1st Album「TELEPATHY」発売記念イベント「TELEPATHY WITH YOU」
2003年7月05日:東京 @ 六本木Velfarre
2003年7月12日:京都 @ 京都駅ビル室町小路広場
2003年7月19日:福岡 @ CANAL CITY HAKATA
2003年7月21日:札幌 @ PASEO水の広場
2003年7月27日:名古屋 @ ManaHouse
セットリスト(六本木Velfarre )
01. Change this World (銀のレザー)
02. TELEPATHY
03. GALAXY
04. Babe -Huge remix-(ダンサーズ・コーナー、当時は男性2名女性2名の編成)
05. The Wings (ピンクのつなぎ)
06. FANTASY
07. Babe
08. Deep Forest (PV初期ヴァージョン、屋久島の映像が流れる)
09. Shine (正調版、グリーンのロングドレス)
アルバム発売直後の2003年那奈月に、全国五都市でアルバム「TELEPATHY」発売記念イベント「TELEPATHY WITH YOU」が開催されました。僕が参加したのは、2003年7月5日の六本木Velfarre です。初めて片瀬那奈ちゃんに逢って、僅か二週間後に再び逢える日がやって来ました、だんだんだん!
開場2時間前に六本木Velfarre前に着いたら未だ20人位しか並んでなくて「此れは最前列ゲット!だぜ」と確信しました。「一寸遅かったナ、やっぱ三時間前とか、いや朝から並ばなきゃダメなのかナァ」とか思いつつ、ふと目の前に並ぶのは誰か?と見れば、どう見ても「中学生の女の子」でした。真っ白なゴスロリ系のファッションで色白の美少女だったので「へぇ〜、那奈ちゃんってファン層が広いんだナァ」と思ったものです。其の子は、約一ヶ月後の「僕の誕生日」に行われた写真集「N」のイベントでも再び見掛け、其の経緯を書いた文章で僕は「片瀬那奈公式BBS」に出現するのでした。
待つ事2時間、複雑な経路で向かう六本木Velfarre の会場ですけど、僕は一応「洋楽者」で「クラブ慣れ」もしてましたのでスムーズに最前列にへばりつきました。流石にど真ん中ではなく左最前列だったのだけど、柵も無く直接ステージの真下に居るわけで、目の前のステージ床を見たら「バミ」のテープが貼って在ったのです。20代を放送業界のADで過ごした僕は「げげっ!此処って、那奈ちゃんの立ち位置じゃん!!」と即座に思い、ドキドキが止まらなくなってしまいました。
果たして、オープニング映像に続いて「Change this World」で登場した那奈ちゃんは、最初は当然乍ら舞台中央に立ったのですが、すぐに向かって左側前方のステージ前ギリギリの位置へ移動したのです。其れは、正に僕の目の前でした。銀のレザー姿の片瀬那奈ちゃんの勇姿を真下から僕は見上げていました。息づかいすら聴こえる程に間近でした。美しかった。僕は、思わず涙が溢れた。「なんて綺麗なんだ!」と、もう夢心地でした。そんな至近距離から観て聴いた僕が断言しますけど、此の日も那奈ちゃんのマイクはオンでした。決して口パクなんかじゃなかった。ちゃんと、BGMの「Babe -Huge remix-」と「Deep Forest」以外の全曲を、しっかりと生で歌っていましたよっ。ぜいはあ、、、
終演後、「Shine」の衣装を着た侭で、ファン全員にポストカード・セットを那奈ちゃん本人が手渡ししました。参加券はアルバムを買った数だけみんな持っていて、関係者の粋な計らいで「壱度に全部出して枚数分だけのカード・セットを貰うも良し、枚数分だけ何度も並び直して何回も片瀬と逢うのもアリです」とアナウンスされました。僕も三枚持っていたのだけど、壱回で全部出してしまいました。えっと、実は其の後に新宿タワレコでジェシー・ハリス(ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」の作者で、グラミー楽曲賞を取った米国シンガーソングライター)のインストア実演が在って、梯子したんです。壱回で三枚出したので那奈ちゃんが握手してくれました。初めて那奈ちゃんと握手しました。
でも、痛かった。那奈ちゃんは「Shine」のスタイリングの侭だったので長い付け爪をしていて、其れが僕の右手に「グサッ!」と突き刺さったんです。思わず声が出そうな位に、強烈に刺さりました。付け爪だから、那奈ちゃんには刺した感覚は無いみたいで、ニコニコしてます。間近で手を握られて「痛いよっ!那奈ちゃん」とか云えるわけも無く「あ、有難う御座居ます、あの、応援してます、へどもど、、、」とか云って、足早に外へ出て見たら、血が滲んでました。いえ、怒ってるんじゃなくって、此れは「自慢」ですよっ。今でも、僕の右手のひらには「其の時の傷あとが残っている」んですからね。ボキは、「片瀬那奈に付けられた傷を持つ虎」なのよさ、えっへん!(こんな事を嬉々として自慢するから「未亜ちゃんって、真性マゾだよね」とか云われるのだナ、、、)
更に、名残惜しくも六本木Velfarreから新宿タワレコへ移動した僕は、最前列ど真ん中でジェシー・ハリスを観て、終演後に彼とも握手してもらったのです。ええ、そうです。僕は、那奈ちゃんとジェシーを間接握手させた、おそらく銀河系で唯一の莫迦野郎になったのでした。
(姫川未亜)