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2006年06月26日

「夢みる歌謡曲」第1章の3:
片瀬那奈「Shine」

Shine/REVENGE~未来(あす)への誓い~(初回)(CCCD)(DVD付)


第二弾シングル「Babe(2003)」からは、ピクチャーレーベル3種封入りに加えて初回限定盤にはDVD(前シングル曲の編集プロモ映像とインタビューを収録)が付属された為、片瀬那奈の歌手活動は「やはりビジュアル重視で、モデル出身女優の片手間なお遊び」と捕えられたりもしましたが、前出の通り楽曲の質は高く、評価は上がって行きました。

そんな中、歌手デビュー決定時より封印していた「女優・片瀬那奈」が、少しの間復活します。第三弾シングル「Shine / REVENGE〜未来(あす)への誓い〜(2003)」収録の「Shine」が主題歌となったドラマ「こちら本池上署」の第二話(4/21放映)にゲスト出演したのです。

個人的な当時の正直な思いは「片瀬那奈は歌手なんかやってないで、さっさと女優に復帰しろっ!」でした。「確かに「GALAXY / TELEPATHY / FANTASY」も「Babe」も良く出来ていたけど、別に片瀬那奈がやらなくともええじゃん。てか、カイリー聴くって。思い出つくりにアルバム一枚出したら、女優復帰だねっ!いない間にアノコやコノコがどんどん出世してくじゃないかっ!!片瀬那奈が女優をつづけていたら、今頃もう主演してたはずなんだよ。」ってな感じでした。そんな時に束の間の女優復帰。ドラマを観て「やはり片瀬那奈は女優だ」と強く思ったものです。が、しかし、そこで流れた「Shine」との出逢いが「歌手・片瀬那奈・絶対肯定」へとあたくしを変えることとなります。

前二作とは違って、バラード二曲とそのカラオケを収録した一見普通のシングルには、片瀬那奈のライヴ参加券が付いていました。それは渋谷のタワーレコード限定だったので、シングル発売日前日に別の店で既に入手していたものの、発売日(5/28)に渋谷までまた買いに行きましたよ。「なるほど、ジャケットやピクチャーレーベルが色々出てるのはこのためか。」などと既にすっかりavexの販売戦略に騙されつつ、6月22日を待ちました。ちなみに「Shine」のストリングス・アレンジは、KANちゃん「50年後も」や森高千里、初期モー娘。などでも御馴染みの前嶋康明氏が担当。「REVENGE〜未来(あす)への誓い〜」は SMOOTH ACE の「SHINE」の歌詞タイトル違いのカヴァーで、同日発売。これは、もしかしたら「Shine」が何作か競作され、選ばれた二曲がカップリングされたのでは?とも考えられます。

何度も言って来たことですけど、また言います。突然目の前に現れて「Shine」を歌った片瀬那奈には、後光が射していました。それまでも片瀬に逢える機会は何度もあったのだけど、あたしは最初に観たのがこの時で良かったと思います。あたしが最初に目撃したのは「歌手・片瀬那奈」以外の何者でもなかった。その瞬間、あたしは「完全なる那奈ヲタ」へと変貌を遂げたのでした。「いつまで片瀬那奈の話がつづくんだよ?コレはONDOカテゴリで歌謡曲論を展開するってことじゃねーのかよっ!これじゃいつものNANAカテゴリの片瀬噺じゃん。」とお怒りの片へ。慌てない慌てない。てか、ココは「COPY CONTROL」です。すべては片瀬那奈なしでは始まりません。

結局、その後「YUMEKAYO」カテゴリを新設いたしました。(つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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2006年06月27日

「夢みる歌謡曲」第1章の4:
片瀬那奈「タイトル未定」

Necessary/EVERY***(初回限定盤)(CCCD)(DVD付)


現在の処、片瀬那奈唯一のフルアルバムである「TELEPATHY(2003)」は、歌手・片瀬那奈の金字塔となる傑作でした。それまでの三枚のシングルが何であったのか、そして片瀬那奈が目指す音楽とは何なのか、そのすべてが集約されたこの作品までの「一年余の期間(2002-4〜2003-7)」は、おそらく当初の予定通りに進められた綿密なプロダクションだったと思います。もし、片瀬那奈の音楽作品を一枚だけ選ぶとしたらCCCDと言うハンデこそあれ、迷わずこのアルバムを推します。捨て曲なしのそれぞれ独立した13トラックが、美しいトータル性を持って連なる流れにデビュー作で完成品を作ってしまった片瀬那奈の「強さ」と、それゆえの「不運」すら感じます。

ライヴ活動も軌道に乗り、アルバム発表後初となるシングルが9月に発売告知され、正に順風満帆に思えたのですが、このシングルが発売中止となったことから雲行きがおかしくなって行きます。結局10月に仕切り直しで発売された第四弾シングル「Necessary / EVERY***(2003)」は、当初の予告とは大きく違う作品となっていました。

9月10日に発売予定だった「タイトル未定」は、後に「Necessary」になるCMタイアップ曲に、カップリングとして初回盤には「他アーティストとのコラボレート作品」を、通常盤には「アルバム収録曲のリミックス音源」を収録すると公式発表されました。これぞ「TELEPATHY」以後を予感させるものとして計画されていたのは明らかです。しかし、実際に発売(10/16)されたシングルは、初回盤も通常盤も音源としては同じ新曲が入ったものでした。お得意のピクチャーレーベル3種も無く、その代わり(?)avexで5種のピンナップをシングル持参一枚につき1種ずつランダムに手渡しすると言う「前代未聞のキャンペーン」までやってしまいます。

しかも、延期したにも関わらずレコーディング時の片瀬那奈は「人生最大の風邪」をひいている状態。(その哀れな姿は、初回盤の付属DVDに収録されています。重病で鼻をすすりながら掠れた声でインタビューを受けるアイドルって、一体、、、。)楽曲は、片瀬那奈のシングルの中でもかなり上位に入る二曲です。「シングル最高傑作!」との声も多くありました。体調不良とはいえ、片瀬那奈のポテンシャルは揺るぎなかった。いや、でもね、DVDで悲惨な姿まで晒し、プロモも同作品映像をフルで収録すると言う「出血大サービス!」な展開(つまり、もう後がないっ!)には、一抹の不安を感ぜずにはおれない秋でした。(まだまだ、つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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「夢みる歌謡曲」第1章の5:
片瀬那奈「Past Masters」

GALAXY/TELEPATHY (CCCD)


さて、ここで片瀬那奈ちゃんの歌手デビューまでの流れをざっと振り返ってみましょう。片瀬那奈ちゃんの芸能界デビューは、1998年まで遡ります。

スカウトによってモデル業を中心とした事務所(インセント)に所属した小島那奈子は、本名でファッションモデルとしてほんの僅かな期間活動した後、「1999年度旭化成水着キャンペーンガール」のオーディションに合格し、自ら命名した「片瀬那奈」としての道を歩み始めました。お披露目は1998年10月5日、当時16歳の彼女は有名な「ハプニング」にも動じず、堂々のデビューを飾りました。(余談ですが、片瀬那奈が現在も所属する「インセント」には他に、同じく「研音」とマネジメント契約している「大女優!」伊東美咲さんと「インセント」の「大看板!」井上和香さんがいます。片瀬那奈はこの「インセント三人娘」では最年少ですが、芸歴は一番長いのです。ん?一番地味だって?そこがええんだよ。ぼそっ)

キャンギャルとして(そしてハプニングによって)世に出た片瀬那奈ですが、「ヤングサンデー」誌を中心にグラビア・アイドルとして活躍すると共に、翌1999年初頭からは「JJ」のモデルにも抜擢され最年少表紙モデルにもなっています。さらに3月には「未来の月9女優養成番組」と言われた「美少女H2」(第18話「最後のデート」)で主演、女優デビューも果たします。

その後の活躍は、御存知の通りです。女優としては、「GTOドラマスペシャル(CX)」の準主役を皮切りに、「天国のKiss(EX)」で連ドラ初出演、秋には早くも月9(「氷の世界(CX)」)にレギュラー出演し、翌2000年には「FLY(NHK)」で実質的な主演を果たします。CMでは若干19歳で「三代目きれいなおねえさん」にも抜擢され、お約束の「スキャンダル」も経験しました。

ココでのポイントは「片瀬那奈」と言うタレントの、デビュー時からの「全方位戦略」です。彼女は最初から、そのファン対象を絞れなかった。デビュー直後の「週刊プレイボーイ」誌(1998年 No.48 12/1日号、11月17日発売)で、「幅広く活躍して、女の子にも、男の子にも好かれる人になることが、今の課題!」と発言した片瀬那奈は「本気」だったのです。

片瀬那奈に歌手デビューのオファーが正式なカタチで舞い込んだのは、遅くとも2000年でしょう。既に本格的なグラビア初登場である「ヤングサンデー」誌(1998年 No.48 11/12号、10月29日発売)で、冗談半分ながら「歌手デビューに向けて歌のレッスンを毎日3時間もしてるの。」と発言していますが、より具体的になったのはドラマ出演が本格化した頃であろうと考えられます。2000年からの、片瀬那奈がレギュラー出演した連ドラで在京局制作の作品を追って見ましょう。「新宿暴走救急隊(NTV 2000)」「できちゃった結婚(CX 2001)」「プリティガール(TBS 2002)」、この流れを、その主題歌やサントラ盤を中心に考えると、自ずと「avex からの歌手デビュー」が、見えて来るでしょう。

満を持しての歌手デビューを前に、片瀬那奈サイドは大きな賭けに出ました。これは彼女のマネジメント契約が、2002年から完全に「研音」へ移ったことも影響していたのかもしれません。片瀬那奈は、長年お世話になった「ヤングサンデー」誌上(2002年 No.23 5/23号、5月9日発売)で「グラビア卒業宣言」と同時に「今年後半、みんなをあっと驚かせるかもよ?」なるメッセージを残し、「2001年のおとこ運」→「できちゃった結婚」→「プリティガール」で、せっかく真のメインキャストまでのし上がった女優業すら、あっさりと休止してしまいます。そこまでストイックな姿勢で望んだ「歌手・片瀬那奈」が、最初につまずいたのが、前回述べた「第四弾シングルの発売中止事件」だったのです。そして、そこから、片瀬那奈の歌手活動は怒濤の展開へと進むのでした。(もうすこし、つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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『「ぷっ」すま』

30th Party


テレビ朝日 23:15〜24:10

ゲスト/アンガールズ、片瀬那奈

テーマ/「ココ1当てま SHOW!!」


あたくしが何故かだらだらと長年毎週観ている深夜番組に、那奈ちゃんが「番宣」初登場!!だぞ。

なにやっても、那奈ちゃんは可愛いなぁ。(ぼそっ)つーか、これは負けた方がおいしいので、どんどん「NG」出して罰ゲームを、ってそれじゃ番宣出来ないしナ。いや、こっちは那奈ちゃんがゲラゲラ笑ってるのを見たいわけで、って、だから番宣はどーすんだよ?「で、怪獣強いナ。てへへ」

食べ物なら、那奈ちゃんでしょ。当ててドローながら、番宣ゲットだぜっ!!やったぁーーーっ!!!(単なる実況で、すまんかった。)

で、やっぱ、本人は「やる気」だったんだな。流石、那奈ちゃん。


(小島藺子/姫川未亜)



「花村大介ふたたび」
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2006年06月28日

「夢みる歌謡曲」第1章の6:
片瀬那奈「777への迷走」

Necessary/EVERY***(CCCD)


アルバム「TELEPATHY」とそのイベントまでは「ほぼ完璧に進行していた」片瀬那奈プロジェクトが、何らかの事情によって「次なる展開に迷いがある」ことを露呈してしまった「発売中止事件」は、どんなに隠蔽しようとも、隠し切れない歴史的事実です。しかしながら、結果的に発売された「Necessary / EVERY***(2003)」と、立ち直り再び始動したライヴでの片瀬那奈は、いよいよ歌手街道を邁進する気まんまんであり、事実、歌手時代の片瀬那奈は休む間もなく「ファン」の前に立ちつづけました。

念願のソロ・ライヴ(2003年11月1日、日本工業大学での「NANA KATASE LIVE2003」)も達成した片瀬那奈は、次なる構想を着々と練っていました。それは、まず年末の「Supa☆Star」(12/22 @六本木ベルファーレ)で、唐突に発覚します。ベルファーレの各テーブルには「WEEKEND FEVER 777」のフライヤーが、無造作に置いて在りました。曰く「片瀬那奈と新たなパーティースタイルが全国を駆け巡る」、どうやら「冠イベント」を最低でも月一で開催するとの告知の様でした。当然、集まった那奈ヲタのボルテージは最高潮になり、あたくしなんか片瀬那奈ちゃんからのプレゼントを最初にゲットするわ、出待ちを始めるわ、エライこっちゃエライこっちゃ、になったもんです。

翌2004年初頭、片瀬那奈の新たなリリース情報が明らかになりました。それは、わずか一ヶ月半の期間に「シングル二枚とミニアルバム一枚」を発売すると言うものでした。但し、それはすべて「1980年代のアイドル歌謡のカヴァー」であるとも発表されたのです。「こーなったら、冠イベントで、ライヴと何か(念願の「DJ」だった)を、マンスリーでガンガンやってやるっ!」と「80年代アイドル・カヴァー路線での新譜リリース・ラッシュ」って「ふたつの情報」に、何かチグハグな印象を受けました。

片瀬那奈のそれまでの歌手活動は、確かに「トップ10」入りのヒットこそなかったもののシングル4枚とアルバム1枚は、すべて「トップ20」入りしたのです。これは充分に誇れる成績だと思うのですが、制作サイドは(セールス的に)もっと上を目指していたのでしょう。その結果、オリジナル路線ではなくカヴァーと言う選択だったのではないでしょうか。こうなると、前作のゴタゴタは、おそらく今後の方向性を模索しての結果だったと思えても来るのです。

しかし、当初の路線を推進する「777」と言うイベントと、カヴァー企画はある意味「相反するもの」でもあるわけです。果たして、片瀬那奈はどうするのか?(以下、やっと「第1章:最終回」へ、つづく)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



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週刊TV情報誌上での「ビバ!山田バーバラ」に関する記事2

ビバ!山田バーバラ(2) (講談社コミックスキス)


片瀬那奈ちゃん主演ドラマの「後編」は、各誌とも通常の扱いに留まりましたので、一誌のみ紹介します。


☆「ザテレビジョン」首都圏関東版 2006 No.27 ☆

発行/角川書店

(P73、カラー1/8)
7/7 金曜ナイトドラマスペシャル「ビバ!山田バーバラ」 バーバラが父と子と同時に交際を始める!
写真:ドラマ1シーン(バーバラ(片瀬)と天(杉本)の2ショット)を掲載し、後編(最終回)のあらすじを紹介。

ちなみに「TVガイド」も同じ写真、「TVぴあ」は別カットながらやはり「バーバラと天」でした。


(姫川未亜)



読売新聞
posted by 栗 at 20:41| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「with」2006年8月号

鉄腕アトム(11) (手塚治虫漫画全集 (231))


発行/講談社

「憧れの大人デニム&今すぐ着る毎日デニム Part1 憧れ有名人6人の大人デニムスタイル公開」にトップで登場。さらに、P172に「ポカリスエット イオンウォーター」のカラー全面広告あり。

カラー2頁(P172、P272)

コピー
「インディゴカラーでストレッチが効いているデニムにパンプスの大人なスタイルが私の定番」
「試着しなくても見れば自分に合うデニムかわかるの!」

 撮影/加藤亜希子(image)
 ヘア&メイク/佐々木篤(アルール)
 スタイリスト/大沼こずえ(KIND)
 取材・文/柿本真希


黒のコットンブラウスの片瀬那奈ちゃんが可愛いです。デニム特集なのに、まずそっちに目が行きました。ショートパンツは「『ぷっ』すま」でも披露していましたね。これまた、似合うんだよね。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 21:02| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「LUCi」2006年8月号

LUCi (ルーシィ) 2006年 08月号 [雑誌]


発行/扶桑社

連載「美人可愛い那奈カジ Style スペシャル 自分をたっぷり甘やかす「ごほうび旅」へ
片瀬那奈が行く、姫になるバリ」に登場。

さらに「那奈のキレイの秘密 ポカリスエットイオンウォーターで“クリアなカラダ”になる!」

そしてさらに「那奈は南の島でだってツヤめく髪! 旅先でもビューティラボ カラーケア 美容液と一緒」も連動!!

カラー16頁!!(P154〜P169)、目次にも1カットあり。

 photos : Ai Kariya (model) , Shin Kimura (still)
 stylist : Kozue Ohnuma (KIND)
 hair&make-up : Jin Murahata (nude)
 model : Nana Katase
 map : MATILDA


NANA DIARYで教えてくれた「バリ」での撮影がドカーンっ!!と出ましたよ。絶対買いです。何故、公式で告知しないんですかーっ?!カラフルな「ワンピスタイル4」につづいて、那奈ちゃんがバリをナビゲート、面白ショットもバッチリ、ポカリとラボもしっかり道連れです。嗚呼、なんて可愛いんだ。

「LUCi」サイコー!!だぜ。那奈ちゃん、バンザーイ!!!

今回は特別篇の為「裏トーク」がないのが一寸残念、ってのは贅沢すぎるかナ。予告に載っていますので、来月からは復活するでしょう。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 21:29| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

「ポカリスエット イオンウォーター」雑誌広告

鉄腕アトム別巻(1) (手塚治虫漫画全集 (251))


公式サイトにて、片瀬那奈ちゃん出演CMの雑誌広告が更新されました。

さて、コレが掲載されている雑誌は?


(姫川未亜)



posted by 栗 at 23:32| CM | 更新情報をチェックする

2006年06月29日

「夢みる歌謡曲」第1章の那奈:
片瀬那奈「Extendedの彼方」

EXTENDED(初回)(CCCD)(DVD付)


2004年の片瀬那奈は、冠イベント「NANA KATASE WEEKEND FEVER777 Vol.1」(2/6 @ 六本木 Velfarre)で新たな試みをスタートしました。片瀬那奈の「ライヴ」と「DJ」が観れる画期的なイベントは、マンスリーで開催されるはずでした。Vol.1 では、発売に一ヶ月以上も先駆けて「ミ・アモーレ」が披露されましたが、その肌の露出の多い衣装に「片瀬那奈の本気度」が現れていました。自らブースに入っての「DJプレイ」も、ヲタには理解不能な展開だったかもしれませんが、彼女の音楽志向からは当然の流れでした。このイベントが半年くらい継続されていたなら「きっと何かが生まれていた」と、未だに悔やまれます。と言うのは、鳴りもの入りで始まったこのイベントが、たったの三回で終了を余儀なくされたからです。

イベントが不評だったわけではなく、運悪く常設会場として予定していた「六本木 Velfarre」の改装工事が3月下旬から始まったのです。カヴァー企画であるシングル「ミ・アモーレ」(3/10発売)「禁断のテレパシー」(3/31発売)、そしてミニアルバム「EXTENDED」(4/21発売)の連続リリースを前に、肝心の月一イベントが頓挫(結局、3/5と3/6の六本木〜名古屋での、Vol.2、Vol.3で打ち止め)すると言う「最悪なプロモーション展開」でした。

このシングル二枚は価格を下げた分、タイトル曲とそのリミックスとカラオケしか収録されず、名物の多種レーベルや初回特典盤などもない「那奈ヲタを舐めた仕様」でした。その結果、セールスは上向くどころか「トップ40」に入るのが精一杯と言う「何の為の方向転換だったんだっ!!」なトンデモ展開になります。カヴァーであっても、片瀬那奈の音楽性は充分に出ていたのですが、やはり今更カヴァーでは「ニーズ」がなかった。ファンは「TELEPATHY」で、既に目覚めてしまっていたのです。

ミニアルバムは、お得意の「3パターン・ピクチャーレーベル封入り初回限定DVD付き」と「ジャケット&ピクチャーレーベル違いの通常盤初回生産盤」で登場しました。この戦略は、以前「那奈ヲタの良心・アンテツあにい(既婚)」と話したことがありますけど、明らかに間違っています。3種でも300種でもいくらでも出すのは結構だけど、中味が分っていれば那奈ヲタは勿論、ソフトな片瀬那奈ファンですら確実に「全種を購入」します。音源もジャケットも同じで、単にピクチャーレーベルだけが違うものを集める為に「トレカもどき」の販売方法を取るのは、如何なものか?余談ですが、中古店やオークションで片瀬に限らずこうした商品の「肝心な部分」を売りにしないのは、全くもって戴けませんね。「中味はこのレーベルですよ」と明かせば、絶対に現状よりも売れます。何故、そんな単純なことを誰もやらんのだ?

そんなこんなで起死回生のカヴァー企画は、ミニアルバムも24位止まりと「ファン拡大」を狙った志とは正反対の結果となりました。冠イベントを失った片瀬那奈は、それでもライヴを続行しますが(そしてその完成度は高まっていったのですが)、夏を迎えて「月9での女優復帰」が発表されます。片瀬那奈の性格からいって「女優に還る」ということは「歌手を休止する」とイコールであるのは、長年彼女を追って来たヲタには「瞬時で理解出来る」ことでした。

2004年秋「ラストクリスマス」で女優復帰を果たした片瀬那奈は、翌2005年3月にシングル集「Reloaded」を発表し、歌手活動に区切りをつけます。片瀬那奈の歌手時代は新作リリースだけを対象にすれば、わずか1年半弱(2002-12〜2004-4)となりました。

しかし、2004年12月25日に、星村麻衣のライヴにゲスト出演し「Shine」をバンド演奏をバックに生で歌った片瀬那奈を、あたくしは観てしまった。現在のところ「歌手・片瀬那奈」は、あたくしにとって「Shine」と共に現れ、その曲の未来型を示してたトコで止まっているのです。さらに、2005年11月7日の誕生日に、ギターをプレゼントされ練習を開始したとの言葉を聴いてしまった。

きっと「夢のつづき」は、あるのでしょう。でも最初の夢は、第一期歌手時代の全活動期間を「2002-5(グラビア卒業宣言=歌手活動予告)〜2005-3(ベスト盤リリース)」と拡大解釈しても、あまりにも短かった。でも、だからこそ、その濃密で芳醇な記憶は決して消えない。ずっとずっと、あたくしは「歌手・片瀬那奈」を忘れないな。まだまだ、分らないことが多過ぎる。もっと考えなきゃダメだ。もっと、もっと、もっとだっ!そこからしか、音楽の謎は解けないってことだけは、やっとわかったんだよ。それに、ぼやぼやしてたら「片瀬那奈は音楽活動をまた公にしてしまう」よ。ちょっとまって、まだ振り返ることがあるんだ。あんまり急がないでくださいナ、ただ君の思うままにいてくれたらもうそれでいいんだ。さあ、歌謡曲の話をしよう。何故、この長い話が「片瀬那奈」から始まったのかは、きっとそのうち分るよ。

(第1章、STOP,)


【後記】『「夢みる歌謡曲」第1章:片瀬那奈』は、これにて終了です。長い間、御愛読してくださって感謝しております。本日までに終わらせなければならない「大人の事情」もありましたので、言葉足らずの部分も多々あったと思いますけど、今後の展開(第2章以降も、確実に近日公開します)に御期待戴ければ幸いです。最後にひとこと「イコちゃんの本音が読めるのはコピコンだけっ!!」、じゃ、またね☆


「夢みる歌謡曲」第1章:片瀬那奈(2006-6-25〜29)

 取材・文:未亜
 語りまくり:イコ

(文中、敬称略)


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 00:16| YUMEKAYO | 更新情報をチェックする

「日刊スポーツ」21635号(2006年6月29日付)

ビバ!山田バーバラ(3)<完> (講談社コミックスキス)


発行/日刊スポーツ新聞社


「ビバ!山田バーバラ」の特殊メークに関する記事が、カラー写真入り(メーク前とメーク後の那奈ちゃん全身ショット)で掲載されました。(首都圏版即売7版では29面中段中央)

紙面での見出しは「太もも75センチ?片瀬那奈」です。


(姫川未亜)



「片瀬那奈、太もも75センチ?」(日刊スポーツ 6/29付)ソース、消失


以下、引用です。

「片瀬那奈、太もも75センチ?」(日刊スポーツ)

 下半身だけ激太り? 女優片瀬那奈(24)がテレビ朝日系スペシャルドラマ「ビバ! 山田バーバラ」(30日、7月7日午後11時15分)で特殊メークに挑み、太ももを通常の1・5倍大にした。中年太りした元モデルが冷蔵庫に入ると若返り、水にぬれると現実の姿に戻るコメディー。写真は海に入って下半身だけオバサン姿に戻ったシーンだ。このほど、神奈川県の海辺で収録した。片瀬は「軽くて着け心地もよくて違和感はありませんでした。あの足で普通に立っているだけで、笑いが取れたので楽しかったです」。ちなみにメーク時の太ももサイズは75センチだったそうです。



さらに、以下は「テレビ朝日番組表」より引用です。

23:15〜0:10 金曜ナイトドラマスペシャル「ビバ!山田バーバラ」 

恋と笑いの2週連続ドラマスペシャル。太ったオバサンが、冷蔵庫に入ると20代のナイスバディに若返り、恋に大暴走…!!そんな強烈ヒロインに片瀬那奈が挑戦…。

【番組内容】

山田バーバラ、42歳。バブルの頃はモデルとして活躍した美女だったが、今は太った普通のオバサンだ。年と共に増えるのは脂肪ばかり…。
そんな自分に絶望し、自殺しようと冷蔵庫に入ったバーバラ。ところが、目が覚めると、20代の頃のスリムで美しい姿に戻っていた…!?

【出演者】

片瀬那奈 中島唱子 杉本哲太 内田朝陽 酒井彩名 ふせえり 坂本真 星村麻衣(友情出演) 長州小力 ほか

【原作】

「ビバ!山田バーバラ」鈴木由美子作 講談社刊

【スタッフ】

脚本:高山直也
演出:木下高男
チーフプロデューサー:五十嵐文郎
プロデューサー:川島保男・船津浩一



posted by 栗 at 11:55| MAGAZINE | 更新情報をチェックする

2006年06月30日

「今日はバーバラの日ですよ。」

ビバ!山田バーバラ(3)<完> (講談社コミックスキス)


NANA DIARY 配信。

いよいよ、今夜(一部の地域では後日ですが)放映される「ビバ!山田バーバラ」、明後日の名古屋でのトークショー(「みなさんいらして下さいね。」って、誘惑キターーー!!!)、そして「ポカリスエットイオンウォーターはうまい!!」

徹底的に「宣伝オンパレード」の日記は、那奈イズム炸裂の潔さ。かっこええぞ、那奈ちゃん。

那奈ちゃんの「針切り女」ぶりに、雑誌の予告が追いついてないですね。もう那奈月になっちゃうよ。早く告知して下さいナ。


(姫川未亜)



「長野朝日放送さん、ありがとう」
posted by 栗 at 18:54| 7D | 更新情報をチェックする

「ビバ!山田バーバラ」この後すぐ!

ビバ!山田バーバラ(2) (講談社コミックスキス)


テレビ朝日 23:09頃


やられた。


(姫川未亜)



posted by 栗 at 23:10| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「ビバ!山田バーバラ」前編

ビバ!山田バーバラ(1) (講談社コミックスキス)


テレビ朝日 23:15〜24:10

≪キャスト≫

主演 / 片瀬 那奈
出演 / 中島 唱子・内田 朝陽・酒井 彩名・坂本 真・ふせ えり・ 杉本 哲太 他

≪スタッフ≫

チーフプロデューサー / 五十嵐 文郎(テレビ朝日)
プロデューサー / 川島 保男(テレビ朝日),船津 浩一(共同テレビ)
演 出 / 木下 高男(共同テレビ)
脚 本 / 高山 直也
原 作 / 鈴木 由美子「ビバ!山田バーバラ」(講談社コミックスキス)


那奈ちゃん、爆裂しました。

敢えて、ココではまだ多くを語りません。何もかもを残して行くのが、「全記録」とだけは言って置きます。


(小島藺子/姫川未亜)



片瀬那奈がコメディー挑戦でノリノリ(オリコンスタイル 6/30)


「やっと“はっちゃけられるな!”」
posted by 栗 at 23:59| ACTRESS | 更新情報をチェックする

「2006年6月のTVで那奈ちゃん☆」

鉄腕アトム(7) (手塚治虫漫画全集 (227))


6/2(金) 「ペット大集合!ポチたま」 テレビ東京 19:00〜19:54
6/10(土)〜 「ビューティラボ ヘアカラー 窓篇」
6/10(土)〜 「ポカリスエット イオンウォーター 新発売篇」
6/20(火) 「30 minutes 鬼」残り夏(再) テレビ東京 2:55〜3:25
6/25(日) 「行列のできる法律相談所」 日本テレビ 21:00〜21:54
6/27(火) 「『ぷっ』すま」 テレビ朝日 23:15〜24:10
6/30(金) 「ビバ!山田バーバラ(前編)」 テレビ朝日 23:15〜24:10


(小島藺子/姫川未亜)



posted by 栗 at 23:59| TV | 更新情報をチェックする