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2009年05月30日

「僕たちの好きだった革命(改)」十一日目(15/35&16/35)

ポール・マッカートニー(スーパー・デラックス・エディション)


昼の部/12:30開場、 13:00開演
夜の部/15:30開場、 18:00開演
東京芸術劇場 中ホール


HOT AS SUN



KOKAMI @ network vol.10『僕たちの好きだった革命』


僕は「芸術」が大好きです。

確かに「衣食住」と比べたら、そんなモンは要らないだろう。でも、僕は子供の頃から食べるのを我慢して、レコードや本を買い、映画や芝居を観た。何かを買う時に換算するのは「此れを買う金で、あのレコードが買えるじゃん!」とかなのだ。「電車に乗って三百円も使うなら、中古レコード店で百円レコを三枚買えるじゃん!」って、自転車で移動するのです。雨が降ったら歩けば好いだけさ。

「何故、おんなじ芝居を何度も観に行くんだ?ええっ?全部通ったって、莫迦かお前は。そんなに其の女優が好きなのか?全く理解出来ないぞ」と、去年の夏は大勢の友人や知人に云われた。でも、君たちは間違って居る。僕は、確かに「片瀬那奈」が其処に居るからこそ何度も同じ芝居へ足を運ぶ。けれど、幾ら那奈ちゃんが好きだって「つまらない芝居」なら壱回で充分だ。

僕は、明日の千秋楽も池袋へ行く。無論、敬愛する片瀬那奈に逢う事が最大のモチベーションだ。でも、僕はみんなに逢いたい。那奈ちゃんファンにも、「革命」同志諸君にも。そして、僕にとっての13度目の「僕たちの好きだった革命」観劇を、ワクワクして期待して居るんです。同志諸君、池袋でお逢いしましょう。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 22:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈マネ日記」#465

Clash


サブタイトル「『革命』十一日目」

以上。

明日の千秋楽には、古参ファン軍団「ななごころ」メムバアが大挙して御邪魔致します。

同志:女子マネちゃん、何卒、宜しく☆


(「ななごころ」代表:小島藺子&秘書:まるか)



posted by 栗 at 18:11| pre-UNYO | 更新情報をチェックする

FAB4-065:HONEY DON'T

Original Sun Greatest Hits bbc.jpg


 w & m:CARL PERKINS

 P:ジョージ・マーティン
 E:ノーマン・スミス
 2E:A.B.リンカーン(10/26)、ケン・スコット(10/27)
 録音:1964年10月26日(take 5)
 MONO MIX:1964年10月27日
 STEREO MIX:1964年10月27日

 1964年12月4日 アルバム発売(「BEATLES FOR SALE」 B-3)
 パーロフォン PMC 1240(モノ)、PCS 3062(ステレオ)


タイム・リミットがやって来ました。1964年10月26日は、本来ならアルバム「BEATLES FOR SALE」のモノラル・ミキシングを行う予定だったのでしょう。現に、ツアーの休暇日だったビートルズの四人も立ち会ってのミキシングが行われました。しかし、未だ録音せねばならない楽曲が残っておりました。其れはポールの駄曲「WHAT YOU'RE DOING」(三曲後に登場します)のリメイクと、ファン倶楽部用の「クリスマス・レコード」、そして「リンゴの唄」でした。特に問題だったのは、当然乍ら何故か「アルバムに壱曲は入れようぜ」と決めていた「リンゴ・スターが歌う作品」でしょう。其れで、苦肉の策で実演で手慣れた此のカヴァーの登場です。

現在では「LIVE AT BBC」で聴ける様に、此のカール・パーキンス作品を歌っていたのは「ジョン・レノン」でした。またしても、親分ジョニーはリンゴへ自分のレパートリーを譲ります。此の関係はレノンが殺されるまで続きました。惜しげも無くジョンはリンゴに曲を贈り続けます。最後に加入したリンゴは、年齢ではジョンと同い年です。ライバル・バンドの看板太鼓叩きだったし、リンゴは音楽で生計を立てているプロでした。リーダーとして、責任感が在ったのでしょう。其の独特な太鼓の才能を買っていた事も、名作「ジョンの魂」で「太鼓はリンゴ、ベースはクラウス、他は誰も要らない」と基本的には「3ピース」で挑んだ事でも分ります。

果たして、リッチーはジョニーの期待に大いに応えました。まぁ、ジョンによる歌唱には劣るものの、此のカヴァーも基本的には完全コピーです。そして、リンゴの溌剌とした歌を大いにサポートしたのが、僕らの「ジョージ・ハリスン」でしょう。間奏に入る時にリンゴが掛け声をかけます。リンゴを熱心に勧誘したのは、ジョージでした。御蔭で、前任ピートのファンに殴られ怪我までさせられました。活き活きとしたジョージのロカビリー奏法が軽やかです。暗いトーンの「BEATLES FOR SALE」ですが、ジョージのギターが救っています。当時、ジョージは未だ21才でした。立場的にも気楽だったでしょう。でも、其の「甘さ」がビートルズには必要でした。1964年の世界では、ジョージは正しく「第三の男」です。(おいおい、リンゴの立場は、、、)

ポール?彼はね、元々リンゴが嫌いなんですよ。デビュー曲の時に太鼓を叩かせなかったのもポールの駄目出しが原因だったし、「ホワイト・アルバム」では殴って脱退させちゃうし、「LIVE 8」では「U2は要るけど、リンゴはイラネ!」と呼ばなかったし、、、だから、リンゴは「ラム」を評して「ポールは自分の才能をスポイルしてる」と云ったのよさ。ってのは「ハーフ・シリアス」です。ま、全部本当の話ですけどね。此の楽曲に関しては、ポールの出番は無しです。普通にベースを弾いているだけです。出たがりのポールにしては、珍しい程に存在感が在りません。きっと此の日のセッションで次にリメイクする自作「WHAT YOU'RE DOING」で頭がいっぱいだったのでしょう。


(小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| FAB4 | 更新情報をチェックする