えー、御蔭様を持ちまして此の「月刊・未亜」も目出度く丸三年続いたわけで御座居ます。いやね、最初は「日本人の為のビートルズ講座」ってタイトルでやってまして、其れで一年引っ張って「月刊・未亜」に改題したんですけどね。此のへんが実にズルイって思いますね、但し、こりゃ全部「姐御」の策略だったんで、あたしゃもう預かり知らない出来事だったんです。逃げます逃げます。
なんと云っても、此れは「携帯で打ち込んだ」ってのが売りだったんですね。26回目までは、本当に携帯で原稿を打ってたんですよ。自画自賛ですが、其れが良かった。特に初期は、なんか鬼気迫るモンがありましたね。だからパソコンで打つよーになってからは酷いもんですよ。てか、最初の一年は楽しく書いて居たよーな気もするけど、初期タイトル連載を終了して、すぐ再開、改題、ってあたりからは「かなり苦しい」って思いでやってた気がします。ネタに走りすぎたんですね。
其の、所謂「未亜イコ対談」は、本当ならやればやるほど自分の深層をえぐる様な行為ですから「てきとーにやってるんだぞ」って思わせるのに苦慮しましたね。まぁ、痛々しいなって思った方もいらっしゃるでしょーけど、あの頃は「月刊」だけが唯一の場所でしたから、本当に何も注文をつけずに掲載して下さった417編集長には感謝の気持ちでいっぱいです。ホントなら「未亜イコ」は、ここぞと云う時に小出しにすべきだったのだけどね。「未亜イコ」を延々と続けたことが、袋小路に落ち入る結果となりましたね。つまり、簡単に云ってしまうと、アレはやればやるほど「未亜」が「イコ」に負けてしまうんですよ。
パブリック・イメージとしての「未亜」を守る為にも、もはや「イコ」とのコラボを続けて行くのは不可能です。私の予想を超えて「姐御」は強く逞しくなってしまいました。そして、姐御とのコラボを解消するってことは、私がひとりで此の連載を続けるってことなんですけど、其れは無理なんです。御存知の通り、此の連載のプロットを書いて居たのは「イコ」です。私には書けません。さようなら。
2005年5月吉日 未亜
イコ:よしよし、此れを送れば完璧だな。ケラケラ
未亜:姐御ー、何やってんのー?
イコ:いやいや、未亜たん、愛してるよ。むふふ
未亜:あ、「月刊」の草稿を持って来てくれたんだね、お姉ちゃん、流石!!
イコ:だからぁ、其れは禁句だって云ってんだろ。
未亜:ごめんごめん、でも、お姉ちゃんはお姉ちゃんだからね。
イコ:ま、ええか。終わったし。
未亜:はぁ?あれ、ありゃりゃ?!なんじゃこりゃぁっ!!
イコ:はい?
未亜:あーっ!!コピコンにまでわけわかんねーこと書いてるっ!!
イコ:えーっ?!酷いね、誰かしらね、こんなことするの。未亜たん可哀想。
未亜:あのなぁ。。。姐御だろーが、なにが「ばいばい」だよ、うわっ、勝手にカテゴリとか変えてるし。おいっ!KAN が消えてるぞっ、なんで?ありゃボキのカテゴリまで消えてる。。。
イコ:チミね、コピコンを見てないひとには分らんぞ。
未亜:此処を見てるひとなら、コピコンは見てますよ。
イコ:あたしのソーダイな釣りをたっぷりと味わってたもれ。
未亜:姐御、やりすぎ。
三年間、未亜とイコに付き合ってくれてありがとう。誠に勝手では在りますが、今回をもって連載を終了いたします。
但し、来月からは「月刊・未亜」改め「未亜・イコ・へび娘☆鼎談(仮題)」がスタートしますので、嫌がらずに御愛顧下さいね。勿論、初回なのに、第37回ですよ。
初出「hilite」 (小島藺子/姫川未亜)