ)
 06. Babe
 07. Deep Forest (プロモ映像)
 08. Babe -Huge remix-(テバサキ・ダンサーズ)
 09. The Wings (ピンクのつなぎ)
 10. EVERY***
 11. Necessary

 アンコール
 12. FANTASY


片瀬那奈ちゃんの初めての完全なるワンマン・ライヴとして行われた記念すべき実演で、女性ダンサーと片瀬那奈ちゃんの5人が「テバサキ5(片瀬サン命名)」と名乗ったのは此の日からです。「お揃いでTシャツも作ろう!」と宣言し、其れは後の実演で着用されました。内容は、オリジナル作品を発表していた「第一期歌手時代前期」を総括するかの如く、其れまで発表した四枚のシングル曲を全て網羅し、アルバム「TELEPATHY」からの人気曲(「Change this World」「A・I・O」「Deep Forest」「The Wings」)やシングルB面の重要曲「MY LIFE」も加えた完璧な選曲で、数多い「歌手・片瀬那奈」の実演史上で初めてアンコールに応えたと云う、其れまでの実演では文句無しに最高の出来でした。

学園祭でのライヴでしたから客層もほとんどが当時の那奈ちゃんと同世代の二十歳前後の学生で占められましたが、我々世代を超えた「那奈ヲタ軍団」もはるばる東武動物公園よりも先の日工大に多数集結し最前列ど真ん中に居ました。15時開演だったと記憶しておりますが、僕は始発で出掛け7時前から待って居ました。流石に一番乗りだったのだけど、誰も居ないと逆に「本当に此処で行われるのだろうか?」と不安にもなったものです。

9時位になって育美クン(前回の拓殖大学 紅陵祭で二列目の僕の真後ろに居て、其の後の代々木VIVIDでアンテツ&ジンジンと同様に名指しで挨拶し知り合った同志で、当時学生だった彼は那奈ちゃんのイベントを追っかける為に米国留学を断ってしまった程の「強者・那奈ヲタ」の一人でした)が現れ「うわっ!絶対に俺が一番乗りかと思ってたのに、未亜サン何時から待ってたの?えっ。始発で7時前?オヤジ・パワーはすげぇ〜ナァ」なんぞと宣い、昼近くなってワラワラと集まりだした顔見知りの那奈ちゃんファン全員に「未亜サンは朝壱で来て7時前から待ってたんですよっ。やっぱ、未亜サンに付いてゆけば大丈夫だってっ!」なんぞと神輿に担ぎやがったのです。責任重大になったボキは、学祭運営係の学生サンに「あのぉ〜、小さい子供のファンも居るので前の方で観たくて早くから待って居るのですけど、整理券とか配って下さらないんですか?」等と交渉したものの「いえ、開演の30分前位に列を作りますから待機して居て下さい」と無情にも云われました。何時掛かるかも分らない号令を延々と待った甲斐が在り先頭に並べたのですが、「走らないで!」と云う係の注意を当然乍ら無視し後方からダッシュして来る学生軍団をなんとか早歩きで阻止し、最前列中央エリアへ辿り着いたのでした。ぜいはあ、、、

当時、未だ幼稚園児だった女の子のファンも僕らの仲間には居ました。若いパワーでモッシュ状態になり子供が怪我をする最悪な事態を懸念した学祭運営の学生サンの粋な計らいで、彼女は最前列とステージを隔てる柵の向こう、つまり「本当の最前列ど真ん中」特等席で観る事になったのです。其れまでも彼女はラヂヲ公録などに叔母サンに連れられてやって来て「最年少那奈ヲタ」として一部で有名(ラヂヲ観覧中に劇団ひとりサンが「片瀬サンじゃなく、ホントは僕のファンなんでしょ?」等と笑いを取る為に絡んだら、本気で拒否し那奈ちゃんを見つめて涙ぐんだ「伝説の少女ファン」)でしたが、実演を観るのは初めてだったのです。生まれて初めて観るライヴ、しかも部屋にポスターを貼る程に憧れている那奈ちゃんの歌い踊る姿に、少女の心は震えました。余りの感動に、呆然となり完全に固まってしまいました。いえ、彼女の斜め後ろでお守り役もしていた僕が云うのですから間違い在りません。

登場時から其の「小さなおともだち」の存在を認識して居た片瀬那奈は、生涯初めてのアンコールを彼女に捧げると云う行動に出ます。「デカイ!片瀬」は、いきなりだナァでしゃがみ込み「FANTASY」を幼女の目線で歌い出したのです。目の前に片瀬那奈の顔を観た小さなファンは、一緒に踊り歌いました。ま、其れは少女の斜め横に立つ僕にとっても「目前に那奈ちゃんの顔が在る」って状況だったのですけどね、、、最初は何事か?と思った観客も、片瀬那奈が何をしているのかに気付き、会場は愛で包まれたのです。少女が笑った事を確認した那奈ちゃんは立ち上がり、会場全体に向けて「未来」を歌いました。正に大団円!片瀬那奈の初ワンマン公演は興奮覚めやらず終演し、多くのファンが出待ちへと向かう中、在ろう事か僕は「小島麻由美サン」の学祭実演へと後ろ髪を引かれまくり乍ら向かったのです。だってさ、先にコジマユが発表されてたんですよ。本来なら梯子なんて無理だと思ったんだけど、同じ沿線上で時間もズレていたからさ。でも、ジェシー・ハリスとの梯子に続いて敢行した此の日、僕は誓った。「例え、同日にポールやマドンナ、スティーヴィー等の公演が在っても、二度と梯子はしないぞ!」と。「那奈ちゃんの日には、決して他の予定は入れない!」と、固く心に誓いました。

さて、其の少女は翌年(2004年3月)に、生まれて初めて貯めたお小遣いで自分の意志でCDを買いました。其れは、片瀬那奈ちゃんの「ミ・アモーレ」だったそうです。


(姫川未亜)



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「38萬アクセス突破!です。」

ビートたけし×松本清張 点と線 [DVD]


片瀬クン生誕日記念パワー炸裂!で、うっかり38萬超えしてました。

有難う御座居ます。地道に、77萬アクセスを目指します。


(小島藺子/姫川未亜:「点と線」視聴中)



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2009年11月09日

「NANA DIARY」モバイル版 #076

結婚賛歌 新潟版 2007秋号


サブタイトル:「こんにちは」

「28歳になりました。 篇」



那奈ちゃん、益々元気溌剌そうで何よりです。

ま、寿引退は未だ先って事みたいで、悲喜こもごもですよ。

改めまして、

「お誕生日御目出度う御座居ます!」


(小島藺子/姫川未亜)



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「ホンマでっか !? TV」パネラー出演!其の貳

牙(タスク)(リマスタード・ヴァージョン)


フジテレビ 23:00〜23:30

今週の“ホンマでっか!?”な情報は「女性が秘密を守り通すことができるのは2日まで!?」という衝撃的な内容。これを聞いた明石家さんまは「女の気持ちはわからない!」と断言する一方で、女性パネラー陣は共感、さらには「私の場合…」と本音トークが炸裂する!
そして評論家のテレンス・リーが「キスと寿命の意外な関係」について話すと、パネラーたちも大興奮! そしてさんま、パネラー、評論家たちの「男女論」について激論が始まって…!?


■司会:明石家さんま
■アシスタント:加藤綾子(フジテレビアナウンサー)
■ゲスト:池田清彦(科学)、金子哲雄(流通)、テレンス・リー(軍事)、宮崎哲弥(政治経済)、井上公造(芸能)
■パネラー:磯野貴理、
片瀬那奈小森 純、ブラックマヨネーズ


片瀬クンが蒼い派手な衣装に変わった第二週ですが、おそらく前回分と二本撮りの同日収録だったと思われます。

テーマもゆるいので、マンガみたいに大仰な片瀬流リアクションが大いに楽しめる展開でした。発言は今回も壱度きりで、其れは一部で噂されて居た「匂いフェチ」振りを実証するかの様な「男の人の香水の匂いを覚えて居て反応する」と云う「片瀬那奈=犬」説を思い起こさせるモノです。(【注】「片瀬那奈=犬」説とは、かつて瀬戸朝香サンとお近づきになったのが「片瀬クンが瀬戸サンの髪の匂いをクンクンと嗅いだのがキッカケ」と云う事実から、あたくし小島藺子が2006年に立てた仮説です。)

他には「キスすると寿命が延びる」との仮説に対して「両手を突き上げて興奮して居た」のが印象的でした。どうやら片瀬クンは「キスが好き」みたいです。更には暴走ぎみにセクハラ発言を連発する諸先生オヤジ発言に「だはははははっ!」と大いに受けまくって居たのも「いたいけな那奈ちゃんファン」には衝撃的だったかもしれませんね。片瀬クンも今や「28才」です。すっかり「エロ・トーク」も平気なオッサン女子に成り果ててしまったのです。現実を受け止め、其れでも「片瀬那奈を愛す!」と誓い合いましょう。「那奈ヲタ道」とは、かくも険しいのです。


(小島藺子)



「ホンマでっか !? TV」フジテレビ番組紹介


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2009年11月10日

新連載「REMEMBER 〜4人はアイドル〜」
#000:コピコン派の逆襲

HOT SWEET MEMORY〜MIA MASUDA BEST COLLECTION〜



さて「いきなりだナァ」で、また新連載を開始します。とりあえず「ONDO」カテゴリでのスタートになりますが、好評ならば独立させる予定です。

此の連載で語るのは「アイドル歌謡に影響を与えた THE BEATLES 論」です。2009年9月9日、実に22年振りに THE BEATLES 音源が公式でリマスターされ公表されました。元々の音源は、1962年〜1970年に発売され実質的には「たったの那奈年間」に録音された大昔の音楽が「所詮は単にリマスターされただけの再発商品」に過ぎないのに全世界で爆発的に売れてしまいました。此れでは現役のアーティストは「くぅ〜、、、」と云うしか在りません。今年(2009年)は、マイケル・ジャクソンの夭折も在り、昨今の「CDが売れない時代」を救ったのは、正に前世紀の遺物で在る「THE BEATLES」とマイコーの旧譜だったのでした。

いよいよ、ロックとかポップスと呼ばれる「かつては若者の文化で在った芸術」も、気が付けば「クラシック」や「ジャズ」と同様に愛される「オッサンの慰みもの」と化したのでしょうか?然し乍ら、オヤジの懐古趣味だけで片付けるには「THE BEATLES 2009」の狂想劇は説明出来ません。事実、少なくとも彼等の現役時代には「ビートルズを聴けば不良になる」と云われ、あたくしよりも一回り位年長の当時からのファンで在った諸先輩は異口同音に「クラスでビートルズを聴いていたのは一人か二人のマイノリティーだった」と云います。「赤盤青盤(1973年発売のジョージ・ハリスン選曲による解散後初の総体的なベスト盤)世代」で、10代前半にソロ作品全盛時代の洗礼(驚くべき事に、1970年代前半はジョン、ポール、ジョージ、リンゴの元ビートルズ全員が代わる代わるに全米チャートで首位を獲得する「夢の様な日々」だったのです!)をリアルタイムで受けたあたくしも証言しますが、1970年代ですら「ビートルズを聴いて居るのはクラスで一人か二人」だったし、当時のポールを真似た「一寸後ろ髪が長い髪型」をしただけで「不良」と呼ばれました。

ビートルズが認知されたのは、1980年12月8日の悲劇以降です。ジョン・レノンが殺されて、初めて世間は彼等を「安全なモノ」と認定したのです。でも、其れ以前から「ロックの人」だった連中は納得しなかった。彼等は其の「ロック魂」をいびつなカタチで露呈し、其れに依ってビートルズを後世に遺そうと、もがきました。現役時代から彼等は多くの邦人アーティストにも影響を与えましたが、其れがより大衆化してゆくのは解散後です。

「えっ。こんな処にビートルズ?」と云う珍現象は、2009年も止まるどころか新たなリマスターの登場で益々露見するのです。例えば、かつて大場久美子が「SGT. PEPPER'S」の替え歌で実演を始めたり、菊池桃子が「ペパーランド」そのまんまのインストでアルバム冒頭を飾った事実など、屁の河童!な摩訶不思議な「アイドルによるビートルズ」は存在します。

例えば、此処に「1990年アイドル冬の時代に咲いた徒花」と呼ばれる「増田未亜ちゃん」のシングル盤「アブナイ CANDY」が在ります。全体的にモータウンのリズム・パターンを借用したお手軽なアイドル歌謡に過ぎないのですが、間奏に注目して下さい。其れはビートルズのサイケ時代最高傑作と謳われる名曲「A DAY IN THE LIFE」の間奏と寸分に違わない旋律なのです。例のジョンのAメロからポールの中間部に移行し、ふたたびジョンのパートへ戻る時に流れるオーケストラに合わせて「あ〜ああ、あ〜〜」とユニゾンでも歌われるフレーズが「チープなシンセ」で再現されて居るのです。

何故?どーして此処で「A DAY IN THE LIFE」が出て来るのか?作曲した佐藤健サンと編曲した戸塚修サンを小一時間問い詰めたい程に「いきなりだナァ!」で増田未亜ちゃん楽曲は「一瞬だけサイケデリックになる」のでした。「おいおい、アブナイ CANDYって、もしかしてアレ?」とでも示唆したかったのでしょうか?1990年と云えば「バブル崩壊前後」ですから、そんな穿った見方もしてしまいますが、モータウン風のシュープリームス「恋はあせらず」あたりを下敷きにした曲で現れるビートルズ、しかも「A DAY IN THE LIFE」って展開に何か深いモノを感じてしまうのです。

てなわけで、枕は此の位にしまして本論に入りましょう。連載中断中の「FAB4」等の「旧コピコン派記事」と、此処のメインで在る「片瀬那奈論」を繋ぐ「ミッシング・リンク」のひとつとして展開してゆきますので、ま、コアな片だけ楽しんで頂戴。


(小島藺子/鳴海ルナ)


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2009年11月11日

新生「グータンヌーボ」# 005(#165)

白石美帆写真集「Transit」


関西テレビ 23:00〜23:30

白石美帆、MAXのNANA、松嶋尚美の3人が、カメラを意識せずに3時間を過ごし、そのVTRから女のナマ生態を探っていく。
スタジオゲストは谷原章介。



スタジオゲストの上様は「カタセカイ住人」でも在りますが、優香サンとは他局でMCコムビを組む間柄でも在り、元々ゆる〜い番組が益々弛緩してゆく悪寒がします。

案の定、今回はスタジオのみ登場である片瀬クンの冒頭の態度は何だ?上様はガチで片瀬クンよりも長身なんですから、普通に立って居れば好いのに、わざわざ膝を曲げて背を低く見せようとしてますよっ!何やってんのよさ?受け狙いっすか?こんな事を書くとエロイ妄想でもしたかと思われるでしょうけど、残念乍ら「本番前にトイレに行きそびれて、漏れそうなんで、アノ、先生!トイレに行ってもよかですか?」とアピールして居る様にしか見えませんよっ。マジで「小学生が漏らしそうになってるって悲惨な状況」しか思い浮かべられない絵図でした。

「片瀬クン、全然、色気ないっす、、、」

ゆるい、、、ゆるすぎる。小窓がほとんど機能していないゆえに「小窓なし!」と断じた「新生グータン」ですが、片瀬クンは黙って居られない御様子で此れまでも「ズバッ!」と問題発言をして来ましたが、今回もツッコミを入れちゃってましてですね、其れが丸っきり「オッサン」の其れなんすよ、「ん?見えない」ってさ、、、あっちょんぶりけ。

「片瀬クン、男前過ぎますです、、、」

嗚呼、其れでも、そんな片瀬クンだからこそ「愛おしい」と思う銀河系那奈億人のファンが居るのです。険しく長い挑戦の日々は続きます。どんなに裏切られようとも、片瀬那奈に魅せられたヲタは其の歩みを止めません。何故なら、片瀬那奈は常に軽やかにファンの期待を裏切りつつも高見へと向って来たからでしょう。そんな片瀬那奈の魔性に魅せられたが故に、此れからも彼等の果敢なる挑戦は続いてゆくのでしょう。其れにしてもだ、、、

「那奈ヲタとは、因果な存在である」(阿蘭澄史声で)


(小島藺子)



「グータンヌーボ」関西テレビ公式サイト

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2009年11月12日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#065:六本木velfarre X'mas Event「Supa☆Star」

Necessary/EVERY***(CCCD)


2003年12月22日

六本木velfarre X'mas Event「Supa☆Star」

 RESIDENT DJ:DJ nashi 、DJ kaya
 GUEST DJ :patrick、ロケットマン

片瀬那奈ちゃんのセット・リスト

 01. Change this World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. GALAXY
 04. Babe-Huge remix-(BGM コラージュされた新作プロモ映像)
 05. FANTASY (サンタ・ジャケットでプレゼントの後、Necessary衣装に)
 06. EVERY ***
 07. Necessary


2003年11月1日の初ワンマンを成功させた片瀬那奈ちゃんは、翌日(11/2)は九州へ飛び☆クン&イエジェネとジョイントで出演(九州共立大学 霜月祭)、11/6には渋谷で女子高校生限定ライヴ(「Cheers」創刊イベント)、翌月も岡山「AEON KURASHIKI FRONTIER CONCERT」&FMくらしき&Radio MOMO「片瀬那奈トークライブ」(12/7)、札幌「Gathering Mix全員集合 Vol.2」(12/19)と精力的に実演全国行脚を続けます。

そして年末、12月22日に久しぶりに聖地・六本木Velfarre に片瀬那奈ちゃんが凱旋しました。怒涛の快進撃を続けた「2003年」を締めくくったイベントは、DJタイムと片瀬那奈ちゃんの実演で構成され、其れは来るべき「2004年」を示唆していました。片瀬那奈ちゃんの実演メニューはワンマンで確立した鉄壁なセットのハーフ・ヴァージョンと云った趣きでしたが、クリスマス・イベントを意識したサンタ姿も披露しルーズソックスに詰め込んだプレゼントを会場に投げ入れるサプライズ演出もあって大いに盛り上がりました。

例によって最前列に居た僕は、那奈ちゃんから最初のルーズソックスを「ほとんど手渡し状態」で受取り(優しい那奈ちゃんはマジで「あっ。いつもの未亜ちゃんだ」と認識し、投げずに手渡ししてくれたのです)、多くの運良くゲットした同志諸君同様にマフラー状にルーズソックスを首に巻き付けて熱狂しました。考えてみれば異様な光景ですが、手拍子等で盛り上げる為には手にルーズソックスを抱えて居たのでは難儀なわけで、、、更に、現在でも其の「片方だけのルーズソックス」は「片瀬の館」に飾って在るわけですけど、事情を知らない片が訪れると「何?コレ」と訊かれ「其れは那奈ちゃんの、、、」と説明しても「変態」扱いされかねない「お宝」となりました。

実演活動は順調だった「2003年冬」の片瀬那奈ちゃんでしたが、新曲リリースが待たれてもいました。此の年末のイベントで、僕たちは大きな衝撃と期待感を同時に受け取ります。フロア・テーブル等に「NANA KATASE WEEKEND FEVER777」なるフライヤーが置かれていました。其処には「2004年2月6日から毎月第一金曜日に六本木Velfarre で、更には全国のクラブで片瀬那奈の冠イベントを開催する」なる旨が明記して在りました。「確実に月壱で那奈ちゃんに逢える2004年!」果たして其れが如何なる展開になろうか等全く知らずに、僕たちの胸は高鳴りました。

片瀬那奈ちゃんが歌手として駆け抜けた2003年は終わり、衝撃的な展開を魅せる2004年が始まります。其れは、那奈ヲタの間では2004年1月に聖地・秋葉原のCD店告知ボードから始まりました。其処には片瀬那奈ちゃんの新曲リリース情報が発売に先駆ける事二ヶ月も前に公表されていたのです。但し、其れは俄に信じ難い告知でも在りました。其処には「ミ・アモーレ」と書かれていたからです。しかも「以後、1980年代アイドル曲を続々カヴァー予定!」とも書かれていました。「はあ?那奈ちゃんがカヴァー?しかも80年代アイドル曲?何じゃコリャ?」然し乍ら「冠イベント開催」も「カヴァー路線」も事実となって僕らの前に対峙する「2004年」が、確かに始まったのでした。


(姫川未亜)



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「待たせたな、五代目」

Pastel―仲間由紀恵ファースト写真集


「劇場版 TRICK 霊能力者バトルロイヤル」に片瀬那奈ちゃんが出演する事が公表されました。以下、引用。

劇場版第3弾のタイトルは『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』。監督はこのシリーズを長年手がけてきた堤幸彦。キャストは、仲間・阿部のコンビ、生瀬勝久、野際陽子らのレギュラー陣に加え、松平健、佐藤健、夏帆、藤木直人、片瀬那奈、戸田恵子ら豪華ゲスト陣が加わり、パワーアップした物語が展開する。(ムビコレ 11/12)

此れは此れは、カタセカイ住人総進撃!な顔ぶれですね。堤カントク、今度は頼みますよっ。もう「敷島ミカのイ牛」は水に流そうじゃまいか。

でも、此の作品のキモは、何と云っても遂に実現する

「三代目 vs 五代目」です!

刮目して待ちましょう!!


(姫川未亜)



「TRICK」公式サイト


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2009年11月13日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
中入りノ肆:「2004年の未亜イコ対談」

Very Best of


いよいよ、次回より「片瀬那奈がきこえる」は、2004年へと向かいます。2004年は、事実上「第一期歌手時代」の最後の年でした。2005年に彼女が行った公的な音楽活動はベスト盤「RELOADED」だけです。実質的には2004年4月発売の「Extended」でレコーディング活動は終了し、実演も7月末で停止されます。翌月に衝撃の女優復帰が公表され、奇跡的に実現した「2004年12月25日の実演」を最後に「歌手・片瀬那奈」は長い沈黙へと進みます。本編の枕として、其の激動の2004年当時に連載されて居た「未亜イコ対談」から片瀬に関する部分を抜粋して復刻しましょう。

(小島藺子/姫川未亜)



【2004-1】

(「月刊・未亜」[take20] <好きなモノは好きだと云っていいでしょ> 改心する所か開き直りか?もはや救い様無し!新春早々失礼しちゃうわ未亜イコ対談、より抜粋)

イコ:もはや初期衝動のカケラも無い罠。得意の片瀬那奈ネタも尽きたか。哀れだな。

未亜:ぐー。

イコ:なんだ?

未亜:ぐーの音は出るよん。どうしてあのトキメキは消えてしまうんだろう。僕はさみしいよ。

イコ:だからぁ、捨てたんだろ?おまいはそーやって次から次へとアイドルを乗り換えて行くんだな。

未亜:あの時の気持ちに嘘は無いんだけどねぇ。不思議だよねぇ。

イコ:片瀬那奈もそのうちポイッ!だな。

未亜:だからぁボキはアイドルを捨てないってばさ。

イコ:捨てるとか卒業するとか、こっちが云う事がもう間違いだけどね。つまり、おまいがアノコを捨てたんぢゃないのよ。アノコがおまいを捨てたの。あーたなんかが聴いてなくとも今でも人気者ぢゃん。

未亜:だから捨ててないって。でもその意見には同意する。沢山のファンが居るし、良質な作品を作り続けて居るからこそ、僕もね。

イコ:後腐れ無く捨てた、と。

未亜:違うって!

イコ:否定すればするほど、ド壺にはまるな。

未亜:もういいよ。話題を変えようよ。

イコ:片瀬那奈も哀れだな。

未亜:いいかげんにしないと怒るよぉー!ぷんぷん。

イコ:ケラケラ。これはいよいよ今回の反響が楽しみでつなぁ。今までで一番在る意味内容が濃いもんね。未亜の邪悪な本性がついに出た罠。


【2004-5】

(「月刊・未亜」mia24<始まりは、はっぴいえんど?>より抜粋)

未亜:片瀬那奈ちゃんの新作は凄い!!是ぞカバーの見本です。

イコ:あのなぁー、あれはカバーか?って意見が出てるぞ。「片瀬のカラオケ大会」だってさ。ケラケラ

未亜:なぁーにボケた事云ってんの?元に似てるトコが良いんだよ。イタコ状態の歌が凄いんだって。オケがチープな今風になってるんだからさ、那奈ちゃんがキチンと原曲通りに歌ってなきゃ、何をやってるんだか分からないべさっ!那奈ちゃん、サイクォーっ!!

イコ:ヲタの論理は、凄いな。。。(本気で呆れ返ってる)

未亜:あのね、今回の那奈ちゃんは、林檎ちゃんと同じだよ。

イコ:おまいなぁ、そんな事云って大丈夫?頭、平気か?

未亜:方法も志も一緒。「Extended」は片瀬那奈の「唄ひ手冥利」です。原曲の唄ひ手を忠実に真似する、その姿勢は、ザ・ビートルズからの伝統でも在る「愛あるカバー」なんですよぉっ!!

イコ:確かに林檎ちゃんも、何故かカバーではコピーばっかします罠。ただ彼女は声に個性が在るから、是はジョンも同じだけど「単純になぞった風には聴こえない」んだよ。でさ、片瀬那奈の場合は違うだろ?何か、片瀬って、色んな声を出せて、其処は「女優」なんだナァ、とは思ったけどね。やっぱ、ジョンや林檎ちゃんは別格だろ?アレがカバーだよ。

未亜:プ。なんぢゃそりゃ?それこそ「カラオケ」ぢゃん。結局、同じなんだって。那奈ちゃんが素晴らしいのはね、80年代に生きた人がみんな知って居る曲を歌って居る処なの。あの頃の空気を見事に歌で再現して居るから、当時を知る人もすんなり入っていけるんだな。しかも原曲を知らない若いコにとっては「新曲」だよ。

イコ:あははは。バカか?例えば、ザ・ビートルズは「誰も知らない様な曲」を探してカバーしたぢゃん。林檎ちゃんのカバー曲もしかり。「未亜漏れ」だの「唐辛子に抱かれて」だの、カラオケ定番だろ。片瀬のうたは、其の辺の「OL」と変わんないじゃん。

未亜:百歩譲って「純平と同じ」と云っても良いよ。とにかく、那奈ちゃんのカバーは「真摯」だよ。(いつになく、強気)

イコ:おまいに何を云っても無駄だ罠。あたしは全てオリジナルの方が好きだけどね。カバーは所詮カバー、特に片瀬那奈のなんかアレンジが厭だもん。ドラムとか人が叩いてないと、、、

未亜:(完全に曲解してます)そーなんだよっ!!やっぱ、那奈ちゃんは「オリジナルが良いっ!」、是も、林檎ちゃんや「ザ・ビートルズ」とも、共通するわけよ。

イコ:もういいよ、わかったから、早く本題に行こう。

未亜:本題は、いつもいつだって片瀬那奈ちゃん!!だろ?

イコ:其れは、おまいと那奈ヲタたちの話だろ?全くいつから「月刊・那奈ヲタ」になったんだよ。。。やれやれ。。。

未亜:後ろ向きだもんね、姐御は。リイシューしか買わない人だからね。

イコ:クダラナイ最近の音よりも、マスターピースだろ?時代に消費されず残る音が良いの。

未亜:つまり、片瀬那奈ちゃんは「素敵な仕事」をまたしても成し遂げたって事だね。

イコ:その「落ち」は、飽きた。

未亜:「落ち」ぢゃないだろ?那奈ちゃんに謝れっ!!

イコ:「アーン、コジーマサン、ゴメナサイ」

未亜:あれ?姐御も「那奈ヲタ」なの?

イコ:ただのサービスよ。


【2004-6】

(「月刊・未亜」mia25<真・未亜イコ対談>より抜粋)

イコ:手羽先か。おまい、月末にまた名古屋に逝ったんだってな。大事な連載の締め切りを延ばしてまで何しに逝ったんだ?って訊くだけ野暮だけどさ。

未亜:そりゃもう決まってるざんしょ!野外ライブですよっ、天気予報は雨だったけど天晴れ、闊歩れ、テバサキ5、脚長美人の、、、

イコ:もう良いから。いつもの展開に流石の「未亜ヲタ」も、あーっ、引いてしまったぁーっ、あの侭押し切れば綱も見えた一番ですたがぁ、いつもの悪い癖が出ますたねぇー。だろ?おまいは、魁皇かよ。。。

未亜:あのさ、今回ってモノスゴク内容が無いんぢゃない?

イコ:ないよー。

未亜:やる気ねぇーなぁー、姐御。

イコ:るるららー♪「小島」と云えば?

未亜:「コジマ」?「コジマユ」?、あっ、「小島麻由美」!

イコ:ぶぅーっ!!失格。ヲタなら普通に「片瀬那奈」だろっ?ケラケラ

未亜:姐御。。。ヒドイよ。


【2004-8】

(「月刊・未亜」mia27〈永遠〉より抜粋)

未亜:最大のメンゴ?さて誰のことかしら。

イコ:おまいは。。。ついに捨てたのだな、哀れなり那奈たむ。

未亜:私が片瀬さまを捨てるわけないでしょー!!釣りでつよ。そーやって姐御の方から話題を出させると。うふふ、こないだも一曲ゲストの為に☆ちゃんのライヴに逝きますたよー。

イコ:こないだって7月末ぢゃねぇーか?おい、てめぇまた其れで此処の締め切り延ばしたんだな?417くんに土下座して頼み込んだって話を小耳にはさんだけどな、誘われてた写真展にも逝かず一体何処に逝ってたんだ?

未亜:えっ?いや、その、あの、原宿でつ。。。

イコ:ばかちん!!写真展と同じ場所、同じ日時で、すっぽかしたわけかぁ?

未亜:だからぁー、那奈たむがねぇー、

イコ:shine

未亜:♪ひとはだれでもぉー♪いや其れも期待したけどさ、今回は☆のゲストだからふたりでGET HAPPYを、

イコ:だから氏ねっつってんだよ。昔のネタだぞ、あたし的にはベタすぎて嫌だっつーの、忘れたのかよ。


【2004-9】

(「月刊・未亜」mia28〈ザ・グレート・ロケンロール・スウィンドル〉より抜粋)

イコ:てかさ、おまい勝手にblog始めただろーが。なんだよ、ありゃあ?

未亜:なんだよと言われても。。。一応「日刊・未亜」ですよ。

イコ:blogっつーのはさ、日記だろーが。なんでおまいんとこには「日記」がないんだよ。わけわかんねぇーぞ、アレ。

未亜:既成概念をですね、打ち破ってですね、いわゆるひとつの、

イコ:つーかな、誰も見たくねぇぞ、あんなモン。「白地に黒字だけのblog」なんておかしいだろ?今時なぁ、画像満載でリンクとかは文字列から飛ぶとかな、小学生でもやってることをやらねーでな、もう基本的なトコが違うだろ?カテゴリだって普通は「日記」がメインだろーが、其れも無いんぢゃしょーがねーんだよ。ありゃ、ただの「らくがき帳」以下だ罠。嗚呼、いやだいやだ、もう此処もあっちもやめてけれ。

未亜:しげっちゅー♪

イコ:はぁ?

未亜:iTunesって便利だねぇ、那奈たむ全部入ってまつよ。「GALAXY」だってさ、プロモ、サンプル、シングル、アルバムと連続再生可能だしねぇ。やっぱり全部どっか違うんだよね。ほら、まずは秒数が違うでしょ?ね、市販のシングルとアルバムでも一寸違うんだよ。このへんをね、ちゃんと考察しとかないとね。たぶんね、本人すら分かってないよ。

イコ:今時「片瀬那奈」の歌なんかを聴いて、しかもヴァージョン違いとかを研究してんのはおまいだけだよ。世の中はもう「月9」でやっと女優に復帰する新生「片瀬」に目が行ってんだよ。バカじゃねぇーの?もう置いてけぼりだね。

未亜:そーなんだ?だったら「歌手・片瀬那奈」は未亜が独占させて戴きます。

イコ:おまいはジャイアント馬場か?

未亜:那奈たむが女優に復帰するなんてぇーこたぁ、とっくにお見通しなんですよ。追っかけてりゃ分かることですよ、うん。其処で「歌手」にこだわるのが未亜なんだなぁー。むふふふ。

イコ:今度は猪木かよ。つーか、最近おまい公式に書き込みしてねーじゃん。かつては一部で有名な「リンク貼りバカ女」だったのにな。アングラに落ちたわけか、あたし以下の奈落に逝ったわけだ。blogで無茶苦茶なことばっか書いてるから公式の連中もあきれて離れてしまった罠。まぁ、提灯記事よりはマシだけどな。んでさ、おまいは一体なにがやりたいんだよ?

未亜:わかんない。てか、「コピコン」って、もともと姐御が始めたのを引き継いだんだけどね。

イコ:ぶぶぶ。

未亜:僕があんな文章を書けるわけないでしょ?アレは姐御のblogじゃん。一応、KANとNANAは僕が書いてますけどね。でもアレだって草稿は姐御だからね。そうそう「君を待つ」とかは姐御が書いたんだけどね、僕は名前を貸しただけだよね。

イコ:おまいなぁ、妄想はいーかげんにしろって。あたしは「コピコン」に関しては無関係だぞ。おまいが勝手にやってるんだからな、巻き込むな。

未亜:さよなら、なんだね。姐御。。。

イコ:まーな、またどっかで逢えるべさ。

未亜:あねごーーー!!!

イコ:たっしゃでなぁ。

[ 汽車の窓から手を振る姐御を、ぼくは泣きながら追いかけた。さようならなんていやだよ、姐御。つまづいて転んだ。起き上がるともう汽車は見えなかった。]


未亜:あー、せいせいした。やっとアノこ煩いババァが消えてくれたな、僕の芝居もなかなかのモンだったね。さぁ、今回のテーマは今iTunesで流れてる歌姫「片瀬那奈」ですよー!!10月からいよいよ女優としても大活躍が約束されて居る彼女だけど、今こそ「歌手・片瀬那奈」に注目すべきでしょー!!本人も「歌」を経験したことで「演技」に、

イコ:「Shine」(マンネリの美学)

未亜:ありり?

イコ:おまいは。。。ええかげんにせーよ!!おまいが消えろ!!


■ TEXT:姫川未亜 / 2003-12〜2004-8(produced by 小島藺子)
■ ReMix:小島藺子 / 2009-11
(初出:「hilite」2004-1〜9)



此の後は2004年8月に「COPY CONTROL」を立ち上げた事も在り「月刊・未亜」はより過激な前衛手法へと進みましたので、所謂ひとつの「片瀬落ち」は使われなくなりました。で、おまけで「2003年のイコと愉快な仲間達」をお届け致します。


139 :イコ ◆OTOME/mmmw :03/06/22 16:42 ID:???
昨日は中古でフィル・スペクターの「BACK TO MONO」を買いますた。
箱無しで中身だけバラで売ってたから安かったでつ。
発売当時買ったけど売ってしまい、久しぶりに聴いたけど音楽は(・∀・)イイ!

今日は片瀬那奈のイヴェントに逝ったのでアルバムを予約しますた。
彼女の場合はイヴェント参加券やDVDの為に購入してるので音楽はオマケでつ。

140 :巨大ネコ ◆FerpNEKO/A :03/06/22 22:58 ID:???
  片瀬七?イヴェント?つーか彼女と歳の差幾つだねチミは?つーかなんちゅー
  中途半端なアイドルにハマっとるのだねチミは。まあ私もタマにアイドル板は
  覗くのだが、一時期は松金洋子の爆乳に目が点になったりしたものだが。まあ
  あまりのブサイクさに最近は秋田けどね。やっぱ美形の幼女がたまらんですね。
  ハタチ過ぎたらババアですからね。長澤まさみっつーのが可愛いよね。あとオハ
  スタに出てた石川なんとかっつーのもムチムチしてていいよね。も、もうたまら
  んハァハァ
\______ __________________________/
          |/
         ∧_∧
  (○)   ( ・∀・ )
  ヽ|〃    (∩∩ノ )
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

141 :イコ ◆OTOME/mmmw :03/06/23 12:40 ID:???
ポールとヘザー程離れて無いからね、
同い年の黒木瞳とかにハマッテ居る方がリアルでイクナイ!
其れに片瀬はアイドルぢゃなく本人的にはア-ティスト、アクトレスだからね。
中途半端なのは認めるけれどB級バンド的で其処が魅力でつ。

172 :イコ ◆OTOME/mmmw :03/07/07 12:23 ID:???
片瀬那奈とジェシー・ハリスのイヴェントを梯子して
共に最前列で堪能し双方と握手しますた。
両方逝ったのは私だけでしょうね。

175 :お星様 ◆JRSTtjDD7k :03/07/07 23:17 ID:???
勝背菜名は水着ショー中にブラ取れました
ポロリ要員です

177 :イコ ◆OTOME/mmmw :03/07/08 12:12 ID:???
>>175
「ある、ひとつのハプニングが、彼女をクローズアップさせた。」

198 :イコ ◆OTOME/mmmw :03/07/19 12:48 ID:???
今年も、大荒れの夏がやって参りますた。
私は片瀬でマタ-リしまつよ、来月もイヴェント在るし。
世間は参連休なのね、今日も海の日も仕事でつ。

199 :星人 ◆JRSTtjDD7k :03/07/19 17:30 ID:???
方背七は内山理名とレズな関係です

201 :イコ ◆OTOME/mmmw :03/07/20 12:47 ID:???
>地獄☆くん

片瀬さんと内山さんは、同い年で御誕生日も一緒。
其れで某誌が対談を企画して仲良くなったのでつ。
へっぽこJリーガーや無名黒服等と浮き名を流すより、
真性の内山さんと遊ぶ方が今後の為にもプラスでしょう。

202 :巨大ネコ ◆FerpNEKO/A :03/07/20 17:08 ID:???
  やあお久しぶり。揃いも揃ってアホ面並べて相も変わらず暇そうだねこの
  クソどもが。内山理名は国民金融公庫のパンフでモデルやってたよね。昔
  の話だけどね。「何なんだねこの地味な田舎娘は」とその時は思ったもんだ
  けどね。知らない間に随分綺麗になったもんだね。オヂサン嬉しくて涙が
  溢れてくるYO
\______ __________________________/
          |/
         ∧_∧
  (○)   ( ・∀・ )
  ヽ|〃    (∩∩ノ )
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(初出:2ちゃんねる「モナーだけどヘルタスケルタ歌ったり踊ったりしていい?」2003年)



(小島藺子)



posted by 栗 at 00:15| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「蘇る2001年のおとこ運」

定本 菅野美穂


来秋公開予定の映画「ジーン・ワルツ」に片瀬那奈ちゃんが出演する事が公表されました。以下、引用。

 大ベストセラー「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」の作家、海堂尊原作の「ジーン・ワルツ」が菅野美穂を主演に迎え映画化されることがわかった。現代の日本医療が抱える問題を生んだ体制(システム)に、反旗を翻す女性医師が主人公の医療ドラマだ。(中略)
 また帝華大学の理恵の上司として体制の中での変革を目指す清川吾郎役に田辺誠一、主演を囲む女優陣は、白石美帆、片瀬那奈、南果歩、風吹ジュン、そして浅丘ルリ子らと美しく華麗な実力派女優が顔をそろえた。監督は、映画『NANA』シリーズで大ヒットを飛ばした大谷健太郎。(シネマトゥデイ 11/13)



「TRICK」が来春公開ってだけでも吹き出した鬼も大爆笑の一年後予告!!です。片瀬クン、公開の頃には29才になっちゃってるんじゃまいか?てかさ、一年後までは嫁にも行けないって事なんですか?嗚呼、、、

こちらも豪華なキャスティングですが(浅丘さん&風吹さんとの共演は嬉しいです)、「どっかで観た気がする(グータン三女声で)」主要キャストでも在ります。えっと、菅野ちゃんに田辺さんで片瀬くんってさ「2001年のおとこ運」じゃん!何故かもう一人の主要キャストだけ抜けてますけど(ぼそっ)。

数在る那奈ちゃん出演ドラマの中でもベスト5に入る位に、僕は「2001年のおとこ運」が好きなんですよ。おそらくドラマの再放送は困難な状況となった今、あたるお姉ちゃんとさくらの再会は嬉しいです。菅野ちゃんが研音に移籍した時から待ち望んで居りました。「紫のバラのひと」こと田辺さんとは「プリティ ガール」や「リコベン2」でも共演して居て「彼と共演したドラマに外れ無し!」と云われて来ました。伝説の黄金トリオが満を持して大スクリーンで再会します。2010年が楽しみですね。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 21:15| ACTRESS | 更新情報をチェックする

2009年11月14日

「REMEMBER 〜4人はアイドル〜」
#001:真実が欲しい

WINK ALBUM COLLECTION 1988-2000 アルバム全曲集



アイドル歌謡史に於けるビートルズからの影響は、ビートルズが日本デビューを果たした1964年から始まって居ます。当時の流行だった「ヒッパレ」の流れで、其れまでのアメリカン・ポップス同様に「日本語に翻訳したカヴァー歌謡曲」として其れは出現します。


スリーファンキーズと東京ビートルズの競作だった「抱きしめたい」の日本語盤や、キューピッツによる「シー・ラブズ・ユー」、ほり☆まさゆきの怪作「アイ・フィール・ファイン」等々、初期ビートルズの日本語カヴァーの頓珍漢な出来映えは現在でも大いなる破壊力を保ち続けて居りますが、そんな勘違いから脱却を試みたのは「グループサウンズ」でした。然し乍ら「GS」の先駆者と讃えられいち早くビートルズ・カヴァーをレコーディングした「スパイダース」の音楽的な要だった「かまやつひろし」や、「GS」以前から自作自演でのバンド活動を行い、しかも「反ロカビリー」を明確に表明して居た「加山雄三」等は、ビートルズよりも年長者で在り、加山が大いに語る通りに「絶対に俺の方がジョン・レノンなんかよりも先にエルヴィスを聴いてたし、多重録音だって俺が先」だったのです。


1964年にビートルズが全米制覇を果たす一年も前に、坂本九の「スキヤキ」はタイトルこそ改題されたものの「日本語の侭で全米制覇を成し遂げて居た」のです。ビートルズの「抱きしめたい」と同時期に全米首位を獲得したのが「イパネマの娘」だった事実からも「なんでもあり」な全米チャート気質が伺えます。其の後の戦略次第では、坂本九やゲッツ・ジルベルトにもチャンスは在ったのかもしれません。されど、彼等にはブライアン・エプスタインが居なかった。九ちゃんの全米第二弾シングル「チャイナ・ナイト」はスマッシュ・ヒットにはなりますが、オリエンタリズムを過剰に強調した「全米仕様路線」は大失敗に終ります。普通に「見上げてごらん夜の星を」でも発売すれば好かったのかもしれません。何にせよ、ビートルズ以後の日本歌謡史を同時代的に牽引した先駆者は「ビートルズよりも年長で、彼等をナメテいた」様です。エルヴィスが「WHAT IS BEETLES ?」と云った如く、「ビートルズ?何じゃそりゃ」だったのでしょう。


話がストラングルホールドしましたが、常にリアルタイムで歌謡曲はビートルズからの影響を受け続けます。其れはカヴァーとしてだけでは無く、オリジナルとされる楽曲にも顕著に現れ、2009年の現在でも終らないのです。其れどころか、最早「ネタに詰まったらビートリー!」的な絶対的な保障付きの逃げ道にすらなって居ます。


直接的には全くビートルズからの影響を受けて居ないと思える此のサイトの主役「片瀬那奈」ですら、残念乍ら彼等の影響から逃れる事は不可能でした。例えば片瀬のシングルで多様された「両A面」と云う発想や、其の音楽を喧伝するのに大いに貢献した「プロモーション・ヴィデオ」、更には「多重録音によって歌唱を加工して創ったテレパシー・ヴォイス」、そして「シンセ等の電気式の導入と管弦楽の融合」等は、全てビートルズが始めた事です。片瀬那奈が「三回声を重ねてテレパシー・ヴォイス完成!」と試行錯誤して編み出した手法は、ジョン・レノンが「マイクに後ろ向きに立って歌う」とか「寝乍ら歌う」とか「フランジャーで疑似ダブルトラックにしてくれ!」とか「回転数を変えて声を変えてくれ!」とか「アンプに喉から直接繋ぐってのはどーよ?俺の喉に差し込みプラグを埋め込む手術をしろっ!」とか常軌を逸した「声の加工(信じ難い事実ですが、ジョン・レノンは自分の声が嫌いで別の声にして録音する事に執着したのだそうです)」が在りき!なのです。


「和製カイリー」と称される片瀬ですが、其の「本家カイリー」が現在では「パーロフォン・レーベル」から作品を発表して居る事実は、余り知られて居ない様です。「パーロフォン」は、ビートルズがアップルを設立(1968年)するまでの作品を発表したレーベルで、彼等の偉業を讃え「永久封印」されたも同然の金看板です。英国のEMIに所属するアーティストでビートルズ以後は「QUEEN」が後期に「パーロフォン」を冠された位しか例の無い事だと思われます。カイリーは言わば「英国EMIが認めたザ・ビートルズの後継者」なのです。


そんなカイリーがユーロのアイドルだった時代に其のカヴァーで国民的アイドルとなったのが「WINK」です。数多在るビートルズ関連カヴァー歌謡曲の中でも「怪作ベスト10」にランクインしそうな作品が其の「WINK」によるジョン・レノンの名曲「OH MY LOVE」の日本語カヴァーでしょう。門倉聡サンによる美しい弦楽アレンジをバックに蚊が鳴く様なユニゾンで歌われる其れは、ホラー映画の挿入歌を思わせる程に不気味です。暗闇から、長い黒髪で大きなサングラスを掛け大きな口で笑い乍ら黒装束の魔女(特にモデルはいません)が現れそうな「聴いてはいけない音源」のひとつだと思います。「何故?しょーことさっちんがレノン?」と20年前に頭を抱えた疑問は、おそらく永遠に解けないでしょう。同時期に宮沢りえはボウイとレノンが共作した「FAME」を、在ろう事か「GAME」と改題し日本語カヴァーして居りました。其れは「紅白歌合戦」でも「バスタブでリップシンクロ中継」で公開されたので覚えて居る片も居られるでしょうが、まさか其の楽曲が「ジョン・レノンとデイヴィッド・ボウイとカーロス・アロマーが創った」なんて知らなかったと思います。其れは只、単なる「歌謡曲」として存在し、消えました。正に「天国の階段はない〜!」と前衛劇風に叫びたい程の「ロック幻想の敗北」でした。


多くの「ビートルズ本」が、2009年リマスターに合わせて発売されました。其れ等には、資料的価値の高い名著の改訂版等も含まれ、こんな機会だからこそ実現したであろう有意義な作品も確かに在ります。其れにしたって、出し過ぎだろ?改訂版と銘打つなら好いけど、過去の著作の焼き直しで新作と称し「二度売りどころか、何度売りしてんのよさ?おまいはキャピトルか?」と断罪したくもなる阿呆(実名を出すと宣伝になるので書かないよ〜ん)まで湧いて来たわけですが、歌謡曲とビートルズって話が薄いんですよ。松崎しげるのビートルズ・メドレーの話なんか何処にも書いてないじゃん。夏木マリの「サムシング」にすら言及してないじゃん。東京ビートルズとか小山ルミは語っても、「レッツゴー・ヤング」で「ヘイ・ジュード」をピアノを弾きつつ熱唱した都倉俊一(ちなみにギターは野口五郎で、太鼓は西城秀樹)は語られないんじゃイカンのよさ。歪んだビートルズ史が、今、在る。アノ時、確かに僕らはクラスで一人か二人のマイノリティーだった。こんなにビートルズが日本でも受け入れられる未来なんて想像出来なかった。沢山の「2009年版ビートルズ本」を読んで、1971年のレノンとおんなじ事を云うしかないのです。こんなのは「嘘」だ。あたくしは、真実が欲しい。



(小島藺子/鳴海ルナ)


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2009年11月15日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#066:「NANA KATASE WEEKEND FEVER 777 Vol.1」

777-F-09.jpg


2004年2月6日(Fri.) @六本木 velfarre / TOKYO

1st stage (銀のレザー)
 01. Change this World〜 GALAXY〜A・I・O〜 MY LIFE
 02. Communication〜 Babe

DJ:NANA

2nd stage (ピンクのつなぎ)
 03. Every ***
 04. Necessary(→退場)
 05. Babe-Huge remix-(BGM、プロモ・コラージュ最新版映像)
 06. ミ・アモーレ(Meu amore...)(初披露、黄色のミニ)


「セレカジガールズ大集合!金曜イチオシのスペシャルデイ!華々しくここにデビュー!片瀬那奈と新たなパーティースタイルが全国を駆け巡る!おしゃれ娘が創るハッピーワールドに話題集中!更にスペシャルゲストの登場もあり見逃せない一夜になりそうな予感・・・。」(告知フライヤーより)

鳴りもの入りで始まった片瀬の冠イベント第一回は、DJ TIME(TETSUYA / YAMAMI と NANA=片瀬那奈)と、LIVE(片瀬那奈、ゲスト:Tommy☆angels)で構成されました。僕は例によって有給を取って昼前には現場へ到着したのですが、既に一人待機して居る若いファンの男の子が居ました。実は其の前の六本木velfarre X'mas Event「Supa☆Star」の時も開場の五時間前位に現場に行ったのに、其の若い男の子が既に居たのです。其れで此の時は6時間前には並んだのだけど、もう居たのでした。「こいつ、一体何時から待ってたんだよ、、、」と思ったものです。結局、其の後もどんなに早く行っても六本木velfarreに関しては一番乗りは出来ませんでした。「ヴェルファーレのイベントに早朝から並んで居る326似の青年ファン」としてファンの間では有名になった彼は、当時は「326(ミツル)」と呼ばれて居ました。ま、当然乍ら「イコ命名」ですけどね。後に、彼(ま、トモくんなんだけどさ)が「あの、皆さんは片瀬那奈ちゃんのファンの方々ですよね?」と声を掛けて来て仲間に入ったので、あたくしが「何であんなに早くから待ってんの?チミ、いつも朝から待ってるでしょ?」と訊ねたら、トモ教授は「だって、最初から待って無いと、定員オーバーとかで那奈ちゃんに逢えないかもしれないじゃないですか!」と当たり前の様に云い放ったので、かなり吃驚したものです。「はぁ?おまい、那奈莫迦もええかげんにしなさいっ!」と呆れ返りました。正直、那奈ちゃんファンの言動で本気で呆れたのは「アンテツの諭吉10人事件から始まる常軌を逸した貢ぎ活動」と「育美、留学ヤメました宣言」と此の「トモくんの大莫迦発言」位です。おまいらさ、どーかしてるって、、、ま、あたくしに云われたく無いだろうけどさ。

イベントは有料だったはずですが、僕はまたしてもペア・チケットをネット抽選で入手して居て(思えば、那奈ちゃんの歌手時代有料イベントの半分以上は抽選で当選して無料招待でした。ツイテたね)、「Tommy☆angels を観たい!」などと云う奇特なガールフレンドと一緒に行く予定だったのだけど、直前で彼女が行けなくなったので「顔見知りの那奈ちゃんファンで壱番最初に来た片を招待します」と公式BBSで呼び掛けました。それで僕の次の三番目に現れたのは育美だったので彼が当選したのだけど、続いてケンジが来て、訊けば愛媛県から此のイベントの為に有給を取って上京したケンジは在京の同世代の育美と待ち合わせして居て、現場に誰も居なかったので一緒に六本木ヒルズとかを見学して居たらしいのです。(「ヒルズに野際陽子サンが居ましたよっ!綺麗でした、俺等、野際サンならアノ年齢でもアリ!ですよっ」等と20代前半の二人が興奮して語って居た記憶が在ります。)当然、現場に最初に到着したのは早朝に来たケンジの方で、僕と対面したのがたまたま育美の方が早かっただけだったと後で判明しました。ま、「育美はラッキーボーイ」だったからね、、、(「育美はラッキーボーイ伝説」に関しては、後にじっくりと語ります。)

何しろ那奈ちゃんがどんなイベントを企んで居るのか等「いたいけな那奈ちゃんファン」には知るよしも無く、只只「片瀬那奈」の名の元に全国から集って来たわけです。アンテツ、ふうこ、ジンジン等の顔見知りなファンも集まり、いざ会場へ向かったものの、以前の様にすぐさまステージ前に殺到する雰囲気では無かったのです。フロアは無人で、カウンターバーやサイドテーブルで此れから何が起こるのかを待機する状況でした。最初に前座の前座としてデビュウ前のハーフっぽい女の子が洋楽カヴァー曲を熱唱した様な記憶も在ります。フロアに全く観客が居ない状態でサウンドチェックも兼ねた様な感じで歌った彼女は、シュガーちゃんこと現在の佐藤チーフマネ(当時、那奈ちゃんファンは「黄うにょ」と呼んでいました)が無人のフロアからハンディカムで撮影して居たので「おそらく研音の練習生なのだろう」と推測したのですが、其の後に星村麻衣ちゃんのバックコーラスも務めて居ましたので、ズバリ云って其の通りだったのでしょう。そんな初っ端から察せられた通りに「777」は会場こそはavexの拠点だったものの、研音主導のイベントだった様でした。本番の前座は「Tommy☆angels」でしたが、研音所属だったブリリアント・グリーンのトミーが当時ユーロビート路線のソロ活動をして居て、彼女たちはバックダンサーだったのです。どんな進行なのか全く分らなかったので、僕らも此の時点からはとりあえずステージ前に行って、チアガールみたいなショーを眺めて居ました。

DJ TIME を挟んでいよいよ登場した主役の片瀬は、御馴染みの銀のレザー姿で女性ダンサー4名との「テバサキ5」編成で「Change this World」を歌い始めたのですが、其れはワンコーラスで「GALAXY」へ移行し、更に「A・I・O〜 MY LIFE」へと立て続けに4曲をメドレーで披露したのです。挨拶のMCを挟んで「Communication〜 Babe」のメドレーへ繋ぎ、計6曲をメドレーで矢継ぎ早に歌い踊って退場してしまいました。

ふたたび DJ TIME へと移行したのですが、何やらステージと真逆に在る「DJ ブース」に関係者の方々が集まり出したので、僕らも向かいました。そして、DJ:NANA がブースに降臨したのです。片瀬那奈の新たな企みとは、歌手としてのステージと共に「DJ:NANA」としても登場し、イベントを全面的に片瀬色に染める事だったのです。「DJ:NANA」の正体が「片瀬那奈」で在る事は幼稚園児でも分るのですけど、本当に其れが実現した時の衝撃は未だに忘れられません。何故なら、そんな事は在ってはならない事態だったからです。いきなり那奈ちゃんに皿を回されても、ファンは戸惑うしか無かったのです。

CDJやターンテーブルを駆使し、実際にステージよりも低い真っ正面の至近距離で片瀬那奈が皿を回し始めたのですから、もう大変な事になってしまいました。会場を埋め尽くした大半は「片瀬那奈ファン」です。彼等は「那奈ちゃんが歌うから」との理由で、片瀬の歌手転向後に生まれて初めてクラブに足を踏み入れた者が大半でした。クラブでのステージだけでも戸惑って居たのに、片瀬自身が「DJ」として登場したのです。全て洋楽のダンス・ナンバーで間には効果音等も挟んだ「DJ:NANA REMIX」は、かなり本格的なモノでした。しかし、観客は呆然と立ち尽くしヘッドフォンを掛けてまっすぐにCDJやターンテーブルを見つめ真摯に初DJに挑んで居る片瀬那奈を凝視して居ました。約一ヶ月前のイベントで「ロケットマン」が皿を回しても気付かずに踊って居た僕も、流石に片瀬那奈に回されたのでは事情が違った。「必死で皿を回す片瀬と、其れを只観て居る事しか出来ない片瀬ファン」と云う異様な光景が展開されたのです。踊って居る観客は、ほとんど皆無に近かった。

驚愕の「DJ:NANA」を終えた片瀬は、再度ステージに登場し「歌のおねえさん」ファッションで「Every***」と「Necessary」の最強両A面シングル曲を熱唱し、ダンサーのコーナーを挟んで衣装替えをして現れました。目が眩む程に鮮やかなイエローの露出過多なミニで降臨した片瀬は「ミ・アモーレ」を発売から一ヶ月以上も前に初披露します。出だしの低音ヴォイスに、僕らは衝撃を受けました。其れまでの片瀬は高めの可愛いテレパシー・ヴォイスを売りにして居て、ファンは「那奈ちゃんは可愛い高い声の歌い手」と認識して居たのです。明らかに其れまでと違うオクターブ下のアルト・ヴォイスは、実は片瀬の地声により近い音域なのですが、ファンはまんまと騙されて居たのでした。

其のグラビア時代以来のビキニに近い衣装以上に、僕らは「片瀬那奈の低音」に吃驚して居ました。其れを確認した片瀬は「してやったり!」とばかりに、僕らを見てニヤリと笑ったのです。片瀬那奈の2004年が、確かに始動しました。其れは歌手転向時をも上回る「ファンへの裏切り」でした。「777」とは、「男性向けのグラビア・アイドル:女優」から「女の子のファッション・リーダー:歌手」に転身した時に振り落とされたファンの中から懸命にサバイバルして来た古参ファン残党を、更に脱落させる為の「地獄の関門」だったのです。「其処に那奈ちゃんが居るから行くのだ!」と純粋なアイドリアン気質で向かった多くの古参ファン残党にとって「クラブで歌うだけじゃなく、DJも自分でやって、新たなパーティーをセレカジガールで盛り上がろう!若い女の子集まれ!!」なるイベントは、つまり「野郎の古参ファンはイラネ!」と云う事なのです。実際に、歌手転向とはグラビア卒業と共に始まって居り、片瀬の掲載誌は「女性ファッション誌」を中心に変わってしまいました。古参男性ファンは、恥ずかしさに堪えて片瀬が連載する女性誌を購入して居たのです。「那奈ちゃんが好きだから!」との純粋な気持ちが、僕らを「何でも在り!」へと向かわせます。「女性限定イベント」等も多く開催される様にもなって居ました。其処に来てフライヤーにもハッキリと「セレカジガールズ大集合!」なんぞと謳われたのでは、男性ファンの居心地は悪くなる一方です。

然し乍ら、ピクチャー・レーベル多種封入りとか「こんな格好するのは久しぶりだから」と片瀬に云わしめた「ミ・アモーレ」の衣装は、明らかに男性ファンを意識した戦略でも在ったのです。そもそも「777」のコンセプトとカヴァー路線は相反する展開でした。何かが狂って来ていました。但し、「777」の「ステージとDJを全て自分でこなす」と云うコンセプト自体は、片瀬自身が望んだカタチだったと思います。何にしろ、またしても片瀬那奈は「ファンを置き去りにした」のです。「777」を敢行し、片瀬那奈は古参ファンを全て捨てました。此れは、歴史的な事実です。されど、那奈ヲタは「片瀬の変遷を感受する事が、愛なのだ」と思い始めたのでした。常にファンを裏切りつつ成長する片瀬那奈が進む道を、此れからも見守りたいと誓ったのです。

「777」が終った夜、僕らは朝まで語り合った。如何に那奈ちゃんが素晴らしいのかを、何故、那奈ちゃんじゃなきゃダメなのかを、大いに語りお互いにファン自慢なんかもしたのでした。楽しかったナァ。其の時にアンテツが云った。「未亜さん、アノ『月刊・未亜』って読んだんですけど、面白かったですよ。未亜さんが公式BBSで書いてる様な那奈ちゃんの活動をまとめたサイトなんかが在ったら好いですよね。那奈ちゃんのサイトって、もう全然無いんですよ」と。僕は「へぇ〜、那奈ちゃんのファン・サイトって今無いの?じゃあ、僕らで創っちゃおうか?」と応えた。2004年初頭、遂にデビュー時から更新されて居た彼女のファン・サイトは全て閉鎖されて居ました。此処が立ち上げられた2004年12月には「片瀬那奈のファン・サイトは皆無」だったのです。其れは、2009年の現在でも「Yahoo ! Japan」の検索で公式と此処しか登録されて居ない事実からも御理解戴けるでしょう。そして、もう二度と「那奈ちゃんのファンサイトが此の世界から消える」なんてバカげた事は起こらないと、断言します。あたくしが云うんだから、かなり信憑性が在るんじゃないかしら?


(小島藺子/姫川未亜)

posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする