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2009年10月21日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#049:「FANTASY」Album Mix

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:NANA KATASE
 Music:Seikou Nagaoka
 Arrangement:Seikou Nagaoka

 Mix:Dave Ford

 Programming:Seikou Nagaoka
 Chorus:Junko Hirotani

 品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」12)

 発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)

 テレビ東京系アニメ「ヒカルの碁」オープニング・テーマ
 (第六十一局〜第七十五局=最終回)


「REVENGE〜未来への誓い〜」でアルバムは完結します。最後の二曲は既発シングル曲の別ミックスで、アンコールです。アンコールの最初は「FANTASY」の別ミックスで、シングル『GALAXY TELEPATHY FANTASY』では全体の流れから少し浮いた感じでしたが、此処では Dave Ford によるミックスに代えられ統一感のある音色になりました。シングルよりも一分近く長いミックスは、イントロにエコーが掛かったコーラスが加わり、エンディングもなかなか終らない「名残惜しいヴァージョン」となりました。

「アニメの主題歌だったからダイレクトに前向きな詩を書いて、子供から大人までみんな好きになってくれてあたしも好き」と片瀬自身が解説する「FANTASY」は、実演でも定番曲として披露され、しゃがみこんで子供目線で歌われた事もあり、未来の「美月うらら姫」を予感させる様な「歌のおねえさん」振りを魅せたファンにも人気が高い楽曲です。

先行シングル曲から此の曲だけがシングル・ヴァージョンを収録されなかったのは、シングル・ヴァージョンがアニメ「ヒカルの碁」の主題歌として制作されたからです。「ヒカルの碁」の主題歌は、前述の其れを集めたコンピレーション盤が発売された様に同一のスタッフによって制作されていたシリーズ音源でした。其のアレンジやミックスはアルバムに其の侭収めるには異質です。現にシングル『GALAXY TELEPATHY FANTASY』では明らかに「FANTASY」が流れを切ってしまいました。然し乍ら、TVで流れているアレンジではない「FANTASY」をシングル化するわけにもいきません。其処で、二種のミックスが制作され、アルバムには統一感のあるより「片瀬式」な音源が収められたのでしょう。

尚、シングル・ヴァージョンの「FANTASY」は後に「Reloaded」で初めてアルバム収録されますが、其れは実際のシングル・ヴァージョンよりも「2秒も短い」ミックスです。ゆえに、純然たる「FANTASY」のシングル・ヴァージョンは「ヒカルの碁 主題歌全集〜ベスト オブ ヒカルの碁」と「SINGLE HITS COLLECTION 〜Best Of avex anime〜」のアニメ企画盤に再録された以外にはシングルでしか聴けません。つまり片瀬那奈名儀の作品では「シングル盤でしか発売されていない貴重な音源」です。


(小島藺子)



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「水曜劇場 浅見光彦〜最終章〜ナビ」

浅見光彦 ~最終章~  (沢村一樹 主演) [DVD]


TBS 10:05〜11:00


第壱話のロケ風景、マドンナ役の片瀬那奈ちゃんが本編では残念乍ら披露出来なかったお得意の「津軽弁」も交えてのインタビュー、ウニと戯れる片瀬クン等の撮影現場でのオフショットと、レアな映像も満載な直前ナビ番組でした。

シリアスなドラマ本編とは違い、馴染み深い田舎で屈託のない笑顔で楽しそうに撮影に臨んで居た那奈ちゃんを観れて、とても好かったです。


(姫川未亜)



「水曜劇場 浅見光彦〜最終章〜」TBS公式サイト

posted by 栗 at 11:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「水曜劇場 浅見光彦〜最終章〜」第壱話

藤波辰爾自伝 未完のレジェンド


TBS 21:00〜22:48

「恐山・十和田・弘前 編」

片瀬那奈 as 藤波紹子


 出演:沢村一樹、風間杜夫、黒田知永子、原沙知絵、田中幸太朗、
    片瀬那奈、山本學、前田吟、ベンガル、ダンカン、
    中山仁、市川勇、大和田伸也、越智静香、端木健太郎、
    上杉陽一、秦由香里、ひがし由貴、佐久間良子、ほか

 原作:内田康夫
 脚本:石原武龍
 演出:佐々木章光、村上牧人


28作も続いた大人気二時間ドラマ「浅見光彦シリーズ」が、満を持して連続ドラマになりました。初回は二時間スペシャルで、ゲストでマドンナ役として片瀬那奈ちゃんが登場しました。

主演の「エロ男爵」こと沢村一樹さんは、片瀬那奈ちゃんが中学校時代からの「憧れの人」で在り、事務所の先輩でも在り、女子マネちゃんの「片瀬さん前任担当タレント」でも在る「縁の深い片」です。此れまでも、「できちゃった結婚(2001 CX)」「地獄の沙汰はヨメ次第(2007 TBS)」「サラリーマンNEO / セクスィー部長(2007 NHK)」等で共演し、「那奈色のアフリカ(2005)」ではナレーターを担当して頂き、「笑っていいとも / テレフォン・ショッキング」二度目の出演時(2007)でも「ともだち」として紹介する等、大変お世話になっております。此れまではコメディー路線での共演でしたが、今回は本格的なミステリーでシリアスな演技でのガチンコ勝負となりました。仲の好い「原さっちん」との共演も嬉しいですね。

共演者も豪華で、見応え充分な作品です。個人的には、圧倒的に「コメディエンヌ」としての那奈ちゃんが好きですけど、こうしたシリアス路線でも那奈ちゃんの演技は実に上手いです。本当に、幅広くどんな役柄でも演じられる素晴らしい女優さんに成長しました。重厚なベテラン俳優陣に囲まれても、全く見劣りしません。ファン冥利に尽きます。


(姫川未亜)



「唐突ですが、未亜イコ対談」

イコ:あのさ、未亜たん。此処は「ゼンキロ」だぞ。「公式BBS」みたいな「提灯記事」を書いてどーすんのよさ?

未亜:ボキは、正直な気持ちを書いただけですよぉっ!

イコ:ぼけっ!大体さ、此れのドコがシリアスなのよさ。ギャグ満載の大爆笑ドラマだったじゃん。やっぱ「芸人・片瀬クン」は最高だよ。

未亜:な、那奈ちゃんを愚弄する輩は、例え姐御でも許しませんよっ!涙無くしては観れない素晴らしい旅情溢れるサスペンスだったじゃないですかっ!料理人の那奈ちゃん、いやさ藤波紹子ちゃんも観れたし、大体ね、2ショットで歩く時にエロ男爵の方が背が高いのに那奈ちゃんの方が脚長だったんですよっ!!ぼかぁ「熟年離婚」での団長との2ショットを思い出しましたよっ。

イコ:お前さんは阿呆か?だからさ、其の「料理人」って時点でギャグじゃん。「TBS」で「料理人」で「片瀬クン」って云えば「鉄板少女アカネ!!」だろ?西豪寺エレナを想起するだろ?つまり、此れは「エレナが探し求めたミクロちゃんを見つけられず、神楽坂で修行して自ら料理人になった」って話なんだよ。アカネの苗字は何だ?「神楽坂」の「神楽」だよな?あたくしは「神楽坂で修行して参りました」って科白で大爆笑したわよ。此れは「幻の鉄板少女アカネ!!完結篇」じゃん。大体さ、エロスと片瀬クンが絡んだらギャグしか無いだろ?「2トップ」だぞ。二人並んだ図を観ただけで笑っちゃうだろ?二人揃って眉間に皺寄せて真面目な顔しちゃってさ、爆笑モンじゃん!

未亜:其れは過去のドラマとかで、アノソノ、此れは新たなるシリアスなミステリーで、、、

イコ:あたくしなんか、役名が「藤波」ってだけで笑っちゃったもん。伯父さん役が前田吟サンってトコでも「おいおい、じゃあ片瀬クンは、寅さんとも縁故があるわけ?」とか思って観てたらさ、ダンカンとかベンガルとかが刑事だろ?コントじゃん。取り調べ室での大仰に目を見開いた演技なんか爆笑しちゃったわよ。其れに浅見兄貴を演じてんのが「怪優・風間杜夫」だぞ。「長官」で「銀ちゃん」じゃん。何だ?アノ電話のやり取りは?「スネークマン・ショー」かと思ったわよ。ありゃ、完全にふざけてるぞ。未亜たんだって、笑っただろ?

未亜:いえ、あの、あんまりベタなんで、、、てかミステリーじゃないですかっ!「卍」ですよぉっ!!

イコ:あのさ、其処が最大のギャグじゃん。「卍」って云えば「アントニオ猪木」だろ?そんで、片瀬クンの役名は何?

未亜:あっ。

イコ:あたくしはさ、「卍」で「藤波」って連呼されるだけで爆笑しちゃったわよ。藤波の「掟破りの逆卍固め」は格好悪いんだよね。猪木はちゃんと「卍」の型になるのにさ、ドラちゃんとか長州とか天龍とかはなんないのよさ。三沢だってかなり完璧だったけど「いまいち」だったぞ。「藤波しょこたん」なんて役名で、ミクロちゃんみたいな事やって、共演がエロ男爵で、「笑うな!」って云われたら拷問だぞ。

未亜:嗚呼、確かに今や、那奈ちゃんは凄いモンを背負い過ぎてますね。

イコ:本人も自覚してんじゃん。そーゆー科白もあっただろ?片瀬クンは「笑い取ってナンボ」なのよさ。もうシリアス路線は永遠に不可能だナ。

未亜:確かに!って、あのさ、姐御、、、そーじゃなくって、此れはミステリーでシリアスで、あのですね、違うでしょっ!好い演技だったじゃんっ!!那奈ちゃん、サイコーっ!!可愛い、綺麗、カッコいい、面白い、エロ男爵より脚長だっ!!ボキはね、那奈ちゃんさえ出てれば好いんだよっ!那奈ちゃんが出ればもう平均点以上クリアなのっ。悪いか?那奈ちゃんが大好きでイケナイんですかっ?ぜいはあ、、、。

イコ:「そうですね、そうかもしれません、、、」(藤波紹子声で)

未亜:そう来たか、、、参りました。姐御、ちゃんと観てるわ。


(小島藺子/姫川未亜)



「水曜劇場 浅見光彦〜最終章〜」TBS公式サイト


posted by 栗 at 22:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

新生「グータンヌーボ」# 002(#162)

ピース―鈴木杏写真集


関西テレビ 23:00〜23:30

新MC片瀬那奈がロケに初挑戦!
ゲストはBENIと鈴木杏!
BENIは「腹筋マシーンと背筋マシーンの一目惚れ」を告白!?
小学生から芸能活動を始め、今まで実家でしか暮らしたことがないという鈴木杏の恋愛は意外にも…!?
スタジオゲストは小出恵介!
「女の人はこっちが乗り気になると遠ざかっていく」のが悩みなのだとか



ナンダカンダ云って、かなりキンチョーして視聴しました。

片瀬那奈ちゃんが「プライベートでどんな恋愛をしようが別に構わない」のですけど、彼女の場合「結婚引退」を公言して居りますので、気になるわけです。那奈ちゃんに幸せになって欲しいけど、其れで引退されちゃうのは淋しいのだよ。

で、ドキドキして観たんだけどさ、、、

「おいおい、こりゃ?腕白番長じゃないか!」(石井元館長声で)

すっげぇ〜、取り越し苦労、、、「江角サンの代打で期間限定MC」だって公表された位しか「新情報無しですよっ。」えっと、アノ、過去の恋愛バナは何処へ?カットですか?誤報ですか?「できちゃった結婚しない!」って云っといて「同棲したい!」とか云い出す片瀬那奈ちゃんの発言は、矢張り「ハーフ・シリアス」なんですね。

でも、やっぱ、那奈ちゃんってカッコいいよ。姐御振りが見事でした。相変わらず「甘いモノは余り好きじゃない」けど食いっぷりは豪快で、お酒も強くなったんですね。益々「オッサン化」が進行してんじゃまいか、、、此れじゃ嫁に行けんぞ、、、


(姫川未亜)



「グータンヌーボ」関西テレビ公式サイト

posted by 栗 at 23:37| TV | 更新情報をチェックする

2009年10月22日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#050:「Shine」MAD FAT PAD MIX

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:NANA KATASE、Satomi & rom△ntic high
 Music:Ryouki Matsumoto
 Arrangement:Manao Dai
 Strings Arrangement:Yasuaki Maejima

 Remix:Eiji Isomura & Yasuaki Maejima

 Programming:Manao Dai
 Chorus:Junko Hirotani
 Strings:Kuwano Strings

 品番:AVCD-17291/B、AVCD-17292(アルバム「TELEPATHY」13)

 発売日:2003年6月25日(オリコン最高位17位)

 TBS系ドラマ「こちら本池上署」主題歌


アルバムの最後はアンコール二曲目で「2ステップ・ミックス」に生まれ変わった名曲「Shine」がふたたび登場します。「Shine」と云う楽曲がアルバムの中間と最後に収録された事で、全体が一貫したテーマで彩られたと、より強く印象付けられました。正調のバラード版とは大きく変わったリミックスで、其れは正にアルバムの終わりに相応しい爽やかな余韻を残してフェイドアウトして消えます。

後に生演奏のアンプラグドでも披露された「Shine」は、片瀬楽曲で違うアレンジで三種も提示された楽曲です。其の大きく違う三つのカタチは何れもが甲乙付け難く、其れを成立させたのは楽曲の力です。優れた曲は、どんなアレンジを施しても本来の美しさを失わないのです。

僕は何度も云いますが、此の曲が壱番好きです。其れは、那奈ちゃんが「無心で歌った」と語った歌唱にも強く惹かれるからです。那奈ちゃんは、上手い歌手では在りません。そもそも、歌が過剰に上手い事に意味は無いと思います。僕は実演で例えばマライア・キャリーとかメアリー・J・ブライジとかアリシア・キーズとか「歌が上手い!」と云われる方々も何度も聴きました。でもね、歌が上手いって「ギャグ」みたいなんですよ。「そんなに上手くて、だから何?」と呆れてしまうんです。マライアは高音を超音波みたいに出すと客席を観て「どうよ?」みたいに勝ち誇るんだけど、こっちは「なんだかナァ」と笑っちゃうわけよ。メアリーはファーギーちゃんとキャロル・キング姐御との不可思議なジョイントだったんだけど、キャロル姐御の名曲を三人で歌った時まで「俺が俺が!」って感じで真ん中で声を張り上げて張り切っちゃって爆笑モンだったもんです。静かに歌ったキャロル姐御のしわがれた声の方が心を打つのです。アリシアは本人も上手いんだけど、前座のバック・シンガー二人が無駄に上手過ぎて、男性なんか「パープル・レイン」とかをいきなり歌い上げちゃうから、もうお腹いっぱいになっちゃうわ、笑いが止まんないわで困っちゃったよね?まやや。

心を打つ歌唱って、決して「上手い歌」だけでは無いと思うのです。那奈ちゃんの歌には気持ちが込もっているから、僕は感動するのでしょう。「Shine」では「あれからいくつの夜をこえてきたのだろう」ってBメロの「だろう」って部分の言葉で表せない「情感」が堪らなく好きで、泣けてしまうんです。「だろう」で泣いてどーする?って話ですけど、聴く度に泣けるんですよ。おそらく「あれからいくつの夜をこえてきたの」と意味が在る部分を訴える為に「だろう」の部分に強く情感が篭った歌い回しになっているのでしょうけど、其れは後付けでの考察です。僕は単純に「だろう」で泣いたわけだ。語尾の歌い回しで涙が出たなんて、片瀬那奈ちゃん以外に在りません。例えるならジョン・レノンの歌唱で「Yah !」とか「Ah !」とかの無意味な言葉を発する部分に萌えてしまうみたいな感じかナァ。「言葉を超えた感動」を伝えるのが「音楽」だとしたら、片瀬那奈ちゃんの音楽は本質を突いているのだと、僕は強く思います。


(姫川未亜)



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2009年10月23日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#051:「TELEPATHY WITH YOU」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


1st Album「TELEPATHY」発売記念イベント「TELEPATHY WITH YOU」

 2003年7月05日:東京 @ 六本木Velfarre
 2003年7月12日:京都 @ 京都駅ビル室町小路広場
 2003年7月19日:福岡 @ CANAL CITY HAKATA
 2003年7月21日:札幌 @ PASEO水の広場
 2003年7月27日:名古屋 @ ManaHouse


セットリスト(六本木Velfarre )

 01. Change this World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. GALAXY
 04. Babe -Huge remix-(ダンサーズ・コーナー、当時は男性2名女性2名の編成)
 05. The Wings (ピンクのつなぎ)
 06. FANTASY
 07. Babe
 08. Deep Forest (PV初期ヴァージョン、屋久島の映像が流れる)
 09. Shine (正調版、グリーンのロングドレス)


アルバム発売直後の2003年那奈月に、全国五都市でアルバム「TELEPATHY」発売記念イベント「TELEPATHY WITH YOU」が開催されました。僕が参加したのは、2003年7月5日の六本木Velfarre です。初めて片瀬那奈ちゃんに逢って、僅か二週間後に再び逢える日がやって来ました、だんだんだん!

開場2時間前に六本木Velfarre前に着いたら未だ20人位しか並んでなくて「此れは最前列ゲット!だぜ」と確信しました。「一寸遅かったナ、やっぱ三時間前とか、いや朝から並ばなきゃダメなのかナァ」とか思いつつ、ふと目の前に並ぶのは誰か?と見れば、どう見ても「中学生の女の子」でした。真っ白なゴスロリ系のファッションで色白の美少女だったので「へぇ〜、那奈ちゃんってファン層が広いんだナァ」と思ったものです。其の子は、約一ヶ月後の「僕の誕生日」に行われた写真集「N」のイベントでも再び見掛け、其の経緯を書いた文章で僕は「片瀬那奈公式BBS」に出現するのでした。

待つ事2時間、複雑な経路で向かう六本木Velfarre の会場ですけど、僕は一応「洋楽者」で「クラブ慣れ」もしてましたのでスムーズに最前列にへばりつきました。流石にど真ん中ではなく左最前列だったのだけど、柵も無く直接ステージの真下に居るわけで、目の前のステージ床を見たら「バミ」のテープが貼って在ったのです。20代を放送業界のADで過ごした僕は「げげっ!此処って、那奈ちゃんの立ち位置じゃん!!」と即座に思い、ドキドキが止まらなくなってしまいました。

果たして、オープニング映像に続いて「Change this World」で登場した那奈ちゃんは、最初は当然乍ら舞台中央に立ったのですが、すぐに向かって左側前方のステージ前ギリギリの位置へ移動したのです。其れは、正に僕の目の前でした。銀のレザー姿の片瀬那奈ちゃんの勇姿を真下から僕は見上げていました。息づかいすら聴こえる程に間近でした。美しかった。僕は、思わず涙が溢れた。「なんて綺麗なんだ!」と、もう夢心地でした。そんな至近距離から観て聴いた僕が断言しますけど、此の日も那奈ちゃんのマイクはオンでした。決して口パクなんかじゃなかった。ちゃんと、BGMの「Babe -Huge remix-」と「Deep Forest」以外の全曲を、しっかりと生で歌っていましたよっ。ぜいはあ、、、

終演後、「Shine」の衣装を着た侭で、ファン全員にポストカード・セットを那奈ちゃん本人が手渡ししました。参加券はアルバムを買った数だけみんな持っていて、関係者の粋な計らいで「壱度に全部出して枚数分だけのカード・セットを貰うも良し、枚数分だけ何度も並び直して何回も片瀬と逢うのもアリです」とアナウンスされました。僕も三枚持っていたのだけど、壱回で全部出してしまいました。えっと、実は其の後に新宿タワレコでジェシー・ハリス(ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」の作者で、グラミー楽曲賞を取った米国シンガーソングライター)のインストア実演が在って、梯子したんです。壱回で三枚出したので那奈ちゃんが握手してくれました。初めて那奈ちゃんと握手しました。

でも、痛かった。那奈ちゃんは「Shine」のスタイリングの侭だったので長い付け爪をしていて、其れが僕の右手に「グサッ!」と突き刺さったんです。思わず声が出そうな位に、強烈に刺さりました。付け爪だから、那奈ちゃんには刺した感覚は無いみたいで、ニコニコしてます。間近で手を握られて「痛いよっ!那奈ちゃん」とか云えるわけも無く「あ、有難う御座居ます、あの、応援してます、へどもど、、、」とか云って、足早に外へ出て見たら、血が滲んでました。いえ、怒ってるんじゃなくって、此れは「自慢」ですよっ。今でも、僕の右手のひらには「其の時の傷あとが残っている」んですからね。ボキは、「片瀬那奈に付けられた傷を持つ虎」なのよさ、えっへん!(こんな事を嬉々として自慢するから「未亜ちゃんって、真性マゾだよね」とか云われるのだナ、、、)

更に、名残惜しくも六本木Velfarreから新宿タワレコへ移動した僕は、最前列ど真ん中でジェシー・ハリスを観て、終演後に彼とも握手してもらったのです。ええ、そうです。僕は、那奈ちゃんとジェシーを間接握手させた、おそらく銀河系で唯一の莫迦野郎になったのでした。


(姫川未亜)



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「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#052:「REVENGE〜未来への誓い〜」S.T. version

人間交差点 Human Scramble オリジナル・サウンドトラック(CCCD)


 Lyrics:Makoto Atozi
 Music:Hiroko Shigezumi
 Arrangement:k-muto

 Mix:Tuyoshi Inoue(I to I communications, inc.)

 Programming:k-muto
 Chorus:Junko Hirotani

 品番:IOCD-11041

 発売日:2003年7月16日

 テレビ東京系TVアニメ「人間交差点」オープニング・テーマ


「人間交差点 Human Scramble オリジナル・サウンドトラック」の一曲目に再録された主題歌「REVENGE〜未来(あす)への誓い〜」は、シングル及びアルバム「TELEPATHY」と同一音源です。此の楽曲の「TV version」はCD化されていません。


(小島藺子)



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「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#053:「GALAXY」NON STOP MIX

15年150曲 J-POP 50Hit Tracks vol.2(CCCD) 15年150曲 COMPLETE BOX(CCCD)


 Lyrics:kenko-p
 Music:Marcus Granberg & Patric Sarin
 Arrangement:Ta

 Mix:Dave Ford

 Programming:Ta
 Chorus:Junko Hirotani
 Special Arrangement:Shin-ya Sumida

 品番:AVCD-17333、AVCD-17335

 発売日:2003年7月30日

 テレビ朝日系ドラマ「逮捕しちゃうぞ - YOU'RE UNDER ARREST -」オープニングテーマ


avex で15年間に発売されたJ-POPから150曲を選び、三枚のCDに壱枚50曲ずつノンストップ・メドレーで収録した企画盤に「GALAXY」も選曲されました。単品では「15年 150曲 J-POP 50 Hits Tracks Vol.2」、限定盤の三枚組では「15年 150曲 Complete Box」二枚目の41曲目に登場します。当然乍ら抜粋ですので、余程のコアな片瀬音源ファンや「avex 命!」な片以外にはオススメ出来ない音源です。


(小島藺子)


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2009年10月24日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#054:「2003年8月1日の六本木Velfarre」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9 @ 六本木Velfarre
出演(朝比奈亜希/Asuka/イクタ☆アイコ/片瀬那奈)

片瀬那奈ちゃんのセット・リスト

 01. Change this World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. Babe -Huge remix-(ダンサーズ・コーナー、男性2名女性2名の編成)
 04. FANTASY(ピンクのつなぎ)
 05. Babe


MXTVシークレット・ライヴ @ 六本木Velfarre

 01. Change This World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. Babe -Huge remix-(ダンサーズ・コーナー)
 04. FANTASY(ピンクのつなぎ)
 05. The Wings
 06. Babe


「TELEPATHY WITH YOU」(2003年7月5日)で二度目の邂逅を果たした僕は、7月13日の渋谷HMVでのトークショーも最前列で参加しました。6月22日に生まれて初めて那奈ちゃんに逢って以来、半月で三回も逢えてしまったわけで、其れで満足したか?と云えば、真逆でした。人間の欲望とは、果てしないのです。僕は「もっと、もっと、那奈ちゃんに逢いたい!」と思い、単身7月27日の名古屋での「TELEPATHY WITH YOU」千秋楽へ行こうと思っていました。

そんな時に、応募していた「PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9」の当選通知が届いたのです。金曜日のイベントでした。会社を休まなければ参加出来ません。僕は名古屋行きを断念し、7/27に休日出勤して代休を貰った8/1に賭けました。其れは「結果オーライ!」となります。名古屋でのイベントは、会場の都合で実演が行われなかったと後に知りました。そして、「2003年8月1日の六本木Velfarre」は片瀬那奈ちゃんのステージが二回も敢行されたスペシャル過ぎる夜となったのです。

「PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9」は、avex 所属の女性歌手のお披露目ライヴと云った趣きで、那奈ちゃんは「オチ」で登場し五曲を披露(内「Babe -Huge remix-」はBGM)し、四曲を生歌で熱唱しました。ところが、最後の「Babe」を歌い終えた那奈ちゃんは「まだ、みんな帰んない方がいいよ!」と云い残して退場したのです。

「那奈ちゃんが帰るなって云ったんだから、何か在るんだな」と思った明らかに那奈ヲタと思しき連中が最前列に集結して参りました。僕?「PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9」の時から最前列ど真ん中に居ましたよっ。MXTVの中継が入ったイベントが引き続き始まり、DJ TIME になりました。DJがカイリー・ミノーグの「Love At First Sight」を流し「さあ!今夜のシークレット・ライヴで登場してくれる片瀬那奈ちゃんを此の曲で迎えよう!」とアジりました。其の確信犯的な演出が、片瀬サイドの思惑だった事は確実です。「那奈ちゃん、カッコいい!」と僕は異常に昂揚しました。

構成的には「PIA SUPER LIVE GROOVE VOL.9」と同じ流れで「The Wings」が加わった六曲に増えた実演ですが、時刻も深夜となり那奈ちゃんも那奈ヲタもテンションが上がっていました。衣装替えして「歌のおねえさん」風なピンクのつなぎ姿で登場する際に、片瀬那奈ちゃんは「ライダーキック」でステージに飛び込んで来たのです。其の余りの勢いの良さに、片方のシューズが脱げて飛んで行ってしまいました。そんなハプニングに片方が裸足で「FANTASY」を歌い出した那奈ちゃんは、間奏で「やりにくいよ!え〜い、脱いじゃえっ」ともう片方も脱ぎ捨て、裸足で歌い出したのです。

其の天真爛漫な姿に那奈ヲタのボルテージは上がりまくりです。「Babe」で終了してもアンコールの絶叫が収まらない。すると片瀬那奈ちゃんは「もう待ってても絶対出ないから、みんな帰っていいよっ!」と云い放ち、「え〜〜〜っ!!」と落胆する那奈ヲタに間髪入れず「え〜?じゃないっ!!」と一喝し、颯爽と裸足で退場したのでした。


(姫川未亜/小島藺子)



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「NANA DIARY」モバイル版 #075

グータンヌーボ 女のセキララ名言集 LOVE


サブタイトル:「こんにちは」

「グータンヌーボ 篇」



「グータン」の評判が好いです。ドキドキしながら水曜深夜を待つ日々が続きますです。

ところで、女子マネちゃんが「グータンヌーボー」って云うのは、何か意味が在るの?


(姫川未亜)



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2009年10月25日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#055:「SHiNY Girls Summer Party」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付) TELEPATHY (CCCD)


2003年08月19日 @ 恵比寿ガーデンルーム

出演:Sowelu、星村麻衣、YeLLOW Generation、片瀬那奈

片瀬那奈ちゃんのセット・リスト

 01. Change this World (銀のレザー)
 02. TELEPATHY
 03. Shine <MAD FAT PAD MIX>
 04. Babe -Huge remix- (ダンサーズ・コーナー)
 05. FANTASY (ピンクのつなぎ)
 06. The Wings
 07. Babe (黒のデニムに、SHiNY girls Tシャツをアレンジ)


衝撃の2ステージ連発となった「2003年8月1日」で四度目の邂逅を果たした僕は、8月10日の「写真集『N』発売記念握手会 @ 新宿」にも当然乍ら参加しました。何せ、其の日は僕の誕生日でしたからね。五度目の邂逅で、僕は那奈ちゃんに両手で右手を包み込まれ「お誕生日おめでとう」と云われたのでした。「生涯・那奈ヲタ宣言」をするには、其れ以上無い瞬間でした。「お幾つになられたんですか?」と無邪気に訊く彼女に、嘘なんか云えませんので正直に「えっ?43才になりました」と応えたら、片瀬那奈は僕の手を握った侭で「はあ?ウソでしょ?何云ってんの?がっはっはっはっは!」と爆笑したのです。あのさ、、、そんな「夢体験」から一週間足らずで六度目の邂逅の日を迎えたわけです。僅か二ヶ月足らずで六回も逢える「ナナノナツ 2003」に「夢じゃ、夢じゃ」と逆上せ上がっていたのですけど、そんなもんは其の後の「一週間に十日来い!時代」の幕開けに過ぎなかったのです。

さて、「SHiNY girls」とは、当時研音所属だった同世代女の子四組によるユニットで、それぞれの頭文字を繋いで命名されました。初お披露目は、2003年8月16日「久世エスパス野外ライブ」で、東京では此の日が初演でした。更に、此れは「歌手・片瀬那奈」が関東圏で「初めて有料でテケツを販売して行った実演」でも在りました。此のユニットは其の後「Sowelu 抜き」や「片瀬抜き」の三組で、多くの実演ドサ回り公演を展開してゆくのです。

此の日、片瀬クンは「オチ」で登場し、セット・リストとしては「TELEPATHY WITH YOU」や「PIA SUPER LIVE GROOVE」、「MXTV シークレット・ライヴ」と基本的には同じ当時の定番メニューを披露しました。然し乍らマイナー・チェンジは施されていて、「Shine」は銀のレザー姿の侭で可愛らしく踊る「MAD FAT PAD MIX」に変わりましたし、最後の「Babe」では会場でも販売された「SHiNY girls Tシャツ」をペイントし切り刻んだ独自のアレンジにして着こなし、後のデザイナー・デビューを予感させました。でも、最も片瀬那奈らしい展開は衣装替えをして登場した「FANTASY」でした。

在ろう事か、前回よりも更に派手に「ライダーキック」で飛び出して来た那奈ちゃんは「FANTASY」を歌い踊ると「ね、今日は脱げなかったよっ!」と云ったのです。最前列右側にいた僕も多くの那奈ヲタも、思わず爆笑しました。那奈ちゃんは「アレ?今、笑った人たちって、こないだも居たんだ?てへへへ」と笑った。片瀬那奈ちゃんは、失敗を畏れない。其れを必ず乗り越える。正に「ハプニングさえも強さに変えてゆくのが、那奈ちゃんのやり方だ」と、僕は思った。


(姫川未亜/小島藺子)



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「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」再放送

~追悼盤~必殺 中村主水 演歌を斬る


テレビ東京 14:00〜15:55

(撮影:2007年5月/京都、奈良ロケ)

■ キャスト

 藤田まこと:猪狩文助(弁護士)

 片瀬那奈:夏目理恵子(新人弁護士)

 小林正寛:野口耕一(事務員)
 勝村政信:本間 博(被害者の夫)
 白井 晃:青山義信(検察官)
 大路恵美:本間景子(被害者)
 田中 実:辻武/鈴木益夫(被告人)
 大寶 智子:辻 伊都子(辻武の妻)
 尾美としのり:岩本隆明(ショッピングモール社長)
 北見敏之:森本泰史(法医学主任教授)
 芦川よしみ:松子(料理店女将)
 綿引勝彦:室伏直造(元刑事)

■ スタッフ

 原作:和久峻三
    (告発弁護士・猪狩文助シリーズ「時の剣」より/講談社文庫刊)
 脚本:古田 求
 監督:岡屋龍一



懐かしい作品が再放送されました。本放送は約二年前の2007年11月ですが、実際に撮影されたのは2007年5月で、時期的には「奇跡の初舞台!」と賞賛された「僕たちの好きだった革命」初演(2007年2月〜4月)の直後に撮影されたドラマです。

2006年10月〜12月に放映された「鉄板少女アカネ!!(TBS 2006)」での「西豪寺エレナ様」役で「女優開眼!」を果たし覚醒した片瀬那奈は、奇跡の初舞台を経て更なる高見へと進んだのでした。名優・藤田まことサンとのガチンコ共演で関西と東京を行き来してのハードな撮影でしたが、明らかに一皮むけた「女優・片瀬那奈」が其処には居ました。

2004年10月に「ラストクリスマス」で華々しく女優回帰を果たしたものの、其れは「歌手時代」以前のキャリアを全て無かった事にされた様な残酷な現実でした。二年半の歌手専念時代は、2002年には準主役級まで登って居たかつての栄光を帳消しとし、「女優・片瀬那奈」は「壱から出直し」を強いられたのです。月9連投と状況的には最高だった復帰作の「ラスクリ」&「ジーン」を観て、「こんな役は、誰でも出来るじゃん!」と思える役柄に、僕は大きく失望しました。「こんな役をやる為に音楽活動を捨てたのか?裏切り行為じゃん!」と、歌手転向時と同じ苦い気持ちを味わったのです。其れでも那奈ちゃんが好きだから、追いました。那奈ちゃんのファンって、ホント、辛抱強いよね。

光明が見えたのは、翌2005年の「離婚弁護士 II」から始まった「離婚三部作(「リコベン2」〜「熟年離婚」〜「小早川妙子の恋」)」からです。特に、過剰にエキセントリックな「小早川妙子」は、各方面で評価を上げます。そして迎えた2006年に、片瀬那奈は覚醒しました。「小早川妙子」で何かを掴んだ片瀬は、主演作「ビバ!山田バーバラ」での怪演でコメディエンヌとして開眼します。本編「デスノート」や「きみにしか聞こえない」の撮影も2006年の初夏に行われました。更に、実在の人物「夏目雅子さん」や「横田めぐみさん」を演じる機会も得て、初の時代劇「信長の棺」では梨園の大御所・松本幸四郎さんの相手役を務めました。そんな芳醇な経験が「西豪寺エレナ様」で爆発します。

「コメディなら片瀬は盤石だっ!」と満天下に知らしめ、完全に主役を食ってしまいました。辛口で知られる「2ちゃんねる」でさえ絶賛された「西豪寺エレナ様」は、2009年に遂に「助演女優賞」を獲得した「史上最強キャラ・美月うらら姫」へと直結する「女優・片瀬那奈の金字塔」です。其の作品が例えいきなり決まった急場しのぎの打ち切りドラマでも、片瀬は真摯に取り組み「彼女にしか出来ない当たり役」をモノにしたのです。多くの「那奈ちゃんファンでは無い友人」からも「エレナ様って面白い!」と云われる様になりました。嬉しかったナァ。世間が遂に那奈ちゃんを認めた時でした。ファン冥利に尽きるとは、そんな時を云うのです。以前から那奈ちゃんファンの仲間内からは「ゼンキロをもっとメジャーにして大いに那奈ちゃんを啓蒙すべきだ!未亜サンはアングラ志向が強いからイカンぜよっ!!」と嗾けられて居た僕も「時は来た!」と橋本真也声で宣言し、銀河系へ向けて広く「ゼンキロ」を公表したのでした。

さて、其処で安住しないのが片瀬那奈です。つづく初の二時間ドラマ出演となった「らんぼう2(2007 日テレ、撮影は2006年末)」と、初舞台を経てからの此の作品では、明らかな演技の違いが在ります。舞台で全方位から観られ常に演技を求められた経験から、片瀬那奈は「背中で演技が出来る女優」になったのです。更に「指先だけでも何かを表現出来る」技をも会得しました。元々、表情の豊かさでは定評の在った片瀬が、体全体での表現を自分のものにしたのです。其れは、決して女優としての道程からだけで生まれた表現では在りません。歌手として、常にファンの前に立ち続けた日々が片瀬を類い稀なる女優へと導いたのです。

DVD化されて居ない作品ですので、こうして再放送されるのは大いに意義が在ります。期待通りに「ジョージア:リングサイド編」CFも番組内で放映されましたので、那奈ヲタにとっては至れり尽くせりの二時間でしたね。本放送時には地デジが壱回しかDVDに落とせなかったのですけど、今では10回まで可能になりましたので「本当に感謝してますよ、愛しのテレ東ちゃん☆」

片瀬那奈の様な表現者を追うのは、芸術を愛する者にとって「至上の喜び」です。何故なら、彼女は常に経験を無駄にせず成長し続けるからです。あらゆる活動が其の後へと繋がってゆきます。だからこそ「片瀬那奈全記録」が成立するのです。此処が存在するのは、片瀬那奈の才能と弛まぬ努力ゆえなのです。僕は「只、其れを観て居るだけ」だよ。君の記録を続けられる事は、僕の存在意義と云っても過言では在りません。此処の更新を怠ると、心配してメールや電話をくれたり実際に部屋まで訪ねてくれる仲間まで居るんですよ。其れじゃ、生涯ヤメられませんね。もしも那奈ちゃんが結婚引退しても、此処は遺る。「明かせないネタ」は山程在るんだ。本当の研究は「引退後」に始まるんだよ。だってさ、ジョン・レノンが殺されて30年近く経ったのに、全米チャートには彼が創った楽団の再発CDが全部ランクインしちゃったんだよ。那奈ちゃんが17才の時に誓った様に、君は「沢山の好い作品を遺した」んだ。そして、今も新たな作品に取り組んで居る。「君なしじゃ、生きてゆけない」なんてピート・ハムみたいに大仰な科白は云えないけど、「君が存在しない世界だったら、きっと此の10余年は、ずっとつまんなかったよ。」(チャーリー・ワッツ声で)となら本気で云える。那奈ちゃん、有難う。此れからも宜しくね。


(小島藺子/姫川未亜)



過去記事
 本放送:2007年11月18日(BS)BSミステリー「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」
 本放送:2007年11月21日(地上波)水曜ミステリー9「法廷荒らし 弁護士 猪狩文助」


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「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
中入りノ参:「2003年の未亜イコ対談」

「N」片瀬那奈写真集


片瀬那奈ちゃんが「第一期歌手時代」だった2002年〜2005年に、時を同じくして僕は「月刊・未亜」と云う連載投稿を41回に渡って行って居ました。ネット上で初めてマトモに何かを語ろうと思い実行したのが「月刊・未亜」でした。其れは後の「COPY CONTROL」(2004年〜2009年)の原型で、即ち此処の雛形です。

当初は「日本人の為のビートルズ講座」と云うタイトルで壱年間12回まで連載し、二年目から「月刊・未亜」と改題しました。内容もビートルズを中心に洋楽を語るモノから徐々に「必殺・カタセ固め」へと移行し、「月刊・未亜」=「未亜イコ対談」となってゆくのでした。其の流れは当初から確信犯的に企んで居た事で、あたくしの常套手段です。既に初出のサイトは閉鎖されて居りますので、2003年の正に「歌手・片瀬イヤー」を体験して居た当時の現存する「未亜イコ対談草稿」から片瀬に関する部分を抜粋して復刻致します。

(小島藺子/姫川未亜)



【2003-1】

(「日本人の為のビートルズ講座」第[蛸の八ちゃん]発目 <未亜 × イコ:新春大放談>草稿より抜粋)

未亜:(遠くを見つめて)片瀬那奈ちゃんって可愛いなぁ。。。

イコ:脳内フィルターがかかりますた。あぼーん。

未亜:ナナタソ。。。カレンダー買いますた。めごい、天才的にめごい!!

イコ:CCCD出してるよーな香具師にはまってんのかよ。終了。


【2003-6】

(新連載!!「月刊・未亜」[take13]<未亜イコ対談、再び>草稿より抜粋)

未亜:さぁ!記念すべき新連載だよーん。やはりメデタイ席には、某巨大掲示板でお馴染みのイコ姐さんに半年ぶりに御登場願いたいね。

イコ:ゴラァ!!何が新連載だよ、ぶぉけ!!13回とウタッテるやないか、タイトル変えただけやんけ、うぉらぁー!!

未亜:あ、解りましたぁ?前回の単発モノまででちょうど一年だったからさ、気分転換よ。あははは。

イコ:おまいは「赤塚不二夫改め山田一郎」か?大体何だよ、ぬぅあにぃが「月刊・未亜」だよ、おまいはグラビア・アイドルかぁ?あらしはゲストでつよ!あーたが仕切ればいいだけぢゃないのよさ、あっちょんぶりけ。おまいなんぞ、片瀬那奈のCCCDを限定盤と通常盤両方買う様なボケナスちゃんじゃん。

未亜:いや、那奈ちゃんは既に別の店でDVD付きの限定盤を買ってから、タワレコで買うとライブに行けると知ったわけで。

イコ:そんなに「口パク女」のライブに行きたいのかぁ?ケラケラ。

未亜:那奈ちゃんなら只立って居るだけで充分ですよ、てか、姐御も行くんでしょう?

イコ:新曲「シネ」だっけ?あれは佳いね。今度カラオケで歌うよ。♪人は誰でも〜いつか逝く〜♪って此の世の無常を歌った名曲だよ。感動したっ!!

未亜:SHINEだよ、シャイン!!

イコ:だから「死ね」としか読めないって、しかもカップリングが「リベンジ」だろ?随分と好戦的なんだな。ホーム頁開けると、いきなり「死ね!」って出るんだよね。地雷サイトを踏んだかと思ったわよ。「ファン逝ってよしっ!」かよ。片瀬って、何様なのよさ?

未亜:くぅ〜、、、


【2003-7】

(「月刊・未亜」[take14]<またまた未亜イコ対談>草稿より抜粋)

未亜:はーい!やはり今話題のアレから行きましょうね。

イコ:うん。色々とお騒がせだ罠、ゲリラとかドタキャンとか。

未亜:ん?ゲリラ・ライブはやったけど、ドタキャンなんてしないよ。イベントだってちゃんとやってボキなんか最前列で堪能したもんね。いやぁー綺麗だったよ、脚長いし。

イコ:おいおい、もう気がついたけどさ、未亜たんが今回のテーマに選んだのってそっちなわけ?

未亜:決まってるでしょ、アルバム発売記念!片瀬那奈ちゃんを語りつくしましょー!!完璧にタイムリーなテーマなのれす、これでいいのれす。

イコ:おーい!未亜の頭ん中を、直してもらいな。


【2003-8】

(「月刊・未亜」[take15]<新・未亜イコ対談電撃大作戦「片瀬那奈は何故リップ・シンクロと云われるのか?もしくは前髪を切ったのは是か否か?全国数千万の片瀬ファン待望!遂に今語る片瀬の魂」>草稿より抜粋)

イコ:おいっ!なんだよ、このタイトルは?二時間ドラマかぁ?!

未亜:だんだんだんどぅでぃどぅでぃだんだん!

イコ:おまい、ホントにあぼーん!されたいわけ?流石に参回続けて対談ネタはマズイだろ?

未亜:好評なモノは、飽きるまで続けるよー!マダマダツヅクヨー!

イコ:ミックか?おまいは。確かにストーンズはマンネリの美学だ罠。

未亜:あー、んな事云って良いのかな?刺されるよ石ヲタに。

イコ:ロケンロールは様式美だろ?時代と共に変化する流行を取り入れながら生き延びて居るけど、あいつらは水戸黄門みたいなモンでつ。

未亜:ガクガクブルブル。過激だなぁ、ヤバイからそろそろ本題に入りませう。

イコ:本題?何だよ、ソレ。

未亜:空気嫁。テーマは「女神:片瀬那奈ちゃん」だよ。さぁ語れ!

イコ:明日のライヴ逝くんだろ?早く寝ろよ。

未亜:姐御も逝くくせに。知ってまつよ、「片瀬スレ」覗いてるでしょ。

イコ:あんまり片瀬が口パクだと吐かす香具師が居たからさぁー、違う!と釣られてみますた。

未亜:えっ?那奈ちゃんは「口パク」でしょ?良いんだよ、みんなやってるし、ショーなんだから。

イコ:おまいはブラインド?耳無しホウイチ?片瀬はちゃんと歌ってまつよ。

未亜:立場が逆な模様。。。

イコ:全国のいたいけな片瀬ファンに告ぐ、アノコは歌ってまつ。ライヴでテープを使うのは常識でつよ、みんなやってるぢゃん。でもちゃんと生でも歌ってまつよ。

未亜:確かに、ボキも何度か最前列で観たけどさ、CDと違う処は在ったし、マイクはオンだと思ってたんだ。

イコ:おまいなぁー、ファンなら疑うんぢゃないよ!馬鹿ちんがぁー。

未亜:う、ぅ、ぅ、ごめんよぉー!

イコ:わかればよろし。

未亜:いや、那奈ちゃんに謝ってるんだけど。

イコ:てか、片瀬の場合バックが打ち込みのオケだろ?アンダーワールドとかケミカルブラザーズとかのライヴと同じなんでつよ。テクノやハウスの連中にテープ使ってるとか文句云う?片瀬は音楽を知ってるよ。プログレ・ハウスとか凄く詳しいし、ピアノも弾けるんだぞ!

未亜:ちょっと、ボキたじたじなんですけど。姐御がそんなに「那奈ちゃんファン」だったとは。。。

イコ:おまいみたいなDVDだけ観て音は蔑ろでグラビアにハァハァの「キモヲタ」とは違うのらぁー!!

未亜:いやぁー、姐御みたいに真面目に音楽的に擁護するのも、更にキモいと思うけど。

イコ:けっ!何とでも云えばぁー。ともかく握手会の整理券はあたしに譲りなさいよね。

未亜:い、いやだっ!

イコ:前髪切ってあれれ?と思う君みたいな厨房に、片瀬様と握手する資格は無いと知れっ!!

未亜:へーん!もう既に握手したもんねー。

イコ:さぞ片瀬姫も苦痛だっただろうな、おいたわしや。二度とそんな愚を繰り返してはならぬぞ、今回はあたしだな。

未亜:ふん!ちゃんと目を見て「ありがとう!」って云ってくれたもん。見た目は大事だよ、姐御だって那奈ちゃんのビジュアルも好きなんでしょ?

イコ:それは否定しない。ビートルズの戦略が正にソレだったわけで、だから色んなファンが居るわけさ。

未亜:うん、だから那奈ちゃんの写真集やDVDに萌えるファンも居て良いわけね。

イコ:いいよ、結構でつよ。だからライヴは来るな、ぼぉけ。

未亜:だって観たいでしょ、ビジュアルも好きなんだからさっ!「きれいなおねえさん」とか「股下88センチ」とかが売りで、キモヲタやオヤジのアイドルなんだからさっ!!那奈ちゃんに金を払うのはそーゆー「夢見るオッサン」のファンが圧倒的に多いわけで、最新のハウスなんて言葉すら知らないよ。

イコ:あたしだってハウスなんか知らないよ!でも片瀬が好きだって云うから勉強してるんだよ、好きなコの趣味を学ぶのは常套手段でつ。

未亜:なんだかなぁー。

イコ:おまいは、片瀬を愛して無いの?片瀬のやりたい事を応援する気が無いのでつかっ!!

未亜:いやぁ、結局はタレントさんだからさぁー、本人の意志と云うより事務所の方針ではないのかな。ボキは那奈ちゃんには女優さんで頑張って欲しいなぁ。

イコ:おまいは腐ってる!来月からは「月刊・イコ」にケテーイ!

未亜:どっちでも良いよ、自作自演なんだから。

イコ:おにぃさん、それを云っちゃあー、おしまいよ。


【2003-9】

(「月刊・未亜」[take色] <未亜イコ対談はどこまでつづくの楽屋オチ、果たして約束通り「我等林檎を愛す篇なのか?!」>草稿より抜粋)

イコ:今回はチミが一人で語る罠、ついに実演を観たのだし。

未亜:林檎ちゃん、可愛いーーっ!!

イコ:おまいか?あの阿呆は。語れよ、林檎を。片瀬バカになって全てを失ったのか?

未亜:振袖ひらひら、林檎ちゃん回ってぇー!むっ、那奈ちゃんの悪口は云うな!!

イコ:片瀬ぢゃなくて、チミを罵倒しただけでつが、何か?おまいは片瀬しか聴いて無いだろぉーが、片瀬の公式サイトに毎日書き込みしやがって、あたしは恥ずかしいよ。

未亜:うんにゃ、実演を観て思った。林檎ちゃんはモノが違う。すぎょいっ。ま、那奈ちゃんには及ばないけどね。

イコ:泣いたからね、正直あたしは洋楽のライヴでしか泣いた事なかったから、自分で驚いたわよ。林檎は凄いわ。

未亜:ほぇー、姐御が泣いたの?ちょっと、笑う。

イコ:おまいなんか一曲目から、うるるん状態だっただろ!!まややにきいたから知ってるわよ。

未亜:確かに、あんなに感動を実感出来たライヴは初めてだった。那奈ちゃんと握手した時と同じ位のインパクトだったよ。

イコ:たぶん今の発言で、チミは林檎と片瀬、双方のファンから見放されたね。まぁ、正直でよろしい。あたしは気に入った、但し責任は取りません。


【2003-11】

(「月刊・未亜」[十八番]<未亜イコ対談に突然の大変革!?かつての志を取り戻した未亜に、イコもガチンコで応戦!今回は見逃せ無い!!のか?>草稿より抜粋)

イコ:はいはい、失礼致しますた。確かに今年は七回も観たもんね、生片瀬。片瀬イヤーだよね。

未亜:十四回だよ。ライヴは那奈回だけど、イベントやラヂヲ公録も那奈回で「計:14」なの。こーゆーデータは正確にね。

イコ:十四回!?月壱以上かよ。

未亜:ちっちっちっ、最初が6月からなので半年で14回。もっと具体的に云うと、、、

イコ:もういいわよ。しかしまぁ、お盛んなことで。

未亜:今回の新曲は「BUBKA」でも大絶賛!昨日の初ワンマン・ライヴも大成功!!最前列ど真ん中で堪能しましたよーっ!

イコ:何ぢゃそりゃ、「BUBKA」なんて鬼畜雑誌で絶賛されて嬉しいかぁ?

未亜:あの雑誌のアイドル楽曲評は正しいよ。

イコ:だったら公式に書けよ「那奈ちゃん『BUBKA』でも褒めてたよ、おめでとう!」って。

未亜:(無視して)初回盤に付いてるDVDも可愛い!

イコ:ああ、風邪ひいて鼻すすってるヤツな。いいのか?あんな映像公開してさ。

未亜:風邪ひいて大変だったね、うん、心配したよ。

イコ:つーか、歌入れの時に風邪ひいてるって、どーよ?プロ失格なんぢゃないかと。

未亜:鼻声もキュート!大体ね、万全な声の那奈ちゃんは何度も聴けるけど、風邪ひいた那奈ちゃんなんて滅多に聴けないの。ありがたや、ありがたや。

イコ:あのね、いつから片瀬は志ん生になったんだよ。そのうち舞台で歌わずに寝るのかよ?

未亜:うん、それ観れたら歴史の証人になれるね。「寝かしときな」と云うのはボキだな。

イコ:おいおい、また落ちかよ。

未亜:人が真剣に夢を語って居るのに失敬ぢゃないか。あ、そー云えば那奈ちゃんはお笑いが好きだから「トリ」を「落ち」って云うんだよ。

イコ:片瀬の出番になると客が笑うのか?ずっこけ丸出しなのか?まるで「いなかっぺ大将」ぢゃないか。

未亜:昨日なんかアンコールで幼稚園児の女のコに歌いかけてくれたんだぞ!そのコにとって生まれて初めて観たライヴなんだよ。「またあのお姉ちゃんに逢いたいっ!」ってはしゃいで居たぞ。感動するなぁー。

イコ:なんか「歌のお姉さん」みたいな恰好してたから、子供番組だと思ってるんぢゃないの?「ナナと遊ぼうダンダンダン」

未亜:小さい子供からお年寄りまで幅広い支持を得て居るんだよ。他のアイドルとは違うの。

イコ:あややとかモー娘。みたいだな。いつから片瀬は国民的アイドルになったんだ?片瀬がやってんのはハウスぢゃないの?

未亜:「可愛い女の子が日本語で歌ってるカッチョいいハウス」とウタマルも絶賛!!

イコ:何だ?歌丸師匠も片瀬ファンなのか?いよいよ片瀬も山田くんの替わりに「笑点」で座布団運ぶのか?

未亜:ライムスターの宇多丸だよ、さっき云った「BUBKA」でアイドル・レビューやってるの。「5マブ」満点で「4.5マブ」だぞ。満点で無いのは「後から全然、もっと凄いのが出てきそうだから」だってさ。どーよ?

イコ:どーよ?ってさ。だから鬼畜雑誌で絶賛されたから満足なわけ?大体オリコンで「三代目なっちゃん」に負けただろ。星井七瀬って名前もおちょくってるよーな新人に。

未亜:あっちは「4マブ」ぢゃん!那奈ちゃんの勝ちだよ。

イコ:だから何なんだよ「マブ」って単位はよぉ。此の記事だってメインは「三代目なっちゃん」ぢゃん。片瀬はライターの個人的趣味で、客観的には三代目をメインに記事にしたって事でしょ。

未亜:通好みなのかなぁー、まぁ世間には那奈ちゃんの素晴らしさが分からない可哀相な人も居るんだね。

イコ:おまい自身が片瀬を理解してないんじゃまいか?片瀬はさ、プログレ・ハウスが好きなんだぞ。

未亜:プログレかぁ。クリムゾンとかフロイドみたいに曲が長いのは苦手だなぁ。

イコ:それはロックだろ?ハウスだよ、プログレ・ハウス。

未亜:えーっ?それってどんな音?

イコ:あたしが知ってるわけないでしょ?片瀬にきけば?


【2003-12】

(「月刊・未亜」...もしくは「未亜イコ対談」[take19]<真面目な対談>草稿より抜粋)

イコ:んもうぉー、嫌なタイトルね。まるで「今までテキトーにフザケテ、酒でも呑みつつ下らない与太話をやって来ますた、林檎すったー」って感じぢゃなくって?

未亜:正に其の通りだと思う。まぁタイトルは単なるコジマユのパクリだけどね。

イコ:コジマユだけに「ひとくちでパクリ!」か、上手い!片瀬ちゃん一枚持って来なさい。

未亜:だから歌丸師匠ぢゃないってばさ。那奈ちゃんは座布団運ばないってばさ。「テバサキ5」は那奈ちゃんのダンス・ユニット。

イコ:(スルーして)小島さんの「真面目な青年」って元題は「黒人教師」だったとか。あの映画の「シドニー・ポワチエ」がモデルかしら?「いつも心に太陽を」って良い邦題だけど原題は「TO SIR, WITH LOVE」だから全然違うわね。助演もして居る「ルル」の主題歌も良いけど、なんと「マインドベンダーズ」も出てるのよね、「10CC」の「エリック」が居たバンドで、、、

未亜:(おもいっきり腰を折って)何をいきなり誰もきいて無い蘊蓄を語ってるんだよ。あーたは那奈ちゃんと同じ誕生日の伊集院光か?姐御乱心?てか、いつも通りか。

イコ:タイトルに則した話題を色々と振ってんだよ。どーせチミは片瀬の話しか出来ないでしょ。なんだよ?「テバサキ5」って?片瀬さん、今度は居酒屋に勤めるのか?そー云えば地方のスーパーで営業してるらしいねぇ、ケラケラ。「すいません、先輩、態度でかくて。すいません、すいません。」とか云って欲しいのか?

未亜:星井?あいつは許せんな。

イコ:だからぁー、結局ね、いつも未亜が「片瀬ネタ」に走るから「下らない与太話」になるんだってばさ。

未亜:テバサキ5?那奈ちゃんじゃん!

イコ:真面目にやれよ!すっとこどっこい。


■ TEXT:姫川未亜 / 2002-12〜2003-11(produced by 小島藺子)
■ ReMix:小島藺子 / 2009-10
(初出:「hilite」2003-1〜12)



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2009年10月26日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#056:幻のシングル「タイトル未定」

タイトル未定


 品番:AVCD-30494 / 発売中止盤

 発売予定日:2003年9月10日


初回盤は新曲(後の「Necessary」か?)に他のアーティストとのコラボ作がカップリング、通常盤は新曲にアルバム「TELEPATHY」収録曲のリミックスをカップリングされると正式告知され、実際に品番まで残されてたものの発売中止となった音源で、残念乍ら、あたくしも未だに発見出来ない「幻の音源」です。

確かに公表されなかった所謂ひとつの「ボツ音源(アウト・テイク)」は、片瀬音源だけでは無く数多のアーティストには必然的に存在します。但し、其れらはあくまでも「非公開」で其の片鱗すら一般には出回らないので、「習作」として片付けて良い類いの作品以前のモノです。然し乍ら、あたくしたちが「幻の音源」と呼ぶ類いは「何らかのカタチで正式告知され、其れが確かに存在すると期待させられたモノ」を云うのです。其れはかつての「THE BEATLES / GET BACK」とか「THE BEACH BOYS / SMiLE」と云った音源です。レコーディング・アーティストとしては僅か一年半で終ってしまった「第一期歌手・片瀬那奈」時代にも、そんな幻の音源は存在します。其れが此の「タイトル未定(AVCD-30494)」と後に語る「赤道小町ドキッ」と云う二枚のシングル盤です。

「タイトル未定(AVCD-30494)」は、事前に「他のアーティストとのコラボ作」に向けてのファンからのアンケートまで募った程に具体性が在りました。「TELEPATHY」収録曲のリミックスに関しては、後に「Reloaded」に収録された「GALAXY〜Dub's Find Frontier Remix〜」の事だったのかもしれません。ま、コラボに関しても2008年に実現したわけですけどね。兎も角、正式な発売告知がされ品番までが残っていると云う事は、制作途中までは進行していたのでしょう。

此の発売中止事件は「片瀬の体調不良による録音延期が原因」とも噂されたのですが、発売を一ヶ月以上も延期して発売された「Necessary / EVERY***」での片瀬の声を聴いて「事の重大さ」を那奈ヲタは知るのです。延期したにも関わらず、片瀬の声は風邪声でした。思えば、歌手デビューから常にファンの前に降臨し続けた片瀬が2003年8月下旬から9月下旬までの約一ヶ月間、実演活動も休止しました。片瀬が精力的にプロモーション活動を再開するのは2003年10月からですが、「SHiNY Girls Summer Party」(2003年8月19日)を最後に休止していた実演を再開したのは、公式記録には何故か遺されていませんが「2003年9月27日」です。延期され『Necessary / EVERY***』として四枚目のシングルが発売されたのは「2003年10月16日」で、明らかに「空白の一ヶ月間」が存在します。其れを埋めるのが「タイトル未定(AVCD-30494)」です。

「片瀬音源」ばかりか「片瀬那奈史」でも最も大きな謎を未だに残すのが「タイトル未定(AVCD-30494)」です。あたくしも懸命に探りました。そして、在る程度は其の真相に近づいたとは思います。でも、矢張り、未発表だったのには、其れ也の理由が在ります。幻は幻の侭で在る方が好いと思うのです。「世の中には知らない方が好い事も在るんだよ、ベイブ☆」


(小島藺子)



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2009年10月27日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#057:「Necessary」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付) Necessary/EVERY***(CCCD)


 Lyrics:Natsumi Watanabe
 Music:Kazuhiro Hara
 Arrangement:Manao Dai

 品番:AVCD-30532/B、AVCD-30533

 発売日:2003年10月16日(オリコン最高位20位)

 ブルボン「クリオス」CMイメージソング


楽曲のクオリティーの高さでは、片瀬那奈のシングル史上で文句無しに最高傑作と云える「両A面曲」と其のカラオケを収録した「第一期歌手時代」最後のオリジナル作品が「Necessary / EVERY***」です。公式に告知された発売日が延期され、一ヶ月余も経って発売に到った片瀬の四枚目のシングルでアルバム「TELEPATHY」発表後の「NEXT ONE」で在った其れは、期待を裏切らない「片瀬那奈の音楽」を更に明確に提示した大傑作でした。然し乍ら、此の作品には多くの謎が残っています。

其れは、前回で語った通りに「当初の予定とは大きく変わったカタチで発売された」と云うのが最も大きいのですが、其の延期理由とされた「片瀬の体調不良による録音延期」が真実で在った事が明確になった衝撃的な作品が「Necessary / EVERY***」だからなのです。つまり、片瀬那奈の体調は未だに万全では無かった状態で此の作品は強行録音されました。

明らかにハスキーで風邪声な歌唱を、此処で片瀬は披露します。初回限定盤に付いたDVDでのインタビューでは、目も虚ろで鼻水を啜り乍ら受け答えする悲惨な姿が遺されました。もう此れ以上リリースを先延ばしに出来ない状況に在ったのでしょう。其れは、此の楽曲がブルボンの新商品「クリオス」CMイメージソングで在り、其のCMには片瀬自身が出演する事が決定していたからだと思われます。大きなプロジェクトが進行していて、主役の片瀬那奈には重責が掛かっていました。

さて、そんな逆境に在り乍らも「Necessary」は片瀬楽曲の中でも「ファン投票で首位」を獲得した人気作です。地上波では完全版はオンエアされなかったものの、レギュラーMCを務めて居たNHK-BS「真夜中の王国」ではスタジオ・ライヴが披露され、発売後の実演でも定番曲となります。其のスタイリングは後に「此の格好なら、何を歌うか分るよね?」と片瀬自身が云い放った程に「Necessary」ファッションとしてファンに定着しました。

作曲担当は「Babe」の原一博サンで、編曲は「Shine」の土肥真生サンです。アルバム「TELEPATHY」の壱曲目を飾り最後に制作された「Change this World」と同じ布陣で制作された事からも、正に此の楽曲がアルバム「TELEPATHY」の次を目指した世界を実現した歴史的事実を伝えます。片瀬のコンディションが最悪で在ったにも関わらず各方面で絶賛されたのは、アルバム「TELEPATHY」を聴いた方々が大いに片瀬に期待を賭けたからでしょう。最早、片瀬を追う者には、彼女は完全に「音楽家」として認知されていました。「女優復帰しろ!」と訴えていたあたくしですら、片瀬の強い意志に白旗を挙げ「音楽活動」を見守る決意を固めました。

実演でのフィンガー・アクションも魅力的だった「Necessary」をメインにしたアルバムを心待ちにし乍ら、僕たちは「一週間に十日来い!」時代に突入します。されど、片瀬は此れまでのシングルやアルバムで行われた「ピクチャー・レーベル多種仕様」を此のシングルではヤメてしまったのです。其れは体調不良による発売延期と云う時間的な制約からでは無かった。なな、なんと、片瀬は「ピクチャー・レーベル多種仕様」の代わりに「実際に五種類のポートレートを手渡しする」と云う前代未聞のプロモーションを敢行しました。一ヶ月の不在を埋めるには充分過ぎる「怒涛の進撃」が開始されました。「今月は何日に逢える」では無く「今週もまた逢える」でも無く、「今日は此処と彼処を梯子だっ!那奈ちゃん祭りだ、わしょーいっ!!」と云う「夢の時」が始まりました。


(小島藺子/姫川未亜)



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