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2009年05月20日

「僕たちの好きだった革命(改)」二日目(2/35)

ロンドン・タウン(紙ジャケット仕様)


18:30開場、 19:00開演 東京芸術劇場 中ホール


WITH A LITTLE LUCK



KOKAMI @ network vol.10『僕たちの好きだった革命』


あたくしは「僕たちの好きだった革命初演(2007)」新宿公演の14公演中8公演に足を運びました。「フラガール(2008)」の赤坂公演は、制作発表にも参加し全23公演を制覇しました。けれど、今回の「僕たちの好きだった革命再演(2009)」の池袋公演は、今の処、全17公演中たったの4公演しかテケツを入手して居りません。おそらく、当日券でもう少し増えるでしょうけど、半分どころか三分の一を観劇するのが精一杯だと思います。其の分、全国公演に通うかもしれませんが、初演同様に「9公演」に行けたら好いナァって思って居ります。ま、「革命」なら「9」でしょ?

別に「那奈ヲタ熱」が冷めたわけじゃないんです。大体、池袋4回、全国2回の計6公演のテケツは買ったんですよ。一般人からしてみれば、其れだけで充分過ぎる程「尋常ではない」事みたいです。昨年「フラガール」を27公演観た時には、那奈ちゃんファン以外の友人は当然「ドン引き」で呆れ返りましたし、「那奈ヲタ」仲間ですら「未亜サンが狂った!」とか「イコちゃん大暴走!!」とか云い出す始末でした。「何故、其処までやる?」と、那奈ヲタ仲間に云われたんですよ。「やりたくても、出来ません!」と云われました。嗤いたければ、笑え。俺は、本気だ。那奈ちゃんに貰った命なんだよ。返すだけだ。「革命」に行かない日は、仕事しながらDVDを観るよ。じゃあ、明日、池袋で☆


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 23:15| ACTRESS | 更新情報をチェックする

FAB4-055:SHE'S A WOMAN

Blow by Blow Long Play Collection: the Original Albums Plus


 w & m:LENNON / McCARTNEY

 P:ジョージ・マーティン
 E:ノーマン・スミス
 2E:ケン・スコット(10/8、10/12)、マイク・ストーン(10/8)、ロン・ベンダー(10/21)
 録音:1964年10月8日
 MONO MIX:1964年10月12日(英国用)、21日(米国用)
 STEREO MIX:1964年10月12日

 1964年11月27日 シングル発売
 パーロフォン R 5200(モノ)


1964年とは「ビートルズが全米を制覇した時」でした。

其の壱年前に、ビルボード・チャートの首位に「日本語」で立った楽曲が在りました。御存知「スキヤキ」こと「上を向いて歩こう」です。坂本九ちゃんが「また『上向き』かい?」とイヤになる位に「不慮の事故」で亡くなるまで歌わされた楽曲が、日本発売されたのは1961年10月です。公的に発表されたのは、先駆けること二ヶ月前の1961年8月、NHK「夢であいましょう」での「今月の歌」としてでした。其れから二年近く経って「天下無敵のビルボード首位!1963年6月15日に週間首位、ビルボード誌1963年年間ランキングでも第10位!!」と云う、「前人未到」の今後おそらく起こらないであろう「ミラクル」を成し遂げたのですが、何故にそんな「東洋の島国でのヒット曲」が、FENでも「普通に日本語で流れ、来日アーティストが日本語で歌う」のかを説明するには相当の時間が必要です。

只、10代の頃「FEN」ばかり聴いていた時に、突然「上を向いて歩こう」が日本語で流れた瞬間の「疑問」と「感動」が忘れられないのです。確かに、中学生から「ポップス少年」だったので「スキヤキ」が「世界的に有名な唯一の日本の曲」って知識は在りました。でも、其れは「英語で歌われた」と思っていました。でも、そうぢゃなかった。日本語のまんまで、ビートルズの「I WANT TO HOLD YOUR HAND(抱きしめたい)」よりも前に、全米制覇してしまっていたのです。さて、枕が長過ぎで、どーもすいませんですますまんねん。

大傑作A面「I FEEL FINE」がレノンの会心作だったので、ポールは「B面で恋」をします。粋なレノンの実験作の裏で、野暮な歌をがなったのです。此の「レノマカ」の対比こそが、彼らを「完全無欠」にしました。お互いに無い部分を、常に補ってしまうのです。そりゃ、ファンは堪らんよ。「ハズレ無し」ですもん。此の曲ってさ、マーティンが約10年後にジェフと最録音したのが納得出来る位に、

「酷過ぎですっ!」

全く以て、天然莫迦ボンのポールは、何故にこんな「駄曲」を作り、他の三人もやる気なしで、無茶苦茶な演奏をし、ポール自身も「世紀の音痴」振りを遺憾なく発揮しまくった楽曲を平気で「シングルB面」として発表しやがったのでしょう?レコードになったのは「テイク6」ですが、全那奈テイクでやっつけちまったセッションの最終テイクである「那奈ちゃん」は、少しは彼らの「未発表音源」に興味を持った片なら、すぐに辿り着く「魔境」です。「那奈分」にも及ぶ「出鱈目な演奏とポール発狂!の絶唱」は、彼らが「1964年に既に到達していた」事実を教えてくれます。彼らは、間違いなく、意図的に「ラフな演奏」を試みています。A面「I FEEL FINE」同様、此のB面も「大いなる実験」でした。そして、此の楽曲で、ポールは「やってはイケナイこと」をやらかします。其れは、、、ハッキリ云いましょう。

「盗作」です。

此の楽曲には、瓜二つの「インスト」による「スマッシュ・ヒット」が存在します(JOHNNY AND THE HURRICANESの「Crossfire」、1959年、全米23位)。だから彼は翌年に「覚醒」した時、「此れは夢で聴いた旋律だから、もしかしたらパクリかもしれない。潜在盗用を、弟分のジョージよりも遥か前にやらかしてしまうかもしれないっ。イカン!みんなに聴いてもらおうっと。」となるわけよ。

そう、ポールには「前科」が、いっぱい在ったのよさ。

勿論、ジョンやジョージにも「元ネタ」は在ります。でもね、其れらは「云われなきゃ分んない」って類いなのですよ。つまり、其れは最早「盗作」では無いのです。されど、「天然・ポール」には「捻り」が無かった。だからこそ、彼は「スタンダード」を書けたのです。でも、大丈夫。彼が目覚める日は、もうすぐでした。ええ、たったの半年後には、彼が「THE BEATLES」を「ビートルズ」にしちゃうんだよ。「卵」は、もう、ポールの中に宿っていました。だからこそ、彼は「咆哮」しました。

「音楽よ、お前は俺の女だっ!」と絶叫したのです。

てかさ、ポールとリンゴって「音痴で女好き」なのよさ。「長生き」の秘訣だよね。「生き残り二人」に見習うべきは、其処だね☆


(小島藺子/姫川未亜)


初出:「COPY CONTROL」2008-10-23

(REMIX by 小島藺子)



posted by 栗 at 01:10| FAB4 | 更新情報をチェックする