未亜:あにい、おめでとーっ!!
イコ:いきなり何云ってんだよ、おまえは。
未亜:前振りはこのくらいにして、那奈ちゃんは可愛いですよ。ホント、素敵でした。
イコ:おまえだけだぞ、あんな早い時間から現場に居たアホは。
未亜:いやいや、ボキの整理番号は「6」でしたから、もっとコアな片が「5人」もいたんですよ。
イコ:結局おまえの前に来たのは、「1」「2」の女の子ふたりだけだったじゃまいか。で、おまえが「6」を手にしたのが14時半で、係のひとが変わってたからもう一枚もらったのが一時間後の15時半で、それが「8」だったな。その30分後に来た那奈ヲタ仲間は「9」だろ?そんでもって16時半に係のひとが持っていたのは「14」だぞ。13人しか整理券もらってねーじゃん。
未亜:ああーっ!!そんなことバラしてええんですかぁ?姐御はそれでも「那奈ヲタ」なのぉっ!!
イコ:真実を語るのが「那奈ヲタ」なんだよ。でも、公録は盛り上がったじゃねーの。
未亜:シャッターが降りなかったから、一見さんも観れましたね。みんな「生・那奈ちゃん」を観て驚愕してましたよ。
イコ:おまえは最前列で座らされて、片瀬クンを凝視してただけじゃねーか。そんなまわりの声なんて耳に入ってねーだろーっ。
未亜:ひさしぶりに逢った那奈ヲタ連中もいましたけど、かつてヴェルファーレを埋め尽くした連中は一体どこへいったんでしょーね?
イコ:三銃士が残ってりゃえーべさ。あたくしは「那奈ヲタの鑑」(敢えて名は伏せるが、アンテツあにいと云う漢である)の姿を見るだけでも充分だぞ。あいつは、すぎょいっ!!すべてのファンは彼に学べ!と言いたいぞ。
未亜:あにいっ!逃げて〜っ!!姐御は「うほっ」好きですよ〜。
イコ:仕事してからバイク飛ばして来た輩もいるしな。那奈ヲタって、莫迦?おまえが「ばかちん」だってことは承知してるけどさ。類は友を呼ぶんだな。
未亜:つーか、那奈ちゃんの追っかけを始めたのは、ボキよりも姐御が先じゃん。もっとはっきり云ってしまえば、公式の「未亜」って、あっちの「イコ」の傀儡じゃないですか。
イコ:はて、いったい、なんの、はなしやら?妙子がんばれ☆
初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)