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2008年04月04日

「誰の挑戦でも受ける」

自伝大木金太郎 伝説のパッチギ王


あたくしがレーザー・ディスク・プレイヤーを購入したのは1995年で、最初に買ったソフトは「猪木のボックスセット」でした。

猪木自身が全盛期はアリ戦の頃(1976年)と語る様に、1970年代の猪木は本当に強いです。そして、其れは対戦相手が外人にしろ大物日本人選手にしろ、猪木と同格か格上(師匠)だったからこそ盛り上がったのです。

外人に関して云えば、ハンセンあたりからは猪木が育てなければならなかった。其の後の藤波、長州、藤原、前田などは全部、弟子です。ゆえに、過去の焼き直しが随所に見られる様になって行きます。

例えば、最初の「藤原戦」なんかは、丸っきり「大木戦」の焼き直しです。「藤波戦」で使った「鎌固め」は、新日の旗揚げ戦でゴッチに決めた技でした。弟子たちと名勝負を繰り広げる猪木は、切なかったっ!

ストロング小林や大木金太郎と闘う猪木は、生き生きとしています。特に感動的なのが、大木戦です。大木金太郎は猪木のデビュー戦の相手でした。其の大木の「原爆頭突き(なんちゅう技だっ、しかも大木は原爆をデザインしたガウンを着て入場したのだよ!)」を真っ向から受け続け、流血し、起死回生の「反則パンチ」で攻勢に出てバックドロップでフォールした後、猪木と大木が抱き合い号泣するのです。

あのな、あたくしは此れを「八百長」だなんて云えないぞ。こんな感動的な試合はないんだよ。あたくしが、全面的に保障しようじゃまいか。

「プロレスは、真剣勝負です」


初出「COPY CONTROL AGAIN」 (小島藺子)



posted by 栗 at 17:48| KINASAI | 更新情報をチェックする

「ビバ!山田バーバラ」後編 メーテレで再放送!

ビバ!山田バーバラ(3)<完> (講談社コミックスキス)


メーテレ(名古屋テレビ) 10:30〜11:25

「美女が濡れるとき」

片瀬那奈・主演:山田バーバラ 役


此のドラマを最初に観た時の衝撃は忘れられません。2006年1月〜3月には小早川妙子を演じ「片瀬那奈がキテル」と思わせていました。その後、高田清美、西豪寺エレナ様とつづく2006年の片瀬那奈の中核をなすのが、此の「山田バーバラ」です。2006年、確かに女優:片瀬那奈は化けました。あたくしが彼女を「怪優」と呼び始めたのが、正に此の時でした。

DVD化を切望致しております。


本放送:2006年7月7日


(小島藺子)



メーテレ公式サイト


posted by 栗 at 11:27| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「SHiNY girls よ永遠に」

Love & I .〜恋愛遍歴〜(DVD付)


「本日のカタセカイ・ニュース」

Sowelu 生まれたままの姿で…(デイリー 4/4)


「先を超されましたよ、片瀬クン」


(小島藺子)



posted by 栗 at 08:12| SEXY | 更新情報をチェックする

「猪木最強伝説」

底なし沼 活字プロレスの哲人 井上義啓・一周忌追善本 (kamipro books)


あたくしが初めてヴィデオデッキを買ったのは1985年3月です。そう聞いて「ピン!」と来る片は、あたくしの同志でしょう。そうです、正に其の時、超獣:ブルーザー・ブロディがスーツ姿で、ベートーヴェンの「運命」に乗ってアントニオ猪木の前に対峙したのでした。あたくしは来るべき二人の闘いをヴィデオに収める為にヴィデオを買ったのです。

其れから猪木が引退する1998年までの主要な試合はすべて録画しました。「プロレス・アンコール」などで其れ以前の試合もフォローしました。1992年から1997年頃は、年間に軽く50興行は生観戦していました。もしかしたら、音楽のライヴよりもプロレス観戦の方が多いかもしれません。新日だけではなく、全日もU系も女子プロもインディーズも全部観ていました。週刊ファイトと週刊プロレスと東京スポーツは必ず買って、大きな事件が起これば週刊ゴングも買ったのです。レスラーの自伝も、暴露本もなんでもかんでも読みました。そうです、あたくしは筋金入りの「プロレス者」なのです。

総合格闘技が壱時期ブームになったけれど、世間が大騒ぎするずっと前からあたくしたちは「ヴァーリトゥード」を研究していました。桜庭が未だプロレスをやっている時から応援していました。ヒクソンもホイスも、わざわざ海外からヴィデオを入手して観ていました。「K-1」だって最初の代々木体育館でやった時から観ていたのですよ。

そんなあたくしの結論が「猪木最強」です。何度も鑑賞に耐え得る、正に「格闘芸術」が「猪木プロレス」には確かに在ります。かつて後楽園ホールでの藤原組の興行で猪木が石川とスパーリングをしました。間近で観る猪木のスパーリング!其の流れる様な動きに心底シビレました。美しかった!諸君、プロレスは綺麗なんだよ。

ところで「アントニオ猪木全集」は最初から順番に観ているのですけど、日プロ時代や新日初期のTV解説をやっている「イテテの遠藤」こと遠藤幸吉が面白過ぎるっ!

 アナ「どーですか、遠藤サン、今の攻撃はっ」

 幸吉「いやあ、クラップはもうね、基地外みたいになってますよっ!

 アナ&桜井「(無言)」



初出「COPY CONTROL AGAIN」 (小島藺子)



posted by 栗 at 05:18| KINASAI | 更新情報をチェックする