nana.812.png

2009年05月21日

ドラマ8「ゴーストフレンズ」第那奈回(全10回)

幸せのテレパシー


NHK総合 毎週木曜日 20:00〜20:43

「ずっとそばに」

【キャスト】
 福田 沙紀:神谷 明日香
 片瀬 那奈:小野 あやか
 水崎 綾女:青山 ミク
 西島隆弘、入山法子、愛衣、入江甚儀、モト冬樹、岡田義徳、友近、渋谷飛鳥、鰐淵晴子 ほか

【スタッフ】
 脚本:瀧川晃代
 演出:笠浦友愛、梛川善郎、田中英治



「革命」観劇後に観ました。ま、生で那奈ちゃんを観た直後ですからね。

で、主演の福田沙紀ちゃんがフルアルバムまで出して居た事実を最近知ったのです。鴻上さんのトークでも名前が出た「太郎」に狙われた忌まわしい過去に15才で歌手デビュウした事は知って居たけれど、アルバムまで出しやがってたわけだよ。早速入手して聴く事にしました。片瀬那奈の正統なる後継者は「森田彩華」です。然し乍ら「福田沙紀」にも権利は在る。言わば「森田ちゃん=北島マヤ、沙紀=姫川亜弓」だと思います。そして、ウチらの会長「アンテツ」が「森田ちゃん」を推すのなら、敢えてあたくしは「沙紀ちゃん」を担ぎます。あたくしは敵役が好きです。福田沙紀のふてぶてしさは、今や伝説の人となってしまった「エリカ様」級なんですよ。カッコいいじゃん。


(姫川未亜)



ドラマ8「ゴーストフレンズ」NHK公式サイト


posted by 栗 at 20:47| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「僕たちの好きだった革命(改)」三日目(3/35)

Ram


13:30開場、 14:00開演 東京芸術劇場 中ホール


LONG HAIRED LADY



KOKAMI @ network vol.10『僕たちの好きだった革命』


「革命(改)」レポ:其の貳

再演貳度目の観劇へ行きました。初演から数えて11回目の其れでも、僕は泣いた。何度繰り返し観ても泣けるんです。

今回は、終演後に鴻上さんをホストに「まーくん、那奈ちゃん、ハリケンレッド」のトークショーが在ると云う事で足を運びました。会場に入るとロビーで鴻上さんに出くわしたので「お久しぶりです。初日も拝見しました。脚本も小説も読みました。本日も期待して居ります。」と御挨拶させて頂きました。鴻上さんは「おお!いつも有難う御座居ます。」と真摯に目をみて応えて下さった。人間として尊敬出来る片です。

其の後、ロビーで鴻上さんとGAKUちゃん達が歌を唄って居るのも発見したので、鴻上さん御本人から「うたごえ歌集」を購入しました。GAKUちゃんはあたくしを覚えてらした御様子(流石に初演9回現れ、GAKUちゃんのライヴにも行き、再演も通って10数回観た那奈ヲタは認識されるでしょう)で、にっこり笑って会釈して下さいました。人として信頼出来る片です。

トークショーは爆笑の渦でした。鴻上さんは「ナナは、素晴らしい。常に新品だ。大女優になると思って居た。本当に奇跡だ。頼りになる!」と絶賛して下さいました。鴻上さんは、僕らの同志です。オフレコにして居た「映画化が延期になったのは、堤の責任だ!糾弾する!!」までバラしちゃったよ。「俺が絶対に映画化する!」とまで云った。鴻上さん、アンタは漢だ。那奈ちゃんは、少しバツが悪そうでした。だって堤カントクが「革命」を捨てて撮った大作三部作の写真に那奈ちゃんも出てますからね。トークショーでの那奈ちゃんは髪を束ねて、始終リラックスした「那奈ちゃんスマイル」で、本当に綺麗でした。僕らは満足したので、出待ちはしなかったよ。アノ表情を観れたなら、其れで好いんだ。

でもね、やっぱ、ハリケンレッドって面白いよ。此の舞台の主役は中村雅俊さん演じる「山崎くん」で、ヒロイン&語り部は僕らの片瀬那奈ちゃん演ずる「小野未来」です。でも、物語とは作者(鴻上さん)の視点から描かれて居るのだから、本当の主役はハリケンレッドこと塩谷瞬クンが演じる「日比野くん」なのです。「日比野くん」こそが鴻上さんの分身ですし、英雄「山崎くん」に影響され闘いに向かう「小野未来」に恋をして「次は絶対に震えない」と誓う「日比野くん」の姿は、僕ら那奈ヲタが片瀬那奈を追い続ける姿勢と全くおんなじなのです。だからこそ、初演以上に強調されたラストシーンでの「イノセントの喪失」を、「PET SOUNDS」の世界を、此れでもかと見せ付ける片瀬那奈の拒絶と決別に、其れを受けた日比野くんの愕然とする表情に、僕らは感動した。誰かに恋をして、影響され、強くなろうと思った事が在るなら、きっとみんな「日比野くん」に自分を重ねて泣くでしょう。「僕たちの好きだった革命」の眞の主役は、塩谷瞬です。


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 19:15| ACTRESS | 更新情報をチェックする

チャンネルα「暴れん坊ママ(再々)
#1『なんで私がママなのよっ!!』」

暴れん坊ママ DVD-BOX


フジテレビ 15:00〜15:57

助演:花輪倫子 役


「えっと、半年前に再放送したばっかじゃまいか!」

とは云え、あたくしは「倫子ママ&大輝クン」が大好きですから好いですよ。でもね、CX様のコンテンツは豊富なのですよ。片瀬クンの女優デビュウ作「最後のデート」も、本格的に自覚し女優になった実質的なデビュウ作「GTO ドラマスペシャル」も持って居るわけです。更に、未だ映像作品化されて居ない那奈ヲタ垂涎の「遠い夏」まで持って居ます。系列の関西テレビ制作の「2001年のおとこ運」(那奈ヲタ界の竜虎が認める代表作!)も公式映像作品化されて居りません。

他にも「氷の世界」「花村大介」「できちゃった結婚」「ラスト クリスマス」「不機嫌なジーン」「離婚弁護士II〜ハンサム ウーマン〜」「小早川伸木の恋」「アベレイジ」「Room Of King」等、数多くの「片瀬作品」を持って居ます。多くは幸いにもヴィデオやDVDとして遺されて居りますが、其れらは本放送時とは「別ミックス」です。特に、初回拡大版が無惨にもカットしまくられた「小早川伸木の恋」のDVD箱には愕然としました。アレじゃ、命懸けで挑んだ片瀬クンが不憫です。再放送して頂ければ、本来の姿を観れるのです。

今回の「革命再演」を主催されても居るのも「天下のCX様」なのですよ。そもそも、那奈ちゃん達「美少女H」出身者は「未来の月9女優候補!」と謳われ、僕たちの前に登場したのです。もっともっともっと、温故知新させて欲しいと、切に願います。

本放送:2007年10月16日
再放送:2008年11月12日


(小島藺子)


posted by 栗 at 15:57| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-056:NO REPLY

Beatles for Sale The Best of Tommy Quickly, Johnny Sandon, Gregory Phillips & the Remo Four Looking for the Light


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ノーマン・スミス
 2E:ケン・スコット(9/30)、マイク・ストーン(9/30、11/4)、A.B.リンカーン(10/16)
 録音:1964年9月30日(take 8)
 MONO MIX:1964年10月16日(2種制作、1種未使用)
 STEREO MIX:1964年11月4日

 1964年12月4日 アルバム発売(「BEATLES FOR SALE」 A-1)
 パーロフォン PMC 1240(モノ)、PCS 3062(ステレオ)


1964年のビートルズに、休息は有りませんでした。まるで現在の「片瀬那奈ちゃん」の如く、鬼神のような「ファンの為に全てを捧げる」芸術活動に邁進しました。EMI との契約は「年間アルバム二枚、シングル三枚」と云う「おいおい、アイドル歌手じゃあるまいし、、、」ってな過酷なモノだったのです。いや、彼らは「アイドル」でも在ったのです。ファンを大切にする彼らは、在ろう事か「シングル曲はアルバムには収録せず、アルバムからもシングル・カットはしない!」と云う縛りを自ら選択しました。彼らの英国でのオリジナル・アルバムは「PLEASE PLEASE ME(1963年)」から「LET IT BE(1970年)」まで、12作品です。其の中からサントラ盤で在る四枚を除くと8作品になります。なな、なんと、其の内、5作品が英国オリジナル・シングル曲を収録していません!其れは「WITH THE BEATLES(1963年)」「BEATLES FOR SALE(1964年)」「RUBBER SOUL(1965年)」「SGT, PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND(1967年)」「THE BEATLES(1968年)」です。地獄のスケジュールだった「1964年」の「BEATLES FOR SALE(ビートルズ大売り出し中!)」も、本国では完全なる新録盤として登場しました。

流石の「レノマカ」も、オリジナルだけで14曲を埋めるのは困難でした。其れで、前作「A HARD DAY'S NIGHT」で折角「全曲レノマカ」と云うより『レノン(10.5):マ(2.5)』と完璧なオリジナル作品を作ったのに、「オリジナル8曲、カヴァー6曲」へ戻ってしまいます。然し乍ら、ジャケットからして僅か半年後のビートルズは「全く別のバンド」へと変貌していました。此の疲れ切った表情の、何処が「アイドル」なのでしょう?特に大きく変わったのが、当時「絶対リーダー」だった「ジョン・レノン」でした。「A HARD DAY'S NIGHT」の録音や撮影、そしてツアー、ラジオ&TV出演など、「何やってんのかわかりましぇーん!」な、正に「A HARD DAY'S NIGHT」だった1964年に、彼らは全米制覇を成し遂げました。そして、2月に伝説の「エド・サリヴァン・ショー」への初出演を中心とした「米国初上陸」が敢行されます。其の時、在る男がケネディ空港で彼らを待っていたのです。

其の名は、「ボブ・ディラン」。

ビルボート首位に立った「I WANT TO HOLD YOUR HAND(抱きしめたい)」を、ディランは「空耳」しました。「I CAN'T HIDE」と盛り上がる部分を「I GET HIGH !」と聴き違えた彼は、彼らに「葉っぱ」を教えてしまいます。レノンは、強烈にディランから影響を受け、アメリカの全てから強烈過ぎる衝撃を受けました。そして作られたのが「BEATLES FOR SALE」です。其の一曲目に収められたのが此の楽曲でした。

イントロ無しで、いきなりジョンが歌い出します。其れは、最早「抱きしめたい」の彼では無かった。此れは、何かを悟ってしまった人間だけが書いて歌える作品です。「一歩先」を、レノンは確かに踏み出しました。当時、彼らの楽曲を管理していた「ディック・ジェイムス」が、わざわざジョンを呼び出し「君も成長したもんだ、此れは詩も曲も、ちゃんとまとまっているよ。こんなのを書いてくれたのは初めてだな、ま、今後とも此の路線で頼むぜ」と珍しく褒められたと、ジョン本人が語っています。と云うのも、実は此の楽曲は「うほっ!:ブライアン・エプスタイン」のお気に入り「トミー・クイックリー」への提供曲として書かれたのです。トミーは、ポールの駄曲「Tip Of My Tongue(1963年)」でデビューしますが、全く売れませんでした。1966年にはシーンから消えてしまいます。其処で、莫迦ポールとは違い「提供曲も手を抜かない漢:ジョニー」に書かせたのです。でもね、ジョニーは本気で書きました。其れで「こんなに好い曲なら、本隊(ビートルズ)でも録音しなきゃイカンだろ?」って事になっちゃったのよさ。哀れ也、トミー・クイックリー。本当に「早いトミー」でした。

アルバムのジャケットから示唆される「暗い内省的な世界」が展開されます。留守電に此の曲を使ったビーヲタは多いでしょう(あたくしもやりました)が、人気アイドル楽団の絶対的主導者で在ったレノンは「悲恋」を歌います。絶望的な恋の終わりを、彼女の浮気現場を目撃し、電話をしても出ても貰えないのに忘れられない自虐莫迦男の噺を語るのです。「人間失格」じゃん!此の世はレノン色に染まったのに、彼は「嘘だっ!」と叫んだのです。作者ジョン自身に寄れば、元ネタは、ザ・レイズによる1957年のヒット曲「シルエット」だそうです。後に、ハーマンズ・ハーミッツもカヴァーした名曲です。でも、ジョンがそうして自らネタバレをしてくれて、実際に其れを聴いても、「一体、何故、此の曲から『NO REPLY』が生まれるのだ?」って思うのよさ。其れは、ディランからの影響にも云えます。ジョン・レノンは、全てを咀嚼してしまいます。全部「レノン色」に染めてしまうので、最早「元ネタ」とは掛け離れた作品になってしまうのでした。だからこそ、彼は「カヴァーの天才」なのでしょう。

名曲です。シングルで出せば大ヒット間違い無し!です。されど、ジョンは「二度売りはしないぜ!」と頑なに拒みました。カッコいいナァ。でも、其の「レノンの意志」が尊重されたのは、残念ながら本国英国だけで、日本では堂々とシングル・カットされました。なな、ななな、なんと、我が日本では、英国では壱曲たりともシングル・カットされなかった「THE BEATLES FOR SALE」の全14曲中、驚くべき事に「五枚、10曲!!」がシングル化され発売されました。酷過ぎるぜ、東芝ちゃん!ま、本国や米国でも四曲入り「EP盤」で発売されたんですけどね。でも、其れは高価なLPを買えない子供の為に行った「ファン・サービス」なのです。

ハッキリ云って、我々日本人は「キャピトル守銭奴、氏ね!」なんて口が裂けても云えません。此の銀河系で最も多くのビートルズのレコードを乱発したのは、米国キャピトルでは無く、日本が誇った「東芝音楽工業」なのですよっ!!赤いレコードなんて、日本盤だけじゃん。海賊盤だって、ほとんどが「西新宿」製じゃんっ!!ぜいはあ、、、其れ故、其の後の展開では考えられない事ですが、当時のジョン・ウィンストン・レノンは日本のレコード会社を「何やってんだ?」と嫌っていたらしいです。


(小島藺子/姫川未亜)


初出:「COPY CONTROL」2008-12-1

(REMIX by 小島藺子)



posted by 栗 at 00:17| FAB4 | 更新情報をチェックする