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2009年05月29日

「僕たちの好きだった革命(改)」十日目(13/35&14/35)

ジョンの魂


昼の部/13:30開場、 14:00開演
夜の部/18:30開場、 19:00開演
東京芸術劇場 中ホール


HOLD ON



KOKAMI @ network vol.10『僕たちの好きだった革命』


僕はかつて「片瀬那奈の代表作は、常に『NEXT ONE』だ」と、敬愛する映画王チャップリンの名言を拝借し宣言しました。そんな「カタセ莫迦一代」にとって、昨日の「僕たちの好きだった革命」を、観劇12回目で在るにも関わらず間違いなく「最高なパフォーマンスだ!」と確信を持って喧伝出来た事実が、何れだけ幸福な事なのでしょう。僕たちファンを「己への挑戦者」と位置づけた彼女の発言に、多くの同志から賞賛と歓喜の声が届きました。

でも、僕自身が昨日の公演で最も心を撃たれたのは「踊るまどか先生の背面を魅せられた15ミニッツの奇跡!」でも「ドスの効きまくった侠気溢れるシュリンプコール」でも「二大演出家を手玉に取ったオヤジ殺し片瀬那奈の語り」でも無かったのです。其れは、矢張り舞台の本編で起こりました。

此のお芝居で僕が特に好きな場面に、山崎くんが「音楽の教科書にビートルズが載って居る!」と愕然とする処が在ります。其れを受けた未来ちゃんが「イエスタデイでしょ?あたし好きだな」と返すのですが、初演初日に其の科白が出た時、僕は突然に涙が溢れて止まりませんでした。もう役柄を忘れ、完全に現実と混同し、「嗚呼、片瀬那奈ちゃんが、僕らのビートルズを好きって云ってくれた!」と、心の底から云い知れぬ感動が押し寄せて来たのです。

そして昨日の公演で、那奈ちゃん、いや小野未来は科白に続けて♪イエスタデ〜♪と歌ったのでした。少なくとも、僕が観劇した12公演では初めてのアドリヴでした。

「すわっ!那奈ちゃんがビートルズを歌った!」

ファンってさ、こんな事で一喜一憂しちゃうのよさ。でも、僕は嬉しかった。

今回の再演でのコピーは「解散後の1970年代のビートルズ」の楽曲から選んで居ます。初演の新宿は「PET SOUNDS」を中心とした THE BEACH BOYS で、全国公演は「まーくん」こと中村雅俊さんのシングル曲からのチョイスでした。今回「1970年代のソロ作品」にしたのは、現在「THE BEATLES 全曲解説」を連載中なので被ってしまうと云う理由も在りますが、僕たち「赤盤青盤世代のビートルズ・ファン」にとって、1970年代に四人がソロで全員がヒットを飛ばして居た時代こそが「10代の青春」だったからです。

僕らは団塊の世代でも無いし、那奈ちゃんやハリケンレッドの世代でも在りません。でも作者である「鴻上さん」とは、近い世代です。山崎くんにもなれず、未来ちゃんや日比野くんにもなれない僕が感情移入するのは「物語」しか在りません。僕が此の作品を愛するのは、鴻上さんの視点への共感ゆえなのでしょう。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 23:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「革命的未亜イコ対談」

London Calling


未亜:姐御、何なんですか?女子マネのセコイ対応は。アレじゃボキらが悪者でしょ?

イコ:好いじゃん。あたくし達の「正義」は、歴史が証明するわよ。

未亜:姐御は山崎クンかよ。

イコ:スタッフなんて、所詮はそんなもんよ。保身だけなのよさ。相手にするだけ無駄。

未亜:ま、此れでハッキリしましたね。現場で不遜な態度を取りまくっても、
   メディア操作で何とでもなると認識して居るわけですよ。

イコ:そんなの今に始まった話じゃねーじゃん。もー好いよ。クダラネ。
   あいつは、たかが二年位片瀬を担当してるだけで有頂天になってるだけだろ。
   可愛いモンじゃん。必死で片瀬に尽くしてさ。女子マネ☆LOVE !

未亜:アンタ、また何か画策してまつね。

イコ:はて、何の事やら。シュガーも女子マネも「ガクブル」なだけじゃん。
   こっちが正論なんだしさ、あんな小物を苛めたって仕方ないでしょ。
   何にも言い返せないの。間違って居るって自覚が在っても退けないんでしょ?
   昔から、シュガーってそうだったじゃん。可哀想なコなのよ。泣けてきちゃう。

未亜:随分とトーンダウンしますたね。

イコ:だって、もう云う事なんもないでしょ?あいつらに決定権なんて無いのよ。
   「挨拶する必要無し!」って命じた輩が居るわけさ。
   「現場では断固として如何なるファンも相手にするな!」とね。
   「何を書かれようと潰してやるから安心しろ!」ってさ。
   正しく「殴られ損」なの。「危険分子」扱いが強化されるだけよ。

未亜:其処まで認識して居て、姐御は糾弾したの?

イコ:今に始まった事じゃないじゃん。公式の提灯記事は未亜たん担当だろ。

未亜:あっ。

イコ:だから、おまいは「検温ちゃん批判」はヤメなさいね。

未亜:「わかりました、おねえさま!」(蓮くん声で)

イコ:おまいまで暴走してどーすんじゃ、ぼけっ!

未亜:「ごめんなさい、おねえさま!」(大輝くん声で)

イコ:古いっ!!「暴ママ」は昨日で終ったんだよっ!

未亜:♪あり〜がと〜暴ママ、倫子ママ〜♪
   やっぱ、アノ場面での「鏑木海智クン」は神演技ですよね。

イコ:あたくしは「みーちゃん派」だからさ。

未亜:どっちも神の子ですよっ!御本尊様の御子なんですよぉっ!!

イコ:おい、上手く話題を反らしたな。

未亜:いえそんな気は無いです、、、

イコ:おまいが憤ったのは「公式BBS」のイ牛なんだろ?
   だからさ、古参の連中なんて、とっくにおまい位しか書いてないじゃん。
   みんな見放したんだよ。大体、アレじゃ「女子マネちゃんBBS」だろ?
   「女子マネちゃん、御誕生日おめでとー!」とか、
   「女子マネちゃん、いつも有難う!」とか、片瀬は何処へ行ったの?

未亜:いえ、まあ、そうなんれすけろ。

イコ:呂律が廻ってねーぞ、未亜たん。おまいが悪いんだよ。
   おまいが提灯記事ばっか書いて、女子マネを煽てて、煽動したんだぞ。

未亜:えっ。それは流石に酷過ぎるでしょ?

イコ:いや、世界は全て繋がって居るんだからさ、連帯責任なの。
   かつての自由でオフ会まで在った「公式BBS」なんて、もう無いの。
   アンテツあにいですら、ウチしか観てないって云ってるじゃん。

未亜:いえ、やっぱ、共存共栄で、みんな仲良く、、、

イコ:あたくしは匙投げた。女子マネ日記の記録も、今や秘書がやってます。

未亜:あらら、姐御、バラし杉。

イコ:あのさ、此処の主役は片瀬だろ?枝葉なんだよ。片瀬だけを追えよ。
   あたくしが広げた枝葉は「FAB4」とか広大じゃん。未亜たんはさ、狭いんだよ。
   担当マネの話なんて記録する意味ないじゃん。あいつら、裏方だぞ。

未亜:裏方さんだけど、御本人は「スター気取り」な風情が、、、

イコ:だからぁ、そう仕向けたのは、未亜たん、おまいだっつーの!

未亜:いえ、あの、姐御も十二分に梯子を掛けたと、、、あっ。

イコ:やっと分ったの?そうよ。だから、あたくしは、
   梯子を外して居るだけさ。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 17:20| MIAMIA | 更新情報をチェックする

FAB4-064:WORDS OF LOVE

ベスト・オブ・バディ・ホリー シルヴァー・ビートルズ


 w & m:BUDDY HOLLY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ノーマン・スミス
 2E:ジェフ・エマリック(10/18)、トニー・クラーク(10/26)、マイク・ストーン(11/4)
 録音:1964年10月18日(take 3)
 MONO MIX:1964年10月26日
 STEREO MIX:1964年11月4日

 1964年12月4日 アルバム発売(「BEATLES FOR SALE」 B-2)
 パーロフォン PMC 1240(モノ)、PCS 3062(ステレオ)


またしても「1964年10月18日」録音のカヴァーです。此の時、彼等は本当に切羽詰まっていたのです。其れで、遂に奥の手のカヴァー作品が登場します。「バディ・ホリー」其の夭折した天才は、多くの後輩に多大なる影響を与えました。ジョン、ポール、そしてジョージもそうでした。彼等が自費で初めて録音した音盤が「バディ・ホリー」作品のカヴァー「THAT'LL BE THE DAY」だった事実は、現在では「アンソロジー 1」で容易に聴けます。其の後もライヴやデッカ・オーディションでも多くの曲をカヴァーし、挙げ句の果てにはポールが版権を管理し、其れを知らずにジョンがうっかり「ロケンロール」でカヴァーして「ジョンが歌えばポールが儲かる」なんてトンデモ展開へ進み、其れを模倣したマイコーにポールは「レノマカ版権」を奪われると云う奇想天外な未来へと発展する程に、「バディ・ホリー」は「ビートルズ物語」で重要な人物です。なのに、現役時代の公式録音で残されたのは此の楽曲のみなのです。エルヴィスのカヴァーが壱曲も残されなかったと同様に、余りにも好きで在り、他のバンドも多くカヴァーするので避けたのかもしれません。

美しい楽曲です。手慣れた絶妙な「完全なるコピー」です。レノンの名作カヴァー盤「ロケンロール(1975年)」での「ペギー・スー」を聴いても、あのジョン様が単純に「物真似」しちゃっていますからね。単なるファンじゃん。もしもホリーが22才の若さで飛行機事故死しなかったなら、其の後の大衆音楽史は確実に変わっていたでしょう。さて、此の楽曲には論争が在ります。其れは、歌って居るのは誰か?って事です。一人は「ジョン・レノン」です。其れは間違い在りません。問題は、相方なのです。「ポール説」と「ジョージ説」が在ります。確かに、無名時代の実演での相方はジョージ(カール・ハリスン名儀時代)でした。おそらく、定説とされる「ポール説」を敢えて否定する根拠は其れでしょう。デッカ・オーディションでのジョージ歌唱のホリー作品も出来が好いです。正直、あたくしにはどっちなのか未だに分らない。聴けば聴く程、資料を探れば探る程に「結論がぼやけてゆく」のです。だから、こうしましょうよ。

「歌っているのは、ジョンとポールとジョージです」

其れで好いじゃん。何にせよ、此れはビートルズの作品なんですもの。


(小島藺子)



posted by 栗 at 02:00| FAB4 | 更新情報をチェックする