以下、「スポーツ報知」より、本文引用。(ソース、消失)
「頑張る」よりも「あせらず一歩ずつ」
昨年12月にシングル「GALAXY」でデビュー。「歌手」という肩書が増えた。家にいる時にはいつも音楽がかかっており遊びにいくのはカラオケ、オフの外出も行き先ナンバーワンはレコード店。“音楽ずくめ”の生活をしていただけに、友人からは「何で今まで歌の仕事していなかったの?」と問われたことも多かったそうだが、それには片瀬なりのこだわりがあった。
最初に歌手の話が来たのは2年前。「その時は『嫌です。やりたくない』と答えました」当時は女優として仕事を始めたばかり。演技が面白くなってきたところだった。プライベートでも1つのことに集中してやるタイプと話す片瀬は「好きな演技をもっとやりたい」と関係者に言いきった。
その後もアプローチを断り続けたが、昨年に転機が。「特に原因があったわけではなく、なんとなくだったんですが」演技に対する区切りが自分の中でついた。ちょうどその時、以前オファーのあった関係者から再び誘いがあった。今度は「よろしくお願いします」と頭を下げた。
デビューが決まると、カップリング曲で自ら作詞した作品も収録するなど、どん欲な姿勢をみせている。一方で女優業への意欲も消えていない。「どっちもやっていきますよ。歌をやるようになって思ったんですが、演技している時って今よりも自分を客観的に見ていたと思うんですよ。自分を出すよりも他人を演じることが多いですから。逆に歌う時には自分を作り込むのではなく、心に感じたままを表現している。歌も演技もこの主観と客観って必要だと思うんですよ」両方続けることが、お互いを高めていくことになると信じている。
デビュー当時から目標というものを決めていない。「頑張るって気持ちもあまりないかも。それより階段を一歩ずつ上がるようにあせらず、着実に進んでいきたいんです」
千里の道も一歩から―。心では思ってもなかなかできないことを、片瀬は確実に実行している。(高柳哲人)
片瀬那奈ちゃんの「歌手デビュー」に関する、たいへん興味深い記事です。実際には歌手オファーが二年前にあったけれど那奈ちゃんが「好きな演技をもっとやりたい」と固辞した事実が明かされています。同じ関係者からの再度のオファーと云う事は、エイベックスが二年前からオファーしていたと意味するわけで、2000年の「新宿暴走救急隊」の頃と推察できます。そして、此のインタビューでは「女優と歌手の両立」への意欲を語っているものの、のめりこむ性格の那奈ちゃんですから実質的に「女優休業」して「音楽活動」を行う事になります。
(小島藺子/姫川未亜)