テレビ朝日 23:15〜24:10
■ キャスト
大野 智:矢野 健太
木村 佳乃:真鍋 杏子
戸次 重幸:氷室 洋一
片瀬 那奈:美月 うらら 滝沢 沙織:清水 さやか
丸山 隆平:斉藤 守
吹越 満:安斉 遼二
須藤 理彩:矢野 さくら
小野 武彦:矢野 光雄
、ほか。
■ スタッフ
脚本のおねえさん:永田 優子
演出のおにいさんたち:長江 俊和、高橋 伸之、梶山 貴弘
チーフプロデューサーのおにいさん:桑田 潔(テレビ朝日)
プロデューサーのおにいさんたち:川西 琢(テレビ朝日)、壁谷 梯之(泉放送制作)
企画担当のおにいさん:大川 武広(テレビ朝日)
音楽のおにいさん:辻 陽
主題歌のおにいさん:矢野 健太「曇りのち、快晴」(ジェイ・ストーム)
制作:テレビ朝日、泉放送制作「うらら姫、天下獲ったりっ!」えっと、、、あたくし(未亜)の姓で在る「姫川」は、彼の有名な超大作漫画「ガラスの仮面」の敵役で在る「姫川亜弓」様から戴いたのです。あたくしは元来、主役よりも「悪役」や「敵役」が好きで、其れは例えば「ウルトラマン」よりも「怪獣」が好きだったり、楽器もベースを担当したり、一寸ってか、かなり「KINKY」な嗜好なのですよ。
片瀬那奈ちゃんを好きになったのも、最初期の「GTO」や「天国のKiss」で「敵役」だったからです。主役は「大根」でも好いんです。いや、ハッキリ云えば「世界のミフネ」とか「アキラ」とか、何を演じても「三船」だし「旭」なんですよ。そして、其れこそが「主役」たる所以なんです。だから、年上だけど後輩の「みーたん」が「大女優」になったのは当然でした。彼女は、全部、「伊東美咲」ですもの。其れが「主演女優」なんです。
されど、片瀬那奈は違った。彼女が望んだのは「怪優」でした。脇役で敵役で分けが分かんない滅茶苦茶な自由自在な変幻自在な「未知」を選んでしまった。其の最高傑作が、本来ならドラマ化などされなかった急場しのぎの作品だった「鉄板少女アカネ!(2006 TBS、ドリマックス)」に於ける「西豪寺エレナ様」でした。原作で僅か二話にしか登場しないキャラクターを、「怪優:片瀬那奈」は活き活きと演じ、完全なるオリジナルとして昇華しました。其れは、2006年に遂に眞なる女優として覚醒した彼女が、在る程度は原作に忠実だった「小早川妙子」→「山田バーバラ」や、原作を膨らませた「高田清美」を経たからこそ成し得たアノ頃の「頂点」でした。
そして、片瀬は舞台へと踏み出します。初舞台で在った「僕たちの好きだった革命(2007)」は「奇跡!」と賞賛され、名作映画の舞台化で「映画版では松雪サンが主演女優賞を総ナメにしたまどか先生」を演じた初座長公演「フラガール(2008)」も、大プレッシャーに打ち勝ち、絶賛されました。
舞台を経た彼女は大きく成長しました。演技に深みが出た。例えば「革命」初演後に演じた「ジゴ沙汰」での「みちる」は、明らかに舞台女優ならではの細かい演技が加わりました。画面の中央に居ない時の些細な仕草や、顔が映らない時の背中や手足だけでの演技などに大きな成長を観ました。其の後も、ドラマや映画にも弛まなく出演し、遂に到達したのが「舞台荒らし」です。
「ガラスの仮面」の主人公で在る「北島マヤ」の領域に、片瀬那奈は踏み出してしまいました。
「美月うらら」は、反則ですよっ。もうさ、那奈ちゃん、やりたい放題じゃん。「女:冬彦サン」状態じゃん。もう、どうにもとまらない!じゃん。主役どころか物語を喰っちゃってますよ。
「片瀬那奈、恐るべしっ!」長年ファンをやらせて戴いて居りますが、此処までの展開は読めませんでした。矢張り、貴女こそが「御本尊様」です。迷惑でしょうが、、、
「一生、ついてゆきます。」第三話視聴率:「11.6 %」
(小島藺子/姫川未亜)
金曜ナイトドラマ「歌のおにいさん」テレビ朝日公式サイト「歌のおねえさん」