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2009年08月22日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#008:「TELEPATHY」Original mix

GALAXY/TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:NANA KATASE
 Music:Patric Johansson & Linus Norden
 Arrangement:YASUO KIMOTO
 Mix:Dave Ford

 品番:AVJT-2581(通称「TELEPATHY ep.」A-2 収録)

 発表日:2002年秋


アナログ盤での「TELEPATHY」は、後に2002年12月に正式発売されるシングルに収録されたものと同一音源ですが、アナログで聴くとCCCD盤とは印象が全く変わってしまうのです。

片瀬那奈ちゃんの音源で公式にアナログ盤が存在するのは、通称「TELEPATHY ep.」だけです。つまり、僕たちがアナログ盤でも聴けるCCCDやCDとの同一音源は、此の「TELEPATHY」Original mix と「GALAXY」Groovediggerz Remix の二曲のみです。聴き比べれば、特に低音の響きが全く違っている事に気付くでしょう。やはりレコードの音は「太い」です。片瀬那奈ちゃんの全音源を、アナログでも出して欲しかったと、切に願います。其れは、決して不可能な事ではなかったはずです。

「百聞は一見に如かず」、是非、此の同一比較検証可能音源を入手し、市販盤CCCD音源と聴き比べてみましょう。レア・アイテムとしてだけでは無く、「TELEPATHY ep.」とは、ズバリ云って「聴く為に存在」します。其れが、レコードです。其れに、僕たちはアノ頃に確かに此の音源をクラブで聴いたんだよ。アノ日、只只、片瀬那奈ちゃんに逢いたいって気持ちだけで足を踏み入れてしまった異空間で聴いた「TELEPATHY」は、決してCCCD音源じゃなかった。其れは、此れだったんだよ。


(小島藺子/姫川未亜)

初出「LISTEN NOW ! 片瀬那奈が聞こえる」2007年12月2日を全面改稿
RE-MIX:小島藺子



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「片瀬那奈マネ日記」#527

Blast From Your Past


サブタイトル「ブレてます」

以上。


(鳴海ルナ/まるか)



「検温ちゃん、女子マネにノートパソコンとデジカメくらい買ってあげてよ。」

(小島藺子)



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「いかすぜ!山ちゃん」

山崎一夫流自分でできる整体術


久しぶりに、録画した「ワールドプロレスリング(8/16放映)」での現在進行形の試合を消去せずに編集し、遺す事にしました。其れは愛知での「2009年 G1 公式戦:TAJIRI vs 太陽の天才児」戦です。現在の「IWGP王者」が(他に誰もいないからなのか)何故か「太陽の天才児」で在るが為、彼の試合がメインで放映される事が多く、「学生プロレス時代から彼を全く評価していない(特に、女性に対しての不遜な行動に大いなる不快感が在る)」あたくしは壱回観て「ツマンネ!」と「恰も彼がやり捨てた女の如く」消去してしまうのでした。女癖の悪さでは「太陽の天才児」と双璧な「野人・中西 学(「ランニング中にムラムラして近くにいたねえちゃんを!ってな噂」まで在る、性欲ならば「ピクル」並の「本物の野人」ですが、おんなじ『女好き』でも、あたくしはナカニシは嫌いではないのですよ。ま、ホントにソッチは「ピクル」だからさぁ、、、)」が己のパワーのみで何にも考えずに初戴冠した試合はとっても感動し、よっぽど遺そうかとも思ったのだけど、即座に「リターン・マッチ」が決まってシラケてしまいました。

「野人、三日天下かよ、、、」と幼稚園児でも予想可能な結末で、再び「太陽の天才児」がベルトを巻いてしまったのです。そして予定調和な「ノア・杉浦(好きなレスラーです)」との防衛戦に、アノ田尻いや TAJIRI がやって来ました。わざわざ北海道まで次の刺客が馳せ参じてリングサイドにいる時点で、「贔屓:杉浦の敗北は確定」です。もう、ドッ白けですよっ。かつて「WWE」から帰国する際には「ハッスル」「ノア」「新日」等を天秤に掛けて、結局「ハッスル」へ行ってしまった「TAJIRI」が、ようやく「新日」へ上がるって事になったから「ノコノコとやって来た」わけです。かなりの好条件で、菅林社長自ら「へこへこと頭を下げて来てもらった」と推測されます。TAJIRI も好きなレスラーのひとりで在るあたくしは、毒霧で「太陽の天才児(以後、長いので『タナ』と略します)」の下らないパフォーマンス(「御当地の皆さん、愛してま〜すっ!」ってアレ。あんな事やるのが「ストロング・スタイル」なんですかぁ?)をぶち壊した札幌での乱入には胸のすく思いだったのですが、其れでも遺そうとは思いませんでした。だって、只の乱入じゃん。乱入が「最高の見せ場」だったのですよ。杉浦の立場って、何だ?もう、新日は三沢の恩を忘れたのですか?てか当然の展開で TAJIRI の参加も発表された「G1」会見での「菅林・新日社長への毒霧がメインだった様に見えた」ぞ、何だかナァ。猪木が完全撤退しても尚「新日イズム」は健在でした。

今回の試合を何度も観る為に遺そうと思ったのは、勿論「TAJIRI」があらゆる面で完璧に「タナ」に勝ったからでも在ります。タナ、弱過ぎ。かつて「野獣:藤田」に問題外にされた頃よりも、下手すりゃ弱くなってんじゃまいか?でも、此の試合を永遠に遺したくなった理由は「山ちゃん乱入」に尽きます。入場し、花束を受け取った TAJIRI は、タナなんぞには見向きもせず、自己顕示欲旺盛過ぎる実況アナ(「TAJIRI は私を狙っていますっ!言論の自由を掛けて、覚悟を決めた私はっ、、、」なんぞと絶叫!「おまえは、莫迦か?」)をも完全に無視し、隣にいた「もの静かな解説者:山崎一夫」へ向けてドンズバで其れを投げつけたのです。実況アナは其れでも「おそらく私を狙ったと思うのですが、、、」なんぞと叫びますが、TAJIRI は確信犯的に山ちゃん目掛けて投げたのです。「U」の良心へ、堂々の「宣戦布告」です。「猪木からフォールを取った数少ない直系の弟子のひとり」で「初代タイガー:佐山の壱番弟子」でも在る「栄光の正統派新日イズムの権化:山ちゃん」の行動は早かった。実況アナを突き飛ばし、マッハの速度でリングへ駆け上がります。現役引退以来、観客の目前では初めて臨戦態勢でリングに足を踏み入れ、在ろう事か TAJIRI に対峙し牽制のキックまで披露したのでした。「山ちゃん、カッコイーっ!!」と思わずテレビ桟敷で興奮してしまいましたよっ。痛々しくも足を引きずり乍らも、山ちゃんの目は本気でした。

其の場は気を鎮め実況席へ戻り「もう今はね、タナハシに任せますよ」と静かに云い切った山ちゃんの目前で、無惨にも TAJIRI に敗れ去ったタナ。「女の敵めっ、ざまーみろっ!」と、心底、胸がスッとしましたよっ。最高ですよっ。TAJIRI は更にタナをおちょくり「ナゴヤのミナサン、愛してま〜すっ!げへへへ」とやらかし、激高しリングサイドに駆け上がった「新日・菅林社長」にまで再び「お約束の毒霧(菅林社長は素人だから、毒霧を受ける時に待ち構えて目をつぶっちゃうのよさ、、、アレはもう一寸リハーサルをやんないと失笑されちゃいますです。「ハッスル」でも観戦して、しっかりと学びましょうね☆)」を放ち、意気揚々と引き上げました。「TAJIRI ちゃん、サイコーっ!!」

正直に云って、何回見返しても冒頭の山ちゃん乱入がクライマックスで、其の後の試合は「オマケ」です。「丸っきりやる気の無いタナ」に、解説の柴田サンや金澤サンも「タナハシは波状攻撃をしないと、、、」とか「ええ、攻めが単発で続きませんね、此の辺で不用意に行かない方がいいですよっ(そのうちに毒霧が来ますよっ)」と敗北を前提にした苦言を呈する程です。真面目な山ちゃんは、かつての「小島 vs 天山」同様に、完全に呆れ返ってしまいました。山ちゃんは、「タナの負け」は当然乍ら知っていて、盛り上げる為に「前振りでの乱入」までやったのです。其れなのに「タナ」は「負け役」だから、完全に投げているんですよ。此れじゃお話にならないんです。大体、今時、あんなに下手くそな「ジュース」は無いだろ?試合序盤で TAJIRI に鉄柱に打ち付けられたタナが流血するわけですけど、思いっきり自分で額を切ってるトコがTV画面でもバッチリ映ってんじゃん。あんな無様な「ジュース」を地上波で流してええのか?出来ないなら、セコンドかレフェリーにやってもらえよ。こうした「負け試合」での「ジョブ」こそ、僕らは見ている。タナが物語的に此処で負ける事なんか分っているんだから、問題は「如何に負けるか?」なのよさ。

ハッキリ云えば、あたくしがプロレスラーを最も評価するのは、其の「負け方」なんですよ。どっちかが負けなきゃ下手すりゃいつまでも終んないんだし、基本的に其れは決まっているわけじゃん。だからって、かつての「全女」みたいにガチでピンフォール合戦なんかやらかされても困っちゃうのよさ。ガチってさ、退屈なんだもん。僕らは「アマレス」が観たいんじゃないのよさ。「プロレス」が好きで観に来てるのよさ。説得力充分の必殺技を敢えて受けて負けるレスラーの「負けの美学」を求めているのだよ。猪木の負け方なんて、いつもいつだって予想を超えてて、やっぱり凄かったぞ。猪木の凄さは「負け役」もいざとなったらやれた事なのよさ。しかも、負けても光るのは猪木だったのですよ。其れは「社長」だったから出来たんじゃないの。そんな猪木だから「社長」だったんですよ。藤原組長だって前座時代は負け続けたけど「フジワラは強いナァ」って思ったもんですよ。世代抗争時代に何故か「顔が老けているから」って理由で猪木側の「ナウ・リーダー」に入って本来なら同世代の当時「ニュウ・リーダー」の長州とシングルで闘い、リキ・ラリアットを真っ向から受けて場外に吹っ飛んで負けた時の組長は最高でした。本人も大満足してて「いやぁ、何やっても、地味な関節技とかの返しでも、お客さんが湧いて受けるんだから最高だよ。此の俺がメインで天下の長州力とやって、お客さんが喜んでくれて、レスラー冥利に尽きるね。社長(猪木)に感謝します。」と云いました。

そんな藤原が負けて土下座し、猪木も正座し、お互いに泣き崩れ抱き合った「最後のシングル戦」は、未だに涙無くしては観れません。藤原は、最後に猪木を泣かせて勝ったのです。どんなに頑張っても生涯、藤原は試合では猪木には勝てません。でも、師・猪木を泣かせたのです。猪木を泣かせ抱き合えるのは、藤原しかいなかった。観衆の面前で其れをやれるのは、藤原しかいなかったのです。そして、其れを藤原はやり遂げました。其れを見届け、更には佐山ことタイガーキングとの「切な過ぎる遅過ぎたシングル戦」をも生で観てしまって、ようやく現役の猪木と決別出来ました。ルスカ、ウイリー、ベイダー等とも再戦してくれて、更にはゴルドーとまでやらかしてくれたのです。あたくしは「ゴルドーの正拳」や「ベイダーの巨体による月面宙返り体落とし」を真っ正面から敢えて受けた「当時、五十路のアントニオ猪木」を観て、もう充分過ぎました。「もう分ったよっ!猪木」と叫びたかった。だから、最後の引退興行には行かなかったんです。「この上、小川もしくはドン・フライと闘って、何になるんだ?」って事です。確かに、猪木なら魅せてしまう。実際、TV観戦した引退興行は、最後の挨拶を完璧に暗記しちゃっている程に感動しました。ま、其の後も御存知の通り「猪木」は大活躍中ですけどね、、、おやおや、ついつい「猪木信者」だった本性が出てしまいますたね、げへへへへ(TAJIRI声で)

山ちゃんも「Uインター時代」は高田を守立てる「ナンバー2」って立場から、オブライトや北尾、そして当時は無名だった高山にまで負けて魅せた。だから「猪木、高田 vs 藤原、山崎」と云う奇想天外なタッグ・マッチを観る為に1996年の終わりに、わざわざ大阪へ行ったんだ。其の時、タッグで三本勝負とは云え、山崎一夫はハイキック一発でアントニオ猪木からフォールを奪ったのです。僕らは歓喜し「山ちゃーんっ!!」と絶叫した。「U系」で猪木からフォールを奪ったのは、佐山でも前田でも藤原でも木戸でも無く、ましてや「泣き虫:高田」で在るわけもなく(ヒクソンに高田が惨敗した時に、猪木は「プロレス界で一番弱い奴が出てしまった」と吐き捨てました)、其れは「山崎一夫だけ」です。此れは「歴史的な事実」なのだよ。別に、三本勝負を盛り上げる為に猪木組が一回は負けなければならないのなら、高田がやられれば済んだ。藤原のサブミッションでギブすりゃええだけの噺です。いや、山ちゃんが蹴り倒したかったのは高田の方だったはずです。なのに、猪木は敢えて「山ちゃんのキックで負けた」のです。アノ猪木が、其の道を選択したのです。己の冠イベント「突然卍固め」で、「山崎一夫のキックでなら、俺は負けるよ。こんな美味しい役を高田には渡さんぞ。お客さんも其れを最高に喜んでくれるはずだ」と考え「山崎一夫を認めた」のですよ。此れは、物凄い事なのです。そんな創始者・猪木の惨敗を観て来た「昭和プロレス者」には「現在の新日なら、真壁にこそベルトを!」と思えてなりません。ま、とりあえず「タナ以外なら誰でもええ」や。なんならかつてのライバル「HG」でも好いよ。たぶん「HG」の方が強いもん。

今後の物語としては「タナの復讐劇」なのでしょうが、「ワールドプロレスリング」のスタッフも解っているのではないでしょうか。完全に山ちゃんが主役のオープニングが、其れを示唆していました。短い30分の中継で「山ちゃん乱入場面だけが冒頭と本編でリピートされた」のです。こんな展開になったら、僕らが観たいのは「山ちゃん vs TAJIRI」です。かつてのライバルで盟友だった「高田総統」だって「エスペランサー」してたじゃん。確かに、山ちゃんは身体を壊して引退した。整体医院も解説業もコーチとしても順調で、無理して現役復帰なんてしなくたっていいんだ。でも、TAJIRI に向かって行った山ちゃんを見たら、僕らは期待しちゃうんだよ。もう、カラダは治ったんじゃまいか?いや、かつての様に闘える状態で無い事は分っています。でもさ、気迫だけで充分やれるんじゃないの?「ハッスル」なら、やれそうじゃん。血が騒いじゃったんじゃないの?本音は「タナハシ如きには任せて置けないっ!」だからこそ、上がっちゃったんでしょ?ねえ、ねえ、リングに入っちゃったんだからさぁ。未だやれるよ、山ちゃん。(ま、「ハッスル」も最早ハッスル出来なくなったから、TAJIRIも来たわけだが、、、)


PS.そしてあたくしの願いが叶って、真壁が表紙を飾った「週プロ」を、何年か振りに即買いしました。今夜のTVは必見ですね。むふふふふ(猪木声で)


(小島藺子)



posted by 栗 at 16:45| KINASAI | 更新情報をチェックする

「NANA DIARY」モバイル版 #068

P.P.S あなたへ・・・


サブタイトル:「こんにちは」

「まぁ、楽しみに待っててちょ♪ 篇」



御本尊様、大活躍です。未亜は嬉しいです。

「いつまでも、待ちますです!」


「感謝!まるかちゃん」 (姫川未亜)



posted by 栗 at 17:52| 7D | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈マネ日記」#528

Discovery


サブタイトル「ただいま発見!!」

以上。


(鳴海ルナ/まるか)



posted by 栗 at 17:56| pre-UNYO | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈マネ日記」#529

ベリー・ベスト・オブ・ELO


サブタイトル「拡大版をどうぞ!!」

以上。


(鳴海ルナ/まるか)



「あのさ、、、」(呆れてモノも云えません)


(小島藺子)



posted by 栗 at 18:01| pre-UNYO | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈マネ日記」#530

Out of the Blue


サブタイトル「発見第2弾!!」

以上。


(鳴海ルナ/まるか)



posted by 栗 at 22:15| pre-UNYO | 更新情報をチェックする

2009年08月23日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#009:「GALAXY」Groovediggerz Remix

GALAXY/TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:kenko-p
 Music:Marcus Granberg & Patric Sarin
 Arrangement:Ta
 Remix:K. Muto

 品番:AVJT-2581

 発表日:2002年秋(通称「TELEPATHY ep.」AA-1 収録)


「TELEPATHY ep.」と呼ばれる片瀬那奈が発表した唯一のアナログ盤の「AA」サイドには、此の壱曲のみが収録されています。アナログでしか聴けない「TELEPATHY」Groovediggerz mix とは違い、こちらは目出度くデビューシングルにも収録されましたので、音源自体はCCCDで容易に聴く事が出来ます。でも、やはりCCCDで聴くのとアナログ盤では「曲の力が雲泥の差だ」と云わざるを得ない程に印象が違っています。そもそも、クラブ・シーンへ向けても自己の音楽を発信したいと片瀬那奈が考えていた事は、其れまでの多くの彼女が語ったインタビュー等でも明白でした。音楽人としての片瀬那奈とは、決して唐突に現れたのでは在りません。

されど、世間一般から見れば「水着キャンギャル出身でグラビア・アイドルとかモデルとかやってて可愛いからアイドル女優にもなったコが、今度は歌手までやるのかい?はいはい」って印象だったのかもしれません。事実、当時、音楽仲間の若い女子連中からは「未亜ちゃんの大好きなアイドルの那奈ちゃんって、最近TVで全然見ないと思ったらこないだ衛星放送でプロモが流れてたよ。歌も歌ってんの?何か変な歌だったよ。♪だんだんだん♪とか♪ららららら♪とかピコピコした安っぽいシンセに乗せて踊り乍ら歌ってたけど、やっぱスタイルは好いよね」とか云われてですね、「おまいら、、、首絞めたろかっ!」と思いつつも「いや、那奈ちゃんは女優だからさ、きっと一時期の気の迷いだよ」とか誤魔化すと、結構テクノやハウスも好きな女のコから「でもさ、未亜たん、オラ知ってる。アノ映像はカイリー・ミノーグに似てただ。カイリーみたいにビッチじゃなかったけど、那奈ちゃんは可愛いけど、やっぱり似てただ。オラ、知ってるだ」とか少し酔いが回った目で問われてですね、あたくしも「え?ああ、まぁ其れはそーなんだけどさ、だからぁ、那奈ちゃんは女優なんだからそんなに責めないでよ、へどもど、、、」と上手く論破すら出来なくなってしまったのでした。正直に云って「プリティガール」が終了した2002年3月から『GALAXY / TELEPATHY / FANTASY』が正式発売される2002年12月までの半年間は辛かったです。長い「那奈ヲタ歴」でも、其の期間と女優復帰した「2004年秋」の二回が、最も厳しい時でした。

さてさて、「AA」サイドのレーベルは、片瀬クンのフェイバリット・カラーである「ピンク」です。此の手の所謂「白盤」はレーベルも白で味気ないのだけど、流石は片瀬クン、しっかりとお洒落なデザインを施して在るのでした。


(小島藺子/姫川未亜)

初出「LISTEN NOW ! 片瀬那奈が聞こえる」2007年12月2日を全面改稿
RE-MIX:小島藺子



posted by 栗 at 00:15| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「20世紀少年最終章いよいよ公開&もう一つの第2章も見せちゃいますスペシャル!」

ボーン・トゥ・ブギー~スペシャル・エディション [DVD]


日本テレビ 10:25〜11:20
(読売テレビ 8/21 15:50〜16:48)


8/29の最終章公開へ向けて、怒涛の宣伝番組を投入する「20世紀少年」ですが、物語の鍵を握る「敷島ミカ」は其の設定上、表面には出て来れない様です。本来なら「宣伝隊長」として大いに全国を行脚しTVにも出まくりたいのでしょうけど、其れは難しいでしょう。

今回の番組でも、僕らの片瀬那奈ちゃん演じる「敷島ミカ」は人物紹介でしか登場しませんでした。前二作では、彼女が登場するのはそれぞれ僅か一場面ずつでした。全三作にエキストラ参加した僕よりも出番が少なかったのです。どーりで、何度ロケに行っても那奈ちゃんと共演出来なかったわけだ。

原作を読んだ片なら、敷島ミカがどんな存在なのかは御存知でしょう。然し乍ら「原作とは違う結末」を謳い、試写会でもラスト10分をカットしたのですから、全く予想がつきません。敷島ミカの出演シーンも何故かほとんど公開されていませんが、数多く流れている最終章の予告篇に確かに彼女はいます。フラッシュバックで流れる為に、通常速度では確認が困難ですが、スロー再生して分りました。で、「ええっ?何で?」と思いましたよ。

「そうか、そういう事か、堤カントク」(カヲルくん声で)

当然、初日に観に行く予定ですが、暫くの間は内容に関しては言及をしない事にします。唐沢さん、トヨエツさん、常磐さん等がみんな「エキストラのみんなとも一緒に作った」と云ってくれて嬉しかったです。現場での俳優陣の心遣いを思い出しました。此の作品のロケに参加して以来、僕は共演出来た俳優の方々全員を自然と「さん」付けでしか呼べなくなってしまいました。きっと、其の真摯な姿勢に生で触れて、尊敬してしまったのでしょう。


(姫川未亜)



映画「20世紀少年」公式サイト


posted by 栗 at 11:27| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「NANA DIARY」モバイル版 #069

片瀬那奈写真集 「ナナノナツ」


サブタイトル:「こんにちは」

「水着のあたし 篇」



無言で拝む「竜虎」で在った。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 12:15| 7D | 更新情報をチェックする

2009年08月24日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#010:「DUN DUN DUN」容祖兒

逮捕しちゃうぞ DVD-BOX


 Music:Patric Sarin & Marcus Granberg
 Lyrics:李火卓雄

 品番:AVCCD 90016 / EGGT3017V1

 発売日:2002年10月11日


容祖兒「一個人的情歌」の一曲目に収録された「GALAXY」の北京語ヴァージョン。香港のEGG と台湾のavex Taiwanから、片瀬盤よりも二ヶ月近く早く発売されました。しかし、クレジットには (OT:Dangerous To Me)と書かれていたのです。詳しく後述しますが「GALAXY」は片瀬那奈のオリジナル曲では在りません。「Dangerous To Me」と云う英語詞での楽曲がオリジナルと云うことになっています。

但し、問題は正式に発売された順番なのです。其れは、

「北京語」→「日本語」→「英語」

と云う不可思議な順序で世に出ました。ゆえに、世間では此の北京語盤がオリジナルだと考えられたのです。(当時の「逮捕しちゃうぞ」のBBSで話題になっています。)

容祖兒(ジョイ・ヨン)のヴァージョンは、後述するオリジナルとされる「Dangerous To Me」と基本的には同じ構成のアレンジで、片瀬盤とは印象が全く違いますが、発売元が「avex 台湾」で在る事から片瀬盤との関連性が強く伺えます。正式に最初に発売されたのは確かに此の「北京語盤」でした。「GALAXY」として僕らが知る楽曲は、英語詞の「Dangerous To Me」として書かれ、北京語詞の「DUN DUN DUN」として最初に発売され、同時期には覆面歌手だった片瀬那奈による日本語詞でも有線等で公にされ、其の片瀬のデビュー曲として正式公開し発売された直後に、ラトビアで Ladybird によるオリジナルとされる英語盤が発売されたのです。丸っきり、順番が「さかさま」で「あべこべ」です。容祖兒による北京語盤は当時から輸入盤でしか入手出来ず、Ladybird の英語盤も当時はノンストップ・ダンス・コンピレーション盤でしか日本では発売されませんでした。故に一般的には「片瀬那奈の為に書かれたオリジナル楽曲」として「GALAXY」は捉えられました。

Ladybird の正式な日本盤が発売されたのは約三年後の2005年9月で、其れに伴ってプロモーション来日も果たし「かつて片瀬が歌手デビュー時に席巻した」渋谷で「Dangerous To Me」を歌うと云う「タイム・パラドックス」的な展開も在ったとの事ですが、其の日本デビュー盤の解説で初めて「日本でもオリジナル発売と同じ2002年に、片瀬那奈によってカヴァーされた」旨が公表されたのでした。楽曲発売順序から「Dangerous To Me」のオリジナルとして、Ladybird 以前に(例えば作家である Patric Sarin & Marcus Granberg のお膝元で在るスウェーデン等で)別の歌手による英語盤が既に発表されていたのでは?とも考えていたのですが、此の解説によって「オリジナルは Ladybird 盤」が確定しました。但し、其れ以前に「容祖兒」盤と「片瀬那奈」盤が世に出ていたのも事実なのです。更に不可解なのは、片瀬盤とほとんど同時(2002年12月)にラトビアでデビューした時の Ladybird のビジュアルです。其れは「赤いレザーを纏い、前髪を作った」ものでした。其れは正に全く同時期に日本でデビューした「片瀬那奈」の其れと、寸分違わぬコンセプトだったのです。


(小島藺子/姫川未亜)

初出「LISTEN NOW ! 片瀬那奈が聞こえる」2008年1月30日を全面改稿
RE-MIX:小島藺子



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2009年08月25日

「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#011:「GALAXY」

GALAXY/TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:kenko-p
 Music:Marcus Granberg & Patric Sarin
 Arrangement:Ta
 Mix:Dave Ford

 品番:AVCD-30408

 発売日:2002年12月4日(オリコン最高13位)

 テレビ朝日系ドラマ「逮捕しちゃうぞ - YOU'RE UNDER ARREST -」オープニングテーマ。
 (2002年10月〜12月、毎週木曜日21:00〜、全9話、平均視聴率 9.1%)


はい。やっと、デビュー曲の公式ヴァージョンに辿り着きましたよ。

「此のシングルCCCDを、私たちは一体何枚買ったのでしょうか?」

前述しました通り、市販盤をコンプリする為には最低でも那奈麻衣を購入しなければなりません。何故なら、ピクチャー・レーベルが6種も違うのです。さらに無地レーベルも在ります。そして、其れは買ってみなければ分らなかったのでした。もっと云うなら「ウインター・ヴァージョン」の追加3種は、何処でも告知されませんでした。

私が知る限り、リアルタイムでコンプリしたのは「本家:那奈ヲタ」で在るアンテツあにいだけです。初回限定三種に関してならデビュー記念で多くの那奈ヲタが嬉々として「トレカごっこ」に興じ集めたのですが、追加の三種はレアでした。だってさ「ウインター・ヴァージョン」は研音でも avex でも告知なしだったんだもん。其れを見つけて全種揃えちゃったんだから、どーかしてますよっ。あのですね、那奈麻衣買えば揃うわけじゃないのよさ。トレカなんだからさ、買って開けなきゃ中味が解んないのよさ。写真集「N」を初動で「那奈冊」買った漢ですからね。彼は後に全く同一パターンしかない「ミ・アモーレ」ですら、なんと初動だけでも13枚も購入した、

「眞の那奈莫迦ですっ!」

(本人曰く「だって那奈ちゃんが壱枚ずつ心を込めて書いたサイン入りポスターが付いているんだから、渋谷に行く度にタワレコに寄ってついつい買っちゃうんですよ。」もっと云うなら「Extended」初回盤三種封入りを三枚買って簡単に全種を当ててしまった時には「一寸、つまんないですね、、、」と悔しがり、直後の片瀬TV生出演観覧時に三種を自慢げに持参し掲げている時に、間近の那奈ちゃんに見蕩れうっかり壱枚を落としてしまいケースにヒビが入ったら「此れでまた買えますね、ふふふ、、、」と嬉しそうにしていた、、、。)

「龍:アンテツ伝説」は際限なく続くので、また後のお楽しみとして「ゲバ」します。

トリプルA面と称された記念すべきデビュー盤ですが、市販盤はCCCDですので最初に収録されドラマ主題歌でも在った此の楽曲が「片瀬那奈のデビュー曲」と認知されました。チャートでも10週間に渡りランクインし最高位13位まで上がった「歌手・片瀬那奈の最大のヒット曲」です。心ない方々は「カイリー・ミノーグのパクリ」と詰りましたが、残念乍ら、其れは全くの見当違いです。そもそも此の楽曲は何度も述べて来ましたが「片瀬那奈のオリジナル作品では無く、洋楽曲のカヴァー」です。そして、オリジナルとされる「Dangerous To Me」や其の北京語カヴァー「DUN DUN DUN」こそが「カイリーの模倣」により近い作品なのです。此の三曲は一体どれがオリジナルなのか計り知れない程に同時期に世に出たので、個人的な見解では「競作」だったと思いますが、片瀬盤の「GALAXY」が最も好く出来ていると贔屓目抜きに断言します。英語盤と北京語盤は普通にAメロから歌われるのに対し、片瀬盤のみがサビの「だんだんだんどぅでぃどぅでぃだんだん」から入ります。冒頭の「She gets you !」や最後の「GALAXY」と云ったフレーズや、印象的な後半の英語での科白も、流石は「女優」ならではの演出で、完全なる片瀬盤のみに在るオリジナルです。他の二作品が平凡なポップスに過ぎないのに対して、片瀬盤は「広大な物語」を感じさせる構成になっているのです。

確かに、片瀬那奈は新たなる音楽を創りました。まさか、那奈ちゃんがこんな音楽をやるなんて思っていなかった。「女優の想い出作りでしょ」とファンの僕さえも思っていたのに、片瀬那奈は「本気」だったのです。当時の僕は、正直云って困ってしまいました。女優の那奈ちゃんが大好きだったからです。ドラマで演じる彼女を観て、元気をもらって、其れだけでとってもシアワセだったんです。本人に逢うなんて発想すら在りませんでした。だって女優ですよ。どうやって逢えば好いのか解らなかった。其れにあくまでも僕が好きなのは演じている「虚構」だったのです。柏木礼奈や清水茜や柚木さくらや荒木理恵子が好きだったのです。片瀬本人に逢って「実像」を知るのが怖かったとも云えます。だから「何でドラマに出なくなっちゃったのかナァ」と思っていたのです。

其の片瀬那奈が、自己主張して「歌手」に専念してしまいました。本当に、女優を休業してしまったのです。しかも、其れは「歌手なんか、トットとヤメて頂戴!」とは決して云えない水準の作品でした。明らかに通常の「女優さんの余技」から逸脱していました。「片瀬那奈って、一体、、、」と、僕は大いに困惑しました。「女優もグラビアも続けてたって、歌くらいやれるだろ?みんなそうしてるじゃん。何を考えてんだよ、那奈ちゃん」と思っていた自分を恥じました。そう、僕も本気にならざる得なくなったのです。其れ程に「GALAXY」は、衝撃的でした。其の評価は、現在でも変わりません。彼女が銀河の彼方から舞い降りて「She gets you !」と呟いた瞬間に、正に僕らは「歌手・片瀬那奈」に鷲掴みにされたのです。


(小島藺子/姫川未亜)

初出「LISTEN NOW ! 片瀬那奈が聞こえる」2008年3月2日を全面改稿
RE-MIX:小島藺子



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「snidel book」2009-10 A/W Collection
(Look's 9月号増刊)

LOOK!S(ルックス) 2009年9月号増刊 snidel book(スナイデルブック) 2009年 09月号 [雑誌]


発行/スタイライフ(株)

「片瀬那奈が魅せる Nana's Girls Rock」に登場。
カラー5頁(P26〜P30)

Photo / Katsuyuki Masuda(SIGNO)(model)、Cifuyu Aizawa(goods)
Styling / Kozue Ohnuma(kind)
Hair&Make-up / Jin Murahata(nude.)
Model / Nana Katase
Edit / Ai Naruse


最近、より大人っぽく女性らしい佇まいとなった那奈ちゃんが四種のスタイルを披露して居ます。

担当は御馴染みの「こずえサン&ジンコさん」ですので、ファンの期待を外さぬ写真が連なります。其の表情は柔らかく「母性」すら感じさせますが、スタイルの良さは相変わらずでどんなスタイルも見事に着こなして居ます。

最終頁では着用した商品の詳細や購入方法が載って居ます。950円となかなかの価格ですが、其れは付録の「ニットクラッチ」代も含まれて居るのでしょう。


(姫川未亜)



snidel book(スナイデルブック)


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「Sports Graphic Number PLUS」SEPTEMBER 2009

プレミア最強ガイド


発行/(株)文藝春秋

「[ スペシャル対談 ]
 片瀬那奈 X 西岡明彦
『やっぱりプレミアが面白い!』」に登場。

カラー3頁(P16〜P18)

photographs by Atsushi Hashimoto
styling by Kozue Ohnuma / kind(Nana Katase)
hair&make-up by Jin Murahata / nude.(Nana Katase)
special thanks Velours


すっかり「サッカー通女優」のポジションも確立した片瀬クンが、堂々の「ナンバー」ジャックです。西岡さんと、大いに欧州蹴球を語ります。

「那奈ちゃん、コレ仕事じゃないよっ。趣味だよっ。」(アンテツ声で)

あたくし、格闘技関係以外の「ナンバー」を購入したのは初めてです。でも、片瀬クンを観たさにサッカー番組を観て居る内に、其れ也に欧州の選手とか顔と名前が一致してしまい、なんとなく蹴球の話題も加われる様になって居りました。流石に、片瀬クンみたいに「脚を見ただけで選手名を当てる」のは不可能ですよ。

でも、那奈ヲタなら身体の一部(脚とか手とか首とか)を見ただけで、顔を見なくとも其れが片瀬那奈で在る事を認識出来ます。いや、マジで。

こちらも980円となかなかの価格ですが、欧州蹴球の資料としての価値も在りますし(丁度、こーゆー選手名鑑が欲しかったのです。一応、片瀬クンの影響でプレミアとかは観てますので、、、)、こちらも「こずえ&ジンコ」の仕事ですから写真も最高です。本日発売の雑誌は二冊で二千円弱ですよっ。片瀬クンの頁だけなら「壱頁単価:241円強!」なのだ。ん?結構安いじゃん。

二冊共、絶対に買い!二千円持って、書店へ走れっ。


(小島藺子)



Number PLUS


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2009年08月26日

「ジョージア」解禁!!

Georgia Satellites


COMING SOON !!


さんま師匠、ありがとう。「きみこえ」で実現しなかった夢のコムビが、今此処に。

何もかも、すべてひとつに繋がってゆくのです。

刮目して待てっ!!


(姫川未亜)



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「夢みる歌謡曲」第那奈章: 片瀬那奈がきこえる
#012:「TELEPATHY」

GALAXY/TELEPATHY (CCCD)


 Lyrics:NANA KATASE
 Music:Patric Johansson & Linus Norden
 Arrangement:YASUO KIMOTO
 Mix:Dave Ford

 品番:AVCD-30408

 発売日:2002年12月4日


前述の片瀬那奈にとって唯一のアナログ盤(プロモ盤のみ発表)のタイトル・チューンで、後に発表される第一期歌手時代唯一のオリジナル・フル・アルバムのタイトルともなった「音楽人:片瀬那奈」にとって最重要楽曲のひとつが此の「TELEPATHY」です。音源的にはプロモ・アナログ盤と同じですが、一般的には此のCCCD盤で初公開されましたし、あたくしの耳では「アナログとCCCDがおんなじには聴こえません」ので、別項で紹介します。(後に「Reloaded」で此の楽曲も含む全シングル曲が目出度く初CD化されますが、当然乍ら其れらもCCCD音源とは「別作品」として取り上げます。)

作詞も片瀬本人が担当し、其の内容が「親友・内山理名と二人で広島へ行った時の経験から書かれた」事も明かされていますし、後に登場する1st アルバム収録の「Deep Forest」と云う続編まで存在する「作詞家:片瀬那奈」にとっても思い入れが深いテーマを込めた作品です。また「歌手・片瀬」のキャッチ・コピーとして多用された「テレパシー・ヴォイス」と云う「ひとり三人娘:トリプル・トラック」での斬新なヴォーカル・スタイルにも、此の「TELEPATHY」が冠されています。更に云えば、後にスタッフ側の要請で原曲を知らないのにカヴァーした「禁断のテレパシー」も、此の楽曲からのタイトル繋がりだったのでは?と推測されるのです。

デビュー・シングルは前代未聞の「三面A面」と云う異次元作品として発表され、其のタイトルは『GALAXY / TELEPATHY / FANTASY』と韻を踏んでいますが、其れがまず「TELEPATHY」ありきで他の二曲のタイトルを決めたとも考えられます。何故なら「GALAXY」は前述の通りカヴァーで、オリジナルは「Dangerous To Me」と云う題名ですし、「FANTASY」はアニメ主題歌ですが其の「ヒカルの碁」と直接的には関係の無いタイトルになっていて、其の作詞も片瀬が担当しているからです。片瀬の構想として、最初に「TELEPATHY」が在ったと考えるのが自然でしょう。「片瀬那奈の音楽」を象徴するコトノハとして、「TELEPATHY」は在ります。

楽曲も其のプロモ映像も、赤ら様にカイリー・ミノーグを過剰に意識したモノとなっています。多くの洋楽好きサンは「おいおい、片瀬ってきれいなおねえさんのCMに出てるコがやってるのって、カイリーのパクリじゃん!」と嗤いました。でも、おんなじ洋楽者でしかも片瀬のファンでも在るあたくしは「何故、こんなにも分りやすく模倣したのだ?」と思ったのです。つまり「片瀬は敢えてカイリーの翻訳を仕掛けた」と考えました。そうでなければ、此処までの類似は逆に「変」です。カイリーは当時世界的に復活大ブレイク中で、「Can't get you out of my head」は少しでも洋楽が好きな方々なら誰もが知っている大ヒット曲でした。其れに、此の楽曲は決してカイリーだけを模倣した作品ではなかった。其処には、当時最新の電子音楽の要素が鏤められていて、しかも歌謡曲として通用する日本的な大衆性も在ったのです。更に次作の「Babe」でも、再び片瀬はカイリーの「Love At First Sight」を完全に模倣します。其れは「確信犯」的な事でした。

シングル発売に先駆けて2002年11月22日に、今は亡き「聖地・六本木velfarre」にサプライズ・ゲストとして登場した片瀬は男性バック・ダンサーを従えて真っ赤なレザー姿で「踊り乍ら歌った」のでした。アノ片瀬が踊り歌う!ビジュアル的に日本では前代未聞の光景が展開され、其の楽曲も其れまでの歌謡史には存在しなかった音楽だったのです。未だメジャー化していなかった「歌謡ハウス」を、モデル出身のスタイル抜群で脚長のきれいなおねえさんが、流石は高校時代にダンス部でプライベートでも現役でクラブに通うだけ在る見事なダンスを披露しながら歌ったのです。其の衝撃度はハンパじゃなかった。はっきり云えば、多くの人は「何が何だか分らなかった」のです。クラブ通は「何故?那奈ちゃんが出て来たの?」だし、洋楽ファンは「デルモ上がりが何やってんだ?」です。そして、肝心の片瀬ファンが最も困惑しました。

片瀬がコアな洋楽ファンで、特にハウス、もっと云えば「プログレ・ハウス」と称されていたジャンルに詳しく、自宅でCDJやターンテーブルを駆使しリミックスしていたりCDを数千枚も所有していると云う情報は、インタビュー等で語られており古参ファンにとっては衆知の事実でした。其れでも、実際に片瀬がどれほどまでに真摯に音楽活動をするのか?は未知でした。

流石に、片瀬那奈と云う不出世の存在に10余年も付き合った2009年の現在なら「那奈ちゃんなら、何をやらかしても驚かないですよ」と云えるのですが、当時の僕らは「水着キャンギャルでモデルでグラビア・アイドルでアイドル女優でCMアイドル」って、つまり「片瀬那奈=アイドル」として認識していました。勿論、現在でも「僕らの最高のアイドルとして片瀬那奈は燦然と輝き君臨」していますが、当時の其れは「普通のアイドル」でした。「片瀬那奈が歌手になる」とは認識していなかった。僕らは「アイドルの那奈ちゃんが、今度は歌も歌ってくれる」と甘い夢をみていました。そして踏み入れたクラブで、僕らは驚愕し困惑したのです。「ええっ?那奈ちゃん、マジなの?」と漸く気付いて、離れて行ったファンも多かった。其れでも、やっぱり「那奈ちゃんを追いかけよう!」って決めた奴らがいたわけです。自然と、そいつらは集った。其のひとりが、僕さ。其れで、まわりに煽てられ、こっそり書いていた記録を公にしたわけさ。其れが、此処の始まりです。だから、此処を作ったのは決して僕だけじゃないんだよ。

そして、やはり現在でも「TELEPATHY」は名曲です。いや、時を経た今の方がより高く評価されているのです。片瀬の此の挑戦がなければ、日本の歌謡史は確実に違っていました。其れは、此の楽曲が世に出て早那奈年を経た現在の歌謡シーンを見ればお分かりでしょう。今や片瀬は「先駆者」として讃えられています。例え発表時に正当に評価されなくとも、優れた作品の眞なる評価は歴史が決めてくれます。其れはクラシック音楽時代からの、いや、あらゆる芸術が辿った道なのです。片瀬が信じて貫いた音楽革命は、確かに成功しました。今こそ、片瀬の時代です。さあ、高らかに歌えっ!片瀬那奈。世界が、君の音楽を待っているよ。


(小島藺子/姫川未亜)



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「ジョージア ヨーロピアン微糖」プールサイド篇 on air

A LONG VACATION 20th Anniversary Edition


「小出クンと片瀬クン」のタッグでシリーズ化されるCMの第壱弾が公開されました。

主役は、「きみこえ」でのニアミス共演時と同様に「小出恵介」クンでした。いえ、彼が主演で片瀬が助演でも好いんです。問題は「本当に、片瀬は添え物だった」って事実なのです。

確かに「美神」役の片瀬那奈は美しい!正に「水から現れたミューズ」其のものです。でも、こんなの他のコでも出来るのよさ。ビキニ着てスタイル抜群のコなんて、沢山居ます。他のファンの気持ちは解らない。でも、僕が愛して居る「片瀬那奈」は、違うんです。こんなもんじゃないんです。

確かに、大手企業のCMに継続契約されたのは喜ばしい事です。毎日、TVで片瀬を観れるってのは嬉しいです。本気度が伺える「ビキニ姿」に胸が熱くなります。でも、でも、此れまでだってそうだったんだよ、片瀬クン。

僕は、デジャヴを感じたよ。そう、アノ「苦い季節」を思い出したんだ。君は、歌手時代にオリジナルをヤメてカヴァー企画になった時に「こんな格好をしたの、久しぶりだから、、、」って云った。其処まで覚悟したのに歌手活動を休止してまで戻った「ラストクリスマス」で端役を演じた。

ねえ、那奈ちゃん。僕は、悔しかったんだ。「何で、片瀬那奈が誰でもいいって役に収まってんだ?」って、憤りを感じたんだよ。「こんな役をやる為に、片瀬那奈は音楽活動をヤメなければならないのかっ!」と。でも、君は壱からやり直し、類い稀なる女優になった。だから、此のCMも「大いなる助走」なんだろう。

今回の主役は、小出恵介だ。彼でなければ出せないキャラが立ちまくった序章だった。「きみにしか聞こえない(2007)」での前代未聞の「舞台挨拶時に初共演」って不可思議な共演を経て、満を持しての共演が此の「連続ドラマ風CM」なのです。

僕に云えるのは「続編に期待しても好いのかい?」って事だけだよ。「片瀬じゃなきゃダメ」って企画じゃなきゃ、納得しないよ。化けてくんだろ?片瀬クン。ハッキリ云うけど、今回の序章は「那奈ヲタ的には、ツマンナイ!」としか云えないんだよ。「あ〜あ、ま〜た、藤澤律子になっちゃったよ」って思ったよ。また、捨てるの?此れはスタッフに云いたいんだけど、何度繰り返すの?確かに、片瀬那奈はデビュウ当時から「全方位」を目指して居た。でも、其の片瀬の志を、おまいらは理解してんのか?迷走させて来たのは、スタッフだろ。無茶苦茶な方針で「全能の人:片瀬那奈」を振り回したじゃん。片瀬は、何でも出来るからな。出来なきゃ努力してやっちゃうからな。其の10周年CMが、此れか?俺は、無念の臍を噛んだぞ。

「おいっ!此れはさ、1998年に東京スポーツで見た16才の片瀬那奈なんだよっ。」

其れが嬉しいと思うか?アノ時の那奈ちゃんは黙って歩いてりゃ好かったんだよ。アノ時の那奈ちゃんなら「ようこそ、ジョージアへ」で好かったんだよ。でも、今は違う。何故?16才の片瀬那奈でも出来るモンを、敢えて今、またやるの?

那奈ちゃん。あのさ、君が「こんな格好をするのは最後ですから」って云うのは、どーゆー時なのか位は、僕らは知ってるよ。でも、其れでも、僕はハッキリと云います。

此の新作CMの那奈ちゃんは、未だ、僕らの那奈ちゃんでは在りません。僕らの片瀬那奈は、こんなもんじゃないんだ。責任者、出て来いっ!あたくし、ハッキリ申し上げて、本気で失望しました。ガッカリだよ、那奈ちゃん。少なくとも、僕が愛して居る君とは違うんだ。君にしか出来ない事をやって欲しいんです。当然乍ら、君は大いにやってる。もう、CMはいいよ。確かに、かつては君のCMで魅了された。でも、其れは昔の噺なんだよ。那奈ちゃん、君は今「15秒で収まり切れない」存在になってしまったんだよ。しかも、今の君は「15秒では語れない」存在でも在るのだよ。君がCMで輝いた時代は、確かに在った。でも、其れは過去だ。君が次にCMでも輝ける時は、残念乍ら、もう少しだけ先の噺なんだよ。

暫く、僕は「15秒の片瀬那奈」は、要らない。


(小島藺子/姫川未亜)



片瀬那奈、セクシーなビキニ姿で小出恵介を魅了(エルザ 8/20)

以下、引用。

 女優の片瀬那奈が、セクシーなビキニ姿でリニューアル発売される『ジョージア ヨーロピアン微糖』(コカ・コーラシステム)のCMに出演する。プールの中から水しぶきをあげて登場する片瀬は涼しげで、俳優・小出恵介扮する作業員の耳元に「ようこそジョージアへ」と優しく囁く姿が印象的だ。

 暑い日差しのなか、建設作業現場で働く小出は一息入れようと自動販売機へ。同商品の購入ボタンを押すと、突然、優雅なリゾート地にワープし、目の前のプールからセクシーなロイヤルブルーのビキニを身につけた片瀬が登場する。その姿にクギ付けになっている小出に歩み寄る片瀬は、優しい言葉を投げかけながら同商品を差し出す。ラストは、まるで映画のワンシーンのように2人でジェットスキーに乗り、颯爽と去っていくストーリーとなっている。

 撮影では、監督から「耳に息を吹きかけられた時のように、こそばゆいけどちょっと嬉しいかも、みたいな感じで」と指示された小出が思わず噴出してしまう一場面も。ユーモラスな指示のかいもあり、小出は“美しい女性を前に照れくさそうにしながら、心のそこでは喜びに満ち溢れている表情”を見事演じきった。

 片瀬が「CMでは、私もオアシスのように、男性を癒したり、元気づけたりする役柄を精一杯演じていきたいと思います」と意気込みを語る新CM『プールサイド』篇は、26日(水)から全国で放送開始。



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2009年08月27日

「夢みる歌謡曲」番外篇「77」

Abbey Road (Dig)


「片瀬音楽待望論」ユメカヨ・特別篇(8/11)で『携帯mp3プレイヤーに「片瀬那奈ちゃん音源」を77曲入れてランダム再生』していると書いたのですが「一体それには何が入っているのれすか?那奈ちゃん音源ってホントにそんなにあるのれすか?れれれのれ〜」との問い合わせが何件か在りましたので公開します。基本的に「bash」以外は正規盤音源は未使用ですので、全ての「片瀬音源」を入れれば100曲を軽く超えます。更に現在「ANOTHER NANA KATASE MUSIC」ってファイルも制作中で、其れには片瀬クンが関わった作品のサントラやカヴァー原曲などを徹底的に集めております。其れらも含めた広大な世界が「片瀬那奈の音楽」です。尚、「bash」が掛かる確率を上げる為に三回入れました。

001 おはようメッセージ (BLT CD)

002 bash

003 GALAXY  (ラフミックス)
004 TELEPATHY  (ラフミックス)
005 FANTASY (TV version)
006 Babe (ラフミックス)
007 Shine (ラフミックス)
008 GALAXY (G/T/F 見本)
009 TELEPATHY (G/T/F 見本)
010 FANTASY (G/T/F 見本)

011 Change this World (TELEPATHY プロモ)
012 TELEPATHY (TELEPATHY プロモ)
013 GALAXY (TELEPATHY プロモ)
014 Deep Forest (TELEPATHY プロモ)
015 Shine (TELEPATHY プロモ)
016 Babe (TELEPATHY プロモ)
017 Communication (TELEPATHY プロモ)
018 A・I・O (TELEPATHY プロモ)
019 The Wings (TELEPATHY プロモ)
020 Teardrops (TELEPATHY プロモ)
022 FANTASY(Album Mix) (TELEPATHY プロモ)
021 REVENGE 〜未来への誓い〜 (TELEPATHY プロモ)
023 Shine(Mad FAT PAD Mix) (TELEPATHY プロモ)

024 GALAXY(Groovediggerz Remix) (G/T/F 見本)
025 TELEPATHY (Dub's Bootable Re-build Remix) (G/T/F 見本)
026 Babe (Babe 見本)
027 MY LIFE (Babe 見本)
028 for you (Babe 見本)
029 Shine(Inst.) (Shine 見本)
030 REVENGE 〜未来への誓い〜(Inst.) (Shine 見本)

031 ミ・アモーレ (Extended プロモ)
032 淋しい熱帯魚 (Extended プロモ)
033 TANGO NOIR (Extended プロモ)
034 Rock'n Rouge (Extended プロモ)
035 C-Girl (Extended プロモ)
036 禁断のテレパシー (Extended プロモ)
037 木枯しに抱かれて (Extended プロモ)

038 ミ・アモーレ(EDM) (ミ・アモーレ プロモ)
039 禁断のテレパシー(EDM) (禁断のテレパシー プロモ)

040 bash

041 Necessary (Necessary 見本)
042 EVERY*** (Necessary 見本)
043 Necessary(Inst.) (Necessary 見本)
044 EVERY***(Inst.) (Necessary 見本)

045 FANTASY (「ヒカルの碁」サントラ)

046 Shine (Shine 見本)
047 REVENGE 〜未来への誓い〜 (Shine 見本)

048 GALAXY (reloaded プロモ)
049 TELEPATHY (reloaded プロモ)
050 FANTASY (reloaded プロモ)

051 Change this World (TELEPATHY 見本)
052 TELEPATHY (TELEPATHY 見本)
053 GALAXY (TELEPATHY 見本)
054 Deep Forest (TELEPATHY 見本)
055 Shine (TELEPATHY 見本)
056 Babe (TELEPATHY 見本)
057 Communication (TELEPATHY 見本)
058 A・I・O (TELEPATHY 見本)
059 The Wings (TELEPATHY 見本)
060 Teardrops (TELEPATHY 見本)
061 REVENGE 〜未来への誓い〜 (TELEPATHY 見本)
062 FANTASY(Album Mix) (TELEPATHY 見本)
063 Shine(Mad FAT PAD Mix) (TELEPATHY 見本)

064 bash

065 Babe (reloaded プロモ)
066 MY LIFE (reloaded プロモ)
067 for you (reloaded プロモ)
068 Babe(Huge remix) (Babe 見本)
069 Shine (reloaded プロモ)
070 REVENGE 〜未来への誓い〜 (reloaded プロモ)
071 Necessary (reloaded プロモ)
072 EVERY*** (reloaded プロモ)
073 ミ・アモーレ (reloaded プロモ)
074 禁断のテレパシー (reloaded プロモ)
075 RELOADED MEGA-MIX (reloaded プロモ)
076 GALAXY 〜Dub's Find Frontier Remix〜 (reloaded プロモ)

077 おやすみメッセージ (BLT CD)


(選曲:小島藺子)



posted by 栗 at 00:15| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈マネ日記」#531〜#535

土佐日記―付現代語訳 (角川ソフィア文庫 (SP19))


サブタイトル

 #531:8/23「サービス精神旺盛」
 #532:8/24「ひとり浮いてます(笑)」
 #533:8/25『snidel BOOK』
 #534:8/25『NumberPLUS 』
 #535:8/26『ジョージア』


えっと、まんどくさいし他の記事が消えちゃうんで、まとめて更新します。

てか、平日イベントを数日前に告知かよっ!

どーゆー気で仕事してんのよさ?戯言の前に告知でしょ?


(小島藺子/鳴海ルナ/まるか)



posted by 栗 at 01:21| pre-UNYO | 更新情報をチェックする

「ジョーデキ ! ! 芸能人こだわり王講座 イケタク」総集編

オタクはすでに死んでいる (新潮新書)


フジテレビ 1:35〜1:45


COMING UP ! NEXT


「スポンサーにも注目です。」


(姫川未亜)



「ジョーデキ ! ! 芸能人こだわり王講座 イケタク」


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