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2009年09月25日

「恋のから騒ぎドラマスペシャル〜LOVE STORIES〜VI」
ライバルの女

Live at the Hammersmith Odeon [VHS] [Import]


日本テレビ 21:00〜23:09

出演
 山田 優:塩倉彩乃
 川村陽介:小田真一
 片瀬那奈:矢田和美

スタッフ
 脚本/福間正浩
 脚本監修/中園ミホ


実在の「から騒ぎギャル」をモデルにしたオムニバス・ドラマの第陸弾に、「恋から」無くしては存在し得なかった「片瀬那奈」が遂に登場しました。(【注】片瀬那奈をスカウトした夏観享子社長は「恋から」第二期最前列センター・ギャルで有名だった「元・タレント」で、結婚引退後の1996年11月にモデル事務所「インセント」を立ち上げました。約一年半後の1998年初冬に、当時高校一年生だった「後の片瀬那奈」が新宿アルタ前でインセントの「怪しげなサーファー風スカウトマン」に声を掛けられます。ジュースを奢ってもらって、うっかりポケベル番号を教えてしまった「後の片瀬那奈」は友人達や母親の薦めも在り事務所に行ったのですが、其の際に面接した「社長が女性だった」事が、其れまでも度々スカウトされながらも固辞していた「芸能界入り」を決意する要因のひとつになった事は疑う余地が在りません。デビュー当時の片瀬那奈も「所属事務所の良いところは?」との問いに、「社長が女性で、モデルの仕事をしていらした人なので困ったときに頼れるのもいいところです。」と語っています。)

主演は山田優さんですが、タイトル「ライバルの女」が示す通りに相方の片瀬那奈ちゃんと言わば「W主演」の趣きです。皆さん御存知の様に、那奈ちゃんは「主役のライバル」が最も適役で、多くの当たり役を演じて来ました。特に近年は、自他共に認める出世作となった「西豪寺エレナ様」を始めとし、助演女優賞を文句無しに受賞した「美月うらら姫」等の「此れぞ、片瀬那奈!」と云わしめた彼女にしか出来ない奇跡の演技が炸裂しました。

おそらくスタッフも「エレナ様やうらら姫の路線で、ぶちかまして下さい!」とリクエストしたのでしょう。あたくし、画面を観乍ら爆笑し思わず「流石、片瀬クンだっ。銀河系よ、観るが好い。どーだい、此れだよ!此れが僕らの片瀬那奈ちゃんだっ!!」と声に出して云ってしまいましたよっ。惚れ惚れしたよ、那奈ちゃん。やっぱ、那奈ちゃんは最高です。大好きだよ。

ちなみに、僕の「那奈ちゃん人脈」で此れ以上無く「信頼おける事情通」様に依れば、こうした役柄の那奈ちゃんが「壱番、素に近い」らしいです。益々、那奈ちゃんを愛おしく思える証言でした。有難う御座居ます。


(小島藺子/姫川未亜)



「恋のから騒ぎ」日本テレビ公式サイト


posted by 栗 at 23:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

2009年09月26日

「月刊・未亜 アゲン #088」2009年9月号

虚人たち (中公文庫)


未亜:あのさ、姐御、、、

イコ:御黙りっ!「何で今頃になって9月号なんれすかぁ?」とか「前回の77回も眉唾だったのに、88回とは、いきなりだナァ、、、」とかヌカしてんじゃないわよっ。

未亜:えっと、ボキは未だ何にも云って無いでつよ。ま、云わんとしたのはそんな感じですけどね。対談ネタも最近やりすぎでしょう。アンテツあにい、うっぴー、まるかちゃんと「架空対談」ばっかやらかして、彼等まで「実在しないんじゃまいか?全部イコの妄想か?」とまで云われてますよ。

イコ:だからぁ、もう北村みーちゃんは黙ってろって!鳴海の正体があたくしだって勝手にバラしやがって。バレバレでも別人だって言い張って続けるのが面白かったのにさ。もう正体丸見えの「おまいは平田だろ?」でも続けてやるわよ。「オレは鳴海じゃねーよ!」って新ネタを使えるじゃん。未亜たんが、しょっぱい対談をして、正直すまんかったっ!!

未亜:おら、もう何もしゃべらないだ。

イコ:デジャヴしてるナ。

未亜:おら、もう絶対にしゃべらないだ。

イコ:じゃあ、あたくしも黙るわよ。片瀬とおんなじで饒舌でも在り寡黙でも在るのよさ。

未亜:おら、何も聞こえないだ。しゃべらないだ。

イコ:

未亜:何もしゃべってないだ。

イコ:

未亜:えっと、、、

イコ:

未亜:あのですね、姐御。

イコ:

未亜:呼び掛けただけで、しゃべってないだ。

イコ:

未亜:てか、ナニ此れ?

イコ:

未亜:あっ。筒井ごっこか。

イコ:

未亜:じゃあ、おらも、もう絶対にしゃべらないだ。

イコ:

未亜:

イコ:

未亜:

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未亜:

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(小島藺子/姫川未亜)



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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」第八話(最終回)

こちら葛飾区亀有公園前派出所 DVD-BOX


TBS 19:56〜20:54


第四話でゲスト出演された片瀬那奈ちゃん演じる「岡田夏子(御所ヶ原夏子)」の姿が、エンディングで両さんが主題歌を歌い全話の名場面を回想シーンの様に流れる時に映し出されました。結婚式で父親のスピーチに涙を流す場面と、妊娠を報告し旦那さんがバンザイする場面です。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 20:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

2009年09月27日

「あっぱれ!!さんま新教授 最終回 生SP」

聖なる鳥(紙ジャケット仕様)


フジテレビ 12:00〜13:45

投げっ放しな生放送です。

ゲスト総勢12名で収拾が付かない状況で、ほとんどが過去のVTRで小窓要員となった片瀬那奈クンがやっとアップで発言したらカメラが追い切れず「顔半分しか映ってないじゃん!」ですよっ。生放送部分のメインで在る「オカメインコの小竜クン」は鳴かずに飛んで「鳥が苦手」な片瀬クンはマジでビビリまくって、もうグダグダの展開です。

ほとんど生放送で行う意味を失ってゆく中で、上地クンが見事に「スポーツ吹き矢検定」に合格すると云う大団円で格好は付きましたが、生放送ゆえに失敗する可能性だって在ったわけでして、まぁ、日曜日の昼間に流すには持って来いの「ゆる〜い番組」ではありました。

片瀬クンは雛壇後方中央近くに陣取って、始終「ふにゃあ〜」とした「那奈ちゃんスマイル」全開で完全にリラックスしまくっています。ハナから山崎クンに思いっきりタメ口で質問しちゃってんだもんナァ。素じゃん。TVに映ってますよっ、片瀬クン。「値切りのあたし」ネタのVTRとラストの「家電量販店に行くなら、任せなさいっ!」コメントが僅かな見せ場ですから、もう気分は「其の辺のおばちゃん」ですよっ。「行き遅れキャラ」を飛び越えて、最早「小姑役のオファー、宜しく!」とでも云わんばかりのダレまくりな佇まいで御座居ました。でも、また、ソコも「大いなる魅力」ですね。

二年間続いた此の番組も、其の後半になっての此処半年足らずの期間に「片瀬クンを三回も起用する」と云う暴挙に出たわけです。何もかもを崩壊させて来た「破壊女王:片瀬那奈」は、天下のさんま師匠の「あっぱれ!」シリーズまで潰しました。当然乍ら新たなる「あっぱれ!」が始まるのでしょうけど、僅かな期間で店じまいした「新教授」は「黒歴史」化するのでしょう。いみじくも、番組途中で「ジョージア」の新CMも流れましたが、其れもさんま師匠のお墨付きも在っての抜擢だったと推測されます。デビューから10周年を迎え、獅子が千尋の谷から叩き落とすが如く「孫弟子:片瀬那奈」を突き放して来た「明石屋さんま師匠」ですら陥落し「片瀬の魔性」のえじきとなってしまったと思わずにはおれませんね。

其れにしても、こうして大人数での番組になると、片瀬那奈ちゃんって「デカイ!」と一目瞭然で思わされます。決して片瀬クンが巨人なわけでは無く、まわりの芸能人が小さいだけなのですけど、頭ひとつどころか倍近くにさえ思える程に飛び出た立ち姿の絵図を見れば「片瀬って、どんだけデカイのよ?2メーター超えてんじゃまいか?」と素人が信じてしまっても致し方ないでしょう。されど、片瀬クンが「デカイ!」と思われているのは「売り」のひとつなのです。本人も「でかくて、すいません」と出落ちにお約束でネタにしているのですからね。あたくしも片瀬クンには「もっともっと、デカクなって欲しい」と常に願っております。いや、マジで。


(小島藺子)



「あっぱれ!!さんま新教授」フジテレビ公式サイト(旧)
「あっぱれ!!さんま新教授」フジテレビ公式サイト(新)


posted by 栗 at 18:52| TV | 更新情報をチェックする

「2009年9月のTVで那奈ちゃん☆」

秋刀魚の味 [VHS]


9/15(火) 「ジョーデキ ! ! 芸能人こだわり王講座 イケタク 5」 フジテレビ 0:35〜0:45
9/16(水) 「ジョーデキ ! ! 芸能人こだわり王講座 イケタク 6」 フジテレビ 0:35〜0:45
9/17(木) 「ジョーデキ ! ! 芸能人こだわり王講座 イケタク 7」 フジテレビ 0:35〜0:45
9/18(金) 「ジョーデキ ! ! 芸能人こだわり王講座 イケタク 8」 フジテレビ 0:50〜1:00
9/23(水)〜 「ジョージア」エジプト王宮篇
9/24(木) 「華麗なるスパイ&恋のから騒ぎドラマPR」 日本テレビ 15:55〜16:43
9/25(金) 「恋のから騒ぎドラマSP / ライバルの女」 日本テレビ 20:54〜23:09
9/26(土) 「こちら葛飾区亀有公園前派出所 第8話(最終回)」 TBS 19:56〜20:54
9/27(日) 「あっぱれ!!さんま新教授 最終回 生SP」 フジテレビ 12:00〜13:45


(小島藺子)



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2009年09月28日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#031:「Shine」

Shine/REVENGE〜未来(あす)への誓い〜(初回)(CCCD)(DVD付) Shine/REVENGE〜未来(あす)への誓い〜(CCCD)


 Lyrics:NANA KATASE、Satomi & rom△ntic high
 Music:Ryouki Matsumoto
 Arrangement:Manao Dai
 Strings Arrangement:Yasuaki Maejima

 品番:AVCD-30448/B、AVCD-30449

 発売日:2003年5月28日(オリコン最高19位)

 TBS系ドラマ「こちら本池上署」主題歌


片瀬那奈の3rd Single「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」は、音盤としては其れまでの様に「リミックス」を収録せず、タイトル・トラック2曲と其のカラオケの計4トラック収録の「普通じゃん!」なカタチになりました。然し乍ら、当然の如く「初回限定ピクチャー・レーベル三種封入りDVD付き」と「通常盤初回限定別ピクチャー・レーベル」と通常盤の「計5種」が平然と店頭に並び、ファンが全てを揃える為に沢山購入したからだけでは無いのでしょうけど、此のシングルはオリコンで19位まで上がっています。片瀬の6枚在るシングルの中でデビュー盤に続く「第二位」のヒット作となったのですが、未だに正当な評価が成されていない作品だと強く思います。されど、地上波の音楽番組でも最も多く披露された「クレオパトラ風」な片瀬自身によるコンセプチャルな衣装やヘアメイクは、2009年の現在に「ジョージア」のCMでも鮮やかに蘇った程に「エヴァーグリーンな輝き」を放ち続けています。さあ、今こそ「Shine」を再評価しましょう。

あたくしは発売日前日にフライングで地元のお店でDVD付きを買いましたが、翌日の残業後に閉店間際の渋谷タワレコまで行き「通常盤初回限定別ピクチャー・レーベル」を購入しました。其れは、渋谷タワレコで購入するとポスターも付き、更には「イベント参加券」が貰えるからでした。何故前日に行かなかったかと云うと「イベント参加券は発売日当日より配布」となっていたからです。其れでも商品は前日には店頭に並んでいるのですから、聴きたくて買ってしまったのだ。其れで「那奈ちゃんって何種類も出してくれて親切だナァ」なんぞと「avex 商法」に踊らされているのに「シアワセ」な気分になってしまうのでした。次作のアルバム「TELEPATHY」も色んなイベント参加券が付いてましたから、五種類出たのは嬉しかったりしました。「やっぱ、おんなじのを何枚も買うのはアレだけど、那奈ちゃんはちゃんと沢山出してくれるから自然と集まるし、好いよね」なんぞと、那奈ヲタはみんな思っていたのです。だけど、あのさ、音源はおんなじだから。レーベルの写真が違うだけだったんだからね。しかも「封入り」で、買って開けなきゃ分んなかったんだからさ。「片瀬は、大人のファン(平たく云えば、オヤジ)を相手にしている」って事だと思いましたよっ。

前作『Babe』で最高傑作シングル盤を出した片瀬でしたが、彼女の音楽性はヴァラエティに富んだ『Babe』の4トラックだけで収まらなかった。キラー・チューン「Babe」と其れを解体し片瀬の裏メロと男性ラップが絡み合うリミックスをメインに、ギターのカッティングと唸りを上げるベースが聴ける片瀬楽曲で最も「バンド演奏での実演」を期待させた「MY LIFE」、そして「ひとり三重唱」の極めつけなR&Bバラッド「for you」をサンドイッチした芳醇な音楽世界は、衝撃のデビュー盤も含めて「アルバムがいよいよ楽しみだぜっ!」と大いに期待させるには充分過ぎました。しかし、片瀬は未だ切り札を持っていました。其れが「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」と云う「正統派バラード二曲カップリング」の三枚目シングルです。

特に事実上はタイトル曲とも云える「Shine」は、片瀬那奈の最重要曲だと断言しましょう。此の楽曲で、片瀬はストリングスを導入しています。エレクトリック・ポップスを志向した片瀬が、初めて「シンセサイザー」では無く「生の管弦楽団」と「電気式音源」を融合した演奏に乗せてバラードを歌いました。此の楽曲は後にアルバムで「片瀬式な電気式リミックス」でも再現されますが、本来ならば其のヴァージョンがシングルとして出ても不思議ではなかった。事実、カップリングの「REVENGE〜未来への誓い〜」は、其のリミックス同様に「電気式編曲でのバラード」として既に提示されています。

片瀬が試みたのは、例えるなら THE BEATLES 時代のジョージ・ハリスンが印度音楽とバンド演奏及びオーケストラを融合し「ラガー・ロック」を創造した歴史的事実とおんなじ「革命的な実験」でした。既に開発した「片瀬那奈の音楽としても成立していたアレンジ」では、彼女は納得しなかったのです。片瀬那奈が嗜好する「プログレッシブ・ハウス」を最も具現化したバッキング・トラックを起用し実現させたのが「Shine」です。カップリングされたカラオケを聴いてみるが好い。何なんだ、此の奇妙奇天烈なオケは?ネオ・ナイアガラ・サウンドかよ?明らかに生演奏と電気式が喧嘩をしています。格闘し絡み合うプロレス絵巻の様な複雑怪奇な演奏なのです。カラオケを聴いて此れ程までに興奮したのは「あなたが唄うナイアガラ音頭」(純然たる音頭の和太鼓、三味線、尺八などの和楽器と「スティーヴィー・ワンダー風に弾いてよ」と大瀧師匠が命じた坂本龍一のクラヴィネットが絡み合う前代未聞の衝撃音楽)以来の事でした。ところがだ、其れに片瀬の「テレパシー・ヴォイス」が乗せられた瞬間に「普通のバラード」に聴こえてしまうのだよ。此れは「物凄い音楽」です。明らかに常軌を逸した新たなる演奏をバックにして、片瀬は其れを大衆音楽として平然と成立させ、うっかり公開してしまったのです。

ハッキリ云いましょう。此れは「カニエ・ウエストの先取り」でした。カニエが大ブレイクした時に、あたくしは猛烈な既視感を感じた。おいおい、此れって「Shine」じゃん!と。確かに、2003年にカニエはもう居ました。でも、ほとんど知られていなかった。されど、片瀬那奈は聴いていた。2003年7月の渋谷HMVでのイベントで「ハウスやテクノのコーナーは見て来ましたか?」との問いに、片瀬は平然と「ええ、でも、あたしが持ってるのしか置いてなかったよ」と云い放ったのです。事実、既に片瀬は当時でも数千枚のCDを所有するコアな洋楽マニアでも在ったのでした。「カニエが来る!」との確信が片瀬には在ったのでしょう。早過ぎるんだよ、那奈ちゃん。

此の楽曲を聴いて、あたくしは「片瀬那奈は音楽をやるべきだったんだ」と、ようやく思い知りました。此れは明らかに「ROCK」でした。こんな不可思議な音楽を、初めて聴いたのです。みんな「何故?未亜ちゃんがこんな曲のどこに惹かれるのか、さっぱり分んないよ。只のバラードじゃない?」と云った。かつて、THE BEATLES が「YESTERDAY」を創造した時に、其の革新性は理解されなかった。本人達でさえ、理解していなかった。片瀬那奈の「Shine」は、日本大衆音楽史に永遠に遺る「革命的な楽曲」です。これぞ本当の「プログレッシブ・テクノ・ハウス・ロッカバラッド」なのだよ。そんな摩訶不思議な音楽絵巻を、片瀬那奈は人気TVドラマの主題歌としても成立してしまう「歌謡曲」として世に出したのです。ストリングス・アレンジを担当した前田さんが同じく編曲したKANちゃんの名曲のタイトルの如く、半世紀後にも、いや「永遠に此の楽曲は遺る」と断言します。

今後も此の楽曲は、何度もカタチを変えて登場します。先を急げば、第一期音楽活動の実質的な最後も「此の楽曲で終った」のです。片瀬那奈の音楽を語る上で、最も重要な楽曲で在る「Shine」の全貌は、未だほとんど知られていないのかもしれません。ならば良し、あたくしが探究し詳らかにしましょう。エンディングの謎掛けを聴けば、此の楽曲自体が其れを望んでいると、確信しています。感動的な展開を魅せる壮大な「片瀬那奈の自分史」を高らかに歌う「Shine」は、オーケストラが終止和音を拒否し、はぐらかす様なピアノのフレーズて途切れます。つまり、此の楽曲は「永遠に終らない」のです。其れは何故なのか?其の答えは、此の楽曲のタイトルにあるではありませんか。


(小島藺子/姫川未亜)



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2009年09月29日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#032:「REVENGE〜未来への誓い〜」

Shine/REVENGE〜未来(あす)への誓い〜(初回)(CCCD)(DVD付) Shine/REVENGE〜未来(あす)への誓い〜(CCCD) AOR//DAY:


 Lyrics:Makoto Atozi
 Music:Hiroko Shigezumi
 Arrangement:k-muto

 品番:AVCD-30448/B、AVCD-30449

 発売日:2003年5月28日

 テレビ東京系TVアニメ「人間交差点」オープニング・テーマ


前述の通り、此の楽曲の原題は「SHINE」です。其れは、作曲者で在る重住ひろこさんが在籍するスムース・エースのアルバム(いみじくも「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」と同日発売)に収録されました。後に(2004年3月27日)横浜で片瀬と彼等がラヂヲ公録で共演した際に「粋な選曲」で披露されて、多くの那奈ヲタは「何故、那奈ちゃんの曲を歌ってるんだろう?」と疑問に思い、仕事で行けなかったあたくしは「アンテツあにいからの報告」で其れを知りました。早速調べると実はスムース・エースの楽曲「SHINE」がオリジナルで、其の歌詞及びタイトル違いのカヴァーが「REVENGE〜未来への誓い〜」だと云う事実が判明しました。

然し乍ら、デビュー曲「GALAXY」と同様の「謎」が生まれてしまったのです。其れは「REVENGE〜未来への誓い〜」と「SHINE」が公的に発売された日が全く同じだったからです。しかも、片瀬によるカヴァー「REVENGE〜未来への誓い〜」は前述の通りにテレビ東京系TVアニメ「人間交差点」オープニング・テーマとして発売から二ヶ月近くも前からオンエアされていました。当然、オリジナルのスムース・エースも実演などで披露はしていたのでしょうけれど、正式に発売されたのが同時だったのですから「競作」と考えるしかないでしょう。其れで、原題が「SHINE」と来れば、こんな仮説が立てられます。

其れは、もしかしたら、まず片瀬サイドに「SHINE」と云うテーマが在って何人か別の作曲家に数曲をオファーし、結果的に二曲が残り、片方が「Shine」となり、捨て難いもう壱曲が「REVENGE〜未来への誓い〜」となったのではないか?ゆえに、原曲は「SHINE」の侭で発表され、片瀬サイドも「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」として発表しながらジャケットには「Shine」としか明記しなかったのではないだろうか?と云う「空想」です。片瀬那奈のサード・シングルは、本来なら「Shine / SHINE」だった可能性が在ったわけです。ちなみに、片瀬の次作シングル「Necessary / EVERY***」も同じ様にジャケットには「Necessary」としか明記されていませんが、其の謎は後に語りましょう。(女子マネちゃん声で)

さて、肝心の「REVENGE〜未来への誓い〜」と云う楽曲について語らねばなりませんね。此の楽曲は、流石に「Shine」と甲乙付け難いと考えられただけに「名曲」です。編曲をアナログ盤「TELEPATHY ep.」のリミックスでも大いに活躍した「k-muto」が手掛けて居る事から「TELEPATHY SESSIONS」の初期から既に存在していた楽曲だったと推測されます。「Shine」とは違い、完全なる「電気式」での演奏によるバラードとして発表されましたが「こっちがメインなら、シンセサイザーによるオーケストラ・パートが生演奏に差し替えられたのかも?」とも夢想出来る程に美しい旋律を奏でる「正統派バラード」だと思います。但し「Shine」と比較した場合に「REVENGE〜未来への誓い〜」は「当たり前過ぎるよ」(アキラ声で)とも云えるでしょう。予測不可能な壮大な展開を魅せ、おそらく片瀬が最も広い音域を披露した「Shine」と比べる時、余りにも正統派のバラードで在り過ぎる事が「REVENGE〜未来への誓い〜」を「実質的なB面曲」へと落ち着かせたのでしょう。其れでも、此の楽曲の「癒し効果」は「Shine」をも凌ぎます。ドラマティックな「Shine」の余韻を見事に引き継ぎ柔らかに全てを包み込んでゆく「REVENGE〜未来への誓い〜」は、絶妙のカップリングとなりました。次作のトータル・アルバム「TELEPATHY」でも、此の楽曲は事実上の「最終曲」に選曲されます。実際には其の後に「FANTASY」と「Shine」のアルバム用別ミックスが収録されていますが、其れはボーナス・トラック的なアンコールと考えるのが自然です。

「電気式・片瀬」での出現に戸惑った古参ファンにも、バラード二曲をカップリングした「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」は実に分りやすかった。老若男女全てのファン層を持つ片瀬那奈にとって、すべてのみんなに大きな愛を注いでくれたシングルだと思います。確かに、ダンスフロアで高らかに鳴り響く「片瀬式電子音楽」は素晴らしい。でも、其の革新性は即座には万人に通じないのです。「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」なら、どんな世代でも素直に受け入れられました。其れは正しく、THE BEATLES がロケンロール集団として登場し不良の騒音と云われたのに「YESTERDAY」等のバラッドも創り世界を捩じ伏せた歴史と同じ道でした。其れ以前のエルヴィスも、後の我が国の国民的なバンドであるサザンも、みんなおんなじ道を歩んで「新たなる音楽」を浸透させたのです。

「GALAXY TELEPATHY FANTASY」〜「Babe」の次に「Shine / REVENGE〜未来への誓い〜」を挟んで、翌月にアルバム「TELEPATHY」へと向かう「TELEPATHY SESSIONS」の発売戦略は完璧でした。後の舞台デビュー同様に「奇跡」と賞賛されるべき偉業です。あたくしは、此処まで見事に「歌手転身」をやってのけた「女優」を「片瀬那奈」以外に知りません。何度も繰り返し云いますが、彼女は「TELEPATHY SESSIONS」を発表する為に、其れまでの履歴の全てを投げうち「音楽」に専念しました。正に「退路無し」で音楽へ向かったのです。其れは、余りにも潔い「片瀬那奈らしい道」でした。其れ故に、彼女は多くのファンを失うリスクすらも在ったのです。事実、グラビアやアイドル女優としての片瀬那奈を愛した者(其れはあたくし自身も含みます)にとって、其の全てを捨ててしまった彼女の音楽活動は「裏切り行為」でした。「勝手にグラビア卒業って、未だ二十歳じゃん!女優としても、ようやく主演の声が掛かりそうなトコまで上がって来たじゃないか。僕たちが四年間も応援して来たのは無駄だったのかよ?」と怒った。潮が引く様にファンサイトが閉鎖して行きました。「もう片瀬は終った!」と匙を投げるファンが続出しました。其れでも我を通した片瀬の強い姿勢と、其れを許したスタッフの懐の深さには改めて感服します。後の舞台進出時などでも、片瀬の才能と努力に対して絶対的な信頼を持つスタッフのサポートが「常に新たな未知へと挑戦する」片瀬那奈を支えてゆきます。

此の楽曲での片瀬の歌唱で興味深いのは「片瀬はコトノハを明確に聴き取れる様に歌う歌手だ」とハッキリと分る点です。後のカヴァー曲路線でも示された「彼女の真摯な歌唱法」は、大いなる個性でも在り、半面「堅苦しい」とか「気取ってる」とか「ナゾってるだけじゃん」とか根拠の無い批判を受ける要因ともなります。其れは「女優」を経験した者に共通する「科白をハッキリと聴き取れる様に、歌も歌う」と云う「俳優ならば逃れられない歌唱法」なのです。特に本人も「女優の経験を活かして、感情を込めて歌った」バラードである此の曲のサビで、片瀬は「大きな輪になってゆくから」と云う大切なコトノハを伝える為に「おおきな、わっ!になってゆくから〜」と歌います。「輪」が重要だから「わっ!」って歌っちゃっているわけですよ。「おいおい、那奈ちゃん、やり過ぎだよ、、、」と思う半面、「そんな那奈ちゃんの真面目なトコが、愛おしいんだよナァ」と聴く度に思わされるのです。個人的には、片瀬の様に「日本語(英語も同様)を明確に聴き取れる様に丁寧に歌う」歌唱法は正しいと思いますし、好きです。そう云えば「書道」の有段者でも在る彼女が書く文字も「誰にでも読める」美しい「書」です。アンテツあにいも云ってたけど、読めない達筆よりも那奈ちゃんの文字の方が絶対に好いよね。だって、当たり前の話なんだけど「歌」も「書」も、相手に想いを伝える為に在るのですから。那奈ちゃんは「正しい人」です。


(小島藺子/姫川未亜)



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「コカコーラ東海クラシック プロアマトーナメント前夜祭」

コカ・コーラCMソング集 1962-89


「コカコーラ東海クラシック プロアマトーナメント前夜祭」に片瀬那奈ちゃんが出演し、キラキラの衣装でスピーチされたと、女子マネちゃんから有難い「事後報告」が在りました。女子マネちゃんは「眩しかった」そうです。那奈ちゃんは、ハンカチ王子とも対面出来たそうで、本当に好かったですね。(棒読み)


(小島藺子/まるか)



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2009年09月30日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#033:「Shine」TV Live Versions

Shine/REVENGE〜未来(あす)への誓い〜(初回)(CCCD)(DVD付)


 Lyrics:NANA KATASE、Satomi & rom△ntic high
 Music:Ryouki Matsumoto
 Arrangement:Manao Dai
 Strings Arrangement:Yasuaki Maejima

 収録及び放映日:
  2003年5月25日「Melodix !」(テレビ東京、録画放映)
  2003年5月26日「POP JAM」(NHK、公開収録、6月8日放送)
  2003年5月30日「ミュージック・ステーション」(EX、生放送)
  2003年6月05日「うたばん」(TBS、録画放映)


「Shine」は最も多く地上波音楽番組で披露された片瀬那奈のオリジナル楽曲です。(後にカヴァー曲「ミ・アモーレ」でも多くの番組に出演します。)

上記4番組の映像が、あたくしのヴィデオ・ライブラリーには録画保存されていました。衣装は全て、片瀬自身がデザインした美しいプロポーションを強調したカラダにピッタリとフィット!の銀色に輝く「クレオパトラ風ドレス」で、当時「POP JAM」を生観覧したアンテツ会長が「アノ衣装は、那奈ちゃんじゃなきゃ着こなせないですよっ!」と「公式BBS」でも絶賛しています。髪型も「前髪パッツン!」で、正に2009年の現在に再来した「ジョージア エジプト王宮篇」の雛形と云えるスタイリングです。ロング・ドレス乍ら生足の脚線美をもチラリズムするスリット入りで、タモさんもふたたび「鼻血ブー!」しておりました。

さて、肝心の音源ですが、片瀬那奈の実演映像で唯一「演奏者がバックに居る」演出で行われたのが「Shine」です。其れは、男性キーボード奏者1名と女性弦楽四重奏4名によって構成された楽団でした。実際に流れていたオケはCCCDで発売された音源を再編集したモノで、片瀬本人によるコーラスも含まれていました。つまり、演奏こそが「パントマイム」だったのです。主役の片瀬は当然乍ら毎回、生で歌っています。音源的には演奏がほぼ同一なので、片瀬による「生歌」の差異がより際立ちます。

ベスト・パフォーマンスは自ら書いたオープニング・ナレーションも披露した「Melodix !」でしょう。観客無しのスタジオ録画収録だった為、落ち着いて安定した歌唱が聴けます。「POP JAM」と「ミュージック・ステーション」は観客を前にした生歌ですから、緊張感が伝わる健気な歌唱です。最もフラットしてしまった歌唱が聴けるのが「うたばん」ですが、おそらく「歌部分よりもトーク主体」の番組に初出演で緊張し、大物司会者二人とのトークで張り切り、大好きな山芋を鱈腹食べたりして、本番の歌に集中出来なかったのかもしれません。と云うのは「ハーフ・シリアス」で、音響が良く聴き取れていなかった様にも感じられます。

でも、明らかに音程を外してしまった「うたばん」での歌唱は、逆に「確かに片瀬那奈は生で歌っている」との証明にもなりました。そして、未だ「那奈ちゃんはアイドル」と認識して居た古参ファンにとって「うたばん」での「危うい歌唱」こそが、最も心に遺っているのかもしれません。実際に、此の月の終わりにあたくしは初めて片瀬那奈を間近で観ますが、其の時に彼女は前振りも無く登場し「Shine」を歌いました。そして、在ろう事か「余りにも近過ぎる超満員の観客」を前に緊張し、歌詞を間違えたのです。当然乍ら、コーラス・パートでの片瀬は「正しい歌詞を無情にも歌った」為に「同時に別の歌詞を歌う」と云う大失態を演じました。

でも、僕は大いにトキめいたのです。其の時、片瀬那奈ちゃんは確かに「21才の新人アイドル歌手」でした。16才の彼女がハプニングで登場した時の様に「完璧では無い何か」を、僕たちは彼女に求めていました。僕たちは「どんなに理解出来そうでも、なかなか手が届かない」モノを「魔性(アイドル)」と呼び、追うのです。美しい花を見たら、其れを手折るのでは無く、そっと眺めていたいのです。其れが「アイドル・ファン」です。片瀬那奈ちゃんの危うさは、いつもいつだって、僕たちに「幻想」を与えてくれました。其れが「作為的」では無かった事が、多くの「那奈ヲタ」を生んだのでしょう。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「NANA DIARY」モバイル版 #072

堀北真希 フォトエッセイ「コトノハ、きらり。」


サブタイトル:「こんにちは」

「贈るコトノハ 篇」



那奈ちゃんは、ノッテしまうと日記の頻度が異常に増します。

今回は「大師匠:さんまサン」への感謝をコトノハを、遺して置きたかったのかもしれません。ホント、那奈ちゃんって真面目だナァ。そんな処が、大いなる魅力ですね。


(姫川未亜)



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