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2009年09月30日

「NANA DIARY」モバイル版 #072

堀北真希 フォトエッセイ「コトノハ、きらり。」


サブタイトル:「こんにちは」

「贈るコトノハ 篇」



那奈ちゃんは、ノッテしまうと日記の頻度が異常に増します。

今回は「大師匠:さんまサン」への感謝をコトノハを、遺して置きたかったのかもしれません。ホント、那奈ちゃんって真面目だナァ。そんな処が、大いなる魅力ですね。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 23:07| 7D | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#033:「Shine」TV Live Versions

Shine/REVENGE〜未来(あす)への誓い〜(初回)(CCCD)(DVD付)


 Lyrics:NANA KATASE、Satomi & rom△ntic high
 Music:Ryouki Matsumoto
 Arrangement:Manao Dai
 Strings Arrangement:Yasuaki Maejima

 収録及び放映日:
  2003年5月25日「Melodix !」(テレビ東京、録画放映)
  2003年5月26日「POP JAM」(NHK、公開収録、6月8日放送)
  2003年5月30日「ミュージック・ステーション」(EX、生放送)
  2003年6月05日「うたばん」(TBS、録画放映)


「Shine」は最も多く地上波音楽番組で披露された片瀬那奈のオリジナル楽曲です。(後にカヴァー曲「ミ・アモーレ」でも多くの番組に出演します。)

上記4番組の映像が、あたくしのヴィデオ・ライブラリーには録画保存されていました。衣装は全て、片瀬自身がデザインした美しいプロポーションを強調したカラダにピッタリとフィット!の銀色に輝く「クレオパトラ風ドレス」で、当時「POP JAM」を生観覧したアンテツ会長が「アノ衣装は、那奈ちゃんじゃなきゃ着こなせないですよっ!」と「公式BBS」でも絶賛しています。髪型も「前髪パッツン!」で、正に2009年の現在に再来した「ジョージア エジプト王宮篇」の雛形と云えるスタイリングです。ロング・ドレス乍ら生足の脚線美をもチラリズムするスリット入りで、タモさんもふたたび「鼻血ブー!」しておりました。

さて、肝心の音源ですが、片瀬那奈の実演映像で唯一「演奏者がバックに居る」演出で行われたのが「Shine」です。其れは、男性キーボード奏者1名と女性弦楽四重奏4名によって構成された楽団でした。実際に流れていたオケはCCCDで発売された音源を再編集したモノで、片瀬本人によるコーラスも含まれていました。つまり、演奏こそが「パントマイム」だったのです。主役の片瀬は当然乍ら毎回、生で歌っています。音源的には演奏がほぼ同一なので、片瀬による「生歌」の差異がより際立ちます。

ベスト・パフォーマンスは自ら書いたオープニング・ナレーションも披露した「Melodix !」でしょう。観客無しのスタジオ録画収録だった為、落ち着いて安定した歌唱が聴けます。「POP JAM」と「ミュージック・ステーション」は観客を前にした生歌ですから、緊張感が伝わる健気な歌唱です。最もフラットしてしまった歌唱が聴けるのが「うたばん」ですが、おそらく「歌部分よりもトーク主体」の番組に初出演で緊張し、大物司会者二人とのトークで張り切り、大好きな山芋を鱈腹食べたりして、本番の歌に集中出来なかったのかもしれません。と云うのは「ハーフ・シリアス」で、音響が良く聴き取れていなかった様にも感じられます。

でも、明らかに音程を外してしまった「うたばん」での歌唱は、逆に「確かに片瀬那奈は生で歌っている」との証明にもなりました。そして、未だ「那奈ちゃんはアイドル」と認識して居た古参ファンにとって「うたばん」での「危うい歌唱」こそが、最も心に遺っているのかもしれません。実際に、此の月の終わりにあたくしは初めて片瀬那奈を間近で観ますが、其の時に彼女は前振りも無く登場し「Shine」を歌いました。そして、在ろう事か「余りにも近過ぎる超満員の観客」を前に緊張し、歌詞を間違えたのです。当然乍ら、コーラス・パートでの片瀬は「正しい歌詞を無情にも歌った」為に「同時に別の歌詞を歌う」と云う大失態を演じました。

でも、僕は大いにトキめいたのです。其の時、片瀬那奈ちゃんは確かに「21才の新人アイドル歌手」でした。16才の彼女がハプニングで登場した時の様に「完璧では無い何か」を、僕たちは彼女に求めていました。僕たちは「どんなに理解出来そうでも、なかなか手が届かない」モノを「魔性(アイドル)」と呼び、追うのです。美しい花を見たら、其れを手折るのでは無く、そっと眺めていたいのです。其れが「アイドル・ファン」です。片瀬那奈ちゃんの危うさは、いつもいつだって、僕たちに「幻想」を与えてくれました。其れが「作為的」では無かった事が、多くの「那奈ヲタ」を生んだのでしょう。


(小島藺子/姫川未亜)



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