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2006年10月04日

「9.1%の願い」

めぐみ―北朝鮮拉致ドキュメンタリーコミック (双葉文庫)


昨日、日本テレビ系で放映された片瀬那奈ちゃん主演ドラマ「再会〜横田めぐみさんの願い〜」の視聴率は「9.1%」でした。

同時間帯では、強力な特番2本がありました。

「アンフェア the special コード・ブレーキング 暗号解読 」(CX)18.3%
「秋もズバリ言うわよ!怒涛の4時間メッタ斬りスペシャル!! 」(TBS)15.8%

と、数字では大きく水をあけられる格好となってしまいました。

とはいえ、同局での前番組「伊東家の食卓10周年!大晩餐会スペシャル」10.1% から大きく数字を落としたわけでもないので、寧ろあの様な重いテーマの作品が「コメディ・ドラマ(ん?あたくし、何か変な事云ってますかしら?)」や「バラエティ番組」を相手に充分健闘し、見始めた方々にはザッピングを許さなかった、と受け止めたいです。

「全記録」で、数字に関することに言及するのは異例です。もし、数字がすべてならば「再会」は失敗作でしょう。でも、「そんなバカな話はない!」と確信を持って、記しておきます。


(小島藺子)



posted by 栗 at 22:48| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「反則勝ち」

めぐみ―北朝鮮拉致ドキュメンタリーコミック (双葉文庫)


ツッコミどころは、いくらでも在った。

怪優「片瀬那奈」が主演したドラマ「再会〜横田めぐみさんの願い〜」は、当初サブタイトルが「〜横田めぐみさんの真実〜」と告知されていました。

変更告知は放映10日前でありまして、同じ日テレさんで「当時のソーリ実録ドラマ」が放映された週の出来事だったり、そこで「出来レース」の次期ソーリ候補三人も登場し、今回も「現・ソーリ」出演とか、新体制への「プロパガンダ」を赤ら様に感じさせるのですけど、つまり、そーゆーことは云ってはイカン!!ってテーマなのです。

鶴太郎の「ものまね」に笑いそうになったりもしたけど、「こんなんじゃモノが云えないぞ」って「トンデモ・ドラマ」だよ。

 「 完 全 な る 反 則 で す 」 

しかも、飛び道具出しまくりで傷つけられたのは「視聴者」なのに、勝ったのは「制作者」って落ちなんだから、困ったもんだ。

それでも、あたくしは「片瀬那奈」を「絶対的に支持する」よ。彼女が望んだ様に、きっと「何かが進む」って、あたくしも思った。だって、そう信じてやり遂げた「片瀬那奈」は、どんなにエキセントリックな演技をしていても、暗く悲しい表情でボロボロな服を着ていても、限りなく美しかったんだ。

あたくしは、片瀬那奈を信じる。それはつまり、自分を信じることだからね。


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:33| ACTRESS | 更新情報をチェックする