イコ:んもうぉー、嫌なタイトルね。まるで「今までテキトーにフザケテ、酒でも呑みつつ下らない与太話をやって来ますた、林檎すったー」って感じぢゃなくって?
未亜:正に其の通りだと思う。まぁタイトルは単なるコジマユのパクリだけどね。
イコ:コジマユだけに「ひとくちでパクリ!」か、上手い!片瀬ちゃん一枚持って来なさい。
未亜:だから歌丸師匠ぢゃないってばさ。片瀬は座布団運ばないってばさ。「テバサキ5」は片瀬のダンス・ユニット。
イコ:(スルーして)小島さんの「真面目な青年」って元題は「黒人教師」だったとか。あの映画の「シドニー・ポワチエ」がモデルかしら?「いつも心に太陽を」って良い邦題だけど原題は「TO SIR、 WITH LOVE」だから全然違うわね。助演もして居る「ルル」の主題歌も良いけど、なんと「マインドベンダーズ」も出てるのよね、「10CC」の「エリック」が居たバンドで、
未亜:(おもいっきり腰を折って)何をいきなり誰もきいて無い蘊蓄を語ってるんだよ。あーたは片瀬と同じ誕生日の伊集院光か?姐御乱心?てかいつも通りか。
イコ:タイトルに則した話題を色々と振ってんだよ。どーせチミは片瀬の話しか出来ないでしょ。なんだよ?「テバサキ5」って?片瀬さん、今度は居酒屋に勤めるのか?そー云えば地方のスーパーで営業してるらしいねぇ、ケラケラ。
未亜:ぬぁにをぉー、片瀬以外にも「信号三姉妹」とか「みちのくシスターズ」とかユニットを沢山知ってるぞ。
イコ:何だ?そりゃ。マニアック過ぎてイコ的には理解不能。わかんなぁーーいっ!
未亜:私の中では有名だし重要なんだけどなぁ。
イコ:おまいの感情なんて、どーでもいいんだよ。読み手が喜ぶ話をしろよ、ぼけ。
未亜:んー、じゃあ初心に帰ってビートルズでも語る?裸のレリビーも出たし。
イコ:はぁ?何処が裸だよ。ハイパー・リミックス盤だろ。
未亜:いや「ありのままのザ・ビートルズ。」って書いて在るけど。
イコ:CCCDで「ありのまま」も無いでしょ。何が「日本先行発売」だ。
未亜:おや?何故か二種類の同じアルバムが在るぞ。
イコ:あーあーそーだよ、片方は明日売るわよ。待ち切れなくて日本盤CCCDを買ってしまったんだよ。
未亜:なんだ、やっぱり姐御も聴きたかったんじゃないの。ゲバが好きだもんね。
イコ:だから、これは「ゲバ」でも「レリビー」でもないの。最新リミックス盤。そりゃあ、これだけ良い音になったんだから嬉しいけどさぁ。なんだかなぁーーー。
未亜:いいぢゃん!結局通常CDの外盤も手に入れたんだし、良い音になったんだし。
イコ:あたしは元の「レリビー」が嫌いぢゃないんだよ。ボツになった「ゲバ」と比べればフィル・スペクターは立派な仕事をしたと思うの。
未亜:んー、なんか良く解らないけど台詞とか遊びの曲とかがなくなって、やけにあっさりしたね。気持ち悪いオーケストラやエコーも消えたし。
イコ:けっ!充分過ぎる程解って云ってるぢゃないの。最初の「ゲバ」からしてブレイクで終わりでしょ?シングルの再スタートとかアルバムの台詞とか、一番美味しい処なんだけどな。
未亜:だから区別する為に、わざと変えてるんではないかと。
イコ:簡単に云うと、ポールが35年前に作りたかったアルバムを、当時の素材を使って最新の技術で完成させたのが「ネイキッド」なんだよ。ポールのアルバムだ罠。
未亜:あのー、リンゴの立場は?
イコ:太鼓も変なエコーとか無くなったから立場は在るよ。つーか、リンゴが最後まで音を重ねて作られたのが元のアルバムなんだよ。
未亜:はいはい、つまりリンゴは元の「レリビー」に関して功労者で在り、決して否定して居なかったどころか積極的に肯定して居たわけだ。
イコ:ジョージとジョンがソロになってフィルにプロデュースしてもらうのは、彼等が「レリビー」を認めて居たからだよね。で、リンゴは両方に参加して居るわけさ。
未亜:ロック史に残る名盤「オールシングス・マスト・パス」と「ジョンの魂」の事か。確かにそうだね。
イコ:一般的にジョンの最高傑作と云われるアルバム「イマジン」だってフィルの仕事なんだよ。
未亜:なるほど、元のアルバムが無いとポール以外の三人はソロ・キャリアに進めないね。音的にもジョンやジョージは繋がってるもんね。
イコ:ポールだけなんだよ、元が嫌いって云うのはさ。だから当時も「ポール...ネイキッド」を対抗して出したのよ。
未亜:ん?あー「マッカートニー」の事か。あははは、あれこそ裸だね。上手い!片瀬ちゃん一枚あげとくれ。
イコ:なんだ、やっぱり片瀬は座布団運びをやってんだな。
未亜:♪ダンダンダン「立川談志ー」、翔翔翔「哀しい川に翔ぶ」と書いて「哀川翔ー」1961年5月24日鹿児島県生まれ、趣味はゴルフ、ウチは「家族」と云うより「族」だからー♪
イコ:(呆れかえって)「すいません、先輩、態度でかくて。すいません、すいません。」とか云って欲しいのか?真面目な対談だったのに残念だよ。
未亜:星井?あいつは許せんな。
イコ:だからぁー、結局ね、いつも未亜が「片瀬ネタ」に走るから「下らない与太話」になるんだってばさ。
未亜:テバサキ5?
イコ:真面目にやれよ!すっとこどっこい。
未亜:あれれ、どさくさに紛れて「ルーフトップ」かけてない?
イコ:当然の流れでしょ!おまいの「片瀬」ネタの方が著しく外れてるだけよ。「ゲバ」と云えば「屋上」に決まってるの、今回のボーナスには「屋上完全版」を入れるべきだった。またブート屋に負けたわよ、なんだよ?あのボーナス盤はよぉ!あんなんだったらいらないわよ、はっきり云うけどブート以下だ罠。
未亜:お怒りはごもっともですけど、所詮マニアの戯言と思うわけで。
イコ:真面目に話せばマニアックになるのは「当たり前田のクラッカー」よ。
未亜:あのぉー、そのフレーズは、たぶん誰もわからないんぢゃない?
イコ:なーに云ってんの?アレもコレも、同時代ぢゃん。つまり、何もわかってないのよ。でもね、其れで良いと思うよ。「好き」なモノを「好き」と云えれば。
未亜:うん、そうだよね。よし、云うぞ!那奈ちゃん、好きだぁーっ!!
イコ:うんにゃぁー、未亜たん、そりゃぁー「意味が違う」だす。
初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)