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2006年09月24日

「夢みる歌謡曲」第4章の1:
小美人と三人娘「恋のキラキラ星」

アルティメイト・コレクション


片瀬那奈の「Extended(2004)」は、全那奈曲の1980年代女性アイドル・カヴァーで構成されています。中森明菜の楽曲が2曲選ばれていますので、カヴァーの対象となったのは6組です。(「何故、中森明菜だけ2曲なのか?」に関しては、後に詳しく述べます。)その6組とは「松田聖子」「中森明菜」「小泉今日子」「浅香唯」「工藤静香」「WINK」であり、何れも確かに1980年代を代表するアイドルではあります。

しかしながら、前者「聖子」「明菜」「キョンキョン」が、「間違いなく彼女たちでなければならなかった」のとは違い、「浅香」「工藤」「WINK」は「別に彼女たちでなくともよかった」と、あたくしは断言します。

ゆえに「聖子(第2章)」「明菜(第6章)」「キョンキョン(第5章)」と、それぞれの章でじっくり語らなければならないのですが、他の3組に関しては個人というよりも「ソレが代表するモノ」についてのお話になります。前章で述べた様に「工藤静香」とは「おニャン子クラブ」を象徴する為の選出です。ですから、別に「国生さゆり」でも「渡辺美奈代」でも「渡辺満里奈」でも、誰でも良かったのです。(流石に「山本スーザン久美子」では困りますけどね。)

事実、片瀬本人は「禁断のテレパシー」を「カヴァーするまで知らなかった」と語っています。ミニアルバムからの先行第二弾シングルでもあった楽曲ですが、ライヴでは歌う度に歌詞を間違えたり絶句したりしていました。(しかし、何故か、うたは流れていた。)そして、この第二弾シングルが当初一部メディアで「赤道小町 ドキッ」と告知されていた事実からも、選曲への迷いが伺えます。制作サイドには、全那奈曲で「何か」を伝えたい明確な意図があったと思われます。それが如実に現れたのが実は「浅香」「工藤」「WINK」のセレクトだと、あたくしは深読みしています。

繰り返しますが、工藤はあくまでも「おニャン子」と言う「集合体」を現しています。そして「WINK」は二人組の代表であるのは明白です。(WINKをカヴァーするのは、片瀬の意見が通ったと言われています。)さらに「浅香」は「風間三姉妹」のトップとして頭角を現したのですから、三人組の象徴として選出されているのではないでしょうか。

「聖子」「明菜」「キョンキョン」と誰もが認める重要アイドルを核とし、それらの楽曲に関わった作者陣をも巻き込むことで前史までもを示唆出来るのですが、そこに「二人組」「三人組」「集合体」という「ユニット」を加えることで、たった6組那奈曲の世界が「大いなる歌謡曲史」へと、正に「拡大」しえるのです。

「そんな片瀬が到達したのが「Extended(2004)」でした。このカバー・アルバムにこそ「歌謡曲の謎」が詰まっています。」(「第1章の1」より)との結論に、一点の曇りもありません。

前置きが長くなりましたね。てなわけで、この第4章では「浅香唯」と「WINK」が象徴する「ふたり」と「三人娘」について、じっくりと語らせて戴きますので、そこんとこ、ヨロシク☆(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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2006年09月25日

「夢みる歌謡曲」第4章の2:
小美人と三人娘「恋のバカンス」

THE PEANUTS “THE BEST 50-50”


6組那奈曲の選曲には、それを歌ったアイドルばかりではなく、楽曲を制作したスタッフにも大きな意味があると夢想させてくれるのが、片瀬那奈「Extended(2004)」の魅力のひとつです。

これまでに述べた通り、松田聖子を通して「松本隆プロジェクト」を想起させ(「赤道小町 ドキッ」が外されたのは、同じ松本作詞作品であったこともあるのかもしれません)、工藤静香からは「おニャン子クラブ(秋元康&後藤次利)」へと誘う道が見えていました。

この章で取り上げる 02. 「淋しい熱帯魚」 と 05. 「C-Girl」も、それぞれが「及川眠子/尾関昌也」「森雪之丞/NOBODY」と興味深い布陣による作品です。また、「Extended」のアレンジャーには Shinichiro Hirata、CMJK、Nao Tanaka とクラブシーンで著名なDJを起用していますが、オリジナルのアレンジャーにも目を向けると、この二作はそれぞれ「船山基紀」と「井上鑑」によるものであったことが分ります。

作家陣の豪華さは、「Extended」に選曲された那奈曲中の6曲ものオリジナル作品が、当時オリコン・シングル・チャートで首位を獲得したと言う事実からも説明がつくことです。(たった一曲だけが首位を取っていないのですが、それは「Extended」にどうしても必要な楽曲です。この件は、第5章にて語ります。)当時を知る片なら、誰もが知っている曲ばかりを選びながら、同じ作家によるものは選んではいない理由が、単なる「バランス感覚」では説明不足となるでしょう。

「淋しい熱帯魚」を作詞した及川眠子さんは、「片瀬」と(同時期にカヴァーした懐かしの)「W」による二作を聴いて「アレンジが酷い。船山基紀は偉大だ。」と一刀両断しました。そんなにご立腹されなくとも、オリジナルを凌駕するカヴァーなど在りはしないんですけどね。

WINKをカヴァーしたのは、前述の通りに「片瀬那奈」の意志が大きかったと言われています。そして、「工藤」や「浅香」が例え「集合体」や「三人娘」のアイコンであったとしても、それぞれの楽曲は(その他と同様)ソロであるのに対して、「淋しい熱帯魚」だけはオリジナルが二重唱なのです。それに対して「誰かをゲストに迎える」のではなく「ひとりで二重唱する」方法を選んでいるのがポイントですね。

「Extended」発表時に、多くの那奈ヲタは「那奈色の声」と、その多彩なヴォーカルを讃えました。一方、「モノマネ」した「カラオケ・カヴァー集」と揶揄する声もありました。しかしながら、片瀬がやったのは「大いなる道への招待状」と捉えるなら、見当違いな批判など口に出せないはずなのです。大体「そんなこと言って、誰がハッピーになるんだよ?」

初めて楽曲に出逢った片には「過去の遺産への道」を開き、オリジナルを知る片には「甘酸っぱい記憶」と共に「2004年の音世界」をも魅せてくれるのが「Extended」です。何より、それを歌うのが「片瀬那奈」なのですから、こんな「夢みるアルバム」は唯一無二なんでございます。

なかなか「小美人と三人娘」の噺になりませんナァ。ま、予告通りに「じっくり」イコー☆(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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2006年9月25日のINDEX

地を這う魚 ひでおの青春日記 (角川文庫 あ 9-3)


☆ 久しぶりに新着雑誌情報 ☆

「てか、いきなり、すぎょいことになってます。」

■ 9/28(木)「with」11月号
■ 9/28(木)「LUCi」11月号
■ 9/29(金)「JUMP the REVOLUTION!」
■ 9/30(土) 「PS」No.55 NEW
■ 10/5(木)「mina」No.20 NEW
■ 10/23(月)「ViVi」12月号 NEW
■ 10/23(月)「Ray」12月号 NEW
■ 10/25(水)「大人ファミ通」 NEW
■ 10/27(金)流行通信別冊『風とロックとユナイテッドアローズ』 NEW
■ 10/28(土)「LUCi」12月号 NEW
■ 11/1(水)「EYESCREAM」12月号 NEW
■ 11/2(木)「デスノート the Last name オフィシャルムービーガイドブック」 NEW
■ 11/2(木)「Look!s」vol.36 NEW
■ 11/5(日)「mina」No.22 NEW
■ 11/6(月)「OZ magazine」 NEW


(小島藺子/姫川未亜)



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「日刊ゲンダイ」第9032号(2006年9月26日付け)

めぐみ―北朝鮮拉致ドキュメンタリーコミック (双葉文庫)


発行/株式会社日刊現代

カラー19面に、写真入りの記事が掲載されています。

「横田めぐみさんを描く日テレの特別ドラマ「再会」は波乱含み」
「2番手女優を返上するため注目作にトライする片瀬那奈の賭けは成功するか」

との見出しで、制作発表時の片瀬那奈ちゃんと福田麻由子ちゃんの2ショット全身ショットを「アバウトな切り抜き処理」でレイアウトしてあります。

内容は如何にも「ゲンダイ」さんらしいモノで、「大きなお世話だ」で片付けちゃってもええかなぁ、とも思いましたが、コノ記事で興味を持って「再会」を観て戴ける可能性もありますので、敢えて取り上げてみましたよ。

但し、ゲンダイちゃん、片瀬さんは今回がドラマ初主演ではありませんよ。「最後のデート」は兎も角として、「香港バタフライ」もネット配信映画だと逃げられても、「いい男はマーケティングで見つかる」と「ビバ!山田バーバラ」は紛れも無い主演ドラマです。公式プロフィールくらい見てから記事を書いてくださいナ。

てか、お隣の18面には「みーたんバッシング記事」まで載っていますね。ゲンダイちゃんったら、よっぽど「インセント」のコが好きなのね。


(小島藺子/姫川未亜)



「今後の片瀬の飛躍を願って成功を祈りたいが。」って、「が。」何?
posted by 栗 at 17:07| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「この作品を沢山の人に見てもらい、何かが前に進むことを祈ってます。」

めぐみ-引き裂かれた家族の30年 [DVD]


NANA DIARY 配信。

片瀬那奈に揺るぎなし。

話題の「再会」がクランクアップし、作品への思いを真摯に語ってくれました。

「是非、みんな見て下さいね。」の後に「お願いします。」と書いた那奈ちゃんに、私は胸が熱くなりました。

私からも、お願い致します。皆さん、「再会〜横田めぐみさんの願い〜」を是非、観てください。


★ 新着TV情報 ★

■ 9/30(土)TBS 18:30〜23:48「オールスター感謝祭'06秋超豪華!クイズ決定版」(ゲスト生出演)
■ 10/1(日)日本テレビ 14:50〜「ZOOM UP」
■ 10/3(火)日本テレビ 21:00〜22:54 報道特別ドラマ「再会〜横田めぐみさんの願い〜」(主演/横田めぐみさん役)
■ 10/4(水)TBS 24:50〜25:20「オビラジR」 NEW
■ 10/15(日)TBS 15:30〜16:00「ドラナビ 鉄板少女アカネ!! 」 NEW
■ 10/15(日)スタート! TBS 毎週日曜日 21:00〜21:54(初回拡大版21:00〜22:04)日曜劇場『鉄板少女アカネ!!』(西豪寺エレナ・役)
■ 10/17(火)TBS 24:55〜25:25「クチコミ」 NEW


(小島藺子/姫川未亜)



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2006年09月26日

「夢みる歌謡曲」第4章の3:
小美人と三人娘「恋のあやつり人形」

GOLDEN☆BEST/キャンディーズ


なかなか本題に入らない様で「サブタイトルで何かを語っていたりする」のが、分り易いイコちゃん流です。「二人組」と「三人組」は、洋の東西を問わず、アイドル・ユニットの基本型と言えるでしょう。例えば、日本での芸能プロダクション・システムを確立した「渡辺プロダクション(ナベプロ)」にも、その初期から「ザ・ピーナッツ」と「ナベプロ三人娘」が在籍していました。後のキャンディーズもナベプロです。

元々キャンディーズは、スクールメイツから抜擢された三人によるユニットでした。(同期にはアン・ルイスや太田裕美がいますが、間違って彼女らがキャンディーズになっていたら、それはそれで面白い展開だったかもしれません。)ドリフターズの人気番組にマスコット的な存在で登場した彼女たちは、当初それほど人気があったわけではありません。というよりも、さっぱり売れてなかったです。人気が出たのは、センターがスーちゃんからランちゃんに変更された「年下の男の子」からでした。

三人娘での人気者の登場に、対抗したのは「ふたり組」の「ピンクレディー」です。「スター誕生」出身のこのモンスター・チームは、社会現象とも言える大ブームを巻き起こしました。後の「おニャン子クラブ」では、贅沢にも組織内に「うしろゆびさされ組」「うしろ髪ひかれ隊」とふたりも三人も内包したうえ、「ニャンギラス」といった四人組までもヒットさせます。もう「なんでもあり」でした。それは、その後の多団体アイドルの雛形となり現在にまで至るのです。個人的には、おニャン子のメムバーがソロで歌う際に、サブでふたりがバックコーラスにつくカタチが「きゅんっ!」と来ましたね。ま、そのスタイルこそが「キャンディーズ」なのですが。

さてさて、キャンディーズがそうであった様に、デビューしてすぐには人気が出なかったアイドルもいます。そして1980年代で、その代表格と言えば「浅香唯」でしょう。彼女はその芸名が示す通り「ザ・スカウト・オーディション'84」で「浅香唯・賞」を受賞し、1985年6月に鳴り物入りで華々しく「夏少女」と言う曲でデビューします。が。「白豚ガエルと言われ、鳴かず飛ばず(トットちゃん・談)」の状況がつづきました。このデビュー曲はオリコン・チャートの100位以内にすらランクインせず、つづく「ふたりの Moon River」「ヤッパシ・・・H!」(怪作!!)「コンプレックス BANZAI!!」(やけくそか?)と圏外を彷徨い「10月のクリスマス」(もう滅茶苦茶)も88位止まりと、5作つづけて撃沈しました。

しかし、ここで奇跡が起こります。三代目スケバン刑事の襲名が決まったのです。「STAR」9位、「瞳にストーム」4位と狂い咲きし、8作目の「虹の Dreamer」でついにオリコン・チャート首位を獲得しました。デビューから、すでに二年以上経っての快挙であり、「デビュー曲がランクインせずに後に首位にまで登り詰めた唯一のアイドル」と言われています。

勢いは止まらず「風間三姉妹(大西結花、中村由真とのユニット)」名儀の「Remember」も首位をゲット!自身の9作目「Belive Again」も2位と、乗りまくった時期に記念すべき10作目のシングルとして(1988年カネボウ夏イメージソング)「C-Girl」が発売されました。その後も「セシル」など好調でしたし映画「YAWARA!」の主演もつとめますが、彼女のピークは「C-Girl」でしょう。個人的には末期の「恋のロックンロールサーカス」という、神をも恐れぬタイトルにもシビレました。

浅香唯は確かに「いちオクターブも出ない」音域しかない大根足のちっちゃなアイドルでした。でも、後に本人がセルフカヴァーした「C-Girl」には、例え技巧が上回っていても大切な「輝き」が消えていたのです。あたくしは(もうお分かりでしょうけど)「C-Girl」の亜紀ちゃんが大好きでした。だからこそ、片瀬那奈によって蘇った楽曲の輝きが本当に嬉しかったのです。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 03:59| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「トンデ!トンデ!!」

逃亡日記


毎度御馴染みの「ガイドちゃんとジョンくん、先取り情報」です。

「TVガイド」関東版 2006.10.6号 ☆

発行/東京ニュース通信社

(P18、カラー1/6)

「10月ドラマ 注目ランキング」に、9位(微妙、、、なランク)で、「鉄板少女アカネ!!」TBS系 10/15(日)スタート 21:00〜21:54(初回は21:00〜22:04)がランクインしています。

那奈ちゃんのポイントは「認知度:39.9 p」「誘引度:60.8 p」「総合誘引度:12.0 p」って、、、(デビット伊東さんより下ですか、、、つーか、コレを見ると「那奈ちゃん」と「奈津子&亜希子」がポイントを下げまくった印象なんですけど、「ガイド」ちゃんも「ゲンダイ」ちゃんとおんなじなの?)エレナの写真は、正面アップ(めちゃ、ちっちゃっ!!)です。

(P43、カラー1/4)

報道ドラマスペシャル「再会〜横田めぐみさんの願い〜」日本テレビ系 10/3(火)21:00〜22:54 の紹介記事を掲載。

写真は「放心状態のめぐみさん(那奈ちゃん)をセンターにした四人のスチール」です。(キャプション「日本に帰れないと知っためぐみの心は壊れていく」)このドラマで公開された写真の那奈ちゃんは、どれもが「心身喪失状態」と思われる「虚ろな表情」をしています。

尚、詳細なスタッフ&キャストは以下の通り。

■ スタッフ ■

原作・日本テレビ報道局拉致取材班「取材メモ」より
脚本&総合演出・石田昌浩
監督・若林愛美
プロデュース・森田公三
主題歌・川嶋あい「もう1つの約束」

■ キャスト ■

横田めぐみ(幼年期)/福田麻由子(13歳〜15歳)

横田めぐみ(成人後)/片瀬那奈(19歳〜28歳)

蓮池薫/風間トオル
蓮池祐木子/生田智子( TOP や blog に事前漏洩情報あり。流石「ゴンの妻」)
地村富貴恵/田中美奈子
地村保志/篠田剛
田口八重子/佐田真由美
曽我ひとみ/堀越のり
指導員A/美木良介
横田拓也・哲也/工藤兄弟(公式でもこの表記!エライ)

横田早紀江/原日出子
横田滋/片岡鶴太郎(情報漏洩元となった「日記」は、既出記事を参照してくださいナ)


「ザテレビジョン」首都圏関東版 2006 No.40 ☆

発行/角川書店

(P39、カラー1/4)
(P61、カラー1/8)

こちらも「再会〜横田めぐみさんの願い〜」の紹介記事です。写真はガイドと同じものの他に2点を掲載。[ 幼年時の幸せそうな親子3ショットと、めぐみさん(那奈ちゃん)と蓮池夫妻の3ショット ]

他に「アカネ!!」や「信長の棺」に関する記事も載っていますが、片瀬那奈は未だ名前のみでした。どちらも「三番手」扱いですが、「信長の棺」での三番手って、すぎょいんじゃまいか?


今後も懲りずにフライングしますので、ガイドちゃんもジョンくんも、

「もっともっと、那奈ちゃんの記事を載せてくださいナ。」


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 21:48| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「再会」予告

文庫 めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる (草思社文庫)


日本テレビ 23:22 頃


ついに公開された予告編は、福田麻由子ちゃんが当然ながら前半に大きくフューチャーされておりました。

そして、肝心の片瀬那奈ちゃん演じる成人後は、「後ろ姿」と「海岸で振り向く途中」と言う、正体不明!!思わせ振りなモノでした。見事な演出です。

さあ、みなさん、本編を、刮目して待ちましょう。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 23:25| ACTRESS | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

「夢みる歌謡曲」第4章の4:
小美人と三人娘「恋のインディアン人形」

リンリン・ランラン GOLDEN☆BEST


この章では「浅香唯」個人のことは書かないと言いながら、しっかり(誰も憶えてなくて知りたくもない)初期シングル履歴まで滔々と語ってしまったわけですが、ついでなので「別記事にしよー」と思っていた「時事ネタ」もココに加えて置きますね。

「週刊ファイト」紙が、現在発売中の1990号をもって、休刊しました。通巻2000号目前での撤退に、スタッフも長年の愛読者も、忸怩たる思いでしょう。あたくしも、四半世紀愛読して来た専門紙の休刊を、ただただ悼みます。この件で、あたくしのプロレスに対する興味は、完全に断ち切られたかもしれません。まだ休刊号を手にしたばかりで、何とも言えないのですけど、おそらく休刊の一因ともなった「ネット」でしか情報を得ない様になってしまうのでしょう。プロレス専門誌紙の歴史は、終わりました。あたくしには「大きな影響を受けた方々や紙媒体が志し半ばで散っていった」ことに対して、自分なりの礼儀を示したいとの想いがありますので、こんな駄文を書き散らしているのです。

ネット上でこうしたことをやらなければと、大袈裟に言えば「決意した」のは、同世代の「ナンシー関」さんが逝ってしまった時でした。「これから、あたくしは一体誰に『大食い』や『女子プロレスラー候補』の話をきけばええんだ?」と、途方に暮れたものです。愛読していた誌紙も「投稿写真」「噂の眞相」につづき、ついに「ファイト」までが消えました。嗚呼、なんてこった。残るは「BUBKA」だけかよ。と。哀しんでばかりいても仕方ないので、今日もあたくしは「コピコン」を書くのです。あたくしのモチベーションなんて、それ以外では「片瀬那奈ちゃん」しかありません。「底が丸見えの底なし沼( I 編集長語録)」になれればええな、と日々是れ呑んだくれているだけです。

さて、「C-GIRL」と「淋しい熱帯魚」の噺へもどりましょう。「C-GIRL」を作詞した森雪之丞さんは、公式サイトを御覧になって戴けば、なんとなく如何なる片なのかがお分かりになるでしょう。歌謡曲、アイドル・ポップス、日本語ロック、J-POP など何でもええのだけど、彼の様な作詞家の存在を中心にして見渡せば(それは松本隆にも共通するのですが)「全部おんなじじゃん」ってことになってしまいます。大分前にあたくしが、暴威の「イラネNY」を聴きながら「C-GIRL」を重ねて歌っちゃって「おんなじじゃん」ってな「バカ話」を書いたのは、こーゆーことです。

作曲した「NOBODY」(相沢行夫&木原敏雄)は、元「ヤマト」で、強制的に初期「キャロル」にも在籍させられ、後のソロ・ファミリーにも付き合わされた「永ちゃんの古くからのダチ」でした。最近ドラマ主題歌に使用されたアン・ルイスの「六本木心中」や、それをエロティックに共演した「漢の中の漢」吉川晃司さん(今週ずっとJ-WAVEでのお話を聴いてますよ、相変わらずええ男っぷりだナァ)の初期大ヒット曲の数々(「モニカ」「ユー・ガッタ・チャンス」などなど)は、彼らの作品です。さらに言うなら、片瀬那奈の実質的な初主演ドラマとも言える「FLY」で名目上の主演(失礼)だった大友さん(=ハウンド・ドッグ)がブレイクした「浮気な、パレット・キャット」で作家として世に出たのが彼らだったのです。

これは大変なことになってしまいましたね。「C-GIRL」を探るだけで、どれだけの金脈があるのでしょう?あたくしは、そのすべてを「例え上辺だけでも知ったうえでの批判」なら、堂々と受けて立ちますよ。でもね、あたくしが言いたいのは、正に「その深層まで探ろう」ってことなわけでして、「例え上辺だけでも知った」片は、もはや「同志」なんですよ。喧嘩になりません。

「淋しい熱帯魚」を片瀬那奈自身がカヴァーしたいと熱望した件も、掘り下げて行くと「無意識の理論武装」になってしまいます。WINK がブレイクした初オリコン首位曲を憶えていますか?それは「愛が止まらない」と言うカヴァー曲でした。日本語詞は及川眠子さんで、編曲は船山基紀さんです。そうです、その通りです。作曲以外はおんなじスタッフによって制作された「淋しい熱帯魚」(1989年度「日本レコード大賞」受賞曲)は、そのまんま、ユーロビートへの歌謡曲からの「ファンレター」です。(ちなみに「日本レコード大賞」は、作家陣が全員日本人でなければ対象外になります。)そのオリジナルを歌ったのは誰でしょう?はい、まだ初々しかった「カイリー・ミノーグ」ですね。

片瀬那奈は歌手デビュー当時の戦略で「和製カイリー」と呼ばれましたが、当然「上辺しか見えない世間(それが〜世間というものだ〜♪)」からは「パクリ」のひとことで大いに侮辱されましたよ。21世紀モードで復活した「エレクトリック・カイリー」の模倣とも取れる方法で歌手活動をスタートした「片瀬那奈」が、そのルーツまでもを詳らかにして魅せたのが「淋しい熱帯魚」なのです。そんなことはお首にも出さず、「ちっちゃい頃から歌っていたから、どうしてもカヴァーしたかった」と、片瀬那奈は笑って言いました。うん、それでいい。那奈ちゃんは、粋でカッコイイぞ。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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「まだまだつづくよーっ。」

ぶらぶらひでお絵日記 (単行本コミックス)


公式スタッフ・ダイアリーが、約40日ぶりに更新されていますよ。数多く控えるドラマや映画に加えて、「あるブランドとのデニムのコラボ」や「洋服作り」、更に「来年の企画」までもが進行中とのことです。何やらイベントもありそうですね。

那奈ちゃんは、一体、いつ休めるんだろう?

そして、本日(27日)より、ナビゲートDVD「DEATH NOTE the Last name プロファイル・リポート・フロム・L」がレンタル開始です。さらに、「ビューティラボ ヘアカラー」サイトでは、新作CM「ブックギャラリー ロマンティックアッシュ秋」篇がオンエアに先駆けて公開されています。

「アカネ!!」サイトの「メッセージ」にも、次回「Vol.4」には、いよいよ「エレナさま」が登場しそうですね。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 12:42| UNYO | 更新情報をチェックする

「DEATH NOTE the Last name profile report from L 」

DEATH NOTE デスノート the Last name [DVD]


レンタル専用 DVD

企画制作/日本テレビ

【「DEATH NOTE the Last name プロファイル・リポート・フロム・L」】
■ 本編約15分(マルチアングル機能:3ストリーム) + 特典映像
/片面一層/カラー/VPBF-16072


「L」のナレーションで「前編のおさらい」と「後編の撮影風景」などを紹介し、予告編も収録されています。さらに、例の「7・1 池袋でのサプライズ」などの特典映像が隠されていました。(待ってました。)そして「マルチアングルで観ると」、確かに「面白かったですよ」

片瀬那奈ちゃん演じる「高田清美さま」が「原作とはどう違うのか?」と言った肝心な部分は明かされていませんが、これまでの予告よりも多くの映像も観れましたし、「舞台挨拶」の舞台裏からの映像もあり、大役に抜擢されコーフン状態の「那奈ちゃんの声」も聴けますので、是非レンタルして観て下さいナ。特に「L」好きな片なら、必見です。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 22:26| ACTRESS | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

「夢みる歌謡曲」第4章の5:
小美人と三人娘「恋のロープをほどかないで」

WINK ALBUM COLLECTION 1988-2000 アルバム全曲集


「愛が止まらない」(原題「Turn it into Love」)の作者である「ストック/エイトケン/ウォーターマン」は、ユーロビートを代表する作家チームであり、カイリーの他にも「バナナラマ」や「リック・アストリー」などに楽曲を提供し、すべて大ヒットさせていました。

この特定の作家チームによる量産型ヒット曲製造法は、別に彼らが発明したわけではありません。1950年代末期から1960年代前半にアメリカン・ポップスの多くを生み出した「ブリル・ビルディング」系のソングライター集団(ゴフィン&キング、マン&ウェイル、デイヴィッド&バカラック、リバー&ストラー、などなど)や、1960年代のモータウンでの「ホランド/ドジャー/ホランド」(HDH)とおんなじことをやったのです。「ストック/エイトケン/ウォーターマン」の場合は、特に「ホランド/ドジャー/ホランド」の影響が強く感じられますね。

かのビートルズ(レノン・マッカートニー)も「ブリル・ビルディング」系に影響されて「ソングライティング・チーム」を始めたわけですが、彼らの場合「演奏も歌も」全部自分たちでやっちまったのが違っていました。とはいえ、自作自演ならチャック・ベリーを始めとするロケンロール退屈男どもが、既にいました。1960年代を席巻した英国のビートルズとか米国のビーチ・ボーイズとかのバンドは、実は新しいことなんか何もやっていないのです。彼らはただ、それまであったモノを組み合わせただけです。しかし、「発明」とは「過去の遺産を研究し組み合わせを変えて行く」過程を経なければ、いくら天才を持ってしても起こりえないことだと、あたくしは思います。

「新世紀エヴァンゲリオン」が、すべての起源になった様な世界で、10年前に「エヴァ」を観た時のことを思い返してみましょう。あの作品は、正に「過去の遺産をコラージュ」したものだったのですよ。あたくしはソコに惹かれました。そして、その作品が、今やアニメに留まらず多くの作品の元になっているのです。それは「ガンダム」然りで、初代ガンダムが「すべての起源」なわけがないのです。それは「宇宙戦艦ヤマト」でも「ルパン3世」でもないし、「仮面ライダー」でも「ウルトラQ」でもなく、さらに言えば「初代ゴジラ」でさえも本当の「起源」ではありません。

だったら、答えのない起源を探るのは不毛なのでしょうか?あたくしは、そうは思っていません。マドンナが歌う「FEVER」がカヴァー曲だと知って聴いた片が、果たしてどれくらい居るのでしょう?もしも「XXはマドンナのパクリだ」とか思考停止発言をするのなら、「FEVER」のオリジナルを即答してはくれないか?おまえらは、マドンナのことなんか何にも分っちゃいないんだよ。そんな輩に「パクリ」なんて言われたら、(それがもし、単なる模倣であったとしても)真摯に対象を愛したコが「あまりにも不憫だ。」罵倒する前に「何故似てるのか?」と、その理由を考えてみた方が、きっと僕らは幸せになれる。ずっとずっと、あたくしは、そう思っています。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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NTT DoCoMo 関西 料金(新婚篇)

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快進撃が止まらない那奈ちゃんは、CM でもやってくれました。ビューティーラボの第三弾が先行公開されただけではなかったっ!!なんと、

関西限定の DoCoMo 関西 第三弾「料金(新婚篇)」もオンエア開始されていた模様です。

(>EDV9000さん&おちゅ丸さん、ありがとうございます!!)

何と言っても「歌う那奈ちゃん」復活に、僕は泣きました。嗚呼、素晴らしいっ!!


(姫川未亜)



>EDV9000さん&おちゅ丸さん、本当に、ありがとうございます!!


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「with」2006年11月号

うつうつひでお日記 その後 (単行本コミックス)


発行/講談社

「ABC-MART 発 靴から始まる秋冬のハッピースタイル」にトップで登場。
さらに、巻末広告面にも表紙を飾った「お買いもの with」のカラー全面広告あり。
カラー2頁(P183、P369)

コピー
「片瀬那奈さん その日の気分でさっとコーディネートを考えます」
「ワンピース+ブーツってバランスよく見えるのがいいですね」

 撮影/広岡雅樹
 スタイリスト/大沼こずえ(KIND)
 ヘア&メイク/村端ジン(ヌーデ)
 取材・文/鈴木由美
 撮影協力/P's decoration


赤地の派手なワンピースに「クシュクシュしたブーツ」を合わせた那奈ちゃんが、白いシングルソファのサイド部に座って微笑む全身カットです。那奈センチのヒールですから、マトモに座ったら脚が長過ぎてフレームアウトしちゃいますね。


(姫川未亜)



「with online」


posted by 栗 at 20:31| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「LUCi」2006年11月号(創刊8周年特大号)

luci0611.jpg



発行/扶桑社


「秋通勤は「ふわ可愛ニット」が主役です!! PART.1 OL 片瀬那奈は「ふわ可愛ニット」でおしゃれに通勤!」[A] &

連載「美人可愛い那奈カジ Style vol.6 今月の那奈カジWORD 那奈カジ LOVES シンプル」[B] に登場。

さらに「Cm Report 片瀬那奈ちゃんの新CM Beautylabo 素顔・裏話 CM撮影レポ」がつづきます。


カラー9頁(P38〜P41、P140〜P144)


 photos : [A] Katsuyuki Masuda (biswa.) , [B] Hidekazu Maiyama

 stylist : Kozue Ohnuma (KIND)

 hair&make-up : Jin Murahata (nude.)

 cooperation : [A] PROPS NOW , P's decoration



外しません!絶対的な保証付きの「LUCi」ちゃんは、もう「月刊・那奈ちゃん」(何代目?)を襲名して戴くべきでしょう。


絶好調の連載を早く観ようと頁を捲ると、100頁も前に突然「那奈ちゃんの輝く笑顔」が登場ですよ。ニットを着こなすカラフルな那奈ちゃんは、4カットともすべて「かわいすぎる〜♪」、ヤラレマシタ。もうコレだけで「買い」です。


連載では、一転、シンプルな装いで再登場です。P142の笑顔には、とろけてしまいそう。


大人気「今月の“美人可愛い”那奈の素」と「那奈&こずえのおしゃれ裏トーク」は、毎回ウルトラレア情報満載ですが、今月も「信長の棺」撮影現場情報や「'07年版カレンダー」など美味しい話題がバッチリ!そしてなんといっても、うにょさんの予告通りに、




と堂々の「啖呵切り」をキメテくれましたよ。


連動したラボちゃんも、単なる広告では終わりません。今、一番、那奈ちゃんをノセて笑顔を魅せてくれる雑誌は、間違いなく「LUCi」ちゃんです。


前連載「片瀬那奈流“ラブオーラ”カジュアルをものにする! 愛されデート服は「那奈カジ」!」から数えて、丁度一年になりました。「そろそろカナ?」と思ったら、次号予告にも載っていますので「続行決定!!」ですね。ずっとつづけて下さいナ。


「LUCi」ちゃん、本当に「だいすき」なんだよ☆



(姫川未亜/小島藺子)



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2006年09月29日

「夢みる歌謡曲」第4章の6:
小美人と三人娘「恋の1-2-5」

紙ジャケットCD-BOX


どうゆー脈絡での噺だったのかは分らないけれど、秀島史香が「私の大好きな10CCの“I'm Not In Love”も、ちゃんと入っているんですよ」とラジオで言ったのが嬉しかった、イコちゃんです。皆さん、秋の夜長を呑んだくれてますか?ついでに言うと、ピスちゃんが「(オレらが)メタリカのライヴで演奏する姿なんか観ないで頭を振りまくるのと、aikoのライヴでファンのコがaikoと一緒に手を振ったりピースしたりするのは、おんなじ気持ちだ」とさらっと言ったのも「はなまる」で、何か知らないけど「ピス」と「ふみか」が「れりびーれりびーれりびーれりびー♪」と歌っていたのも「グッときた」ナ。

ピストン西沢氏の「DJミックス」は面白いし、「音楽の偶然」を始めとする彼の「音楽への立ち位置」は、きっとあたしに限りなく近いと思います。さぁ〜てと、「じっくり」書くと言ってたら、もう6回目じゃん。この章、長いよ。飽きた。なんで、今回で終わらせます。まだまだ先があるんだから、「浅香唯」や「WINK」如きに「那奈回目」なんて踏ませませんよ。いや、そうじゃないか、この章は「小美人と三人娘」に関して書くんだったな。

片瀬那奈の目論見については、とっくに結論が出ています。例えば「キャンディーズ」も、「Mike(A/K/A/宇徳敬子)」も、「W」も、みんなみんな先達である「ザ・ピーナッツ」のカヴァーをレコーディングしています。それは、おんなじユニットとして当然あるべき行為なのですが、ソロ歌手である片瀬にとってはわざわざやる必然性がありません。それでも「Extended(2004)」を構築するに当たって、ソロ歌手のカヴァーだけでは伝え切れない想いがあったのでしょう。それが「淋しい熱帯魚」のカヴァー熱望になり、制作スタッフもより大きな「拡大」を企むことに繋がりました。

「1980年代の超有名女性アイドルのカヴァーを、無作為に、さらっとやってるだけじゃん」なんて思ったら、噺は進みません。何度でも言いますが、そんな「思考停止」発言で物事を済まそうとする御仁は、「無知」です。そして「無知」は「罪」なのです。何故なら、もう「知らなかった」では済まされないことを、やってしまったのですからね。

ミニアルバム発表後のライヴでの片瀬が「淋しい熱帯魚」と「C-GIRL」を好んで歌っていた事実は、残念ながら公式DVDでは完全なカタチでは残されていません。「淋しい熱帯魚」は、やはり本人も希望しての収録だったのでしょうけど、「C-GIRL」の映像が残されなかったのは、誠に遺憾に存じます。ライヴでの「Extended」コーナーは、未だに衝撃的で忘れられません。完全版でのリリースが求められて然るべきでしょう。「なんとかなりませんかねぇ?」

女性アイドル歌手にとって「歌唱力」は「絶対」ではありません。少し位、危うい音程の方が良いとさえ言えます。誰が「マライヤ」みたいに「これ見よがしに音域を誇示する技巧だけのうたをがなり立てる」10代の女の子に野太い声援を贈るでしょう?「楽天使」の「田山真美子」がソロ・デビュー曲の最後につぶやく「負けないで」や、「♪あなたイジワル♪」と歌った「CoCo」時代の三浦理恵子の甘ったれ声の方が、どんなに偉大なオペラ歌手の熱唱よりも「こころに響く瞬間」が、ひとにはあるのです。そして、その「ときめき」こそが、「音楽」にとっては、きっと大切なことでしょう。

ビートルズの曲だって、「れりびー」ではポールが弾くピアノのミスタッチがそのまんま残されているし、「恋におちたら」でハモるポールはフラットしています。いや、別に「ポールはええ加減だ」と言ってるんじゃないですよ。それどころか、彼は「ビートルズで最もプロ意識が強い片」です。ジョンなんか、カヴァー曲の正式レコーディングすら「歌詞が出鱈目」だし、自分で書いた曲すらライヴでは正確に歌えませんでした。でも、それがいい。ジョージの没になった「ど下手なギター・ソロ」を有難く聴いたり、リンゴが太鼓を叩き間違った瞬間にこそ、ファンは「にんまり」するのです。

それは何故なのか?答えは簡単ですね。それは、あたしたちが人間だからです。あたしたちは、日々を生きているから、ひとが書いて歌う音楽に心を震わせるのです。「ひとり」よりも「ふたり」へ、そして「三人」へ、ついには「集団」による大合唱へと広がっていくのが「音楽」でしょう。ちょっと調子外れだって、仲間外れにしちゃいけないよ。「おまえはダメだ」なんて言ってたんじゃ、何にも始まんないじゃないか。

音楽は素敵だ。さあ、恋をしようよ。


(第4章、STOP,)

「この章を、9月24日生まれの「同志」に捧ぐ。ゆえに、次章のタイトルも変えました。」(イコ)


「夢みる歌謡曲」第4章:小美人と三人娘(2006-9-24〜29)

 取材・文:未亜
 語りまくり:イコ

(文中、敬称略)


☆予告☆

第5章は「慈愛の記号(仮)」改め「テレビの中に」を、まったりとお送りいたします。

ではね、ちゃお☆


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



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「鉄板少女アカネ!!」サイト更新情報

「Cinematic」堀北真希


29日付けで「プロデューサー日記」と「現場レポート」が更新され、「エレナ様」役の片瀬那奈ちゃんに関する情報も掲載されました。

橋本Pによると明日(30日)には「チャンネルロックSP」(TBS 14:00〜)でも「アカネ」の映像が流れるそうです。


(姫川未亜)



「続々クランクイン」
posted by 栗 at 16:38| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「JUMP the REVOLUTION!」2006年11月1日増刊

DEATH NOTE (3) (ジャンプ・コミックス)


発行/集英社(週刊少年ジャンプ特別編集増刊)

Battle of fate !「デスノート the Last name」特大ポスター!!に登場。カラーB2版(P17)


本誌よりも分厚い増刊号です。表紙も「デスノート」で、特別付録にも別冊「DEATH NEWS REVOLUTION」と、「デスノート」が売りのひとつになっています。

が、片瀬那奈ちゃんのお姿が確認出来るのは、ポスターのみでした。主人公ふたりが大きくレイアウトされ、下の方に映画のシーンから何点か選ばれているデザインで、那奈ちゃんのカットは、「WJ」No.43「DEATH NEWS #17」に掲載された「ソファに座り手にデスノート?を持つ黒キャミで裸足の高田清美さま」の拡大版です。コレをB2にして欲しい。

尚、フライングの「WJ」No.44 での「DEATH NEWS」はアニメと「13」の話題です。


(姫川未亜)



「JUMP the REVOLUTION!」


posted by 栗 at 22:32| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

2006年09月30日

「PS 」No.55(2006年11月号)

Yellow  Magic  O


発行/小学館

「我ら、ゲーム女子」に登場。2色2頁(P195〜P196)

キャプション
「実は 片瀬那奈さんはゲームが大好きなんです」
「片瀬さんは、かなりディープにゲームを楽しんでいました!!」
「はまったゲームは何度もやり直すくらい凝り性です」

 photographer : Naoyuki Yamamoto
 Stylist : Maya Tamei (KIND)
 Hair & Make-up : Jin Murahata (NUDE)
 Designer : Isamu Shukunami (Shy Company)
 Editors : Kaori Onuki , Sumi Itoh (PS)


ゲーム好きなおしゃれ美人といったら、那奈ちゃん。コレ常識です。そして、感動的なインタビューを読んで「我がことのように嬉しかった」よ。

写真はカラーで観たかったなぁ。特にP195のゲーマー姿は必見!!


(姫川未亜)



「PS Online」


posted by 栗 at 12:57| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「チャンネル★ロック!秋の新番組SP!」

堀北真希in恋する日曜日 私。恋した (BOMB PERFECT CINEMA VISUAL BOOK)


TBS 14:00〜14:54

MC:薬丸裕英、小林麻耶、出水麻衣

「秋の新番組スペシャル」として通常と違う時間帯での放送です。

当然、片瀬那奈ちゃんが西豪寺エレナ役で出演するドラマ「鉄板少女アカネ!!」も紹介されました。

主演の掘北真希ちゃん演じるアカネの雄叫び「命なんだぁあぁああああっ!!」に、「おいおい、大丈夫なんだろうな?」と一抹の不安をおぼえましたが、アレはリハーサルですよね。

ココ的には、エレナさまの動くお姿を初めて「TVで観れた」ので、満足です。


(姫川未亜)



「チャンネル★ロック!」TBS公式サイト


posted by 栗 at 15:07| TV | 更新情報をチェックする