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2003年10月01日

「月刊・未亜」at seventeen

愛の回想録(紙ジャケット仕様)


<もはや誰も止められない!未亜イコ対談はまだまだアガリませぬ。ところで今回こそ「林檎黒子時代を総括する篇」なのか?どーなの?どーなの?どーなの?どーなの?>

イコ:あのぉー、老婆心ながらいきなり苦言を呈してよろしいかしら?なんだかぁー毎回タイトルがくどくなってない?未亜たん。

未亜:だから口説いて無いから、酔って口説くなんてサイテーでつよ、うん。

イコ:イコ的には何を云って居るのか全く理解出来ませんよ。とにかく武道館も終わったことだし、今回こそたっぷり語りたいね。

未亜:いやー今回は凄いよー、渋谷は弐だけど参だからねー。

イコ:和装に白洋装に黒洋装かい?確かに衣裳は参種類に増えたね。

未亜:はぁ?違うでしょ、参人ともお揃いの和装だよー。

イコ:参人?いや最後のフィルムなら、林檎はもっと沢山居たよ。エヴァ状態。

未亜:誰も分からない例えはヤメタマエ。つーか林檎って何?誰もそんな話はしてませんが。

イコ:とっくの昔にすっかりお見通しだよ、ぼけなすくん。またチミの大好きな和装トリオの話だろ、頼むから氏ね。

未亜:ちっちっちっ、信号参姉妹と呼びたまえ。いやぁーふたりでも目立つのに、参人となると正に壮観!!もうあの艶姿を拝めただけで九段下まで行った甲斐がありました。満足満足。

イコ:おまいは林檎を観に行ったんぢゃねーのかよ、そう云えばステージ観ないでアリーナ前方を観てたって噂だな。こーたが踊ってるとか、美海とまるの隣にありーふが居るとか、SOLAmiuの隣も和装だとか、やけに詳しく把握してたよな。

未亜:全体を観て居たと云ってくれたまえ。充分に武道館を堪能しましたよ。

イコ:おまいはプロレス観戦で数え切れない程武道館に行ってるだろーが。絶対にライヴより多いでしょ?今更武道館自体を観てどーするの?マジ自決しろ。

未亜:集団自決か、懐かしいねぇ「カプチーノ」とか演ったよね。

イコ:急に話を林檎にもどすなよ。大体あの頃は「林檎はライヴが駄目」と云う痴呆ホウイチ発言を鵜呑みにして観に行って無いでしょ?うーそをつくなよ♪

未亜:姐御ー、最後歌った。単に歌いたくて罵倒してない?

イコ:あーいに罵倒ぉー♪

未亜:やっぱりね、思った通りだ。

イコ:上手く逃げたわね、流石策略家だ罠。ドサクサ紛れにプロポーズまでしたそーぢゃないの?ひゅーひゅーだよ。

未亜:姐御、歳がバレバレだよ。死語しか知らないの?だから口説いて無いってばさ。

イコ:タバサ?奥様は魔女?魔女っコXX?

未亜:あんたって、ホント良い性格してるよね。

イコ:あらーん、褒められちゃったぁー、そーやって口説くわけぇ?いやーん、未亜ちゃんったらぁ。(まやや声で)

未亜:いいよいいよ、貴女が思った通りに受け止めて頂戴。

イコ:おや、開き直ったわね。

未亜:確かに好きか嫌いかと云えば、好きだしね。

イコ:つーか、充分積極的に好きだと思うんでつけど、如何なモノか?

未亜:あんたは私に何を云わせたいんだよ?温厚な私も怒りますよ。

イコ:あらら、今度は逆切れでつか?いいかげん弁えろよ。

未亜:プ。姐御、止めようよ。もういいぢゃん。

イコ:はぁ?イコ的には皆目判りましぇーん、ぶぉくは氏にましぇーん。

未亜:姐御の方が10億倍位酷い人だな、やっぱり。

イコ:あたしにどーこー云うのは、百億光年早いんだよ。敵に回すと大変よ、未亜たん。

未亜:いや、自作自演だから。分裂症ぢゃないし、大丈夫ですけど。

イコ:甘いね。大丈夫が虚言症になるのが林檎。其れに依存症になるのがファン。

未亜:無理矢理持ってくなぁ。

イコ:林檎も完全に区切りを付けたわけだけど、そのへんはどーよ?

未亜:うーん、区切りを付けるって云うけどさ、無罪や勝訴とカルキって違うぢゃない?区切りならもう付いて居たと思うんだけどな。

イコ:カルキで世界観が大きく変化したのは事実。でも武道館で「本能」に盛り上がる観衆を観たでしょう?

未亜:過去のヒット曲を演奏するのは、アーティストの宿命ですよ。

イコ:東京事変がカルキの曲もバンド・アレンジで演ったのが決着なのよ。つまり今後は更に大きな変化が在るわけ。単に黒子を取っただけぢゃないのよ。

未亜:まぁね、分かるけどさぁー、少しこだわり過ぎかとも思うよ。実際演奏は一本調子になりがちだし、レコードの多彩で多才な世界を期待した人は不満だったんぢゃないかな?

イコ:どっかの評論家の戯言はいーからさ、あーたはどーだったのよ?

未亜:私は満足ですよ。初めての実演だったし参回行ったけど、それぞれ良かった。

イコ:だったらいーぢゃない?あれだけ沢山の人が居たら、みんなが同じ気持ちで盛り上がるなんて無理。林檎みたいに型に嵌まらない人なら尚更。色んな感想が在るのが自然。

未亜:冷静だなぁ。ホントに林檎のファンなの?ホントに好きなの?

イコ:ふふふ、おぬしも悪よのぉ。

未亜:ははは、今回はね。少しはね、うん。

イコ:やゆしとこうと。

未亜:あゆ?

イコ:あみーゴ?

未亜:モー娘。?

イコ:あやや?

未亜:まやや?

イコ:M?

未亜:だから此処は那奈ちゃんの公式ぢゃないんだからさぁー。

イコ:墓穴掘るなよ、未亜たん。其れはあたしの台詞でつよ、ケラケラ。

未亜:口説いて無いでつ!信じてくらはい。

イコ:くどいよ、未亜たん。

未亜:どーでしょーね?姐御、伝わりましたかね?

イコ:はっきり言葉にしなくちゃ、気持ちは伝わらないわよ。

未亜:ふーん、そーなんだー。よし、ぢゃあ今度はホンキで告白しちゃうぞ。

イコ:偉い!イケイケ!!どーんと行ってみよー。

未亜:「那奈ちゃん愛してまつ!」ちゃんと云えるかなぁー、どっきんこ☆

イコ:そっちかよ。未亜。散れよ、逝けよ。

未亜:しょぼーん、なーんてか。

イコ:未亜たん、マジくどい。撤収!(片瀬声で)


初出「hilite」 (TEXT:姫川未亜、Remaster:小島藺子)



posted by 栗 at 00:07| MIAMIA | 更新情報をチェックする