イコ:キャラさまは、全くもって素晴らしいな、よもや最終回で数字を落とすとは。
未亜:姐御、嬉しそうですね。
イコ:片瀬クンと上様が「いいとも!」で最後の番宣してもコレか。上様はバラエティに出まくってたよな。そんなに出番が多くないのに偉かったぞ。キャラさまは逃げたのか?
未亜:色々と忙しいんじゃないんですか?てか、ドラマはどうでした?姐御の地元なんかは、完全に原作を無視した結末に批難轟々なんですけど。
イコ:ん?いや、あたくしは面白かったよ。原作通りなんてやられたら、それこそ酷いだろ。ま、ウチラはどーなろーが貶すからさ。あんま気にすんなよ。
未亜:でも、僕が観ても無理矢理な落ちだった気がしますよ。みんなええひとになっちゃって、これまでの展開はなんだったんだ?って、特に原作を読んでない方には「妙子」の突然の変貌ぶりが理解出来ないんじゃないかな〜。
イコ:おまえ、随分と公式で書いてることと違うじゃまいか。不満があるなら堂々と公式で批判しろよ。
未亜:な、何を言うんですっ!!那奈ちゃんは素晴らしかったですよ。ボキは、嘘偽りは書いてないでしょーっ!!
イコ:もともとトンデモ原作なんだからさ、ドラマ化するってのが既に狂ってるんだよ。あの荒唐無稽なマンガを、よくドラマとしてまとめたんじゃねーの?片瀬クンも頑張ってたしな。しかし、滑舌は悪いな。「ノビュキ、りこんしゅよ。」だって。
未亜:な、那奈ちゃんを莫迦にするなぁーっ!!
イコ:莫迦になんかしてないわよ。舌ったらずで、可愛いじゃん。
未亜:仁志が「子供を出汁にするな!」とか、唐突に自分語りしちゃうトコなんか、どーなんでしょう?
イコ:結局、最後まで「神の子・みーちゃん」を出汁にしまくっていたけどな。ホント、アノコは黙っていれば可愛いなぁ。てか、仁志って、一体どーゆー役だったの?原作じゃ妙子と「できちゃった結婚」する落ちだったけど、ドラマは滅茶苦茶だったな。
未亜:結局、ノビュキがカナと結ばれなかったから、仁志は身を引き損ですよね。沼津の結婚なんていらないですよ。美村教授も改心しちゃうなんてありえない。原作に沿っていたのは、「竹林上様の恋」くらいじゃないですか、それも最初は原作と違うキャラにしたのを途中から設定変えちゃったわけで。
イコ:「一方、伸木の妻だということを知らずに、事務所にやってきた妙子の相談に乗ってしまい、徐々に異性として意識していくようになる。やがて、妙子が伸木の妻だと知り、伸木との友情と妙子との愛情のはざまで苦悩する。」これが仁志のドラマ版初期設定だぞ。全然違うじゃん。完全に途中で本を書き変えたよな。妙子も暴れなくなったしな。そりゃ、片瀬クンも悩むだろ。
未亜:DVDで全話を見直すと、面白そうですね。まだまだ、つづくよ〜ん。
イコ:安心しろ、こんな低視聴率ドラマはDVDにならないからさ。はい、おわった、おわった。
未亜:観てないひとが多いんだから、DVDで人気が出るんですよ。絶対出ますよ。研音ちゃんの威信に賭けても出さなきゃイカンですよ。特典映像満載で、おながいしますぅ〜。そんときは、また対談しましょーっ!!
イコ:おまえって、ほんと、つくづく、しあわせなやつだな。
初出「COPY CONTROL」 (小島藺子/姫川未亜)