フジテレビ 21:00〜21:54
号泣…北島康介に救われた男北京五輪友情のメダル
鶴瓶タモリが本音で語る芸能界を生きる術
ナビゲーター:片瀬那奈
その友情の物語は、プールから始まった。男は自由形で頭角を示し、期待を一心に受け2008年北京オリンピック水泳男子メドレーリレー代表選手となる。そんな彼を襲った悲劇、そして尋常ではないプレッシャーの中でメドレーチームは最大の危機を迎える。青年と青年を支えたメドレーチームの友情の物語。
近年、僕の「友人や知人(当然ながら、僕が熱狂的な那奈ちゃんファンだと認識して下さっているラベルの方々)」から、よく云われる「コトノハ」が在ります。其れは、
「那奈ちゃんって、ナレーターが上手いね」
なのです。
確かに、那奈ちゃんは「語り」も素敵です。よく「滑舌が悪い」と批判されたりしますが、其れは「女優としての、役柄上での言い回し」に過ぎないのです。那奈ちゃんは「最上級の語り部」でも在ります。此処を読んで下さっている同志ならば、あたくしが「ラジオ番組を持つべきだっ!」なんぞと、大昔から「那奈ちゃんの声」に対しても大いに「ラヴ・コール」を贈って来た事実を御存知でしょう。
でもね、那奈ちゃんが本来は「舌ったらず」であるのも、事実なんです。されど、「10年前の水着ショー」での受け答えを観る時、僕らが感心してしまうのは、「よくぞ、努力してナレーターに抜擢されるまでの話法を会得したね、那奈ちゃんっ!」って事なのです。
「片瀬那奈」が素晴らしいのは、己の類い稀なる持って生まれた「容姿」だけに安住しなかった処なのです。其れは、あらゆる「才人」に共通する事でも在るわけですが、那奈ちゃんの場合、「おいおい、アータ、其処まで頑張らなくたってええじゃん。」って位に「努力家」なのです。
「10年前の那奈ちゃん」にも「5年前の那奈ちゃん」にも、此の深みが在る「ナビゲーター役」は出来なかったと、断言出来ます。10年間の積み重ねが、「片瀬那奈」を「全能の人」へと導きました。そして、彼女は、其処にすら安住しません。
だから、僕らは、彼女を「師」と選んだのです。「片瀬那奈」の名の元に、集ったのです。おんなじ夢をみているんです。其れは、那奈ちゃんの「夢」とも、きっと、同じです。僕は、そう思う。だから、此処を遺す。「彼女の道」は、僕の「理想」だ。
(姫川未亜/小島藺子)
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