nana.812.png

2006年01月05日

「どうってことねえよ」

猪木イズム DVD 新闘魂伝説


大晦日の格闘技は、ほとんど記憶に残っていません。まともに観たのは「吉田 vs 小川」くらいかな。小川は面白かったなぁ。あの勝敗が逆だったら、どっちも悲惨なことになっていたでしょう。ヒョードルや吉田に負けるなら兎も角、「インリンさまにも負けてしまった」小川に負けて引退した橋本さんがエースだったのが、かつての新日だよ。それがどうした?

そうそう、マケボノちゃんは「ど素人」にも負けたんですってね。幾らお祭りでも、土俵が違っていても、「プロレス大賞」で新人賞とベストタッグ賞の二冠に輝いた選手ですからねぇ、やっていいことと悪いことってのもあるでしょうに。じゃあ、マケボノちゃんにジョブやってるプロレスラーは「ボビーより弱い」ってことになっちゃうのかしら。

「ヒロ斉藤を、なめんなよ。」

で、1・4 ドーム ねぇ、つまんないですねー。深夜とは云え、よくもこんな下らないもんを4時間近くも放送したもんだ。でも、もしも大晦日に此れをやってたら、あたくしは新日を観てしまったんだろうなぁ。プロレスはプロレスなんだよね。今の新日は「どーしよーもねーざんす」だけど、だったら PRIDE や K-1 が、かつてのプロレスほど面白いかって云えば「うーむ」なんですよ。はっきり云って、つまらん。

ブックだのアングルだのと「最初から小馬鹿にしてプロレスを観てしまう世の中」になってしまったのですけど、見方が根本的に違ってるんだよなぁ。確かに「今の新日はつまらん!」しかし、ホントにカラクリを見破っているのかい?ノアやドラゲがそんなに面白いのかい?なんでプロレスラーの耳は、あんな風になってるんだい?何故にライガーは、あんな着ぐるみみたいなもんを着て闘うんだい?小川はどうして関節技を使わなかったんだい?山本キッドは、ホントにガチで三沢さんに勝てるのかい?

12人タッグってひと多過ぎでわけわかんねー、永田さんと村上おもすれーっ、けどなんでジュースやるかね、あにきは辞めたきゃ黙って辞めればええのにな、ドラゴン殺法でスリーパーって晩年の技を使う天才児もアレだけど、蹴ってばっかの柴田もボケだなぁ、受けの天才児ですか、21世紀のプロレスってぇのは20年前の「藤波 vs 前田」にも及ばないもんなのかい?上井いらね、中西もあの事件さえなけりゃなぁ、って普通なら(自主規制)、IWGPタッグ、単純に長過ぎです。レスナーつえーってか、元祖・神の子よえー、てか負けといて何よ?あのコメント・・・レスナー大人だ、高田も大人だし組長も山ちゃんも船木もみのるもみんな大人だ、前田こそコトナだ、ま、そこがええわけだが。

「猪木が悪い!」「猪木の爪の垢を飲め!」おい、東スポさん、ホントはどっちなのさ?って、両方なんだよな。それがプロレスなんですよ。実に勿体無いなぁ、新日くん。


初出「COPY CONTROL」 (小島藺子)



posted by 栗 at 22:34| KINASAI | 更新情報をチェックする