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2009年05月27日

「僕たちの好きだった革命(改)」八日目(10/35&11/35)

マインド・ゲームス


昼の部/13:30開場、 14:00開演
夜の部/18:30開場、 19:00開演
東京芸術劇場 中ホール


ONE DAY(At A Time)



KOKAMI @ network vol.10『僕たちの好きだった革命』


「あっ。」(西豪寺エレナ様声で)と云う間に「革命再演@池袋17公演」も中盤を過ぎてしまいました。始まってしまうと、素敵な時は本当に短いのです。残すは明日からの六公演です。三分の二は終わってしまったのですよ。

昨年の「フラガール」赤坂23公演を全て最前列で追った日々は、確かに「至福の時」でした。「嗚呼、あたくしは、此の夏の為に生まれ生きて来たんだナァ。」と、世界に感謝しました。何せ、愛する那奈ちゃんの初主演舞台なのです。

明日、僕は一週間振りに「革命」を観ます。本当は、スタッフなんて、どーでも好いんです。関係者だって、全く問題外なんです。只、面識が在るから、人として御挨拶するだけです。僕が「鬼門」で在る「池袋」へ行くのは、其処に「片瀬那奈」が居るからです。いつも通り、僕は黙って、片瀬那奈の演技を観ます。明日は、其れしか予定して居りません。そうやって、僕は生きて来た。全てを捨てて、片瀬那奈を優先して来ました。此れからも、僕は片瀬那奈を追い記録する為に存在します。本気で誰かを愛した事が在るのなら、こんな事は当たり前だと認識出来るはずです。尊敬する料理人は、僕に云った。「お前が羨ましいよ。そんなにまでナナが好きか?好きにやれよ。お前は間違ってないぞ。誰にも迷惑を掛けて無い。お前の人生だ、トコトン、ナナに捧げろ!大莫迦野郎!!」

ええ、そうさせて頂きます。僕の命なんてもんは「片瀬那奈と云う名の虚構」に出逢わなければ、十二年前に終わって居たんです。御本尊様に生かされた「余生」なんですよ。返さなきゃ、死ねないのよさ。


(小島藺子/姫川未亜)



追伸、研音様。

初日(5/19)を最後に「女子マネちゃん日記」が送信されて居ない模様です。毎日モバイル・サイトでは更新されて居る様子ですが、メールは届いて居りません。別に「女子マネちゃん日記」の記録を放棄したのでは無いのです。「有料でメールするサービスを一週間以上も怠って居る」から、記録出来ないだけです。一体、何を考えて居られるのでしょう?此れは大問題だと思いますよ。

(ななごころ)



posted by 栗 at 23:07| ACTRESS | 更新情報をチェックする

チャンネルα「暴れん坊ママ(再々)
#那奈『息子は天才!?お受験参戦』
#8『大迷惑!!空気読めない男』 」

暴れん坊ママ DVD-BOX


フジテレビ 15:00〜16:53

助演:花輪倫子 役


あたくしの甥っ子は「ミクロちゃん」のファンです。彼をそう仕向けてしまったのは伯父のあたくしの責任かもしれません。2007年の春に、当時「中学お受験」まっただ中の小学6年生だった甥っ子は、小5の時(2006年)には種子島へ「宇宙旅行留学」とかでホームステイして居た事も在り、TVを二年位はマトモに観れなかったのです。あたくしの亡き母(甥っ子にとっては祖母)の法事で再会したあたくしは、妹夫婦には内緒で夜中にノートパソコンで「鉄板少女アカネ!」のDVD箱を甥っ子と観ました。ヘッドフォンをお互いに片方の耳で聴いて、布団に隠れて、西豪寺エレナ様とミクロちゃんを観たのです。

甥っ子は、オレンジレンジのファンで幼少からピアノも習って居るので、最初は劇中にオレンジレンジの歌が弦楽のアレンジで流れた事で興味を持ったみたいでした。其れで、当時本放送して居た「生徒諸君!」をホテルの妹夫婦の部屋でみんなで観たのでした。「伯父さんと一緒だから、特別なのよ」と妹に念を押された甥っ子は、懸命に其れを視聴して居ました。最初は「伯父さん、此れはアカネだよね?ふ〜ん、色んな役が出来るんだね」なんて呑気に観て居た甥っ子ですが、運悪く、其の日の内容は全く救いが無い噺(ミクロちゃん達が前任の教師に山に置き去りにされるエピソード)だったのです。当然、最後には救いが在ると思って観て居た甥っ子は余りにも残酷な展開に「俺、こんなドラマは二度と観たくないよ!」と涙目になって云い放ちました。純真な小学生にとって、トラウマになりかねないドラマでした。

壱年後(昨年)再び法事で再会した甥っ子は無事に進学中学校へ合格して居ましたが、何やら妙な噺をし出したのです。曰く「伯父さん、昔一緒に観た『生徒諸君!』ってさ、録画したの?俺さ、あのドラマを観直してみたいと思ってるんだ。」さらに「こないだ、大阪では『野ブタ』を再放送していて観たんだけど、面白いよね?」そして「『三丁目の夕日』って映画、観た?伯父さん、アレは泣けるよね」

それであたくしは甥っ子に訊いた「あのさ、お前、もしかして堀北真希ちゃんが好きなの?」すると甥っ子は平然として云いました。「うん、俺、堀北のファンだよ。最近、役に恵まれてないけどさ、堀北は好いよ!」

そして現在、「エレナ様命の伯父」と「ミクロちゃん大好きな甥」は、再会する度にアイドル談義に花を咲かせて居ります。甥っ子の鋭い批評に、あたくしもタジタジですよ。(例えば、丁度CMに出て居た在る若手女優を観た甥っ子は云った。「伯父さん、コノコってクラスでも人気が在るんだけどさ、CMでしか駄目なんじゃないのかって思えるんだよ。背が高過ぎて、可愛く無いと思わない?あっ。伯父さんの好きな片瀬サンは背が高いけど綺麗だとは思うよ。演技も上手いし、笑えるよね。一寸、俺のタイプとは違うけどね、俺は堀北みたいな田舎臭い顔が好きなんだよね。でさ、コノコはなんだかフランケンシュタインみたいだと思わない?」其れで、其の「ミクロちゃんと抗争中と噂される某若手女優」は、あたくし達のスラングで「フランケン」と呼ばれる様になったのでした。子供って怖い、、、)


本放送:
2007年11月27日
2007年12月4日
再放送:
2008年11月15日
2008年11月18日


(姫川未亜)


posted by 栗 at 16:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-062:KANSAS CITY 〜 HEY,HEY,HEY,HEY

The Essential kcs.gif


 w & m:JERRY LIEBER / MIKE STOLLER / RICHARD PENNIMAN

 P:ジョージ・マーティン
 E:ノーマン・スミス
 2E:ジェフ・エマリック(10/18)、トニー・クラーク(10/26)
 録音:10月18日(take 1)
 MONO MIX:1964年10月26日
 STEREO MIX:1964年10月26日

 1964年12月4日 アルバム発売(「BEATLES FOR SALE」 A-7)
 パーロフォン PMC 1240(モノ)、PCS 3062(ステレオ)


「BEATLES FOR SALE」のA面を締めるのは、ポール・マッカートニーの絶唱です。かつて、此のカヴァー曲は単に「カンサス・シティー」と表記されていましたが、ポールが参考にしたのはオリジナルでは無く、敬愛するリトル・リチャードが改変したカヴァーでした。言わば、此れはジョン・レノンによる「TWIST AND SHOUT」と同じ図式で、ビートルズがやらかしたのは「カヴァーのカヴァー」だったのです。二番煎じでは無く、出涸らしの参番茶を出したわけだ。

ところが、其れは魔法のお茶でした。急場しのぎでのカヴァーで逃げるしか無かった状況での「1964年10月18日」に、ジョンは「御馴染みのカヴァーを、一発録りしちゃおうぜっ!」と決めた。其れに、相棒ポールは応えた。此のカヴァーは実際には「2テイク」録音されましたが、初回の方が圧倒的に勝っていた為、音盤化されたのは「一発録り!」になりました。勿論、完全なる実況録音です。ビートルズの四人と、鍵盤担当の制作者で五人目のビートルと云われた「ジョージ・マーティン」を加えた「五人」による正真正銘の実演です。如何なるオーヴァー・ダビングもされていません。凄い!最近の若い人には「ビートルズって、ライヴが駄目じゃん、下手じゃん」とかヌカす可哀想な御仁もおられる様ですが、云っちゃうけどさ、聴いて無いだろ?もしも聴いて云ってんのならさ、おまいらは「ホウイチ」じゃん。此の頃のカヴァーってさ、ほとんどが「スタジオ・ライヴ」の一発録りだったのよさ。何処が下手なの?ポールが「ロックじゃない」なんて云えますかぁ?

ポール本人が述懐しています。「僕は、無理だと思った。でも、ジョンが『君なら出来るさ!』と励ましてくれたんだ。そして、やったよ!」と。美しいナァ。特に、後半の「HEY,HEY,HEY,HEY」になってからの「ポール対ジョン&ジョージ」の掛け合いが、ゾクゾクさせられます。ポールが有頂天になってアドリブをかまし乍ら高音で絶叫し、ジョン&ジョージが追っかけコーラスを延々と続ける展開は、後の「HEY JUDE」へと繋がって行きます。ポールは、愛するジョンの期待に応えました。励まされて、本当に嬉しかったのでしょう。其れが、永遠に刻まれた音盤にしっかりと遺されています。

「ポール覚醒、間近!」

ジョンは「してやったり!」だったと思います。未だ、レノンは余裕がありました。まさか、自分の予想を超える「眞の怪物を起こした」とは思っていなかった。確かに、レノンは初対面からポールを畏怖していました。「こいつをバンドに入れたら、俺が喰われちゃうかもよ」と予測はしておりました。ましてや、其のポールが連れて来た「子供:ジョージ」なんて眼中に無かったでしょう。ポールもジョージも「ジョニーに認めて欲しい!」と願った。ジョニーを追っかけた。そして、事態はドンドンとトンデモない事になって行くのです。今後のビートルズは「僕たちの好きだった革命」に強引に例えるならば、「山崎クン=ジョン」「未来ちゃん=ポール」「日比野クン=ジョージ」みたいな展開になってしまいます。

ジョン・レノンと云う稀人に憧れたポール・マッカートニー&ジョージ・ハリスンの二人も稀人でした。クオリーメン時代からの三人共が、普通なら「自分がリーダーのバンドを率いても成功する」レベルでした。そんな三人が長い下積みを経験して、万感の想いで絶唱する「HEY,HEY,HEY,HEY」に、心を撃たれるのも致し方ないでしょう。美しいよ。綺麗だ。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 01:23| FAB4 | 更新情報をチェックする