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2007年11月22日

「大塚愛は天才です。」

LOVE PiECE


1. 「ロールオーバー大塚愛」

CDを叩き売りしてるのに、小山ルミの紙ジャケ復刻CDを参枚とも買ってしまった。あたくしも色々と所謂「カルト歌謡」を聴いて来たけど、「小山ルミ」は最高峰ですよ。すぎょすぎる。ルミの前では「東京ビートルズ」なんて屁の河童ですよ。

「あんた、河童を信じるかい?あたいは信じるよ」(ふみか声で)

そう、小山ルミは「河童」ですよ。小山ルミさえ在れば、もう他の1970年代の歌謡曲なんていらないって云っても過言では在りません。(すいません、誰にでも分る「嘘」をつきました。其れは言い過ぎです。)最初に購入した「ビートルズを歌う」は、数多ある THE BEATLES の日本語カヴァーが莫迦莫迦しくなって全部売ってしまった位の衝撃でした。「ベンチャーズ・ヒットを歌う!/二つのギター」なんて、「10番街の殺人」とか「急がば廻れ」にまで無理矢理日本語の歌詞を乗せて歌っているんですよ。なんじゃこりゃ?!「ロックン・ロール・ミュージック」は、ルミのアルバムでは壱番マトモだけど、其れでも狂気に満ちてる。ジョン・レノン・レベルのカヴァーの天才です。つまり、最上級です。「小山ルミはカヴァーの女王サマ」なのだっ!!最近は、「ポール(「マッカートニー」って人ね、念の為)」と「ボウイ(「DAVID」です、念の為)」と「イコちゃん(みあみあ)」ばっか聴いてるんだけど、ルミも聴かないとダメになっちゃったよ。

大塚愛よ、精進したまえ。先達は、恐ろしいぞ。なんて提言しても「古い音楽なんてシラネ」とぬかすであろうトコが「愛ちんちんのパワー」なのだ。新作「ラブ・ピース」なんだってナ☆あたくし、オリジナルアルバムを全部レンタルしてナニしたけど、レノンを引用するなら新作はDVD付き初回盤を新品で買うわよ。がんばれ、愛ちんちん☆お前さんの進んでいる道は、正しいぞよ。


2. 「あはんあはん、納豆ーっ!」

ええ、買いましたわよ。「LOVE PiECE(DVD付)」初回限定盤をね。

あたくし、最近毎日の様にCDを売りまくってまして、もうマトモに残っているのは「片瀬那奈ちゃん」と「SYREETA」だけです。「THE BEATLES」も「Stevie Wonder」もぜ〜んぶ売ってしまいました。今後はポールとマドンナを中心に売ります。よーするに「片瀬那奈ちゃん」以外は全部売る気でいます。其の分、アナログが増殖中なのです。「THE BEATLES」も「Stevie Wonder」も、やっぱアナログで聴かなきゃね☆(などと云いつつジャケットを眺めながらCDRを聴いていたりする、売ったモンは全部参機在るPCに取り込んで在るわよ。けけけ)そんな「GOOD BYE ! CD」宣言した此のイコ様が、大塚愛ちんちんの新譜を初回限定盤で買ってしまった。此れは「事件」です。邦楽のリイシューでは無い新作を速攻で買ったのって、もしかしたら「片瀬:歌手時代」以来?

レジの優しいお兄さんは「此の色で好いですか?」と訊きやがりました。さっさと逃げ出したい程恥ずかしいのに、、、云ってやったわよ。「ええ、ピンクが好きだから此れでいいわよ。あら、随分色んな色が在るのね」愛ちんちんのファンって全色買って、さらに通常盤も買うんだろうナァ。でも外から色が見えるから親切だよね。かつて、僕たち「那奈ヲタ」はCDでトレーディング・カードもどきの「悪徳商法」にまんまと引っ掛かったもんですよ。こーゆーことをやらかす会社って、、、

「やっぱり、avex じゃまいかっ!!」

正直DVDなんていらない(愛ちんちんのルックスが其れ程好みじゃない)のだけど、つまり「純粋に楽曲で好きになってしまった」わけで、1st〜3rdとベスト盤を全部レンタルで済ましちゃったし、タイトルが「レノン」なので、買いました。11曲入りで既発曲が6曲って、ものすぎょい「お嬢様商売」で、困ったことに、あたくしが気に入ったのは其の「既発曲6曲」だけでした。明日にでも売り飛ばしてしまいそうですけど、あたくしは東京事変の「遊戯」を買うくらいなら「大塚愛ちんちん」を選びます。

「洋楽?何歌ってるか分んないから聴かない」と言い放った「愛ちんちん」は「ROCK」なんですよ。カッコいいじゃん。只の莫迦でも貫けば「ROCK」なんだよ。


3. 「アノコハテンサイ」

「J-POP」と云うのは「日本語ロック」とおんなじで在りまして、其れはつまり「元々は洋楽だった」ってことですね。

「ロビタ」が元は半分「人間」だったみたいなもので、純粋培養ではない「雑種」なのです。日本には「ポップス」も「ロック」も在りません。其れらはすべて、洋楽の借り物なのです。そうして出来たのが「歌謡曲」や「演歌」だったのですが、其処へ「日本語ロック」や「日本語フォーク」が対抗し、其れらが「ニューミュージック」になり、再び「歌謡曲」へ取り込まれました。現在在るのは、全部「歌謡曲」です。ヒットチャートを見ると、相変わらず横文字のタイトルが並び、歌手名すら横文字です。アレだけみると此処は日本では在りませんが、日本人くらい英語をマトモに話せない人種もいないのです。未だに「アメリカ幻想」でも在るのでしょうかしらん?英語だとエライのか?そんなに憧れているのかい?

大塚愛の天才性は、彼女が書く音楽は紛れも無く「洋楽ポップス」を先祖としているのに、本人には其の自覚が全く無い処です。実際に彼女は、最新洋楽ヒットの感想を訊かれ「(英語だから)何いってるか分らん!」と言い放ちました。自分がやっている音楽の元になったモノを認識していないのです。すぎょいっ!彼女はおそらく、少し前の「J-POP」だけを聴いて音楽を始めたのでしょう。具体的には「aiko」とかに憧れて曲を書く様になったのでしょう。普通は「だったら、aikoサンはどうしてこんな曲が書けるのだろう?」とか考えて、aikoが影響を受けた音楽も聴いてみるのです。其処には当然、洋楽も含まれるのです。けれど、大塚愛は「天才」なので、そんな面倒な手続きはしないし、「aikoみたいな曲なんて、簡単に書けるよ、ほら」てな感じで作曲法を学んでしまったのです。ものすぎょすぎるっ!

「J-POP」の情けないトコは、タイトルばかりか詩にも英語が混じってしまうトコで在りまして、大昔の「日本語ロック論争」は結局はどちらの勝ちでも無く、勝利したのは「歌謡曲」だったのです。そして、大塚愛のものすぎょい点は「英語が分らない」ところだったのです。彼女の詩には、ほとんど「英語」が登場しません。例外的に「ハッピーデイ」とか「ピーチ」とか歌っても、そんなモンは幼稚園児でも理解出来るので英語ではなく「外来語」です。あれほど洋楽的なメロディーを書きながら「英語が分らない」ゆえに、英語で決めフレーズを書くことが出来ず、日本語ばかりの洋楽紛いの音楽が出来上がったのです。英語の方がカッコいいから、みんなサビで英語を使うのに、大塚愛は英語を覚えるのが面倒なので日本語でやってしまったのです。そして、其れが、ちゃんと乗った。

アレだけ悪戦苦闘した松本隆が「阿呆」に見えます。な〜んも考えないで、大塚愛は「はっぴえんど」を超えたのです。おそらく、彼女は「はっぴいえんど」なんて知らないでしょう。おんなじ avex グループから現在は発売されていますから、デレクターあたりが「愛ちゃん、此れあげるから聴いて勉強してごらん」なんて渡しても「何やねん、こんな古臭い音楽、イラン!」と捨ててしまうでしょう。其れで好いんです。其れこそが「天才」です。小島麻由美は「孤高の天才アーティスト」です。大塚愛は「大衆音楽界の天才」です。現在の歌謡界に、彼女以外には「天才」はいません。

此の文章は皮肉でも冗談でも在りません。あたくしが目指し超えなければならない「大いなる壁」が、大塚愛です。あたくしには「知」と「未知への探求」こそがすべてだ。彼女は其のあたくしの思想を、せせら笑っているのです。でも、其の「無知」こそが、あたくしを魅了するのです。

くりかえし云います。「大塚愛は天才です。」


(小島藺子)

初出「COPY CONTROL」
2007-9-15、9-26、11-22 全3回連作



posted by 栗 at 20:36| ONDO | 更新情報をチェックする

2007年11月22日のINDEX

ロジャー


☆片瀬那奈ちゃん☆掲載雑誌情報☆

■ 11/26(月) 「PARCO-CITY FLYER」12
(配布拠点)「うっぴー☆走る!」

■ 11/28(水) 「LUCi」2008年新年号

■ 11/28(水) 「NYLON JAPAN」2008年1月号 NEW !

■ 11/30(金) 「京都新聞」


「もう来年なのですね」


(小島藺子)



posted by 栗 at 19:30| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「片瀬那奈マネ日記」#216

GTO スペシャル [DVD]


サブタイトル「伝説の台本」


片瀬クンは努力家で在り、勉強家です。決して「天才」では在りません。ゆえに色んな役柄をこなせるのです。

「天才は何を演じても、おんなじです」

彼女が台本を読み込んでいるであろうことは、初舞台を九回観て分りました。九回観て、片瀬クンの台詞ミスが全くなかったのです。彼女を中心に観ているあたくしが云うのだから確かです。其の上、脚本を読んだら、元々はハリケンレッドの台詞までも、片瀬クンに多く廻されて居たことが判明しました。(ハリケンレッドは其れでも壱番、台詞をトチってたんだけど、ま、彼はアレが持ち味だからナァ。)

そもそも、進行役とヒロインの両方を担当していた片瀬クンの台詞量は、間違いなく出演者で壱番多かったのに、彼女は毎回、完璧でした。ベテラン俳優さんのアドリブにも、狼狽えず返せたのも、よほど努力を重ねてのことでしょう。

ところで「GTOドラマスペシャル」の頃って、片瀬クンは未だ「研音」所属じゃないよね。なんでチーフマネさんが知っているの?主演の反町サンの担当だったからかナ。そして「小早川妙子の恋」の時は、女子マネちゃんは担当じゃないよね。なんで台本を見ているの?片瀬クンの台本倉庫かなんかが在って、にやにやみあみあしながら覗いているのかしら?

「教えて、女子マネちゃん!」


(小島藺子)



posted by 栗 at 18:36| pre-UNYO | 更新情報をチェックする

「福島民報」2007年11月22日付

Lodger


発行/福島民報社


詳細不明。此の新聞記事連発が同じソースなのかも不明です。昨日の「高知新聞」は通販可能なので、とりあえず入手してみようと思います。引き続き、同志からの情報をお待ちしております。


「福島民報」


(姫川未亜)



posted by 栗 at 07:07| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第5章の0:
テレビの中に「半分少女」

ザ・ベスト


てなわけで、ひさしぶりに再開させて戴きます。此れまでとは違って、一気には書きません。気が向いた時にボチボチいこかって感じです。なんてったって、小泉さん絡みの章なんで、迂闊なこたぁやれませんよ。片瀬クンがカヴァーした時に其の全てのオリジナルを蒐集したのは当然だけど、此の片だけは箱を買いましたからね。ま、大瀧さんが絡んでるんで機会を狙ってたってのも在ったけど、其れが片瀬クンなら、もう迷う事等無かったんだよ。

誰でもいいから、本気で好きにならなきゃ何にも見えて来ないね。KANちゃんは、小泉さんのことが好きで「テレビの中に」行ったんだぞ。彼女が居なけりゃ「愛は勝つ」は世に出て無い。するって〜と、其の後も色々と変わってしまうね。「アイカツ」を莫迦にしちゃイカンぞ。アレは名曲。確かに、KANちゃんには、もっともっと色んな曲が在る。でも「アイカツ」が一番売れて一番有名なの。だから、今でも堂々と歌うし、其れは生涯つづけなきゃなんないの。

なかなか、本気でそんなとこまでは行けないよ。☆ちゃんは「GET HAPPY」を歌わなくなったもんな。其れは其れでええ。いつか、また、きっと歌える日が来るんだ。

此の物語の主役で在る片瀬クンにも、ふたたび、そんな日が来るのかもしれない。其の予兆は、既に在る。衝撃的な「DJ : NANA」復活!情報に続き、来年のカレンダーで降臨した御本尊様に「何かを感じない」輩とは、金輪際、片瀬那奈ちゃんの噺はしたくないって位、あたくしは確信しております。

ま、ええか。そろそろ、小泉さんのことでも語ろうかね。

(いつか、また〜りと、つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 02:14| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする