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2006年06月22日

「ご入場は披露宴ご検討の方に限らせていただきます。」

修羅雪姫 [DVD]


イベント情報更新!!日曜日なので、すわっ!また名古屋遠征か?と思いましたが。

まずは思わせ振りな研音ちゃんの告知を引用します。

「マリッジコレクションブライダルフェアトークショー」

 7/2(日)名古屋観光ホテル
 出演 14:30〜
 入場無料!自由席制
 (※但し、来場はあくまでもフェア目的のお客様に限らせて頂きます)


で、リンク先はコレだもんネ☆

以下、爽やかに「引用」です。

◆ファッションショー  ◎15:15

◆模擬挙式 ◎チャペル/ 11:00、16:00 ◎神殿/13:00

◆マリ・コレギャラリー
 料理、装花、テーブルコーディネート、ウェディングケーキ、
 写真、引出物、印刷物 などの展示。衣裳試着、美容着付の相談コーナー

◆レストランウェディング  ◎10:00〜17:00
 ◎デザート実演&ブッフェ試食会(予約不要・無料)/13:30〜

◆片瀬那奈トークショー  ◎14:30
 ※ご入場は披露宴ご検討の方に限らせていただきます。

◆2007年度新プラン発表!!



ふ〜ん。

さて、どうするよ?どうすんの?那奈ヲタ諸君。


(小島藺子)



posted by 栗 at 23:45| EVENT | 更新情報をチェックする

2006年06月23日

「あくび娘は素敵なコ」

ハクション大魔王 DVD-BOX


片瀬那奈ちゃんの、過去一年半の一般参加可能公開イベントをコピペするのだ。(事前抽選での公開放送とマスコミ及び関係者限定のイベントは含みません。)

2005年

2/27 トークショー@名古屋「約10日前に公式で告知。事前直電で女性及びカップル限定と発覚し混乱。」(参加)

3/16 きものショー@銀座「公式告知無し。翌日報道で発覚。」(不参加)

6/7 Koikana 創刊イベント@青山「公式告知無し。翌日報道で発覚。」(不参加)

9/10 トークショー@柏「二週間前に公式告知。だが既に主催者による事前抽選の締め切りが終了していた。」(参加)

9/11 トークショー@名古屋「二週間前に公式告知。唯一フェアなイベント。」(参加)

9/22 香港蝶公開直前イベント@台場「公式告知無し。翌日報道で発覚。」(不参加)

10/27 トークショー@大阪「前々日に平日の日中イベントを告知。しかも第一部は御得意様限定。」(不参加、同志が参加)

10/29 トークショー@広島?「公式告知無し。2ちゃんねるで同日深夜事後発覚。」(不参加)


2006年

2/21 ブライダルショー@港区「平日開催、チケット完売後公式告知」(参加)

3/18 イベント&ラジオ公録@渋谷「フェアなイベントだが、片方しか参加出来ない仕切り」(参加)

5/31 サポーター壮行会@青山「公式告知なし。関係者限定?」(不参加)

6/10 トークショー@京都&神戸「婦人服購買者抽選での予約席各15名様以外は、タイミングが命」(参加)

そして、

7/02 トークショー@名古屋「名古屋観光ホテルで披露宴予定者限定」

益々、厳しくなる参加条件に、目眩がするぜ。それでも「たったひとこと」が在れば、駆けつけるのが「那奈ヲタ・クオリティー」☆

てか、片瀬那奈ちゃんに逢うってのは「最高の贅沢」だと、つくづく思うぞ。


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 23:09| EVENT | 更新情報をチェックする

「ビューティラボ ヘアカラー『窓』篇」制作秘話公開

鉄腕アトム(16) (手塚治虫漫画全集 (236))


お待ちかねの、ビューティラボ ヘアカラー「窓」篇「制作秘話」が公開されました。

未公開ショット、双子の謎、そして那奈ちゃんのインタビューなど充実した内容です。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 23:32| CM | 更新情報をチェックする

2006年06月24日

「ビバ!山田バーバラ」前編予告

ビバ!山田バーバラ(1) (講談社コミックスキス)


テレビ朝日 0:09


原作に忠実な「ものすぎょいシーン」連発!!片瀬那奈ちゃんが下半身だけXXになる衝撃映像や、過激な台詞のオンパレードだっ!!

何故、関東ローカルなの?コレは全国放映しなきゃダメなんだぞ。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 00:10| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」プロローグ

RELOADED~Perfect Singles+DVD~(DVD付)


やっと、ファットボーイ・スリムに辿り着いたよ。購入したものの、どうしてもポールやスティーヴィーを先に聴いてしまうわけだ。すると、そっちの方にドンドンと嵌っていって、なかなかぬけられませんナ。てか、ベスト盤だからね。全部聴いたことあるよ。

ファットボーイ・スリムのCDを購入したのは今回が初めてです。あたくしとしては「片瀬那奈ちゃんのおまけ」でしかないからね。これまでも、例えば、アンダーワールドとかサシャとか2manyDJ'sとか、この手の音源は全部「片瀬那奈ちゃんが聴いているから買って聴いてみた」わけだ。でも、収録されている曲は、ほとんど全部CDで持っていましたよ。それはどーゆーことかってぇと、サンプルのコンピ盤を「物欲を満たす為」に大量購入することが在るからです。それで、飛ばし聴きしなかった曲ばっかが入っていたので、とても便利だぞ。田中さんの解説も良かった、ま、(談)だけどさ。

ダンス・ミュージックは昔から「ひとを踊らせる為にだけ存在するのではない」ってことが、よ〜く分ったよ。きっと片瀬クンは、コレを聴いて何も考えないで踊っているのかもしれないけど、それはそれでいいのだ。理屈ぬきに気持ちがいいのが、幸せを呼ぶ音楽なのだろう。で、どうやったら売れるか?とかを超えた処にそれはいるな。もちろん売れた方がいいに決まってるんだけど、それだけじゃないって気にさせるのも音楽だ。

音楽を考えるのに意味なんてない。数式じゃないんだから、明確な結論も出ないじゃないか。そうかな?やっぱり、あたくしにとっての音楽は「解けるはずの謎」だよ。ファットボーイ・スリムが何処から来たのか位なら簡単に解けるけど、問題はそんなトコには無いのだ。そんなこんなで、田中知之氏の解説とミックスには「ドキッ!」としたよ。

さて、前置きが長くなったけど、「歌謡曲」について書こうと思うのだ。お待たせ致しますたーぶらすたー。これは「大変なテーマ」だよ。で、ファットボーイ・スリムもスティーヴィーもビートルズも、何もかんもを呑み込む世界なのだ。が、あまりにも枕でひっぱっちゃったので、今日はここまで。だって、これから「小早川妙子の恋」を観るんだもん、わかってぇっ!

「いいかげんだなぁ、ぼかぁ「コピコン」にいる時が、一番ええ加減なんだぞ」っと。


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 19:21| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

SPECIAL GUEST DJ : NANA

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付)


BUBBLES @LA FABRIQUE


「DJ : NANA」復活!!


(小島藺子)



posted by 栗 at 23:59| MUSIC | 更新情報をチェックする

2006年06月25日

「夢みる歌謡曲」第1章の1:
片瀬那奈「DJ : NANA」

TELEPATHY(初回)(CCCD)(DVD付)


片瀬那奈の第一期歌手時代の音源は「RELOADED〜Perfect Singles〜」と云うベスト盤CDで、其の全シングル曲を容易に聴くことが出来ます。嬉しいことに大傑作アルバム「TELEPATHY (CCCD)」と、ミニ・アルバム「EXTENDED (CCCD)」も絶賛発売中で(出来ればCDで再発して欲しいのですけど)、この三枚を入手すれば「歌手・片瀬那奈」が目指した世界がほぼ完全に音源的には検証可能です。是非、お買い求め下さいナ。

さて、片瀬那奈が行った歌手活動とは、一体なんだったのでしょう?シングル全曲を収めた「Reloaded(2005)」を聴くと、その多様な音楽性と揺るぎない大衆性に驚かされます。片瀬那奈の音楽は、一貫して歌謡曲であろうとしながら、明らかに洋楽志向であり、到底「女優の余技」を超えています。事実、彼女は女優を休業して音楽活動に専念したのですよ。

そこまで真摯な歌手時代の片瀬が、ライヴで歌うだけではなく「DJ : NANA」として自ら皿を回して居た事実は、永遠に語り継がれるべきです。当時、その意味を理解出来なかったとしても恥じることは全く在りません。彼女が進み過ぎていただけです。

コアな洋楽ヲタとしても(一部で)知られる片瀬那奈は、明らかに新たな音楽を作ろうとしていました。それが、カイリー・ミノーグの歌謡曲化から始まったのは伝統でもあり、ある意味盲点だったのです。現在でこそ一般的になった「カイリーの翻訳」を、あの時点でやったのだからね。これだけでも歌謡曲史上に残る快挙です。ちなみにカイリーの元ネタは、何度でも云いますけど、マドンナです。

問題は、それまで有り得なかった洋楽の歌謡曲化が「片瀬那奈」によって実現したことです。洋楽者からは当然「パクリだ」と揶揄されました(あたくしもそのひとりでした)けど、先駆者ってのはそんなもんです。兎に角、片瀬の冒険なしには、以後の「日本語ダンス・ミュージック」の歴史は違っていました。

そして、唯一のフルアルバム「TELEPATHY(2003)」で展開された世界観には、目眩がしそうです。この作品はコアなハウス好きな片にさえ注目されましたけど「甘いナ」って云われましたね。当然ですよ、ソコを狙ったんだもん。それが「歌謡曲」なんだもん。でも、「歌謡曲」としては行き過ぎていたんだよね。で、今聴くと全然普通なんだけどな。(ぼそっ)

そんな片瀬那奈が到達したのが「Extended(2004)」でした。このカバー・アルバムにこそ「歌謡曲の謎」が詰まっています。先行シングルとして発売された「ミ・アモーレ」を自らリミックスしてライヴ前に流した(他は全部洋楽)「DJ : NANA」に、あたくしは「歌謡曲の未来」を観ました。そして、それはその通りになったよ。

片瀬那奈が、ふたたび歌うなら、またきっとそんな魔法が生まれるのさ。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 01:08| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第1章の2:
片瀬那奈「MY LIFE」

Babe(通常)  (CCCD)


片瀬那奈の歌手デビュー作「GALAXY / TELEPATHY / FANTASY(2002)」は、明らかなカイリー・ミノーグ日本語化路線であり、「GALAXY」に関しては北京語盤(「Dun Dun Dun」容祖兒)と英語盤(「Dangerous To Me」Ladybird)もほぼ同時に発売されました。それだけカイリーの「Can't Get You Out of My Head(2001)」は革命的なヒットチューンだったのです。

面白いのは同じ楽曲でありながら、片瀬那奈だけが「GALAXY」と「TELEPATHY」の二曲で「Can't Get You Out of My Head」の翻訳を試みている点です。「Dun Dun Dun」と「Dangerous To Me」は「GALAXY」と「TELEPATHY」を足した様な出来映えになっていて、これは「Can't Get You Out of My Head」から片瀬那奈の二曲へ発展してから再び統合された様な印象を受けます。

もう一曲の「FANTASY」は、アニメの主題歌であった為かよりポップな路線になりましたが、後にアルバムに収録される際にアレンジが一新されます。この楽曲は、ユーロビート時代のカイリーを彷彿とさせるもので、デビュー三曲がカイリーへのオマージュであるのは疑う余地はありません。リアルタイムで洋楽のキラーチューンを翻訳するのは、ヒッパレ時代からの歌謡曲の常套手法です。さらに「GALAXY」と「TELEPATHY」のリミックスを収録した5曲入りのシングルは、avexのお家芸とはいえ、もはやミニアルバムとすら言える体裁です。しかもピクチャーレーベル6種封入り。内3種の追加プレス「ウインターヴァージョン」は公式告知なしのレア・アイテムです。

つづくセカンド・シングル「Babe(2003)」は、タイトルトラックこそ再びカイリーの「Love at First Sight(2001,2002)」の「完全なるショートケーキ」ですが、カップリングの三曲「MY LIFE」「for you」「Babe(Huge remix)」では、ダンスミュージックへの果敢な挑戦が試みられていました。

「Babe(Huge remix)」は2003年6月夭折した天才サウンドクリエーターHugeによるリミックスで、片瀬那奈と同い年の彼による斬新なこの作品はライヴ時代の片瀬那奈がセットチェンジの際に頻繁に流した為「テバサキ5のテーマ曲」としても知られています。「MY LIFE」「for you」の作詞は片瀬那奈自身が担当し、そのアレンジははっきり言えば「古いハウス」です。特に「MY LIFE」はマドンナに例えるなら「Erotica(1992)」を連想させます。10年掛かって、やっと歌謡曲がマドンナに追いついたとも言えるでしょう。そして、このまるで「Deeper and Deeper」を翻訳した様な楽曲で地団駄する片瀬那奈に、あたくしは限りないシンパシーを感じるのでした。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 19:06| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「行列のできる法律相談所」

鉄腕アトム(18) (手塚治虫漫画全集 (238))


日本テレビ 21:00〜21:54

司会/島田紳助、松本志のぶ
弁護士軍団/北村晴男、住田裕子、橋下徹、丸山和也
ゲスト出演者/泉ピン子、磯野貴理子、片瀬那奈、要潤、佐藤B作、島田洋七、ブラックマヨネーズ


やはり声の調子が良くない頃に録画した様です。(謝ってました。)イントロから初登場の那奈ちゃんに、紳助さんが絡みまくる展開。嗚呼、また「デカイ」って言われそうだな。ホントに172センチなんですけどね。

那奈ちゃんはガハハ笑い連発で、始終楽しそうでした。B作、おいしいな。(ぼそっ)で、エイプリルフールの可哀想なひとって、誰だろ?


(姫川未亜)



posted by 栗 at 20:55| TV | 更新情報をチェックする

2006年06月26日

「今年の夏は大変だー。」

ビバ!山田バーバラ(2) (講談社コミックスキス)


NANA DIARY 配信。

「ビバ!山田バーバラ」の撮影がクランクアップ直前での報告です。それで遅れていたのかな。

ワールドカップの話題から、バーバラの宣伝(てか、本人が楽しみにしてる。)、そして、京都でチラッと話題に出た「蚊」のお話です。

モスキートも、みんな「那奈ヲタ」なんだね。てか、「蚊」に刺されまくって困ってますって話題をメルマガで送りつける「美人女優」って、、、。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 20:43| 7D | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第1章の3:
片瀬那奈「Shine」

Shine/REVENGE~未来(あす)への誓い~(初回)(CCCD)(DVD付)


第二弾シングル「Babe(2003)」からは、ピクチャーレーベル3種封入りに加えて初回限定盤にはDVD(前シングル曲の編集プロモ映像とインタビューを収録)が付属された為、片瀬那奈の歌手活動は「やはりビジュアル重視で、モデル出身女優の片手間なお遊び」と捕えられたりもしましたが、前出の通り楽曲の質は高く、評価は上がって行きました。

そんな中、歌手デビュー決定時より封印していた「女優・片瀬那奈」が、少しの間復活します。第三弾シングル「Shine / REVENGE〜未来(あす)への誓い〜(2003)」収録の「Shine」が主題歌となったドラマ「こちら本池上署」の第二話(4/21放映)にゲスト出演したのです。

個人的な当時の正直な思いは「片瀬那奈は歌手なんかやってないで、さっさと女優に復帰しろっ!」でした。「確かに「GALAXY / TELEPATHY / FANTASY」も「Babe」も良く出来ていたけど、別に片瀬那奈がやらなくともええじゃん。てか、カイリー聴くって。思い出つくりにアルバム一枚出したら、女優復帰だねっ!いない間にアノコやコノコがどんどん出世してくじゃないかっ!!片瀬那奈が女優をつづけていたら、今頃もう主演してたはずなんだよ。」ってな感じでした。そんな時に束の間の女優復帰。ドラマを観て「やはり片瀬那奈は女優だ」と強く思ったものです。が、しかし、そこで流れた「Shine」との出逢いが「歌手・片瀬那奈・絶対肯定」へとあたくしを変えることとなります。

前二作とは違って、バラード二曲とそのカラオケを収録した一見普通のシングルには、片瀬那奈のライヴ参加券が付いていました。それは渋谷のタワーレコード限定だったので、シングル発売日前日に別の店で既に入手していたものの、発売日(5/28)に渋谷までまた買いに行きましたよ。「なるほど、ジャケットやピクチャーレーベルが色々出てるのはこのためか。」などと既にすっかりavexの販売戦略に騙されつつ、6月22日を待ちました。ちなみに「Shine」のストリングス・アレンジは、KANちゃん「50年後も」や森高千里、初期モー娘。などでも御馴染みの前嶋康明氏が担当。「REVENGE〜未来(あす)への誓い〜」は SMOOTH ACE の「SHINE」の歌詞タイトル違いのカヴァーで、同日発売。これは、もしかしたら「Shine」が何作か競作され、選ばれた二曲がカップリングされたのでは?とも考えられます。

何度も言って来たことですけど、また言います。突然目の前に現れて「Shine」を歌った片瀬那奈には、後光が射していました。それまでも片瀬に逢える機会は何度もあったのだけど、あたしは最初に観たのがこの時で良かったと思います。あたしが最初に目撃したのは「歌手・片瀬那奈」以外の何者でもなかった。その瞬間、あたしは「完全なる那奈ヲタ」へと変貌を遂げたのでした。「いつまで片瀬那奈の話がつづくんだよ?コレはONDOカテゴリで歌謡曲論を展開するってことじゃねーのかよっ!これじゃいつものNANAカテゴリの片瀬噺じゃん。」とお怒りの片へ。慌てない慌てない。てか、ココは「COPY CONTROL」です。すべては片瀬那奈なしでは始まりません。

結局、その後「YUMEKAYO」カテゴリを新設いたしました。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 21:47| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

「夢みる歌謡曲」第1章の4:
片瀬那奈「タイトル未定」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付)


現在の処、片瀬那奈唯一のフルアルバムである「TELEPATHY(2003)」は、歌手・片瀬那奈の金字塔となる傑作でした。それまでの三枚のシングルが何であったのか、そして片瀬那奈が目指す音楽とは何なのか、そのすべてが集約されたこの作品までの「一年余の期間(2002-4〜2003-7)」は、おそらく当初の予定通りに進められた綿密なプロダクションだったと思います。もし、片瀬那奈の音楽作品を一枚だけ選ぶとしたらCCCDと言うハンデこそあれ、迷わずこのアルバムを推します。捨て曲なしのそれぞれ独立した13トラックが、美しいトータル性を持って連なる流れにデビュー作で完成品を作ってしまった片瀬那奈の「強さ」と、それゆえの「不運」すら感じます。

ライヴ活動も軌道に乗り、アルバム発表後初となるシングルが9月に発売告知され、正に順風満帆に思えたのですが、このシングルが発売中止となったことから雲行きがおかしくなって行きます。結局10月に仕切り直しで発売された第四弾シングル「Necessary / EVERY***(2003)」は、当初の予告とは大きく違う作品となっていました。

9月10日に発売予定だった「タイトル未定」は、後に「Necessary」になるCMタイアップ曲に、カップリングとして初回盤には「他アーティストとのコラボレート作品」を、通常盤には「アルバム収録曲のリミックス音源」を収録すると公式発表されました。これぞ「TELEPATHY」以後を予感させるものとして計画されていたのは明らかです。しかし、実際に発売(10/16)されたシングルは、初回盤も通常盤も音源としては同じ新曲が入ったものでした。お得意のピクチャーレーベル3種も無く、その代わり(?)avexで5種のピンナップをシングル持参一枚につき1種ずつランダムに手渡しすると言う「前代未聞のキャンペーン」までやってしまいます。

しかも、延期したにも関わらずレコーディング時の片瀬那奈は「人生最大の風邪」をひいている状態。(その哀れな姿は、初回盤の付属DVDに収録されています。重病で鼻をすすりながら掠れた声でインタビューを受けるアイドルって、一体、、、。)楽曲は、片瀬那奈のシングルの中でもかなり上位に入る二曲です。「シングル最高傑作!」との声も多くありました。体調不良とはいえ、片瀬那奈のポテンシャルは揺るぎなかった。いや、でもね、DVDで悲惨な姿まで晒し、プロモも同作品映像をフルで収録すると言う「出血大サービス!」な展開(つまり、もう後がないっ!)には、一抹の不安を感ぜずにはおれない秋でした。(まだまだ、つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 01:02| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「夢みる歌謡曲」第1章の5:
片瀬那奈「Past Masters」

GALAXY/TELEPATHY (CCCD)


さて、ここで片瀬那奈ちゃんの歌手デビューまでの流れをざっと振り返ってみましょう。片瀬那奈ちゃんの芸能界デビューは、1998年まで遡ります。

スカウトによってモデル業を中心とした事務所(インセント)に所属した小島那奈子は、本名でファッションモデルとしてほんの僅かな期間活動した後、「1999年度旭化成水着キャンペーンガール」のオーディションに合格し、自ら命名した「片瀬那奈」としての道を歩み始めました。お披露目は1998年10月5日、当時16歳の彼女は有名な「ハプニング」にも動じず、堂々のデビューを飾りました。(余談ですが、片瀬那奈が現在も所属する「インセント」には他に、同じく「研音」とマネジメント契約している「大女優!」伊東美咲さんと「インセント」の「大看板!」井上和香さんがいます。片瀬那奈はこの「インセント三人娘」では最年少ですが、芸歴は一番長いのです。ん?一番地味だって?そこがええんだよ。ぼそっ)

キャンギャルとして(そしてハプニングによって)世に出た片瀬那奈ですが、「ヤングサンデー」誌を中心にグラビア・アイドルとして活躍すると共に、翌1999年初頭からは「JJ」のモデルにも抜擢され最年少表紙モデルにもなっています。さらに3月には「未来の月9女優養成番組」と言われた「美少女H2」(第18話「最後のデート」)で主演、女優デビューも果たします。

その後の活躍は、御存知の通りです。女優としては、「GTOドラマスペシャル(CX)」の準主役を皮切りに、「天国のKiss(EX)」で連ドラ初出演、秋には早くも月9(「氷の世界(CX)」)にレギュラー出演し、翌2000年には「FLY(NHK)」で実質的な主演を果たします。CMでは若干19歳で「三代目きれいなおねえさん」にも抜擢され、お約束の「スキャンダル」も経験しました。

ココでのポイントは「片瀬那奈」と言うタレントの、デビュー時からの「全方位戦略」です。彼女は最初から、そのファン対象を絞れなかった。デビュー直後の「週刊プレイボーイ」誌(1998年 No.48 12/1日号、11月17日発売)で、「幅広く活躍して、女の子にも、男の子にも好かれる人になることが、今の課題!」と発言した片瀬那奈は「本気」だったのです。

片瀬那奈に歌手デビューのオファーが正式なカタチで舞い込んだのは、遅くとも2000年でしょう。既に本格的なグラビア初登場である「ヤングサンデー」誌(1998年 No.48 11/12号、10月29日発売)で、冗談半分ながら「歌手デビューに向けて歌のレッスンを毎日3時間もしてるの。」と発言していますが、より具体的になったのはドラマ出演が本格化した頃であろうと考えられます。2000年からの、片瀬那奈がレギュラー出演した連ドラで在京局制作の作品を追って見ましょう。「新宿暴走救急隊(NTV 2000)」「できちゃった結婚(CX 2001)」「プリティガール(TBS 2002)」、この流れを、その主題歌やサントラ盤を中心に考えると、自ずと「avex からの歌手デビュー」が、見えて来るでしょう。

満を持しての歌手デビューを前に、片瀬那奈サイドは大きな賭けに出ました。これは彼女のマネジメント契約が、2002年から完全に「研音」へ移ったことも影響していたのかもしれません。片瀬那奈は、長年お世話になった「ヤングサンデー」誌上(2002年 No.23 5/23号、5月9日発売)で「グラビア卒業宣言」と同時に「今年後半、みんなをあっと驚かせるかもよ?」なるメッセージを残し、「2001年のおとこ運」→「できちゃった結婚」→「プリティガール」で、せっかく真のメインキャストまでのし上がった女優業すら、あっさりと休止してしまいます。そこまでストイックな姿勢で望んだ「歌手・片瀬那奈」が、最初につまずいたのが、前回述べた「第四弾シングルの発売中止事件」だったのです。そして、そこから、片瀬那奈の歌手活動は怒濤の展開へと進むのでした。(もうすこし、つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 22:41| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

『「ぷっ」すま』

30th Party


テレビ朝日 23:15〜24:10

ゲスト/アンガールズ、片瀬那奈

テーマ/「ココ1当てま SHOW!!」


あたくしが何故かだらだらと長年毎週観ている深夜番組に、那奈ちゃんが「番宣」初登場!!だぞ。

なにやっても、那奈ちゃんは可愛いなぁ。(ぼそっ)つーか、これは負けた方がおいしいので、どんどん「NG」出して罰ゲームを、ってそれじゃ番宣出来ないしナ。いや、こっちは那奈ちゃんがゲラゲラ笑ってるのを見たいわけで、って、だから番宣はどーすんだよ?「で、怪獣強いナ。てへへ」

食べ物なら、那奈ちゃんでしょ。当ててドローながら、番宣ゲットだぜっ!!やったぁーーーっ!!!(単なる実況で、すまんかった。)

で、やっぱ、本人は「やる気」だったんだな。流石、那奈ちゃん。


(小島藺子/姫川未亜)



「花村大介ふたたび」
posted by 栗 at 23:59| TV | 更新情報をチェックする

2006年06月28日

「夢みる歌謡曲」第1章の6:
片瀬那奈「777への迷走」

Necessary/EVERY***(CCCD)


アルバム「TELEPATHY」とそのイベントまでは「ほぼ完璧に進行していた」片瀬那奈プロジェクトが、何らかの事情によって「次なる展開に迷いがある」ことを露呈してしまった「発売中止事件」は、どんなに隠蔽しようとも、隠し切れない歴史的事実です。しかしながら、結果的に発売された「Necessary / EVERY***(2003)」と、立ち直り再び始動したライヴでの片瀬那奈は、いよいよ歌手街道を邁進する気まんまんであり、事実、歌手時代の片瀬那奈は休む間もなく「ファン」の前に立ちつづけました。

念願のソロ・ライヴ(2003年11月1日、日本工業大学での「NANA KATASE LIVE2003」)も達成した片瀬那奈は、次なる構想を着々と練っていました。それは、まず年末の「Supa☆Star」(12/22 @六本木ベルファーレ)で、唐突に発覚します。ベルファーレの各テーブルには「WEEKEND FEVER 777」のフライヤーが、無造作に置いて在りました。曰く「片瀬那奈と新たなパーティースタイルが全国を駆け巡る」、どうやら「冠イベント」を最低でも月一で開催するとの告知の様でした。当然、集まった那奈ヲタのボルテージは最高潮になり、あたくしなんか片瀬那奈ちゃんからのプレゼントを最初にゲットするわ、出待ちを始めるわ、エライこっちゃエライこっちゃ、になったもんです。

翌2004年初頭、片瀬那奈の新たなリリース情報が明らかになりました。それは、わずか一ヶ月半の期間に「シングル二枚とミニアルバム一枚」を発売すると言うものでした。但し、それはすべて「1980年代のアイドル歌謡のカヴァー」であるとも発表されたのです。「こーなったら、冠イベントで、ライヴと何か(念願の「DJ」だった)を、マンスリーでガンガンやってやるっ!」と「80年代アイドル・カヴァー路線での新譜リリース・ラッシュ」って「ふたつの情報」に、何かチグハグな印象を受けました。

片瀬那奈のそれまでの歌手活動は、確かに「トップ10」入りのヒットこそなかったもののシングル4枚とアルバム1枚は、すべて「トップ20」入りしたのです。これは充分に誇れる成績だと思うのですが、制作サイドは(セールス的に)もっと上を目指していたのでしょう。その結果、オリジナル路線ではなくカヴァーと言う選択だったのではないでしょうか。こうなると、前作のゴタゴタは、おそらく今後の方向性を模索しての結果だったと思えても来るのです。

しかし、当初の路線を推進する「777」と言うイベントと、カヴァー企画はある意味「相反するもの」でもあるわけです。果たして、片瀬那奈はどうするのか?(以下、やっと「第1章:最終回」へ、つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 01:49| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする