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2009年08月26日

「ジョージア ヨーロピアン微糖」プールサイド篇 on air

A LONG VACATION 20th Anniversary Edition


「小出クンと片瀬クン」のタッグでシリーズ化されるCMの第壱弾が公開されました。

主役は、「きみこえ」でのニアミス共演時と同様に「小出恵介」クンでした。いえ、彼が主演で片瀬が助演でも好いんです。問題は「本当に、片瀬は添え物だった」って事実なのです。

確かに「美神」役の片瀬那奈は美しい!正に「水から現れたミューズ」其のものです。でも、こんなの他のコでも出来るのよさ。ビキニ着てスタイル抜群のコなんて、沢山居ます。他のファンの気持ちは解らない。でも、僕が愛して居る「片瀬那奈」は、違うんです。こんなもんじゃないんです。

確かに、大手企業のCMに継続契約されたのは喜ばしい事です。毎日、TVで片瀬を観れるってのは嬉しいです。本気度が伺える「ビキニ姿」に胸が熱くなります。でも、でも、此れまでだってそうだったんだよ、片瀬クン。

僕は、デジャヴを感じたよ。そう、アノ「苦い季節」を思い出したんだ。君は、歌手時代にオリジナルをヤメてカヴァー企画になった時に「こんな格好をしたの、久しぶりだから、、、」って云った。其処まで覚悟したのに歌手活動を休止してまで戻った「ラストクリスマス」で端役を演じた。

ねえ、那奈ちゃん。僕は、悔しかったんだ。「何で、片瀬那奈が誰でもいいって役に収まってんだ?」って、憤りを感じたんだよ。「こんな役をやる為に、片瀬那奈は音楽活動をヤメなければならないのかっ!」と。でも、君は壱からやり直し、類い稀なる女優になった。だから、此のCMも「大いなる助走」なんだろう。

今回の主役は、小出恵介だ。彼でなければ出せないキャラが立ちまくった序章だった。「きみにしか聞こえない(2007)」での前代未聞の「舞台挨拶時に初共演」って不可思議な共演を経て、満を持しての共演が此の「連続ドラマ風CM」なのです。

僕に云えるのは「続編に期待しても好いのかい?」って事だけだよ。「片瀬じゃなきゃダメ」って企画じゃなきゃ、納得しないよ。化けてくんだろ?片瀬クン。ハッキリ云うけど、今回の序章は「那奈ヲタ的には、ツマンナイ!」としか云えないんだよ。「あ〜あ、ま〜た、藤澤律子になっちゃったよ」って思ったよ。また、捨てるの?此れはスタッフに云いたいんだけど、何度繰り返すの?確かに、片瀬那奈はデビュウ当時から「全方位」を目指して居た。でも、其の片瀬の志を、おまいらは理解してんのか?迷走させて来たのは、スタッフだろ。無茶苦茶な方針で「全能の人:片瀬那奈」を振り回したじゃん。片瀬は、何でも出来るからな。出来なきゃ努力してやっちゃうからな。其の10周年CMが、此れか?俺は、無念の臍を噛んだぞ。

「おいっ!此れはさ、1998年に東京スポーツで見た16才の片瀬那奈なんだよっ。」

其れが嬉しいと思うか?アノ時の那奈ちゃんは黙って歩いてりゃ好かったんだよ。アノ時の那奈ちゃんなら「ようこそ、ジョージアへ」で好かったんだよ。でも、今は違う。何故?16才の片瀬那奈でも出来るモンを、敢えて今、またやるの?

那奈ちゃん。あのさ、君が「こんな格好をするのは最後ですから」って云うのは、どーゆー時なのか位は、僕らは知ってるよ。でも、其れでも、僕はハッキリと云います。

此の新作CMの那奈ちゃんは、未だ、僕らの那奈ちゃんでは在りません。僕らの片瀬那奈は、こんなもんじゃないんだ。責任者、出て来いっ!あたくし、ハッキリ申し上げて、本気で失望しました。ガッカリだよ、那奈ちゃん。少なくとも、僕が愛して居る君とは違うんだ。君にしか出来ない事をやって欲しいんです。当然乍ら、君は大いにやってる。もう、CMはいいよ。確かに、かつては君のCMで魅了された。でも、其れは昔の噺なんだよ。那奈ちゃん、君は今「15秒で収まり切れない」存在になってしまったんだよ。しかも、今の君は「15秒では語れない」存在でも在るのだよ。君がCMで輝いた時代は、確かに在った。でも、其れは過去だ。君が次にCMでも輝ける時は、残念乍ら、もう少しだけ先の噺なんだよ。

暫く、僕は「15秒の片瀬那奈」は、要らない。


(小島藺子/姫川未亜)



片瀬那奈、セクシーなビキニ姿で小出恵介を魅了(エルザ 8/20)

以下、引用。

 女優の片瀬那奈が、セクシーなビキニ姿でリニューアル発売される『ジョージア ヨーロピアン微糖』(コカ・コーラシステム)のCMに出演する。プールの中から水しぶきをあげて登場する片瀬は涼しげで、俳優・小出恵介扮する作業員の耳元に「ようこそジョージアへ」と優しく囁く姿が印象的だ。

 暑い日差しのなか、建設作業現場で働く小出は一息入れようと自動販売機へ。同商品の購入ボタンを押すと、突然、優雅なリゾート地にワープし、目の前のプールからセクシーなロイヤルブルーのビキニを身につけた片瀬が登場する。その姿にクギ付けになっている小出に歩み寄る片瀬は、優しい言葉を投げかけながら同商品を差し出す。ラストは、まるで映画のワンシーンのように2人でジェットスキーに乗り、颯爽と去っていくストーリーとなっている。

 撮影では、監督から「耳に息を吹きかけられた時のように、こそばゆいけどちょっと嬉しいかも、みたいな感じで」と指示された小出が思わず噴出してしまう一場面も。ユーモラスな指示のかいもあり、小出は“美しい女性を前に照れくさそうにしながら、心のそこでは喜びに満ち溢れている表情”を見事演じきった。

 片瀬が「CMでは、私もオアシスのように、男性を癒したり、元気づけたりする役柄を精一杯演じていきたいと思います」と意気込みを語る新CM『プールサイド』篇は、26日(水)から全国で放送開始。



posted by 栗 at 23:07| CM | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#012:「TELEPATHY」

GALAXY/TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:NANA KATASE
 Music:Patric Johansson & Linus Norden
 Arrangement:YASUO KIMOTO
 Mix:Dave Ford

 品番:AVCD-30408

 発売日:2002年12月4日


前述の片瀬那奈にとって唯一のアナログ盤(プロモ盤のみ発表)のタイトル・チューンで、後に発表される第一期歌手時代唯一のオリジナル・フル・アルバムのタイトルともなった「音楽人:片瀬那奈」にとって最重要楽曲のひとつが此の「TELEPATHY」です。音源的にはプロモ・アナログ盤と同じですが、一般的には此のCCCD盤で初公開されましたし、あたくしの耳では「アナログとCCCDがおんなじには聴こえません」ので、別項で紹介します。(後に「Reloaded」で此の楽曲も含む全シングル曲が目出度く初CD化されますが、当然乍ら其れらもCCCD音源とは「別作品」として取り上げます。)

作詞も片瀬本人が担当し、其の内容が「親友・内山理名と二人で広島へ行った時の経験から書かれた」事も明かされていますし、後に登場する1st アルバム収録の「Deep Forest」と云う続編まで存在する「作詞家:片瀬那奈」にとっても思い入れが深いテーマを込めた作品です。また「歌手・片瀬」のキャッチ・コピーとして多用された「テレパシー・ヴォイス」と云う「ひとり三人娘:トリプル・トラック」での斬新なヴォーカル・スタイルにも、此の「TELEPATHY」が冠されています。更に云えば、後にスタッフ側の要請で原曲を知らないのにカヴァーした「禁断のテレパシー」も、此の楽曲からのタイトル繋がりだったのでは?と推測されるのです。

デビュー・シングルは前代未聞の「三面A面」と云う異次元作品として発表され、其のタイトルは『GALAXY / TELEPATHY / FANTASY』と韻を踏んでいますが、其れがまず「TELEPATHY」ありきで他の二曲のタイトルを決めたとも考えられます。何故なら「GALAXY」は前述の通りカヴァーで、オリジナルは「Dangerous To Me」と云う題名ですし、「FANTASY」はアニメ主題歌ですが其の「ヒカルの碁」と直接的には関係の無いタイトルになっていて、其の作詞も片瀬が担当しているからです。片瀬の構想として、最初に「TELEPATHY」が在ったと考えるのが自然でしょう。「片瀬那奈の音楽」を象徴するコトノハとして、「TELEPATHY」は在ります。

楽曲も其のプロモ映像も、赤ら様にカイリー・ミノーグを過剰に意識したモノとなっています。多くの洋楽好きサンは「おいおい、片瀬ってきれいなおねえさんのCMに出てるコがやってるのって、カイリーのパクリじゃん!」と嗤いました。でも、おんなじ洋楽者でしかも片瀬のファンでも在るあたくしは「何故、こんなにも分りやすく模倣したのだ?」と思ったのです。つまり「片瀬は敢えてカイリーの翻訳を仕掛けた」と考えました。そうでなければ、此処までの類似は逆に「変」です。カイリーは当時世界的に復活大ブレイク中で、「Can't get you out of my head」は少しでも洋楽が好きな方々なら誰もが知っている大ヒット曲でした。其れに、此の楽曲は決してカイリーだけを模倣した作品ではなかった。其処には、当時最新の電子音楽の要素が鏤められていて、しかも歌謡曲として通用する日本的な大衆性も在ったのです。更に次作の「Babe」でも、再び片瀬はカイリーの「Love At First Sight」を完全に模倣します。其れは「確信犯」的な事でした。

シングル発売に先駆けて2002年11月22日に、今は亡き「聖地・六本木velfarre」にサプライズ・ゲストとして登場した片瀬は男性バック・ダンサーを従えて真っ赤なレザー姿で「踊り乍ら歌った」のでした。アノ片瀬が踊り歌う!ビジュアル的に日本では前代未聞の光景が展開され、其の楽曲も其れまでの歌謡史には存在しなかった音楽だったのです。未だメジャー化していなかった「歌謡ハウス」を、モデル出身のスタイル抜群で脚長のきれいなおねえさんが、流石は高校時代にダンス部でプライベートでも現役でクラブに通うだけ在る見事なダンスを披露しながら歌ったのです。其の衝撃度はハンパじゃなかった。はっきり云えば、多くの人は「何が何だか分らなかった」のです。クラブ通は「何故?那奈ちゃんが出て来たの?」だし、洋楽ファンは「デルモ上がりが何やってんだ?」です。そして、肝心の片瀬ファンが最も困惑しました。

片瀬がコアな洋楽ファンで、特にハウス、もっと云えば「プログレ・ハウス」と称されていたジャンルに詳しく、自宅でCDJやターンテーブルを駆使しリミックスしていたりCDを数千枚も所有していると云う情報は、インタビュー等で語られており古参ファンにとっては衆知の事実でした。其れでも、実際に片瀬がどれほどまでに真摯に音楽活動をするのか?は未知でした。

流石に、片瀬那奈と云う不出世の存在に10余年も付き合った2009年の現在なら「那奈ちゃんなら、何をやらかしても驚かないですよ」と云えるのですが、当時の僕らは「水着キャンギャルでモデルでグラビア・アイドルでアイドル女優でCMアイドル」って、つまり「片瀬那奈=アイドル」として認識していました。勿論、現在でも「僕らの最高のアイドルとして片瀬那奈は燦然と輝き君臨」していますが、当時の其れは「普通のアイドル」でした。「片瀬那奈が歌手になる」とは認識していなかった。僕らは「アイドルの那奈ちゃんが、今度は歌も歌ってくれる」と甘い夢をみていました。そして踏み入れたクラブで、僕らは驚愕し困惑したのです。「ええっ?那奈ちゃん、マジなの?」と漸く気付いて、離れて行ったファンも多かった。其れでも、やっぱり「那奈ちゃんを追いかけよう!」って決めた奴らがいたわけです。自然と、そいつらは集った。其のひとりが、僕さ。其れで、まわりに煽てられ、こっそり書いていた記録を公にしたわけさ。其れが、此処の始まりです。だから、此処を作ったのは決して僕だけじゃないんだよ。

そして、やはり現在でも「TELEPATHY」は名曲です。いや、時を経た今の方がより高く評価されているのです。片瀬の此の挑戦がなければ、日本の歌謡史は確実に違っていました。其れは、此の楽曲が世に出て早那奈年を経た現在の歌謡シーンを見ればお分かりでしょう。今や片瀬は「先駆者」として讃えられています。例え発表時に正当に評価されなくとも、優れた作品の眞なる評価は歴史が決めてくれます。其れはクラシック音楽時代からの、いや、あらゆる芸術が辿った道なのです。片瀬が信じて貫いた音楽革命は、確かに成功しました。今こそ、片瀬の時代です。さあ、高らかに歌えっ!片瀬那奈。世界が、君の音楽を待っているよ。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:17| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「ジョージア」解禁!!

Georgia Satellites


COMING SOON !!


さんま師匠、ありがとう。「きみこえ」で実現しなかった夢のコムビが、今此処に。

何もかも、すべてひとつに繋がってゆくのです。

刮目して待てっ!!


(姫川未亜)



posted by 栗 at 00:07| CM | 更新情報をチェックする