あたくしの預言通り、小島麻由美のベスト盤「a musical biography KOJIMA MAYUMI 2001-2007」が出た。
彼女には既に「Me And My Monkey On the Moon」(2000年発売)と云う1995年から1999年までのシングル全曲と未発表曲(つまりはボツ音源:アノ至上の名曲「ぱぶろっく」も含む。何故、アノ曲がボツだったんだっ?!長いからか?)からなるベスト盤もどきや、当時の代表曲を網羅したライヴ盤「Songs For Gentlemen」(2000年発売)が在る。所謂「セシル三部作」を出した後、ライヴ盤やベスト盤を出して「コジマユは壱度死んだ」のです。2001年4月に「わいわいわい」で復活するまで、1999年を最後に彼女は引退したのです。
故に、今回のベスト盤は「2001-2007」となっているわけだ。空白の「2000年」にライヴ盤とベスト盤しか出せなかったのはそんな事情からなのです。そして、其の沈黙期に小島麻由美は何をしていたのか?其れは彼女自身が語ってくれました。
「花火を見てた。」あたくしは「わいわいわい」で復活した直後に「新宿のタワレコで行われたイベント」へ行き、此の「トンデモ回答」を生で聴いてしまい、完全に「コジマユの虜」になりました。(てか「サイン色紙手渡し握手付き」って段取りを反故にしちゃって、「塚本サンが来てくれてますよ」とか云っていきなりギターだけで二曲歌ってくれちゃって、完全にイッテいるひとなのだと初対面で充分過ぎる程認識したのですよ。よーするにだ、彼女はあたくしと「おんなじ」なのです。)
小島麻由美は、洋楽者の私が日本人で唯一「本物」と認めた「天才音楽家」です。彼女の作品は、例え其れが落書きの様なイラストでも、すべてが「芸術作品」です。
「流石は小島だぜっ!おっぱっぴーっ!!」さて、枕が長過ぎになりますたけど、今回のベスト盤、肝心の復帰曲「わいわいわい」が入ってないぞっ!とか、マキシの「面影」(名盤)から「砂漠の向こう」しか入ってないぞっ!!とか色々と注文はあるけど、「コジマユ自身の選曲」じゃ、此れで好いよ。年代も滅茶苦茶だけど、つまりは「ライヴ」でのセットみたいにして在るわけですよ。「ひまわり」で終わって、アンコールで新曲なんですよ。そんでもって、此れでしか聴けない別MIXや新曲が六曲も入っててね、全19曲、76分07秒ですよ。長い!お得だ!!
コジマユはアナログ感覚のひとなので、オリジナルアルバムは10曲入りで40分弱で終わってしまうんです。(其処が好いんだけどね☆)其の頑固な彼女が、CDフォーマットの限界まで曲を詰め込んで、全曲リマスターしてるんですよ。
「此れは、家宝です。」(きっぱり)「天才・小島麻由美」に駄作や捨て曲など在りませんので、全作品を聴いてもらうしかないのですが、とりあえず今作「a musical biography KOJIMA MAYUMI 2001-2007」と「Me And My Monkey On the Moon」の弐枚だけは聴いて下さいナ☆話は其れからです。
「コジマユ、さいこーっ!那奈ちゃん、最強!!」小島麻由美さんは、今世紀になってから私が二番目に足繁くライヴへ行き御本人を間近で観て歌声を聴いているひとです。仙台に遠征までしました。たぶん、30回は軽く超えていますね。ん?一番ライヴに行っているのは誰かって?そんなの愚問ですよ。数えてないけど50回以上はお逢いしているはずです。初舞台だけで9回だもんね。其れは「もうひとりの小島サン」に決まってるでしょ。だって、あの日、
「ふたりの小島サンの学祭ライヴを梯子した莫迦は、
確実に、世界であたくしだけです。」(断言)初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)